JPH0367019B2 - - Google Patents
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- JPH0367019B2 JPH0367019B2 JP57155905A JP15590582A JPH0367019B2 JP H0367019 B2 JPH0367019 B2 JP H0367019B2 JP 57155905 A JP57155905 A JP 57155905A JP 15590582 A JP15590582 A JP 15590582A JP H0367019 B2 JPH0367019 B2 JP H0367019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- granular resin
- resin
- granular
- mold parts
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C67/00—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
- B29C67/20—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 for porous or cellular articles, e.g. of foam plastics, coarse-pored
- B29C67/205—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 for porous or cellular articles, e.g. of foam plastics, coarse-pored comprising surface fusion, and bonding of particles to form voids, e.g. sintering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/34—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor movable, e.g. to or from the moulding station
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/02—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、粒状樹脂を融着成形することによつ
て、フイルタなどに用いられる多孔性の樹脂成形
物を製造する方法に関する。
て、フイルタなどに用いられる多孔性の樹脂成形
物を製造する方法に関する。
従来からのこのような樹脂成形物の製造方法に
おいては、粒状樹脂を均一に加熱融着することに
起因して、成形物の全体が多孔質に形成される。
したがつて成形物の一部を多孔質に形成し残余の
部分を緻密質に形成しようとする場合には、多孔
質部分に相当する予め融着成形された樹脂成形物
と、緻密質部分に相当する予め溶融成形された樹
脂成形物とを固着して、一体形成しなければなら
ず、作業が面倒であるばかりでなく成形に伴う成
型用金型を各部分に対応した複数の専用金型に別
個に必要として高価になる欠点があつた。
おいては、粒状樹脂を均一に加熱融着することに
起因して、成形物の全体が多孔質に形成される。
したがつて成形物の一部を多孔質に形成し残余の
部分を緻密質に形成しようとする場合には、多孔
質部分に相当する予め融着成形された樹脂成形物
と、緻密質部分に相当する予め溶融成形された樹
脂成形物とを固着して、一体形成しなければなら
ず、作業が面倒であるばかりでなく成形に伴う成
型用金型を各部分に対応した複数の専用金型に別
個に必要として高価になる欠点があつた。
本発明は、成形時に成型用金型に部分的な温度
差を与えることにより粒状樹脂の融着状態に部分
的な差異を与え、それによつて多孔質部分と緻密
質部分とを一体的に同時形成することを特徴と
し、その目的は製造作業を簡単かつ迅速に行え得
るようにするとともに安価な製造方法を提供する
ことである。
差を与えることにより粒状樹脂の融着状態に部分
