JPH036706Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH036706Y2
JPH036706Y2 JP8414483U JP8414483U JPH036706Y2 JP H036706 Y2 JPH036706 Y2 JP H036706Y2 JP 8414483 U JP8414483 U JP 8414483U JP 8414483 U JP8414483 U JP 8414483U JP H036706 Y2 JPH036706 Y2 JP H036706Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processed
foam
valve
vacuum pump
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8414483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59188585U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8414483U priority Critical patent/JPS59188585U/ja
Publication of JPS59188585U publication Critical patent/JPS59188585U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH036706Y2 publication Critical patent/JPH036706Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特装車の一種である吸引清掃車に設け
られた消泡装置で、詳しくは被処理物から発生す
る泡沫を空気の吹込力により破裂させて減少し、
真空ポンプ等の圧力供給源への上記泡沫の逆流を
防止する装置に関するものである。
イ 従来技術 一般に吸引清掃車における被処理物の回収作業
は第1図に示すようにして行われる。図に於い
て、1は人糞等の被処理物を収容する被処理物回
収体(以下単に回収体と称す)で、この回収体1
の下端部には吸排コツク2が固設されており、作
業時には該吸排コツク2に吸入ホース(図示省
略)が連結されている。3は回収体1の上部に設
けられたボール式のフロート弁で、このフロート
弁3は第3図に示す如く構造を有しており、即ち
回収体1の上部内壁に筒状部4が形成され、か
つ、該筒状部4内にボール5が嵌挿されており、
被処理物のレベルの上昇と共に被処理物からの浮
力により上記ボール5が上昇し、回収体1内が被
処理物で満量になると、上記筒状部4上方の開口
部6がボール5によつて遮断される。
7は上記回収体1に管路接続され、一方が外部
に開放した四方切換コツク、8は該四方切換コツ
ク7とフロート弁3間に設けられた逆流防止用の
分離器で、この分離器8は上記フロート弁3と同
じような構造を有し、該フロート弁3の故障によ
る逆流を防止するためのものである。9は気液分
離器、10は逆止弁、11は圧力供給源である真
空ポンプ、12は該真空ポンプ11の潤滑及び冷
却剤として使用されるオイルを分離するオイル分
離器、13はオイルを再度分離し、その分離した
オイル及び上記オイル分離器12で回収されたオ
イルを真空ポンプ11に供給するオイル分離兼貯
蔵器、14は真空ポンプ11に送込まれるオイル
を清浄するオイル清浄器である。
従つて被処理物の回収作業を開始するに際して
は、第4図に示す如く四方切換コツク7を切換る
ことにより真空ポンプ11の吸引力を回収体1に
作用させ、該回収体1内を減圧させる。そこで、
吸排コツク2を開放すれば上記回収体1内は減圧
されているため、吸入ホースから空気と共に被処
理物が吸引されて回収体1に収容される。この収
容された被処理物が満量に近づくと、第3図図示
の如くフロート弁3のボール5が被処理物からの
浮力により該被処理物のレベルと共に上昇し、被
処理物の満量と同時にフロート弁3上部の開口部
6を遮蔽して吸引を停止させ、管路15及び真空
ポンプ11への被処理物の逆流を防止している。
万一、上記フロート弁3が何らかの原因により故
障した場合でも、逆流防止用の分離器8にて管路
15が遮断されて逆流を防止することが可能とな
る。また上記回収作業を一時中断或いは終了した
りする場合には、四方切換コツク7を第5図に示
す如く切換えることにより回収体1内を大気圧に
保持し、且つ、真空ポンプ11は循環経路16に
て作動させ続ける。更に上記回収体1に収容され
た被処理物を排出するに際しては、四方切換コツ
ク7を第6図に示す如く切換えることにより真空
ポンプ11の吹込力を回収体1に作用させ、該回
収体1内を加圧させてこの加圧により回収体1内
の被処理物を排出する。
ところで上述したような被処理物の回収作業時
には、被処理物が空気と共に吸引されるため、回
収体1内でその空気と撹拌されて泡沫を発生し易
い状態となり、尚且つ、回収体1内は減圧されて
いるので上記泡沫が成長し易い。上記回収体1内
の被処理物から泡沫が発生してフロート弁3にま
で達しても、該泡沫の浮力が小さいのでフロート
弁3のボール5は上昇せず、該フロート弁3の開
