JPH0365240B2 - - Google Patents

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JPH0365240B2
JPH0365240B2 JP3383588A JP3383588A JPH0365240B2 JP H0365240 B2 JPH0365240 B2 JP H0365240B2 JP 3383588 A JP3383588 A JP 3383588A JP 3383588 A JP3383588 A JP 3383588A JP H0365240 B2 JPH0365240 B2 JP H0365240B2
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hydroxy
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polymer
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐候性コーテイングを支持体上に形
成する方法に関するものである。
(従来の技術) 1979年3月27日にウオード(Ward)等に付与
された米国特許4146585号は「重合定着剤
(polymeric adhesion promoters)」として特徴
づけられたある種の湿分硬化性組成物を詳細に開
示している。この組成物は1〜3個の加水分解性
シリコン結合基を含有するイソシアナト官能性オ
ルガノシランをヒドロキシ官能性コポリマーもし
くはターポリマーと反応させて製造したシラング
ラフト化二元コポリマー(a silane grafted
binary copolymer)もしくはターポリマーであ
る。このコポリマーもしくはターポリマーの開始
物質は重合された25〜26重量%の塩化ビニルユニ
ツトおよび共重合された10〜75重量%のヒドロキ
シアルキルアクリレートユニツトを臨界的に含有
し、さらにα,β−エチレン的に不飽和な
(alpha,betaethylenically unsaturated)カル
ボン酸のアルキルエステルおよび飽和脂肪酸のビ
ニルエステルからなる群より選ばれたコポリマー
を0〜30重量%含有してもよいとされている。こ
のようなコポリマーもしくはターポリマーは含有
されるヒドロキシアルキルアクリレートに起因す
るヒドロキシ側鎖を含有しており、化学式 O=C=N=R3−SiXnR4 (3-a) (ただし、式中Xは加水分解性の基、典型的に
は低級アルコキシ基であり、R4は水素もしくは
炭素原子数4以下の低級アルキルであり、nは1
〜3の整数、好ましくは3であり、R3は二価の
脂肪族、芳香族もしくは芳香脂肪族有機基であ
る) で表わされるイソシアナト官能性オルガノシラン
と反応する。このようなイソシアナト官能性オル
ガノシランと主鎖コポリマーもしくはターポリマ
ーのヒドロキシ側鎖のうちの幾らかもしくは全部
が反応する際にはヒドロキシ基がイソシアネート
基と反応してウレタン結合が形成され、その結
果、主鎖ポリマーに変化が生じ、その長さに沿つ
て前記ウレタン結合を介在して各々該ポリマー主
鎖に結合された複数のオルガノシラン側鎖を有す
るようになる。本発明において引用する前記米国
特許は、例えばその第4欄に示されているよう
に、このようなウレタン結合R3基として様々な
ものを挙げている。ウオード等によつて教示され
たイソシアナト官能性オルガノシランのうち、本
発明において好ましくは使用できるものはγ−イ
ソシアナトプロピルトリエトキシシランである。
前記米国特許に開示されるように、従来技術に
よる「重合定着剤」は非孔質の支持体、特にガラ
スおよびアルミニウム等の酸化表面(an oxidic
surface)を有する無機支持体と強力に結合する
ことが知られている。水分の存在下においては、
主鎖ポリマー上に存在する加水分解性のX基が加
水分解する一方、互いに(おそらく中間生成物シ
ラノールを経て)反応してシロキサン(−Si−O
−Si−)結合の存在により架橋されたポリマーを
形成する。さらに前記米国特許は非孔質支持体に
施したこのようなコーテイングが、さらに異なつ
た樹脂生物質の該支持体に対する接着を容易にす
るためのプライマーコーテイングとして使用でき
ることを教示している。
前記米国特許によつて製造されたコーテイング
組成物は良好な耐候性を有すると主張されている