的な差異を与え、それによつて多孔質部分と緻密
質部分とを一体的に同時形成することを特徴と
し、その目的は製造作業を簡単かつ迅速に行え得
るようにするとともに安価な製造方法を提供する
ことである。
以下、図面によつて本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明の製造方法に従つて製造され
た樹脂成形物としての過器1の斜視図である。
この過器1はたとえば水道の蛇口2に取付けら
れる水跳防止用の過器であつて、蛇口2に嵌入
固定されるホルダ部分3と、水道水が透過可能な
フイルタ部分4とを含む。これらのホルダ部分3
とフイルタ部分4とは、成形時に粒状樹脂の融着
成形によつて一体的に同時形成され、その粒状樹
脂の融着状態の差異によつて、前記ホルダ部分3
は緻密質に、前記フイルタ部分4は多孔質にそれ
ぞれ形成される。
る。第1図は本発明の製造方法に従つて製造され
た樹脂成形物としての過器1の斜視図である。
この過器1はたとえば水道の蛇口2に取付けら
れる水跳防止用の過器であつて、蛇口2に嵌入
固定されるホルダ部分3と、水道水が透過可能な
フイルタ部分4とを含む。これらのホルダ部分3
とフイルタ部分4とは、成形時に粒状樹脂の融着
成形によつて一体的に同時形成され、その粒状樹
脂の融着状態の差異によつて、前記ホルダ部分3
は緻密質に、前記フイルタ部分4は多孔質にそれ
ぞれ形成される。
第2図は本件発明の製造方法に従う製造装置5
の一実施例の断面図である。この第2図を参照し
て本件発明の製造方法を概略説明する。本件発明
の製造方法は、成型用金型6内に粒状樹脂7を充
填するための充填工程と、粒状樹脂7の充填され
た金型6を加熱するための加熱工程と、加熱工程
を終えた金型6を冷却するための冷却工程とを含
む。図示の製造装置5では、充填工程を終了した
金型6が、挿入台8を介して搬送手段9における
搬送ベルト9a上に上載される。搬送ベルト9a
の巻き掛け駆動によつて金型6は加熱炉10内に
案内される。加熱炉10内の温度は粒状樹脂7の
融点に対応して予め設定されており、金型6は加
熱炉10内に滞留される間に加熱され、それによ
つて粒状樹脂7は融着成形が達成される。こうし
て加熱工程を終了した金型6は、搬送ベルト9a
を介して冷却台11上に搬出され、冷却台11上
で冷却工程を終了した金型6からは過器1が製
品として取り出される。なお加熱炉10内におけ
る金型6の滞留時間は、搬送ベルト9aの駆動速
度を制御することによつて任意の値に設定され
る。
の一実施例の断面図である。この第2図を参照し
て本件発明の製造方法を概略説明する。本件発明
の製造方法は、成型用金型6内に粒状樹脂7を充
填するための充填工程と、粒状樹脂7の充填され
た金型6を加熱するための加熱工程と、加熱工程
を終えた金型6を冷却するための冷却工程とを含
む。図示の製造装置5では、充填工程を終了した
金型6が、挿入台8を介して搬送手段9における
搬送ベルト9a上に上載される。搬送ベルト9a
の巻き掛け駆動によつて金型6は加熱炉10内に
案内される。加熱炉10内の温度は粒状樹脂7の
融点に対応して予め設定されており、金型6は加
熱炉10内に滞留される間に加熱され、それによ
つて粒状樹脂7は融着成形が達成される。こうし
て加熱工程を終了した金型6は、搬送ベルト9a
を介して冷却台11上に搬出され、冷却台11上
で冷却工程を終了した金型6からは過器1が製
品として取り出される。なお加熱炉10内におけ
る金型6の滞留時間は、搬送ベルト9aの駆動速
度を制御することによつて任意の値に設定され
る。
本発明では、上記加熱工程において、成型用金
型に部分的な温度差を与え、それにより粒状樹脂
7の融着状態に部分的な差異を与えるようにした
ところに特徴を有し、それによつて緻密質部分と
してのホルダ部分3と、多孔質部分としてのフイ
ルタ部分4とが一体的に同時形成される。
型に部分的な温度差を与え、それにより粒状樹脂
7の融着状態に部分的な差異を与えるようにした
ところに特徴を有し、それによつて緻密質部分と
してのホルダ部分3と、多孔質部分としてのフイ
ルタ部分4とが一体的に同時形成される。
以下、前記融着状態に部分的な差異を与える方
法の具体的な実施例につき説明する。
法の具体的な実施例につき説明する。
