JPH0366601B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0366601B2
JPH0366601B2 JP57106517A JP10651782A JPH0366601B2 JP H0366601 B2 JPH0366601 B2 JP H0366601B2 JP 57106517 A JP57106517 A JP 57106517A JP 10651782 A JP10651782 A JP 10651782A JP H0366601 B2 JPH0366601 B2 JP H0366601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
ultrasonic transducer
ultrasonic
echo signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57106517A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58223007A (ja
Inventor
Satoshi Okada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP57106517A priority Critical patent/JPS58223007A/ja
Publication of JPS58223007A publication Critical patent/JPS58223007A/ja
Publication of JPH0366601B2 publication Critical patent/JPH0366601B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/08Structural combination of reactor core or moderator structure with viewing means, e.g. with television camera, periscope, window
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B17/00Measuring arrangements characterised by the use of infrasonic, sonic or ultrasonic vibrations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は例えば高速増殖炉の炉心上部に浮き上
つた燃料集合体等障害物の有無を確認する超音波
透視装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
第1図及び第2図により背景技術を説明する。
第1図はナトリウム冷却型原子炉の炉心上部に
存在する障害物、例えば炉心より浮上つた燃料集
合体等を超音波を用いて検出する超音波透視装置
を示し、第2図は第1図の−線に沿つた横断
面図を示している。図中1は冷却材として液体金
属ナトリウムを用いるナトリウム冷却型原子炉の
炉容器で、この炉容器1の内部には炉心2、炉心
上部機構3、液体金属ナトリウム4等が収容さ
れ、炉容器1の上部は遮蔽プラグ5で遮蔽されて
いる。また炉心2中には多数の燃料集合体6……
が上方より挿脱自在に装荷されており、それらの
燃料集合体6……の内部に設けられた核燃料は核
分裂反応により熱を発生し、この熱で炉容器1の
下部に設けられたナトリウム入口7より流入した
液体金属ナトリウム4を加熱するように構成され
ている。そしてこの加熱されたナトリウム4を炉
容器1の上部に設けられたナトリウム出口8より
流出させ、炉容器1の外部に設けられている図示
しない熱交換器等を通過させ、冷却されたナトリ
ウムを再びナトリウム入口7より流入させるよう
にしている。
ここで、炉容器1の内部では液体金属ナトリウ
ム4が炉心2中を下から上へ流れるので、燃料集
合体6……は炉心2から浮上り易い状況にある。
図中6Aは炉心2より浮上つた燃料集合体を示し
ている。
一方、炉心2の上方に位置する前記炉心上部機
構3は、制御棒駆動機構や各種計測器等から構成
されており、燃料交換時には炉心上部機構3を炉
心2の上方から外れる位置まで水平移動させ、こ
れに代つて燃料交換機(図示せず)を炉心2の上
