JPH0366607A - 口腔衛生用製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、口腔衛生製品に関する。

［従来の技術］ 口腔衛生製品は、日中の健康、美容、し好のために用い
られる。特に歯槽膿漏の疾患が最近急増しているため、
この疾患を治療する口腔衛生製品が非常に要求されてい
る。歯槽膿漏は、歯周組織の炎症が慢性的に進行し、歯
ぐきから血が出やすくなり、歯ぐきが赤くふくれ、化膿
し、歯が抜は出したように長くなり、ついに歯が抜ける
ようになる。これは、歯自体よりも歯牙を支持している
歯肉、歯根膜、歯槽骨などの症状といえる。従来、この
歯槽Ｍ４漏を予防、治療するために、グリチルレチン酸
及びその誘導体、アラントイン及びその誘導体、アズレ
ン、・イプシロンアミノカブラン酸、ヒノキチオール、
デヒドロコレスタノールなどが口腔衛生製品に混入され
用いられている。しかし、これらの製品は、広く用いら
れているが、未だその効果が十分と云いがたい。

〔発明の概要〕

本発明者は、歯槽ｍｌの予防、治療に有効な新しい口腔
衛生製品を求めた結果、本発明を見出だした。

即ち、本発明は唾液腺抽出物を含む口腔衛生製品に関す
る。

本発明に用いられる唾液腺抽出物は、哺乳動物の唾液、
耳下腺、顎下腺、舌下腺特に唾液、耳下腺、顎下腺から
抽出されるものである。精製したものは灰褐色〜微褐色
の粉末であって、微アルカリ（ｐＨ８）に溶けて微褐色
を呈し、エタノール、アセトン、エーテルなどの有機溶
媒には溶けない。

経口投与されて、変形性関節炎、胃下垂症、進行性指掌
角皮症、歯槽膿漏症、老人性白内障に有効とされ、筋肉
内注射では変形性関節炎、胃下垂症、進行性指零角皮症
、°歯槽膿漏症、老人性白内障、筋無力症、変形性を椎
症、胎児性軟骨異栄養症、進行性筋萎縮症、妊婦腰部に
有効とされる。これら従来の唾液腺抽出物の使用方法は
、すべて経口投与（錠剤）や注射の形であって、たとえ
歯槽膿漏症に対して用いるにしても、本発明のような口
腔衛生製品としての使用はいまだ明らかにされていない
。

さらに、本発明で用いられる唾液腺抽出物は、例えば下
記の参考例のようなやり方で得られるが、本発明では純
度が非常に高くなくても用いることができる。

精製した唾液腺抽出物の毒性は、極めて低く、責ＬＤ　
（４７ｋｇ）は、マウス（雄、雌）で経口〉３３３０、
皮下＞１６７０、ラット（雄、雌）で経口＞２６７０、
皮下＞　１０００である。

本発明では、この唾液腺抽出物を口腔衛生製品例えば歯
みがき、洗口料、含獣剤、口内塗布剤などに含有させる
。これらの製品の原料、製法などは、従来当業者が行な
ってきた通りで良い、歯みがきを例にとれば、°原料と
して研磨剤（例えば炭酸カルシウム、リン酸水素カルシ
ウム、ビロリン酸カルシウム）、保湿剤（例えばグリセ
リン、ソルビット、プロピレングリコール）、発泡剤（
例えばラウリル硫酸ナトリウム）、粘結剤（例えばカル
ボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン）、
香料、甘味剤、保存料、着色剤などを用いる。そして、
歯みがきの種類としては、粉歯みがき、練り歯みがきな
どがある０本発明の口腔衛生製品は、これら製品の形態
は問わないが、歯みがきの形が有効である。

本発明の口腔衛生製品では、唾液腺抽出物を純度９０％
以上として、０．０１〜１重量％好ましくは０．０２〜
０．５重量％最も好ましくは０゜０３〜０．３重量％含
む。

本発明の口腔衛生製品は、歯槽膿漏の予防及び治療に用
いて、非常に有効である。例えば、歯みがきとして長期
間使用すると歯槽膿漏に殆どなることがなく、又歯槽Ｉ
ＩＩＩ漏に罹っている場合には、かなり短期間で治癒す
る。毒性が低いため、長期間連用しても副作用の危険が
少ない。

［実施例］ 次に、実施例及び参考例を示す。

参考例　１ 哺乳動物の唾液１０Ｑにパラクロルフェノール０．０５
％水溶液２旦を加え、２４時間放置したのち、遠心分離
して分離液を得た。

別に、哺乳動物の新鮮な耳下腺及び顎下ｍ５ｋｇをとり
、細切し、水２５ｆｆｉを加え、ｐＨ８−０に調節した
後、抽出した。抽出液を分取し、ｐＨ４−５に調節し、
−晩放置し、沈殿を分取した。

先の分離液と沈殿とを一緒にし、アセトン６０２を加え
て、−晩放置した。生じた沈殿をアセトンで３回洗い、
減圧乾燥して、目的物約３０ｇを得た。

参考例　２ ウシの顎下腺４ｋｇを細切して、２０ｆｆｉの水を加え
、水酸化ナトリウムでｐＨ８に調節し、攪拌し、遠心分
離して液を得た。この液を、塩酸でｐＨ４゜５に調節し
、−晩放置した。得られた沈殿を減圧乾燥して、目的物
６８ｇを得た。生成物の窒素は１１．４％であり、カル
シウム低下率は、家兎（２ｋｇ）に５■投与して６．４
１％であった。又、血清溝低下率は１５．０％であった
。

実施例　１ 第ニリン酸カルシウム三水化物　　４２．０％無水珪酸
　　　　　　　　　　　　　４．０グリセリン　　　　
　　　　　　　２５．０カルｉキシメチル七ｋＩＩＩ−
スナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　　　１．
２唾液腺抽出物　　　　　　　　　　　　０．０５サツ
カリンナトリウム　　　　　　　　０．　１ラウリル硫
酸ナトリウム　　　　　　２．０香料　　　　　　　　
　　　　　　　　１．０水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　２４．８５リン酸カルシウム
類を主とした固相成分をニーダ−で混和したのち、液相
成分を添加し、真空下で均一になるように混和して、練
り歯みがきとした。

得られた歯みがきで歯及び歯周組織をみがくと、歯槽膿
漏に罹らなかった。又、歯周組織の炎症が慢性的に進行
し、歯ぐきから血が出やすくなり、歯ぐきが赤くふくれ
るような歯槽膿漏の症状が現われた人がこの歯みがきを
用いると、約６カ月の後にこの症状が殆ど消失した。

実施例　２ 第二リン酸カルシウムニ水化物　　４９．５％第ミニリ
ン酸カルシウム無水物　　　１．５グリセリン　　　　
　　　　　　　１２．５ソルビット７０％　　　　　　
　　１２．５カルｌキシメチルセルロースナトリウム　
　　　　　　　　　　　　　　　　１．１唾液腺抽出物
　　　　　　　　　　　　０．　１安息香酸ナトリウム
　　　　　　　　０．　１サツカリンナトリウム　　　
　　　　　０．１ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　
２．０香料　　　　　　　　　　　　　　　　１．２水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　１９　、４実施例１と同様にして、練り歯みがき
を製造した。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　唾液腺抽出物を含む口腔衛生製品。