実施例 (1)
この実施例では、粒状樹脂の融着状態に部分的
な差異を与えるために、前記加熱工程または冷却
工程において金型6に部分的な温度差が生じるよ
う金型6が構成される。第3図を参照すると、こ
の実施例における金型6が示される。金型6は複
数種の金型部品6a〜6eを組合わせて成り、ホ
ルダ部分3に対応する金型部品6a,6bは比較
的比熱の大なる金属から形成され、フイルタ部分
4に対応する金型部品6c〜6eは比較的比熱の
小なる金属から形成される。前記比較的比熱の大
なる金属としては、たとえば鉄や銅を主成分とす
る合金が選ばれ、前記比較的比熱の小なる金属と
してはたとえばアルミニウムを主成分とする合金
が選ばれる。このようにして構成される金型6に
おいては、冷却工程において金型部品6c〜6e
の方が金型部品6a,6bよりも速やかに冷却が
行なわれる。換言すると、金型部品6a,6bの
方が金型部品6c〜6eよりも比較的長時間高温
状態に保たれることになる。そのため金型部品6
a,6bに対応する粒状樹脂は、各粒子の表面が
相互に融着するというよりも、むしろ溶着した状
態になる。したがつて金型部品6a,6bに対応
するホルダ部分3は緻密質に形成され、金型部品
6c〜6eに対応するフイルタ部分4は多孔質に
形成される。なおこの実施例における金型6内に
充填される粒状樹脂7は、たとえば0.3〜0.6mmの
均一な粒径の粒状樹脂が選ばれる。
な差異を与えるために、前記加熱工程または冷却
工程において金型6に部分的な温度差が生じるよ
う金型6が構成される。第3図を参照すると、こ
の実施例における金型6が示される。金型6は複
数種の金型部品6a〜6eを組合わせて成り、ホ
ルダ部分3に対応する金型部品6a,6bは比較
的比熱の大なる金属から形成され、フイルタ部分
4に対応する金型部品6c〜6eは比較的比熱の
小なる金属から形成される。前記比較的比熱の大
なる金属としては、たとえば鉄や銅を主成分とす
る合金が選ばれ、前記比較的比熱の小なる金属と
してはたとえばアルミニウムを主成分とする合金
が選ばれる。このようにして構成される金型6に
おいては、冷却工程において金型部品6c〜6e
の方が金型部品6a,6bよりも速やかに冷却が
行なわれる。換言すると、金型部品6a,6bの
方が金型部品6c〜6eよりも比較的長時間高温
状態に保たれることになる。そのため金型部品6
a,6bに対応する粒状樹脂は、各粒子の表面が
相互に融着するというよりも、むしろ溶着した状
態になる。したがつて金型部品6a,6bに対応
するホルダ部分3は緻密質に形成され、金型部品
6c〜6eに対応するフイルタ部分4は多孔質に
形成される。なおこの実施例における金型6内に
充填される粒状樹脂7は、たとえば0.3〜0.6mmの
均一な粒径の粒状樹脂が選ばれる。
実施例 (2)
この実施例(2)では、粒状樹脂7の融着状態に部
分的な差異を与えるために、金型6を第4図に示
すように前記実施例1と同様に複数の金型部品6
g〜6kを組合わせて成るが、各金型部品6g〜
6kを形成する金属は同一金属とし、金型部品6
g,6hと6i〜6k内に夫々ヒーター等の加熱
手段または冷却水通路等の冷却手段を埋設(図示
せず)して、前記加熱工程または冷却工程におい
て金型6に部分的な温度差を与えるように構成
し、また金型6内に充填される粒状樹脂7とし
て、第4図に示すように粒径の異なる複数種の粒
状樹脂7a,7bが用いられる。粒状樹脂7aと
してはたとえば粒径0.15mmの粒状樹脂が選ばれ、
粒状樹脂7bとしてはたとえば粒径0.6mmの粒状
樹脂が選ばれる。
分的な差異を与えるために、金型6を第4図に示
すように前記実施例1と同様に複数の金型部品6
g〜6kを組合わせて成るが、各金型部品6g〜
6kを形成する金属は同一金属とし、金型部品6
g,6hと6i〜6k内に夫々ヒーター等の加熱
手段または冷却水通路等の冷却手段を埋設(図示
せず)して、前記加熱工程または冷却工程におい
て金型6に部分的な温度差を与えるように構成
し、また金型6内に充填される粒状樹脂7とし
て、第4図に示すように粒径の異なる複数種の粒
状樹脂7a,7bが用いられる。粒状樹脂7aと
してはたとえば粒径0.15mmの粒状樹脂が選ばれ、
粒状樹脂7bとしてはたとえば粒径0.6mmの粒状