が、従来技術のポリマーおよび該ポリマーを含有
する組成物の耐候性は現代の技術、特に自動車業
界においてこれらの組成物に求められる要求を満
たすには程遠いものである。これらの組成物が自
動車製造用の接着剤として使用されたり、風除ガ
ラスおよび自動車のウインドウのマウント用に用
いられたりした場合には、特に耐熱性、耐湿性、
および耐紫外線性について、自動車業界がこのよ
うな接着剤およびシーラントに課している基準は
全く満たされない。
(発明が解決しようとする課題) したがつて、本発明は特に自動車業界において
課せられた厳格な最近の耐候性基準を満足する耐
候性コーテイングを支持体上に形成する方法を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば上記目的は加水分解性アルコキ
シシラン側基を有するアクリル樹脂により達成さ
れる。本発明に用いられるアクリル樹脂はヒドロ
キシ側基を有するポリ(メト)アクリレートポリ
マーとイソシアナイト官能性プロピルトリエトキ
シシランとを反応させることによつて製造される ヒドロキシ側基を有するポリ(メト)アクリレ
ートポリマーは公知であり、例えば「G−
cure867」、「G−cure868」および「G−cure869」
等、「G−cure」アクリル樹脂という商品名で、
また例えば「Acryloid AU−608」樹脂および
「Acryloid OL−42」樹脂等、「Aoryloid」とい
う商品名で市販されている。これらのヒドロキシ
官能性アクリルポリマーおよびメタクリルポリマ
ーは例えばトルエン,キシレン,エチルベンゼ
ン,脂肪族炭化水素およびエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート等、多様な溶媒系中
に供給される。これらのポリマーは例えば遊離基
開始剤の存在下において適当な溶媒中で、ヒドロ
キシエチルアクリレートとブチルアクリレートと
からなる混合物を共に加熱することによつて製造
される。このような化合物の製造方法は例えば、
オブライエン(0′ Brien)による米国特許第
3028367号に開示されている。しかしながら、こ
の特許の方法は特に比較的低分子量の化合物の製
造を目的とするものであり、連鎖移動剤および分
子量調整剤として機能するメルカプタンの存在下
において行なわれる。一方、当業者にとつて公知
であるように、本発明において用いられるような
高分子量の製品は連鎖移動剤の含有量を減少させ
るか、あるいは完全に除去することによつて得る
ことができる。本発明における使用に適したポリ
(メト)アクリレートポリマーの重量平均分子量
は約1000〜約100000、好ましくは20000〜60000で
ある。
このような型のポリ(メト)アクリレートポリ
マーは、当業者に公知であり前述のウオード等の
特許に記載された技術により、加水分解性の基を
有するイソシアナト官能性オルガノシランと反応
させる。なお、イソシアナト官能性オルガノシラ
ンとは、化学式O=C=N=R3−SiXnR4 (3-o) (ただし、式中Xは加水分解性の基、典型的に
は低級アルコキシ基であり、R4は水素もしくは
炭素原子数4以下の低級アルキルであり、nは1
〜3の整数、好ましくは3であり、R3は二価の
脂肪族、芳香族もしくは芳香脂肪族有機基であ
る) で表わされる化合物であり、例えば、γ−イソシ
アナトプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシ
アナトプロピルトリメトキシシラン等である。こ
れら2つの成分は、イソシアネート基が水分を予
備反応するのを防止するため、また早期加水分解
およびそれに続く加水分解性シラン基の早期縮合
を防止するために無水条件下で反応させることが
好ましい。これらの物質は0〜150℃の範囲、好
ましくは25〜80℃の範囲の温度において加熱し、
赤外線顕微鏡で反応混合物中に遊離イソシアネー
トが検知されなくなるまで加熱を続ける。反応
は、好ましくはカルボン酸の第一錫塩(例えばオ
クタン酸第1錫、オレイン酸第1錫、酢酸第1
錫、およびラウリン酸第1錫)、ジカルボン酸ジ
アルキル錫(例えばジブチル錫ジラウレート、お
よびジブチル錫ジアセテート)、第三アミンもし
くは錫メルカブチド等のようなウレタン結合形成
促進触媒の存在下で行なうことが望ましい触媒の
量は使用する酸素の性質に依存し、触媒される混