方に位置せねばならない。ところが炉心2と炉心
上部機構3との間の隙間(以後コアギヤツプと称
する)は70mm程度しかないので、燃料交換機を用
いて炉心2内に上方より挿入された燃料集合体6
が炉心最下位置まで充分に挿入されていなかつた
場合、又は、液体金属ナトリウム4の流れによつ
て一部の燃料集合体6が6Aの如く浮上つている
場合には、そのまま炉心上部機構3を水平移動さ
せると炉心2より上方へ突出している燃料集合体
6Aに衝突し、その燃料集合体を破壊してしまう
おそれがある。このため炉心上部機構を移動する
前に、炉心2より上方へ突出している浮上り燃料
集合体6Aがないかどうか、慎重に確認しておく
必要がある。ここで、炉心2は液体金属ナトリウ
ム4中に没しており、しかも液体金属ナトリウム
4中に没した燃料集合体の様子を調べるには、液
体金属ナトリウム4中でも透視性の良い超音波を
用いた透視装置が必要となるのである。そこで、
炉容器1の内周面の一部には、炉心2の上端とほ
ぼ同一レベル位置に超音波トランスジユーサ9を
取付けるとともに、それと対向する炉容器1内周
面には超音波反射板10を取付けておく。このよ
うにして超音波トランスジユーサ9より超音波を
発信すると、液体金属ナトリウム4中で発せられ
た超音波は、コアギヤツプ中に何らの障害物も存
在しなければ超音波トランスジユーサ9より超音
波反射板10へ至る間に大幅に減衰することはな
く、反射板10で反射して超音波トランスジユー
サ9で受信され、超音波トランスジユーサ9より
エコー信号として出力される。ところが、上記コ
アギヤツプに何らかの障害物、例えば炉心2より
上方へ浮上つた燃料集合体等があれば、超音波は
そのコアギヤツプを通過する際に減衰するので、
エコー信号は極度に小さくなる。そこで、上記反
射板10を円弧状に広く設置しておき、超音波ト
ランスジユーサ9を水平方向に旋回させることに
より、炉心上の各位置における障害物の有無を調
べることができる。そして炉心上のどこかに障害
物が存在するときは、トランスジユーサ9をその
方向へ向けて超音波を発信したときエコー信号が
得られないことから、障害物の存在を知ることが
でき、さらにそのときのトランスジユーサの旋回
方向の位置からその障害物の存在する方向も知る
ことができる。
以上のような障害物の検出を行なう超音波透視
装置をさらに詳細に説明すると次の通りである。
すなわち炉容器1の外部には超音波トランスジユ
ーサ9を旋回させる超音波トランスジユーサ駆動
機構11、超音波トランスジユーサ9の旋回方向
の位置を検出する位置検出回路12、超音波トラ
ンスジユーサ9の旋回方向の位置変化に同期して
超音波トランスジユーサ9に励起パルスを送出す
るパルサー13、エコー信号を検波し、かつ増幅
するレシーバ14、超音波反射板からのエコー信
号のみを通過させるゲート回路15、上記パルサ
ー13にパルストリガ信号を出力するとともに超
音波トランスジユーサ9の旋回角度に対応したゲ
ート時間を出力するタイミング回路16、上記ゲ
ート回路15を通過したエコー信号のピーク値を
検出するピーク値検出回路17、前記位置検出回
路12より出力された位置信号及びピーク値検出
回路17より出力されたエコー信号のピーク値か
らコアギヤツプの状態を示す透視画像信号を作成
する画像処理回路18及びこの画像処理回路18
からの透視画像信号により透視画像を表示する表
示機能19が設けられている。
また、超音波反射板10は第3図の如く構成さ
れている。すなわち、超音波トランスジユーサ9
より励起される超音波ビームは2次元的な広がり
をもつて照射される。このため、反射板10とし
ては周方向に細分割された小反射板を組合せ、か
つ隣接する小反射板間には超音波トランスジユー
サ9からの距離が段階的に変化するように段差
Δlを設け、各小反射板からの反射波が互いに干
渉しないように構成してある。ここで超音波ビー
ムの広がり角(以後、照射角と称する)をとす
ると、複数(この例では7個)の小反射板合10
A,10B,……10Gを段階状に組合せること
によつて構成される単位反射板10で上記照射角
をカバーするようにし、そのような単位反射板
10を複数個、炉容器1の内周面に円弧状に配置
するのである。なお、単位反射板10の個数は、
第2図に示す如く炉心2上方の、超音波を透視す
べき範囲をカバーし得る個数とする。今、第3図
に示すように、超音波トランスジユーサ9より発
信される超音波ビームの中心線が中央の小反射板