口部6が開口したままとなつて該開口部6から管
路15に泡沫が逆流し、延いては真空ポンプ11
を破損する虞があつた。従来では、通常、人糞等
の泡沫を発生し難い被処理物を回収していたた
め、問題がなく、万一泡沫が発生してもその量が
少ないので気液分離器9にて泡沫のみを分離・回
収するだけで十分であつた。ところが近年、吸引
清掃車の用途が広範囲となり、豚や牛等の動物の
糞尿、洗剤等を含む生活排水等の泡沫を発生し易
い被処理物を回収することが多くなり、上記気液
分離器9のみでは用をなさず、多量の泡沫が管路
15に逆流し、長時間放置しておくと管路15内
が腐食したりするため、頻繁に管路15内を清掃
しなければならず非常に手間がかかつた。また真
空ポンプ11にはその潤滑及び冷却剤としてオイ
ルを使用しているが、上記泡沫が真空ポンプ11
にまで達するとオイルに混入して該真空ポンプ1
1を破損させてその故障原因にもなつていた。
ロ 考案の目的 本考案の目的は被処理物からの発泡を積極的に
減少させ、真空ポンプへの泡沫の逆流を防止する
消泡装置を提供することである。
ハ 考案の構成 本考案は被処理物回収体内の被処理物から発生
する泡沫が所定のレベルに達したことを検知する
検出器を、上記被処理物回収体の圧力供給源との
接続部近傍に設けるとともに、該被処理物回収体
近傍の管路に開閉弁を設けたものである。
ニ 実施例 以下に本考案に係る消泡装置の一実施例を第2
図に示し説明する。第1図と同一符号は同一物を
示しその説明は省略する。本考案に係る装置の従
来例と相違する点は、被処理物から発生する泡沫
を検知する検出器17を回収体1に設け、且つ、
該回収体1の近傍の管路15に開閉弁18を設け
たことのみである。第2図に於いて、17は真空
ポンプ11に管路接続された回収体1の接続部で
あるフロート弁3の近傍に設けられ、被処理物か
ら発生する泡沫が所定レベルに達したことを検知
する検出器で、この検出器17には例えば静電容
量形のレベル計等が使用され、その感度を調整し
て高感度に設定することにより上記泡沫を検知す
ることが可能となる。またこの検出器17は作業
員が容易に確認できる吸引清掃車の適宜の位置に
取付けられたブザー或いはパイロツトランプ(図
示省略)に電気的に接続されている。18は逆流
防止用の分離器8と四方切換コツク7間の管路1
5に設けられた開閉弁で、この開閉弁18は作業
員がその開閉操作を行い易いように吸引清掃車の
所望の位置に取付けられている。
従つて被処理物の回収体作業を開始するに際し
ては、第4図に示す如く四方切換コツク7を切換
えることにより真空ポンプ11の吸引力を回収体
1に作用させ、該回収体1内を減圧させる。そこ
で吸排コツク2を開放すれば上記回収体1内が減
圧されているため、吸入ホースから回収体1内に
被処理物が空気と共に吸引されて回収体1に収容
される。この収容された被処理物が満量する以前
に該被処理物から発生する泡沫がある一定レベル
に達すると、検出器17によつて上記泡沫のレベ
ルが検知され、該検出器17に接続されたブザー
或いはパイロツトランプが作動して作業員に泡沫
の発生を警報する。その警報を作業員が確認すれ
ば、開閉弁18を開放に切換える。この開閉弁1
8の切換えによりフロート弁3から回収体1内に
空気が吹き込まれ、その空気の吹込力によつて発
生した泡沫が破裂されて該泡沫のレベルが低下す
る。この際逆流防止用の分離器8に若干の泡沫が
逆流していても上記空気の吹込力によつて回収体
1内に押込まれる。泡沫のレベルが低下すれば上
記ブザー或いはパイロツトランプによる警報が停
止するので作業員は開閉弁18を閉鎖する。そし
て被処理物が更に回収されて発生する泡沫が再度
ある一定レベルに達すると検出器17にてその泡
沫のレベルが検知されて上記操作が繰返される。
尚、上記開閉弁18の径は小さいため、該開閉弁
18が開放して空気が回収体1に吹き込まれても
該回収体1内は真空ポンプ11により減圧された
状態が保持され、回収作業は続行され得る。最終
的に上記開閉弁18による操作を行つても泡沫の
レベルが低下せず、ブザー或いはパイロツトラン
プによる警報が停止しない場合には、四方切換コ
ツク7を第5図図示の如く切換えることにより回
収体1内を大気圧に保持して回収作業を終了す
る。また収容された被処理物を排出する際には、
四方切換コツク7を第6図に示すように切換える
ことにより真空ポンプ11の吹込力を回収体1に
作用させ、該回収体1内を加圧させる。この加圧
により回収体1内の被処理物を排出する。
ホ 考案の効果 本考案によれば、被処理物の回収作業に際して
該被処理物から多量の泡沫が発生しても、開閉弁
から吹き込まれる空気の吹込力によつて上記泡沫
を破裂させ、そのレベルを低下させることが可能
となる。従つて従来のように多量の泡沫が管路に
逆流してその管路内が腐食したりすることがな
く、管路を取りはずして頻繁に清掃をする必要も
ないので大幅に手間が省ける。また真空ポンプ内
のオイルに上記泡沫が混入することもないので泡
沫の逆流による真空ポンプの故障原因も取り除く
ことができるのでその信頼性も向上する。更に上
述のように泡沫を減少させることが可能なため、
従来と比較して回収体内に収容できる被処理物の
容量を増加させることができるので作業効率も良
好になる。また本考案では検出器と開閉弁を電気