合物に対して通常0.005〜5重量%である。
反応させるイソシアナイト基に対するヒドロキ
シ基の当量比を単純に選択すればポリ(メト)ア
クリル主鎖ポリマー上のヒドロキシ側基のうちの
すべてもしくはそのうちの幾らかを反応させるこ
とができ、この結果、ウレタン結合を形成させた
り、加水分解性シラン側基をポリマー主鎖に導入
させることができる。
主鎖ポリマー中におけるアルキル(メト)アク
リレートに対するヒドロキシアルキル(メト)ア
クリレートモノマーの比率は広範囲に変化し得る
が、各ポリマー鎖は少なくとも2個のヒドロキシ
側鎖を含み、通常は多数のこのような基がポリマ
ー主鎖に沿つてランダムに位置している。例えば
前述の市販の物質のヒドロキシ当量(hydroxy
equivalents)は400〜1000の間で変化する。物質
の許容できる分子量を考慮すると、明らかにポリ
マーの含みうる基の数はポリマー主鎖1本に対
し、最低3個もしくは4個、最高100個以上であ
る。これらのうちのいくつかもしくはすべてをイ
ソシアナト官能性オルガノシランと反応させるこ
とができ、この反応はオルガノシラングラフトを
ポリマー内にカツプリングするウレタン結合の形
成を伴う。
支持体上に強力なコーテイング(a
tenacious coating)を形成する際には上記の樹
脂を揮発性有機溶媒中に溶解した形態で支持体上
に適用することが好都合である。例えばコーテイ
ング,噴霧,浸漬,ペインテイング等、公知の方
法でこの溶液を支持体上に適用した後、支持体上
のポリマーのフイルム残分を残して溶媒は蒸発に
より除去することができる。適用に先立ち、樹脂
を無水条件下に保持して、その加水分解性の基の
早期加水分解を防止する。当然ながら、樹脂を供
給するための溶液も無水とする。樹脂が支持体上
に適用され、環境雰囲気に暴露されると、雰囲気
中の水分の存在によりポリマーが湿分硬化する。
前述のように硬化反応はポリマーの架橋を招くシ
ロキサン基の形成および加水分解したシランと支
持体表面中に存在する反応基、特にガラスおよび
アルミニウム等の支持体上に特徴的に存在する酸
化基(oxidicgroup)との反応を伴う。
また、上記の樹脂には注意深く乾燥した従来の
コーテイング添加剤、例えばカーボンブラツク,
二酸化チタン,表面処理シリカ等の充填剤および
紫外線安定剤、酸化防止剤等の助剤を結合させる
こともできる。
さらに、上記の樹脂は上記の従来の添加剤の有
無に拘らず、他の樹脂成分、特に適合するフイル
ム形成重合結合剤(film−forming polymeric
binder)と結合させることができる。従来技術の
ポリマーとこのような結合剤を結合するとその結
果得られる混合物の支持体に対する接着力を増大
させることができ、さらに例えばシーラント化合
物等、その上に適用される樹脂に対する混合物の
接着を促進させることができる。強力なコーテイ
ングを形成する際に上記の樹脂と結合させること
のできるフイルム形成樹脂としては例えば、ヒド
ロキシ側基を有する前述のポリ(メト)アクリレ
ート開始物質があるが、このヒドロキシ基は他の
いかなる物質とも反応しない。また、上記の樹脂
は多様なポリ(メト)アクリレートホモポリマー
およびコポリマーと混合することができる。さら
に上記の樹脂は熱可塑性ポリウレタンと結合さ
せ、支持体上に強力なコーテイングを形成するこ
ともできる。
(作用) 前述のように、本発明により支持体上に形成さ
れたコーテイングはその上に他の樹脂物質を適用
するためのプライマーコーテイング(a
primer coating)として用いることもでき、こ
の際には支持体に対するこの他の樹脂物質の結合
力がプライマーの作用により大幅に増大する。こ
のような他の樹脂物質としては例えば樹脂シーラ
ント化合物が挙げられる。したがつて、上記の樹
脂は自動車業界において、例えばポリウレタンポ
リマーを主成分とする重合シーラント成分により
風除ガラスおよび他のガラスを自動車構造物内に
接着するのに先立つて、プライマーとして使用さ
れる。この型のポリウレタンシーラント化合物と
して適当なものは例えばデサンテイス(De
Santis)の米国特許第3779794号に教示されてお
り、該特許の内容は本発明において引用される。
支持体に対するシーラントの接着力のプライマー
による増大は前述の反応に起因する一方、プライ
マー化合物のポリ(メト)アクリレート主鎖とそ