10D上にある状態について考察すると、パルサ
ー14からは、第4図に示すような各小反射板1
0A,10B,……10Gからの反射波に対応す
る信号が出力され、さらにレシーバ14で増幅さ
れてエコー信号Ea,Eb,……,Egとなる。この
とき最大のエコー信号は超音波ビームの中心線上
にある小反射板10Dからの反射波に対応するエ
コー信号Edである。そこでこの最大エコー信号
Edを基準測定値Ep(この場合Ep=Ed)として、
この基準測定値からコアギヤツプの大きさを求
め、画像表示装置19に表示する。なお最大エコ
ー信号からコアギヤツプを求めるには、例えば第
5図に示すようなエコー信号比とコアギヤツプ比
との関係を予め実験から求めておき、これを関数
化して画像処理回路18を構成するのである。す
なわち第5図は、障害物を存在しない場合のエコ
ー信号Epsと基準測定値のEpとの比Ep/Epsをエ
コー信号比として横軸にとり、炉心2・炉心上部
機構3間の隙間GsとコアギヤツプGとの比G/
Gsをコアギヤツプ比として縦軸にとつたもので
ある。
〔背景技術の問題点〕
第5図ないし第7図は障害物としての浮上り燃
料集合体の位置によるエコーレベル特性の違いを
示した図である。すなわち第5図において浮上り
燃料集合体の位置を超音波トランスジユーサ9側
よりA,B,Cと仮定する。そしてこの各位置
A,B,Cにおいて上記浮上り燃料集合体6Aの
浮上り量を変化させてエコーレベルを検出すると
第6図に示すようになる。浮上り量を0としたと
きには各位置A,B,Cにおけるエコーレベルは
同一値である。ところが浮上り量を(50%)、(70
%)、(90%)の時の上記各位置A,B,Cにおけ
るエコーレベルはそれぞれ異なつた値を示す。す
なわち同じ浮上り量であつても浮上り燃料集合体
の位置によつて異なつたエコーレベルが検出され
る。これを第7図に示すようにエコーレベル特性
として示すと、浮上り燃料集合体の位置によつて
異なつたエコーレベル特性となる。しかしながら
前記従来例の構成によると、浮上り燃料集合体の
位置にかかわらず第5図に示すエコーレベル特性
を使用して信号処理を行なつており、その為に検
出誤差が生じてしまうという不具合があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的とするところは、浮上り燃料集合
体の位置を求め、その位置に対応したエコーレベ
ル特性を使用することにより誤差を無くし正確な
透視画像を得ることのできる超音波透視装置を提
供することにある。
〔発明の概要〕
本発明による超音波透視装置は超音波トランス
ジユーサと、この超音波トランスジユーサと測定
対象物をはさんで設置され超音波トランスジユー
サから発信された超音波を反射する反射板と、上
記超音波トランスジユーサを所定角度内で旋回さ
せる超音波トランスジユーサ駆動機構と、前記超
音波トランスジユーサの旋回角度を検出する超音
波トランスジユーサ位置検出回路と、前記超音波
トランスジユーサにパルス信号を出力するパルサ
と、前記超音波トランスジユーサが検出したエコ
ー信号を入力し増幅するレシーバと、このレシー
バからのエコー信号の通路の開閉を行なうゲート
回路と、前記パルサにパルストリガ信号を出力す
るとともに前記超音波トランスジユーサ位置検出
回路により検出されるトランスジユーサ位置に対
応したゲート時間を設定し上記ゲート回路にトリ
ガ信号を出力するタイミング回路と、上記ゲート
回路を通過したエコー信号のピーク値を検出する
ピーク値検出回路と、上記ゲート回路からのエコ
ー信号の波形から前記測定対象物における障害物
の位置を検出する障害物位置検出回路と、この障
害物位置検出回路により検出された障害物位置に
対応したデータをもとに前記ピーク値検出回路に
より検出されたピーク値を補正するレベル補正回
路と、前記超音波トランスジユーサ位置検出回路
の検出信号およびレベル補正回路からの信号を処
理し表示する表示機構とを設けた構成である。
すなわち障害物位置検出回路により障害物の位
置を検出し、この検出された障害物位置に対応し
たデータをもとにレベル補正回路によりピーク値
検出回路により検出されたピーク値を補正する構
成である。
したがつて障害物の位置にかかわらず同じデー
タを使用していた従来に比較してより正確な透視
画像を得ることができ精度の高い超音波透視装置
を提供することができる。
〔発明の実施例〕
第9図ないし第13図を参照して本発明の一実