樹脂が選ばれる。
この実施例(2)では加熱工程でホルダ部分3に対
応する金型部品6g,6hをフイルタ部分4に対
応する金型部品6i〜6kよりも高温に加熱し、
またホルダ部分3に対応する粒状樹脂7aの方が
フイルタ部分4に対応する粒状樹脂7bよりも粒
径が小さいので、粒状樹脂7aは加熱工程におい
て融着速度が速やかであつてかつ粒径が小さいこ
とに起因して、前述の実施例(1)と同様に樹脂粒子
の表面が相互に融着するというよりも、むしろ溶
着した状態になる。したがつて粒状樹脂7aに対
応するホルダ部分3は緻密質に形成され、粒状樹
脂7bに対応するフイルタ部分4は多孔質に形成
される。
応する金型部品6g,6hをフイルタ部分4に対
応する金型部品6i〜6kよりも高温に加熱し、
またホルダ部分3に対応する粒状樹脂7aの方が
フイルタ部分4に対応する粒状樹脂7bよりも粒
径が小さいので、粒状樹脂7aは加熱工程におい
て融着速度が速やかであつてかつ粒径が小さいこ
とに起因して、前述の実施例(1)と同様に樹脂粒子
の表面が相互に融着するというよりも、むしろ溶
着した状態になる。したがつて粒状樹脂7aに対
応するホルダ部分3は緻密質に形成され、粒状樹
脂7bに対応するフイルタ部分4は多孔質に形成
される。
実施例 (3)
この実施例(3)では、粒状樹脂7の融着状態に部
分的な差異を与えるために、金型6を第5図に示
すように前記実施例1と同様に複数の金型部品6
a〜6eを組合わせて成るが、各金型部品6a〜
6eを形成する金属は同一金属とし、金型部品6
a,6bと6c〜6e内に夫々ヒーター等の加熱
手段または冷却水通路等の冷却手段を埋設(図示
せず)して、前記加熱工程または冷却工程におい
て金型6に部分的な温度差を与えるように構成
し、また金型6内に充填される粒状樹脂7とし
て、第5図に示すように融点の異なる複数種の粒
状樹脂7c,7dが用いられる。粒状樹脂7cと
してはたとえばポリエチレン樹脂が選ばれ、粒状
樹脂7dとしてはたとえばポリプロピレン樹脂が
選ばれる。なお粒状樹脂7c,7dの各粒径は、
たとえば0.3〜0.6mmの同一粒径が選ばれる。
分的な差異を与えるために、金型6を第5図に示
すように前記実施例1と同様に複数の金型部品6
a〜6eを組合わせて成るが、各金型部品6a〜
6eを形成する金属は同一金属とし、金型部品6
a,6bと6c〜6e内に夫々ヒーター等の加熱
手段または冷却水通路等の冷却手段を埋設(図示
せず)して、前記加熱工程または冷却工程におい
て金型6に部分的な温度差を与えるように構成
し、また金型6内に充填される粒状樹脂7とし
て、第5図に示すように融点の異なる複数種の粒
状樹脂7c,7dが用いられる。粒状樹脂7cと
してはたとえばポリエチレン樹脂が選ばれ、粒状
樹脂7dとしてはたとえばポリプロピレン樹脂が
選ばれる。なお粒状樹脂7c,7dの各粒径は、
たとえば0.3〜0.6mmの同一粒径が選ばれる。
この実施例(3)では加熱工程でホルダ部分3に対
応する金型部品6a,6bをフイルタ部分4に対
応する金型部品6c〜6eよりも高温に加熱し、
またホルダ部分3に対応する粒状樹脂7cの方が
フイルタ部分4に対応する粒状樹脂7dよりも融
点が低い(ポリエチレン樹脂<ポリプロピレン樹
脂)ので、粒状樹脂7cは粒状樹脂7dよりも融
着速度が速やかである。したがつて前述の実施例
(1),(2)と同様に粒状樹脂7cに対応するホルダ部
分3は緻密質に形成され、粒状樹脂7dに対応す
るフイルタ部分4は多孔質に形成される。
応する金型部品6a,6bをフイルタ部分4に対
応する金型部品6c〜6eよりも高温に加熱し、
またホルダ部分3に対応する粒状樹脂7cの方が
フイルタ部分4に対応する粒状樹脂7dよりも融
点が低い(ポリエチレン樹脂<ポリプロピレン樹
脂)ので、粒状樹脂7cは粒状樹脂7dよりも融
着速度が速やかである。したがつて前述の実施例
(1),(2)と同様に粒状樹脂7cに対応するホルダ部
分3は緻密質に形成され、粒状樹脂7dに対応す
るフイルタ部分4は多孔質に形成される。
本件発明者の実験によれば、加熱炉10内の温
度を150℃〜300℃とし、金型6の炉内滞留時間を
5〜20分間として、各実施例(1)〜(3)の実験を行な
つた結果、非常に良好な結果を得ることができ
た。
度を150℃〜300℃とし、金型6の炉内滞留時間を