の上に適用される有機樹脂成分との良好な適合性
にも起因するものと考えられる。
同様に、上記の樹脂を前述の型の他の樹脂と混
合すると支持体上に強力なコーテイングを形成す
ることができ、上記の樹脂は他の樹脂の接着促進
剤として作用する。さらに、上記の樹脂と他の樹
脂との組合せを含むこのようなコーテイングはそ
の上に他の樹脂結合物質を適用する際のプライマ
ーコーテイングとして使用することもできる。
前述のすべての場合において先述の型の従来の
充填物および添加物を組込むことができるが、こ
れらの物質は樹脂に混合する前に注意深く乾燥
し、水分の導入による早期硬化を防止することが
望ましい。
(実施例) 実施例 1 ヒドロキシ側基を有するポリアクリレートコポ
リマー210g、溶媒として用いるテトラヒドロフ
ラン332g、γ−イソシアナトプロピルトリエト
キシシラン52g、および「Formrez UL−28」と
いう商品名で市販されているジアルキル錫ジカル
ボキシレート触媒0.1gを、機械式撹拌機,温度
計,加熱マントル,および乾燥管に接続した冷却
器を備えた三つ口ガラス反応器に添加した。そし
て混合物を15時間、すなわち反応混合物の赤外ス
ペクトル中に4.4ミクロンのイソシアネート吸収
ピークが検出されなくなるまで、還流した。容器
内容物の固形分含量は30%であつた。
使用したポリアクリレートポリマーは
「Acryloid AU−608」という商品名で市販され
ており、ブチルアクリレートとヒドロキシエチル
アクリレートを約4:1のモル比で有するコポリ
マーである。ヒドロキシ当量重量(hydroxy
equivalent weight)が600であるこの物質を、酢
酸セロソルブとトルエンとの混合物中の反応混合
物溶液中に導入した。得られた樹脂の重量平均分
子量は約19.300であり、OH基とNCO基との間の
当量比は1:1であつた。
実施例 2 実施例1の方法を用い、実施例1のポリアクリ
レートポリマー1703gを、1485gのメチルエチル
ケトンを溶媒とする422gのγ−イソシアナトプ
ロピルトリエトキシシランと、実施例1と同様に
「UL−28」触媒0.5gの存在下で反応させた。
この混合物中においてOH:NCOの当量比は
1.0:1.0であつた。すなわち、ポリアクリレート
開始ポリマー中に存在するすべてのヒドロキシ側
鎖がイソシアネートとの反応によつてウレタン結
合に転化した。
これらの物質を80℃で6時間反応させると、赤
外線顕微鏡でイソシアネートが検出されなくなつ
た。反応後、溶液に1203gのメチルエチルケトン
を添加して、固形分含量が30%となるように希釈
した。
実施例 3 実施例1および2と同様の方法で、1391g
「Acryloid AU−608」ポリアクリレートポリマ
ーと258gのγ−イソシアナトプロピルトリエト
キシシランを、実施例1および2と同様に0.4g
の「UL−28」を触媒とし、1082gのメチルエチ
ルケトン中において反応させた。この混合物中に
おいてOH:NCOの当量比は1.0:0.75であつた。
すなわち、ポリアクリレート開始ポリマー中に存
在するすべてのヒドロキシ基がイソシアネートと
の反応によつてウレタン結合に転化したのではな
い。溶液中の最終総固形分含量は40%であつた。
実施例 4 「Acryloid AU−608」(ポリアクリレートポ
リマーの1種)137g(0.137ヒドロキシ当量)、
溶媒として用いられるテトラヒドロフラン202.5
g、γ−イソシアナトプロピルトリメトキシシラ
ン28.1g(0.137NCO当量)、および「Formrez
UL−28」接触0.1gを、機械式撹拌機,温度計,
加熱マルトル、および乾燥管に接続した冷却管を
備えた三つ口ガラス反応器に添加した。して混合
物13時間還流し、反応混合物の赤外スペクトル中
に4.4ミクロンのイソシアネート吸収ピークが検
出され得ないようにした。混合物の固形分含量は
30%であり、OH:NCOの当量比は1.0:1.0であ
つた。
実施例 5 「G−cure867」(重量比で55%の酢酸セルソル
ブと19%のエチルベンゼンと26%の脂肪族炭化水
素とからなる溶媒混合物中に60%溶液として含ま
れる、ヒドロキシ側基を有するポリアクリレート
であつて、固形樹脂のヒドロキシ当量重量=600
である)375.0g(0.375eq)、γ−イソシアナト
プロピルトリエトキシシラン92.6g(0.375pq)、