施例を説明する。
第9図はナトリウム冷却型原子炉の炉心上部に
存在する障害物、例えば炉心より浮上つた燃料集
合体等を超音波を用いて検出する超音波透視装置
を示し、図中101は冷却材として液体金属ナト
リウムを用いるナトリウム冷却型原子炉の炉容器
で、この炉容器101の内部には炉心102、炉
心上部機構103、液体金属ナトリウム104等
が収容され、炉容器101の上部は遮蔽プラグ1
05で遮蔽されている。また炉心102中には多
数の燃料集合体106……が上方より挿脱自在に
装荷されており、それらの燃料集合体106……
の内部に設けられた核燃料は核分裂反応により熱
を発生し、この熱で炉容器101の下部に設けら
れたナトリウム入口107より流入した液体金属
ナトリウム104を加熱するように構成されてい
る。そしてこの加熱されたナトリウム104を炉
容器101の上部に設けられたナトリウム出口1
08より流出させ、炉容器101の外部に設けら
れている図示しない熱交換器等を通過させ、冷却
されたナトリウムを再びナトリウム入口107よ
り流入させるようにしている。
ここで炉容器101の内部では液体金属ナトリ
ウム104が炉心102中を下から上へ流れるの
で、燃料集合体106……は炉心102から浮上
り易い状況にある。図中106Aは炉心102よ
り浮上つた燃料集合体を示している。
一方、炉心102の上方に位置する前記炉心上
部機構103は、制御棒駆動機構や各種計測器等
から構成されており、燃料交換時には炉心上部機
構103を炉心102の上方から外れる位置まで
水平移動させ、これに代つて燃料交換機(図示せ
ず)を炉心102の上方に位置させねばならな
い。ところが炉心102と炉心上部機構103と
の間の隙間(以後、コアギヤツプと称する)は70
mm程度しかないので、燃料交換機を用いて炉心1
02内に上方より挿入された燃料集合体106…
…が炉心最下位置まで充分に挿入されていなかつ
た場合、又は、液体金属ナトリウム104の流れ
によつて一部の燃料集合体106が106Aの如
く浮上つている場合には、そのまま炉心上部機構
103を水平移動させると炉心102より上方へ
突出している浮上り燃料集合体106Aに衝突
し、その燃料集合体を破壊してしまうおそれがあ
る。このため炉心上部機構を移動する前に、炉心
102より上方へ突出している燃料集合体106
Aがないかどうか、慎重に確認しておく必要があ
る。ここで、炉心102は液体金属ナトリウム1
04中に没しており、しかも液体金属ナトリウム
104中に没した燃料集合体の様子を調べるに
は、液体金属ナトリウム104中でも透視性の良
い超音波を用いた透視装置が必要となるのであ
る。そこで、炉容器101の内周面の一部には、
炉心102の上端とほぼ同一レベル位置に超音波
トランスジユーサ109を取付けるとともに、そ
れと対向する炉容器101内周面には超音波反射
板110を取付けておく。このようにして超音波
トランスジユーサ109より超音波を発信する
と、液体金属ナトリウム104中で発せられた超
音波は、コアギヤツプ中に何らの障害物も存在し
なければ超音波トランスジユーサ109より超音
波反射板110へ至る間に大幅に減衰することは
なく、反射板110で反射して超音波トランスジ
ユーサ109で受信され、超音波トランスジユー
サ109よりエコー信号として出力される。とこ
ろが、上記コアギヤツプに何らかの障害物、例え
ば炉心102より上方へ浮上つた燃料集合体等が
あれば、超音波はそのコアギヤツプを通過する際
に減衰するので、エコー信号は極度に小さくな
る。そこで、上記反射板110を円弧状に広く設
置しておき、超音波トランスジユーサ109を水
平方向に旋回させることにより、炉心上の各位置
における障害物の有無を調べることができる。そ
して炉心上のどこかに障害物が存在するときは、
トランスジユーサ109をその方向へ向けて超音
波を発信したときエコー信号が得られないことか
ら、障害物の存在を知ることができ、さらにその
ときのトランスジユーサの旋回方向の位置からそ
の障害物の存在する方向も知ることができる。
以上のような障害物の検出を行なう超音波透視
装置をさらに詳細に説明する。炉容器101の外
部には超音波トランスジユーサ109を旋回させ
る超音波トランスジユーサ駆動機構111、超音
波トランスジユーサ109の旋回方向の位置を検
出する位置検出回路112、超音波トランスジユ
ーサ109の旋回方向の位置変化に同期して超音
波トランスジユーサ109に励起パルスを送出す
