JPH0365077B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜技術分野＞ 本発明はカメラ・マイク・スピーカ及び呼出し
釦等を備えたドアホンとモニターテレビ及び通話
装置等を備えたモニター装置とを同軸ケーブルに
て接続して成るドアホンカメラシステムに関する
ものである。

＜従来技術＞ 近年、ホームオートメーシヨンシステムの開発
が活発化しつつあり、そのひとつとして玄関等の
ドアホン或はテレビカメラを取り付け、家庭内の
適所に設置したモニターテレビによつて外来者を
受像し得る様にしたドアホンカメラシステムがあ
る。

従来のドアホンカメラシステムは第３図に示す
様にカメラ照明１・カメラのレンズ２・スピーカ
３・呼出し釦４及びマイク５等を備えたドアホン
６とスピーカ７・マイク８を内蔵した送受話機９
及び専用モニターテレビ１０を備えたモニターパ
ネル１１（或いは通話部と受像部とを分離したモ
ニター装置）とを同軸ケーブル１２にて接続して
成る。

そして上記のように構成したドアホンカメラシ
ステムは、外来者がドアホン６の呼び出し釦４を
押すと受像回路が作動して、カメラにて照明によ
つて照らしだされた外来者を撮像し、モニターパ
ネル１１上或はモニター装置の専用モニターテレ
ビ１０に映し出すとともに、呼出音を鳴動して訪
問を報知する。そこでドアホン６側のマイク５及
びスピーカ３とモニターパネル１１或はモニター
装置側のマイク８及びスピーカ７を備えた送受話
器９とから構成される通話回路によつて通話を行
ない、外来者と応対するようになつている。

上記のようなドアホンカメラシステムでは既存
しているインターホンを使用していた場合、新た
にドアホンカメラシステムを購入して使用しなけ
ればならず価格が高くなり、又モニター装置のモ
ニターテレビジヨンとして専用モニターテレビジ
ヨンを使用しなければならず、モニター装置の価
格が高くなるという欠点があつた。

＜目的＞ 本発明は上記の欠点に鑑み、既存のドアホンを
有効に使用して、又モニター装置のモニターテレ
ビジヨンとして家庭用の汎用テレビジヨン受像機
の使用を可能とするドアホンカメラシステムを提
供することを目的とする。

＜構成＞ 本発明のドアホンカメラシステムは既存のドア
ホンの鳴動音を受信するマイク・音受信手段と音
信号を検知する検知手段の検知した信号を光信号
に変換する信号発生手段、変換して送信する発光
素子を有する送信手段と、該送信手段から送信さ
れた光信号を受信する受光素子を有する受光手
段、それを増幅させる増幅信号手段の信号を識別
する検波手段、検波したことによりカメラ映像に
切り替える制御指示手段、カメラの映像出力を
RF信号に変換するRF変調信号回路、制御指示手
段によつてテレビ局からの放送RF信号とカメラ
側のRF信号のいずれかを切り替える切替回路を
備えて構成してなるドアホンカメラシステムであ
る。

上記の構成により来客があり外来者が既存のす
でに設置されているドアホンの呼出し釦を押す
と、室内側に設置されているドアホンの室内機か
らチヤイムやブザー等の呼出音が報知される。該
ドアホン室内機に取り付けられた呼出信号受信機
のマイクが該呼出信号を受信、増幅信号手段を経
て音受信手段によつて受信され、受信された信号
は音検知手段によつて検知され、検知した時信号
発生手段をへて送信手段によつて送信する。該送
信信号は室内機に設置されている呼出信号受信機
とモニター装置とを結ぶ線路上に設けられた中継
器の受光手段によつて該光信号を受信し、増幅信
号手段を経て検波手段により検出し制御指示手段
により切り替えられテレビジヨン受像機の空チヤ
ンネルにカメラによつて撮像された外来者の像が
モニター装置のモニターテレビ画面上に映され
る。

このことによりこのドアホンカメラシステムは
既存の使用されている音声のみのドアホンをその
まま利用でき、ドアホンカメラシステムとして使
用できる。

＜実施例＞ 以下本発明のドアホンカメラシステムの一実施
例を第１図及び第２図とともに説明する。

第１図は本発明のドアホンカメラシステムの一
実施例を示す概略構成図であり、マイク１５・呼
び出し釦１６・スピーカ１７を備えたドアホン室
外機１８とスピーカ１９・マイク２０とを内蔵し
た送受話器２１を備えたドアホン室内機２２、該
ドアホン室外機１８と該室内機２２とを専用線２
３によつて結ばれて構成されている既存の使用さ
れているドアホンシステムに呼出音を受信する呼
出信号受信機２４がドアホン室内機２２に設置さ
れ外来者を映すカメラ２５、テレビジヨン受像機
２６から成るモニター装置とカメラ２５とモニタ
ー装置とを結ぶ同軸ケーブル２７上に設けられた
中継器２９とから構成されている。