酢酸エチル59.1g、および「Formrez UL−28」
触媒0.16gを、温度計と冷却器と機械式撹拌機と
を備えた三つ口フラスコに添加した。反応は75℃
で15時間行ない、4.4ミクロンにおけるイソシア
ネートの吸収が赤外分析で検出され得ない状態と
した。OH:NCOの当量比は1.0:1.0であり、総
固形分含量は30重量%であつた。
実施例 6 「G−cure868」(重量比で55%の酢酸セロソル
ブと19%のエチンベンゼンと26%の脂肪族炭化水
素とからなる溶媒混合物中に60%溶液として含ま
れる、ヒドロキシ側鎖を有するポリアクリレート
であつて、固形樹脂のヒドロキシ当量重量=800)
200g(0.15eq)、γ−イソシアナトプロピルトリ
メトキシシラン30.8g(0.15eq)、テトラヒドロ
フラン271.9g、および「Formrez UL−28」触
媒0.06gを、温度計,冷却器および機械式撹拌機
を備えた三つ口フラスコ中で混合した。反応は65
℃で6時間行ない、4.4ミクロンにおけるイソシ
アネートの吸収が赤外分析によつて検出され得な
い状態とした。OH:NCOの当量比は1.0:1.0で
あり、総固形分含量は30重量%であつた。
実施例 7 実施例1のシラングラフト化ポリアクリレート
(Silane grafted polyacrylate)を、ガラス上に
使用するのに適したプライマーとして用いるため
に以下のように配合した。
実施例1のシラングラフト化ポリアクリレート
30%溶液100gを1クオートのスチールボールミ
ル中で27.5gの無水カーボンブラツクと混合し
た。この混合物をボールミル中で16時間粉砕し、
ヘグマル粉末度(Hegman fineness)を71/2よ
り大とした。
そして、実施例1のシラングラフト化ポリアク
リレート溶液62.5gをこの黒粉に添加し、さらに
37.5gの無水トルエンを加え、混合物をさらに2
時間、無水条件下でボールミルした。
実施例 8 実施例2のシラングラフト化ポリアクリレート
をガラス上に使用するのに適したプライマーとし
て用いるために以下のように配合した。
実施例2のようにメチルエチルケトン中で合成
したシラングラフト化ポリアクリレート30%溶液
100gを1クオートのスチールボールミル中で
27.5gの無水カーボンブラツクと混合した。この
混合物をボールミル中で16時間粉砕し、ヘグマン
粉末度を71/2より大とした。
そして、「AcryloidB−48N」という商品名で
市販されているポリメチルメタクリレートコポリ
マー25gを無水トルエン75gに溶解したものをこ
の黒粉に加え、混合物をさらに2時間、無水条件
下でボールミルした。
実施例 9 実施例2のシラングラフト化ポリアクリレート
を、ガラス上に使用するのに適したプライマーと
して用いるために以下のように配合した。
市販のポリメチルメタクリレートコポリマー
(「AcryloidA−11」)50gを1クオートのスチー
ルボールミル中で無水カーボンブラツク55gおよ
び無水メチルケトン150gと混合した。この混合
物をボールミル中で16時間粉砕し、ヘグマン粉末
度を71/2より大とした。
そして、実施例2のシラングラフト化ポリアク
リレート30%溶液200gをこの黒粉に添加し、さ
らに無水メタノール30gを加え、混合物をさらに
2時間、無水条件下でボールミルした。
実施例 10 実施例4のシラングラフト化ポリアクリレート
を、ガラス上に使用するのに適したプライマーと
して用いるために以下のように配合した。
市販のポリメチルメタクリレートコポリマー
(「AcryloidB−50」)50gを1クオートのスチー
ルボールミル中で無水カーボンブラツク56gおよ
び無水トルエン150gと混合した。この混合物を
ボールミル中で16時間粉砕し、ヘグマン粉末度を
71/2とした。
実施例4のシラングラフト化ポリアクリレート
30%溶液200gをこの黒粉に添加し、混合物をさ
らに2時間、無水条件下でボールミルした。
実施例 11 実施例3のシラングラフト化ポリアクリレート
(当量比OHNCO=1:0.75)を、ガラス上に使
用するのに適したプライマーとして用いるために
以下のように配合した。
市販のポリメチルメタクリレートコポリマー
(「AcryloidB−50」)50gを1クオートのスチー
ルボールミル中で無水カーボンブラツク55gおよ
び無水トルエン150gと混合した。この混合物を
ボールミル中で16時間粉砕し、ヘグマン粉末度を