るパルサー113、エコー信号を検波し、かつ増
幅するレシーバ114、超音波反射板からのエコ
ー信号のみを通過させるゲート回路115、上記
パルサー113にパルストリガ信号を出力すると
ともに超音波トランスジユーサ109の旋回角度
に対応したゲート時間を出力するタイミング回路
116、このゲート回路115を通過したエコー
信号のピーク値を検出するピーク値検出回路11
7、上記ゲート回路115からのエコー信号の波
形から浮上り燃料集合体の位置を検出する浮上り
燃料集合体検出回路118、この浮上り燃料集合
体位置検出回路により検出された浮上り燃料集合
体位置に対応したデータをもとに前記ピーク値検
出回路117により検出されたピーク値を補正す
るレベル補正回路119、前記位置検出回路11
2により出力された位置信号及びレベル補正回路
119より出力されたエコー信号のピーク値から
コアギヤツプの状態を示す透視画像信号を作製す
る画像処理回路120A及びこの画像処理回路1
20Aからの透視画像信号により透視画像を表示
し、上記画像処理回路120Aと共に表示機構1
20を構成する画像表示装置120Bが設けられ
ている。
次に上記浮上り燃料集合体位置検出回路118
の構成について説明する。
第10図ないし第12図は浮上り燃料集合体1
06Aの位置に対する減衰率が30%以下になるエ
コー信号の数(以後、マスク数と称す)の関係を
示した図である。すなわち第10図において例え
ば超音波トランスジユーサ109側により位置
A′,B′,C′の3箇所に浮上り燃料集合体106
Aがあるとする。このとき各位置A′,B′,C′に
おけるマスク数を測定すると第11図に示すよう
に、超音波トランスジユーサ109から離れる程
マスク数は減少する。なお、第12図は位置
A′におけるマスク数を示した図である。前記浮
上り燃料集合体位置検出回路118は上記マスク
数を測定することにより浮上り燃料集合体106
Aの位置を検出する構成である。すなわち第13
図に示すような上記浮上り燃料集合体検出回路1
18は、第1の波形記憶回路122により浮上り
燃料集合体がない場合のエコー信号e0を記憶し、
第2の波形記憶回路123により透視画像を求め
るエコー信号eを記憶する。そして割算回路12
4により上記エコー信号eのエコー信号e0に対す
る割合(e/e0)を求める。そして比較回路12
5により上記(e/e0)が0.7以下になるか否か
を比較し、カウンタ126により0.7以下となる
エコー信号の数すなわちマスク数を求める構成で
ある。そしてこのマスク数により浮上り燃料集合
体の位置を検出し、この位置に対応したエコーレ
ベル特性を使用して前記レベル補正回路119に
よりピーク値検出回路117からのピーク値を補
正する構成である。
また、前記超音波反射板110は、前記従来例
の場合同様第3図に示すように構成されている。
以上の構成の超音波透視装置によると、従来の
ように浮上り燃料集合体の位置に無関係に同一の
エコーレベル特性を使用して処理し、コアギヤツ
プの透視画を得ていたのに対して、まず浮上り燃
料集合体位置検出回路118により浮上り燃料集
合体の位置を検出する。そして検出された浮上り
燃料集合体の位置に対応したエコーレベル特性を
使用してレベル補正回路119によりピーク値検
出回路117によつて検出されたピーク値を補正
するので、きわめて精度の高い測定をすることが
でき、表示誤差が非常に小さい透視画像を得るこ
とができる。それによつて燃料集合体106の破
壊防止はもとより原子炉の安全性を向上させるこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明による超音波透視装置は超音波トランス
ジユーサと、この超音波トランスジユーサと測定
対象物をはさんで設置され超音波トランスジユー
サから発信された超音波を反射する反射板と、上
記超音波トランスジユーサを所定角度内で旋回さ
せる超音波トランスジユーサ駆動機構と、前記超
音波トランスジユーサの旋回角度を検出する超音
波トランスジユーサ位置検出回路と、前記超音波
トランスジユーサにパルス信号を出力するパルサ
ーと、前記超音波トランスジユーサが検出したエ
コー信号を入力し増幅するレシーバと、このレシ
ーバからのエコー信号の通路の開閉を行なうゲー
ト回路と、前記パルサーにパルストリガ信号を出
力するとともに前記超音波トランスジユーサ位置
検出回路により検出されるトランスジユーサ位置