的に接続して自動的に上記開閉弁を開閉させるこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な吸引清掃車における被処理物
の回収作業を示す概略説明図、第2図は本考案に
係る消泡装置の一実施例を示す概略説明図、第3
図は回収体に設けられたフロート弁を示す部分断
面図、第4図乃至第6図は四方切換コツクを示す
概略説明図である。 1……被処理物回収体、3……接続部、11…
…圧力供給源、15……管路、17……検出器、
18……開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物回収体内の被処理物から発生する泡沫
    が所定のレベルに達したことを検知する検出器
    を、上記被処理物回収体の圧力供給源との接続部
    近傍に設けるとともに、該被処理物回収体近傍の
    管路に開閉弁を設けたことを特徴とする吸引清掃
    車の消泡装置。
JP8414483U 1983-06-01 1983-06-01 吸引清掃車の消泡装置 Granted JPS59188585U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414483U JPS59188585U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 吸引清掃車の消泡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414483U JPS59188585U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 吸引清掃車の消泡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59188585U JPS59188585U (ja) 1984-12-14
JPH036706Y2 true JPH036706Y2 (ja) 1991-02-20

Family

ID=30214100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8414483U Granted JPS59188585U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 吸引清掃車の消泡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59188585U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239720A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Sony Corp はんだ吸引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59188585U (ja) 1984-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4627460A (en) Condensate discharge device for combustion apparatus
US5604938A (en) Vacuum flush waste disposal system for railcars
JP2012503522A (ja) 水分離器
JPH036706Y2 (ja)
US20010034902A1 (en) Vacuum flush waste disposal system for railcars
US4823428A (en) Waste liquid disposal apparatus
JP4552054B2 (ja) 排液装置及び排液方法
KR101772034B1 (ko) 소형 이젝터를 구비한 선박건조용 잔수배출장치
US5642746A (en) Flushing system for a holding tank of a recreational vehicle
JP2684526B2 (ja) 真空式汚水集排水装置と真空式下水道
JPH077703U (ja) 発泡性液の処理装置
CN210056635U (zh) 耳鼻喉综合治疗台除污系统
JP3849827B2 (ja) 真空式汚水収集設備
JP3032118B2 (ja) ドレン排出装置
CN219567620U (zh) 排污装置及包含其的净水机
JP3058935U (ja) マンホール排水装置
JP4088113B2 (ja) 真空弁付き汚水ます
JP3436784B2 (ja) 有機廃棄物粉砕圧送装置及び圧送方法
JPH0755336Y2 (ja) ドレン排出装置
JP2001324424A (ja) 固相抽出装置
JPH09221814A (ja) 真空式汚水収集設備
JP3128731B2 (ja) ドレン蓄溜送出装置
JP2008128155A (ja) 屋内燃料タンクを備えたエンジン発電装置
JPS5949382B2 (ja) 排泄物処理装置
EP1172491A2 (en) Apparatus for dissipating foam in a vacuum collection tank