71/2より大とした。
そして、実施例3のシラングラフト化ポリアク
リレート40%溶液200gをこの黒粉に添加し、さ
らに無水メタノール20gを加え、混合物をさらに
1時間、無水条件下でボールミルした。
実施例 12 実施例1のシラングラフト化ポリアクリレート
を、ガラス上に使用するのに適したプライマーと
して用いるために、以下のように配合した。
実施例1のポリマー製造用の開始物質として用
いたブチルアクリレートとヒドロキシエチルアク
リレートとのコポリマーである「Acryloid AU
−608」397gを1ガロンボールミル中でメチルエ
チルケトン554gおよび無水カーボンブラツク261
gと混合した。この混合物をボールミル中で粉砕
し、ヘグマン粉末度を71/2より大とした。
そして、実施例1のシラングラフト化ポリアク
リレート30%溶液1951gをこの黒粉に添加し、さ
らに1時間、無水条件下でボールミルした。
実施例 13 実施例5のシラングラフト化ポリアクリレート
を、ガラス上に使用するのに適したプライマーと
して用いるために、以下のように配合した。
実施例10において結合剤として使用した
「「AcryloidB−50」ポリメチルメタクリレート40
gを1クオードボールミル中で無水トルエン120
gおよび無水カーボンブラツク45gと混合した。
この混合物をボールミル中で粉砕し、ヘグマン粉
末度を71/2より大とした。
そして、実施例5のシラングラフト化ポリアク
リレート30%溶液160gをこの黒粉に添加し、さ
らに無水メタノール20gを加え、さらに1時間、
無水条件下でボールミルした。
実施例 14 実施例13のプライマー組成物中における実施例
5のシラングラフト化ポリアクリレートを実施例
6のシラングラフト化ポリアクリレートに置換え
ることにより、実施例6のシラングラフト化ポリ
アクリレートを、ガラス上に使用するのに適した
プライマーとして用いるために配合した。
実施例 15 実施例7〜14により配合された黒粉組成物の
各々を独した清浄な未処理の2.54cm×10.16cm
(1インチ×4インチ)のガラスパネル上にブラ
シによつて塗布し、5〜10分間乾燥してフイルム
とした。この黒色コーテイングを環境雰囲気条件
下で室温において7日間、大気水分の存在下で熟
成させ、充分に架橋させた。接着力は、コーテイ
ングと「Scotch」ブランドの接着テープをクロ
スハツチング(cross−hatching)した後にテー
プを剥がすことにより試験した。テープがガラス
支持体からコーテイングを剥がすことが困難であ
れば、コーテイングは良好な接着力を示すことに
なる。そして、熟成したコーテイングを有するガ
ラス板を相対湿度100%、温度100〓(37.7℃)の
湿潤キヤビネツト中で3週間保存することによ
り、耐候性試験を行なつた。 これら8個のコー
テイングの各々において、温度および湿度の極限
値は接着力に対し、検出可能ないかなる影響も及
ぼさなかつた。すなわち、各サンプルにおいて前
述の接着テープによる引き剥がしテストを行なつ
た場合、コーテイングをガラス支持体から剥がす
ことは不可能であつた。
実施例 16 実施例15と同様に、実施例7〜17の組成物をブ
ラシでコーテイングして室温で熟成した2.54cm×
10.16cm(1インチ×4インチ)のガラスパネル
をアトラスツインエンクローズドカーボンアーク
(an Atlas Twin Enclosed Carbon Arc)
「Weather−O−Meter」モデルCDMC内に1000
時間放置し、その間、温度を190〓(87.7℃)に
維持した断続的に散水することにより、湿度およ
び温度共に紫外線の影響を試験した。
試験後、コーテイングしたパネルを検査した
が、実施例15に記載した接着テープ試験を用いて
もコーテイングの接着特性には変化が認められな
かつた。すなわち、各サンプルにおいて耐候試験
の前後に拘らず、接着テープによりガラス支持体
からコーテイングを剥がすことは不可能であつ
た。
実施例 17 本実施例は樹脂組成物を、接着シーラント組成
物を適用するためのプライマーとして使用する例
に関するものである。
以下のように未処理ガラス表面とペイントされ
た金属表面とを接着した。
10.16cm×2.54cm(4インチ×1インチ)のガ
ラスパネルを各々別々に、実施例15の方法を用い
て実施例7〜14のプライマー組成物の1つにより