尚、２８はテレビジヨン受像機２６に内蔵され
たテレビ画面である。

本発明の要旨とするところは、モニター装置側
にあり特に光信号を送信する発光素子を備えてい
る呼出音受信機２４からの光信号を受信する受光
素子を備えている中継器２９とを設けた回路にあ
る。

第２図は本発明のドアホンカメラシステムの一
実施例の要部を示す概略ブロツク図であり、ドア
ホン室内機２２に設置されている呼出信号受信機
２４、中継器２９、カメラ２５、テレビジヨン受
像機２６を主体として成る。

呼出信号受信機２４はマイク３１、信号増幅手
段３２、音受信手段３３、音検知手段３４、信号
発生手段３５、送信手段３６から成り、ドアホン
室内機２４から呼出音が報告され、その該呼出音
がマイク３１から入力され増幅信号手段３２で増
幅され、増幅された信号は音受信手段３３を経て
音検知手段３４によつて検知し、検知された信号
は信号発生手段３５によつて信号を発生し、発光
素子を有する送信手段３６によつて光信号を送信
する。

送信された光送信信号は受光手段３８、増幅信
号手段３９、検波手段４０、制御指示手段４１、
切替回路４２、RF変調信号回路４３からなる中
継器２９の光信号を受信する為の受光素子を有す
る受光手段３８が受信し、増幅信号手段３９によ
つて増幅され、増幅された信号を識別する検波手
段４０にて識別検波し、検波された信号を制御し
て切替回路４２に指示を与える。制御指示手段４
１によつて切替回路は外部テレビ局からのRF変
調信号とカメラから送られるRF信号を切り替え
る。次にカメラ２５によつて撮像された外来者を
うつした映像信号はモニター装置２６とカメラ２
５とを結ぶ同軸ケーブル２７によつて中継器２９
に送られ、該中継器２９に内蔵されているRF変
調信号回路４３によつて変調され、変調された信
号は切替回路４２を経てモニター装置２６のテレ
ビジヨン受像機のテレビ画面へ映される。

又、第１図に示す実施例のようにモニターテレ
ビとしてテレビジヨン受像機を用いることによ
り、各家庭に既存のテレビジヨン受像機に外来者
の像を映すことが可能であり、音声は既存のドア
ホンで可能である。

第１図及び第２図において、４４は受信アンテ
ナである。

＜効果＞ 本発明のドアホンカメラシステムは上記のよう
な構成であるから、一般家庭に既にあるドアホン
システムを使用し外来者の呼び出しに即応してド
アホン室内機に設置されている呼出音受信機から
光を受信、光信号を受信することにより外来者の
像をテレビジヨン受像機に映し出すことができる
ので、専用モニターテレビジヨンを設置する必要
がなく、既に設置されているドアホンを有効に通
話回路として利用でき、安価にシステムを構成す
ることができ実用的に効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のドアホンカメラシステムの一
実施例を示す概略構成図、第２図は本発明のドア
ホンカメラシステムの一実施例の要部を示すブロ
ツク図、第３図は従来のドアホンカメラシステム
の一実施例を示す概略構成図である。 図面中、１５はマイク、１６は呼び出し釦、１
７はスピーカ、２５はカメラ、２６はテレビジヨ
ン受像機、２７は同軸ケーブル、３４は音検知手
段、３６は送信手段、３８は受光手段、４１は制
御指示手段、４２は切替回路を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ カメラ・マイク・スピーカ及び呼出し釦等を
   備えたドアホンとモニターテレビ及び通話装置等
   を備えたモニター装置とを同軸ケーブルにて接続
   して成るドアホンカメラシステムに於いて、既存
   の音声のみのドアホンの音を検知する音検知手段
   と、検知した音を光の信号により発信する発光素
   子を有する送信手段と、前記光の信号を受信する
   受光素子を備えた受光手段を設け、受光した信号
   を検波し切替回路を制御する制御信号を送出する
   制御指示手段によつてカメラからのビデオ信号を
   切替えてモニター装置にうつしだす事を特徴とす
   るドアホンカメラシステム。