5〜20分間として、各実施例(1)〜(3)の実験を行な
つた結果、非常に良好な結果を得ることができ
た。
本発明の他の実施例として、製造装置は第2図
に示すような連続処理が行なえる製造装置5でな
くても良く、加熱工程における処理を加熱炉にお
いて遂一行なう回分式の製造装置であつても良
い。
に示すような連続処理が行なえる製造装置5でな
くても良く、加熱工程における処理を加熱炉にお
いて遂一行なう回分式の製造装置であつても良
い。
また第3図に示す実施例(1)においては、金型6
に部分的な温度差が生じるようにするために、金
型部品6a,6bと6c〜6eを比熱の異なる金
属で形成するようにしたが、実施例(2),(3)と同様
に各金型部品6a,6b,6c〜6e内に、ヒー
タなどの加熱手段または冷却水通路などの冷却手
段を埋設して、金型6に部分的な温度差が生じる
ようにしても良い。また第4図に示す実施例(2)に
おいて金型部品6g,6hと6i〜6kを、また
第5図に示す実施例(3)において金型部品6a,6
bと6c〜6eを前記実施例(1)と同様に比熱の異
なる金属で形成して、金型6に部分的な温度差が
生じるようにしても良い。
に部分的な温度差が生じるようにするために、金
型部品6a,6bと6c〜6eを比熱の異なる金
属で形成するようにしたが、実施例(2),(3)と同様
に各金型部品6a,6b,6c〜6e内に、ヒー
タなどの加熱手段または冷却水通路などの冷却手
段を埋設して、金型6に部分的な温度差が生じる
ようにしても良い。また第4図に示す実施例(2)に
おいて金型部品6g,6hと6i〜6kを、また
第5図に示す実施例(3)において金型部品6a,6
bと6c〜6eを前記実施例(1)と同様に比熱の異
なる金属で形成して、金型6に部分的な温度差が
生じるようにしても良い。
さらに本発明は、前述の実施例(1)〜(3)で説明し
たような過器1の形状に限定されるものではな
く、第6図示のリブ20のように、過器21の
長手方向に延びる緻密質部分を形成することも可
能である。なおリブ20は、フイルタ部分22の
形状がホルダ部分23の形状よりも大きい場合
に、フイルタ部分22の機械的強度を向上させる
ために形成される。
たような過器1の形状に限定されるものではな
く、第6図示のリブ20のように、過器21の
長手方向に延びる緻密質部分を形成することも可
能である。なおリブ20は、フイルタ部分22の
形状がホルダ部分23の形状よりも大きい場合
に、フイルタ部分22の機械的強度を向上させる
ために形成される。
さらに上述の各実施例で示した温度,時間,粒
径等の数値,粒状樹脂の種類ならびに金型材料
は、本件発明において特に限定されるものではな
く、製造する樹脂成形物の形状,肉厚および機能
等に応じて任意に設定される。
径等の数値,粒状樹脂の種類ならびに金型材料
は、本件発明において特に限定されるものではな
く、製造する樹脂成形物の形状,肉厚および機能
等に応じて任意に設定される。
以上のように本発明によれば、成形時に成型用
金型に部分的な温度差を与えることにより粒状樹
脂の融着状態に部分的な差異を与え、それによつ
て多孔質部分と緻密質部分とが一工程で一体的に
同時形成されるので、従来法のような多孔質部分
および緻密質部分をそれぞれ個別に成形しかつ相
互に固着する作業が省かれるから製造作業を簡単
かつ迅速に行なうことができ、また、成形に伴う
成型用金型を従来法のような各部分に対応する複
数の専用金型に別個に作製用意する必要がないか
ら安価に製造することができる等の効果を有す
る。
金型に部分的な温度差を与えることにより粒状樹
脂の融着状態に部分的な差異を与え、それによつ
て多孔質部分と緻密質部分とが一工程で一体的に
同時形成されるので、従来法のような多孔質部分
および緻密質部分をそれぞれ個別に成形しかつ相
互に固着する作業が省かれるから製造作業を簡単
かつ迅速に行なうことができ、また、成形に伴う
成型用金型を従来法のような各部分に対応する複
数の専用金型に別個に作製用意する必要がないか
ら安価に製造することができる等の効果を有す
る。
第1図は本発明の製造方法に従つて製造された
過器の斜視図、第2図は本件発明の製造方法に
従う製造装置の一実施例の断面図、第3図〜第5
図は本発明の製造方法の実施例(1)〜(3)に従う金型