に対応したゲート時間を設定し上記ゲート回路に
トリガ信号を出力するタイミング回路と、上記ゲ
ート回路を通過したエコー信号のピーク値を検出
するピーク値検出回路と、上記ゲート回路からの
エコー信号の波形から前記測定対象物における障
害物の位置を検出する障害物位置検出回路と、こ
の障害物位置検出回路により検出された障害物位
置に対応したデータをもとに前記ピーク値検出回
路により検出されたピーク値を補正するレベル補
正回路と、前記超音波トランスジユーサ位置検出
回路の検出信号およびレベル補正回路からの信号
を処理し表示する表示機構とを設けた構成であ
る。
すなわち障害物位置検出回路により障害物の位
置を検出し、この検出された障害物位置に対応し
たデータをもとにレベル補正回路によりピーク値
検出回路により検出されたピーク値を補正する構
成である。
したがつて障害物の位置にかかわらず同じデー
タを使用していた従来に比較してより正確な透視
画像を得ることができ精度の高い超音波透視装置
を提供することができる等その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は従来例を示す図で、第1
図は炉心上部における障害物の検出に適用される
超音波透視装置の概略構成図、第2図は第1図の
−断面図、第3図は超音波トランスジユーサ
と超音波反射板との関係を示す図、第4図はレシ
ーバより出力されるエコー信号のタイミング図、
第5図はエコー信号とコアギヤツプとの関係を示
す図、第6図ないし第8図は浮上り燃料集合体と
エコー信号との関係を示す図で、第6図は浮上り
燃料集合体の位置を示す図、第7図は浮上り燃料
集合体の位置とエコー信号との関係を浮上り量を
変化させて示す図、第8図はエコー信号とコアギ
ヤツプとの関係を示す図、第9図ないし第13図
は本発明の一実施例を示す図で、第9図は超音波
透視装置の概略構成図、第10図は浮上り燃料集
合体の位置を示す図、第11図は浮上り燃料集合
体の位置とマスク数との関係を示す図、第12図
はレシーバより出力されるエコー信号のタイミン
グ図、第13図は浮上り燃料集合体位置検出回路
の概略構成図である。 106……燃料集合体、106A……浮上り燃
料集合体、109……超音波トランスジユーサ、
110……反射板、111……超音波トランスジ
ユーサ駆動機構、112……超音波トランスジユ
ーサ位置検出回路、113……パルサー、114
……レシーバー、115……ゲート回路、116
……タイミング回路、117……ピーク値検出回
路、118……浮上り燃料集合体位置検出回路、
119……レベル補正回路、120……表示機
構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超音波トランスジユーサと、この超音波トラ
    ンスジユーサと測定対象物をはさんで設置され超
    音波トランスジユーサから発信された超音波を反
    射する反射板と、上記超音波トランスジユーサを
    所定角度内で旋回させる超音波トランスジユーサ
    駆動機構と、前記超音波トランスジユーサの旋回
    角度を検出する超音波トランスジユーサ位置検出
    回路と、前記超音波トランスジユーサにパルサ信
    号を出力するパルサと、前記超音波トランスジユ
    ーサが検出したエコー信号を入力し増幅するレシ
    ーバと、このレシーバからのエコー信号の通路の
    開閉を行なうゲート回路と、前記パルサにパルス
    トリガ信号を出力するとともに前記超音波トラン
    スジユーサが位置検出回路によ検出されるトラン
    スジユーサ位置に対応したゲート時間を設定し上
    記ゲート回路にトリガ信号を出力するタイミング
    回路と、上記ゲート回路を通過したエコー信号の
    ピーク値を検出するピーク値検出回路と、上記ゲ
    ート回路からのエコー信号の波形から前記測定対
    象物における障害物の位置を検出する障害物位置
    検出回路と、この障害物位置検出回路により検出
    された障害物位置に対応したデータをもとに前記
    ピーク値検出回路により検出されたピーク値を補
    正するレベル補正回路と、前記超音波トランスジ
    ユーサ位置検出回路の検出信号およびレベル補正
    回路からの信号を処理し表示する表示機構とを具
    備したことを特徴とする超音波透視装置。 2 上記障害物位置検出回路は、障害物がない場