コーテイングした。次いで、米国特許第3779794
号の教示に従つてジフエニルメタン−4,4′−ジ
イソシアネートとポリオキシプロピレンジオール
およびポリオキシプロピレントリオールからなる
混合物との反応生成物にカーボルブラツクおよび
無水充填剤を配合してなる湿分硬化性ポリウレタ
ン組成物を幅6.35mm(1/4インチ)高さ8.47mm
(1/3インチ)の形状としたビーズを、コーテイン
グした各ガラスパネルにおける2.54cm(1イン
チ)の端に横たわるように配置し、シーラントお
よびプライマーが25.4mm×6.35mm(1インチ×1/
4インチ)の領域を越えて接触するようにした。
次いで、2.54cm×10.16cm(1インチ×4イン
チ)のペイントした金属パネルをシーラントビー
ズの高さが6.35mm(1/4インチ)となるような圧
縮力により、各シーラントビーズ上に接着した。
そして、この結果得られたラミネートを環境温
度および湿度条件下において1週間湿分硬化し
た。
この接着複合材料を相対湿度100%,温度
100°F37.7℃)の湿潤ボツクス中に連続7日間放
置することにより、耐湿性試験を行なつた。そし
て、「Instron」試験機を用い、重ね剪断強さを試
験したところ、各サンプルとも剪断強さ値35.15
Kg/cm2(500psi)においてポリウレタンシーラン
トの凝集破壊が生じた。
紫外線をガラスパネルに通すアトラスツインエ
ンクローズドカーボンアーク「Weather−O−
Meter」モデルCDMC内において接着複合材料を
湿度および紫外線に1000時間暴露した。温度は
190〓(87.7℃)に維持し、断続的に散水した。
「Instron」試験機を用いて重ね剪断強さを試験し
たところ、各サンプルとも重ね剪断強さ値42.18
Kg/cm2(600psi)において凝集破壊が生じた。
耐湿および耐候試験の双方において本発明によ
るプライマーは損傷を受けず、適用されたガラス
表面に完全に付着した。
(発明の効果) 本発明によれば、特にガラス等のような非孔質
支持体上に強力なコーテイングを形成することが
できる。さらに、このような強力なコーテイング
は、湿分硬化ポリウレタンシーラント等、さらに
他の樹脂を支持体上に接着することを容易にする
ためのプライマーコーテイングとしても使用する
ことができる。シーラントはプライマー処理した
支持体を他の物質と結合するための接着剤として
使用することもでき、また最終コーテイングとし
て機能させることもできる。本発明による加水分
解性アルコキシシラン側基を有するポリ(メト)
アクリレートポリマーを臨界的に含有する組成物
を用いた強力なコーテイング、およびこのような
強力なコーテイングをプライマーとして結合した
シールおよび接着層は顕著な耐候特性、すなわち
熱、水分および紫外線照射等の有害な影響による
劣化に対する長期間の耐性を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加水分解性アルコキシシラン側基を有するア
    クリル樹脂を含有する樹脂組成物を支持体上に塗
    布し、該加水分解性アルコキシシラン側基を水分
    の存在中において加水分解することからなる耐候
    性コーテイングを支持体上に形成する方法におい
    て、前記アクリル樹脂が、モル比約4:1のブチ
    ルアクリレートとヒドロキシエチルアクリレート
    とから構成された重量平均分子量約1000〜約
    100000、ヒドロキシ当量600のコポリマーからな
    り、該コポリマーのヒドロキシ基の少なくとも75
    当量%がプロピルトリエトキシシランとのウレタ
    ン結合によつて置換されているものであることを
    特徴とする方法。 2 前記樹脂組成物に前記アクリル樹脂と異なる
    フイルム形成重合結合剤が含有されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記支持体がガラスであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP3383588A 1984-09-24 1988-02-16 耐候性コーティングを支持体上に形成する方法 Granted JPS63214376A (ja)

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