の断面図、第6図は本発明の製造方法に従つて製
造される他の製品の斜視図である。 1,21…過器、3,23…ホルダ部分、
4,22…フイルタ部分、5…製造装置、6…金
型、6a〜6e,6g〜6k…金型部品、7,7
a〜7d…粒状樹脂、20…リブ。
過器の斜視図、第2図は本件発明の製造方法に
従う製造装置の一実施例の断面図、第3図〜第5
図は本発明の製造方法の実施例(1)〜(3)に従う金型
の断面図、第6図は本発明の製造方法に従つて製
造される他の製品の斜視図である。 1,21…過器、3,23…ホルダ部分、
4,22…フイルタ部分、5…製造装置、6…金
型、6a〜6e,6g〜6k…金型部品、7,7
a〜7d…粒状樹脂、20…リブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粒状樹脂を成型用金型内において融着成形し
て成る樹脂成形物の製造方法であつて、成型用金
型に部分的な温度差を与えることによつて、成形
時における前記粒状樹脂の融着状態に部分的な差
異を与え、それによつて多孔質部分と緻密質部分
とを一体的に同時形成することを特徴とする樹脂
成形物の製造方法。 2 比熱の異なる金属によつて形成された複数種
の成型用金型部品を組合わせることによつて、前
記成型用金型に部分的な温度差を与えるようにし
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
樹脂成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57155905A JPS5945134A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 樹脂成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57155905A JPS5945134A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 樹脂成形物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5945134A JPS5945134A (ja) | 1984-03-13 |
| JPH0367019B2 true JPH0367019B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=15616073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57155905A Granted JPS5945134A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 樹脂成形物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5945134A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE68927806T2 (de) * | 1988-10-31 | 1997-09-18 | Mitsubishi Electric Corp | Poröse Struktur |
| JP2518367B2 (ja) * | 1988-12-23 | 1996-07-24 | 三菱電機株式会社 | 低騒音電動送風機 |
| JP2682545B2 (ja) * | 1988-12-23 | 1997-11-26 | 三菱電機株式会社 | 低騒音電動送風機 |
| JPH0365036A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-20 | Kowa:Kk | 吸音材の製造方法 |
-
1982
- 1982-09-09 JP JP57155905A patent/JPS5945134A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5945134A (ja) | 1984-03-13 |
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