    合のエコー信号e0を記憶する第1の記憶回路と、
    前記ゲート回路からのエコー信号eを記憶する第
    2の記憶回路と、上記第2の記憶回路に記憶され
    たエコー信号eを第1の記憶回路に記憶されたエ
    コー信号e0で割算する割算回路と、この割算回路
    の割算結果が0.7以下であるか否かを比較する比
    較回路と、0.7以下となるエコー信号の数を算出
    するカウンタとから構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の超音波透視装
    置。
JP57106517A 1982-06-21 1982-06-21 超音波透視装置 Granted JPS58223007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57106517A JPS58223007A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 超音波透視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57106517A JPS58223007A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 超音波透視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58223007A JPS58223007A (ja) 1983-12-24
JPH0366601B2 true JPH0366601B2 (ja) 1991-10-18

Family

ID=14435596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57106517A Granted JPS58223007A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 超音波透視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58223007A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58223007A (ja) 1983-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI125173B (fi) Nestetason mittausjärjestelmä
US20050069091A1 (en) Radiation image obtaining system and radiation image detector
JPH0366601B2 (ja)
JP5159645B2 (ja) 原子炉水位計測装置および原子炉水位計測方法
US4655992A (en) Remote temperature measurement
JPH0361158B2 (ja)
JPH0366602B2 (ja)
JPH0121441B2 (ja)
KR102632149B1 (ko) 원자로의 코어 공간에 대한 초음파 모니터링 시스템
JPH06186124A (ja) 超音波式漏れ位置測定の校正方法と装置
JPS5950310A (ja) 原子炉用超音波透視装置
US3604529A (en) Apparatus for ultrasonic wave transmission
JPS6210362B2 (ja)
JPS5834799B2 (ja) 原子炉
FI123194B (fi) Reaktorin veden tason mittausjärjestelmä ja reaktorin veden tason mittausmenetelmä
JPH0634076B2 (ja) 超音波透視装置
JPH07146278A (ja) 超音波検査方法および装置
JPS6260001B2 (ja)
JPS61274210A (ja) 管中の堆積物測定方法
Aizawa et al. Demonstration of Under Sodium Viewer in Monju
JPH0749334A (ja) 液体金属中の気泡測定装置
JPS6145167B2 (ja)
JPH0219916B2 (ja)
JPH0861943A (ja) X線測定装置
JPH0411838B2 (ja)