JPH0365031A - 無停電電源制御装置 - Google Patents

無停電電源制御装置

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JPH0365031A
JPH0365031A JP1196984A JP19698489A JPH0365031A JP H0365031 A JPH0365031 A JP H0365031A JP 1196984 A JP1196984 A JP 1196984A JP 19698489 A JP19698489 A JP 19698489A JP H0365031 A JPH0365031 A JP H0365031A
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circuit
switch
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、同一の交流電源に接続された無停電電源及
びバイパス回路を切換えて、良質の交流を負荷に供給す
る無停電電源制御装置に関し、特に電路切換時の出力電
圧変動を抑制した無停電電源制御装置に関するものであ
る。
[従来の技術〕 従来より、コンピュータシステム等に対しては、良質な
交流電源を供給する必要があるため、商用の交流電源を
一旦直流に変換した後、インバータを介して良質な交流
電流を出力する無停電電源が用いられている。この種の
無停電電源には、停電バックアップ用にエネルギ蓄積手
段(蓄電池〉が内蔵されているが、更に、無停電電源の
故障時のバックアップ用に、商用の交流電源を直接負荷
に接続するためのバイパス回路が設けられている。
第9図は、例えば田中信也及び中村萬太部共著による「
無停電電源」(オーム社、新OHM文庫、昭和61年8
月25日発行)の第12頁の族2.3に記載された、従
来の無停電電源制御装置を示す構成図である。
図において、商用の交流電源(1)には、リアクトル等
からなる電源インピーダンス(2)を介して、U P 
S (Uninterruptible Power 
5upply)と呼ばれる無停電電源(以下、UPSと
いう)(3)が接続されている。
UPS(3)は、交流を直流に変換する交流直流変換器
即ち整流器(31)と、この整流器(31)に直流回路
(32)を介して接続されて直流を交流に変換するイン
バータ(33)と、直流回路(32)に接続されたエネ
ルギ蓄積手段即ち蓄電池(34)と、整流器(31〉の
入力側に挿入されたサーキットブレーカ(以下、開閉器
という) (35)と、整流器(31)に供給される整
流器電流18を検出する変流器(36)とを備えている
。尚、開閉器(35)は、サーキットブレーカに限らず
、電磁継電器などで構成することもできる。
又、変流器(36)は、整流器(31〉の交流側に限ら
ず、直流回路(32)側に設けてもよい。
交流電源(1〉には、UPS(3)と並列配置の交流電
路となるバイパス回路(4)が接続されており、UPS
(3)及びバイパス回路(4)の出力側には、これら交
流電路の一方を選択して負荷(6)に接続する切換回路
(5)が設けられている。
切換回路(5)は、並列配置された2個の交流スイッチ
(51)及び(52)を備えており、各交流スイッチ(
51)及び(52)は、逆並列接続された双方向のサイ
リスタ対からなっている。一方の交流スイッチ(51)
は、UPS(3)と負荷(6〉との間に挿入され、通常
時に導通されてインバータ(33)から負荷(6)への
給電を行い、他方の交流スイッチ(52〉は、バイパス
回路(4)と負荷(6)との間に挿入されており、U 
P S (3)の故障時などに導通されて、交流電源(
1〉からバイパス回路(4〉を介した負荷(6)への給
電を行うようになっている。
UPS(3)内のインバータ(33)からの交流出力は
、同期制御回路(図示せず)により、電路切換時に交流
電源(1)からの交流出力と同期するように位相制御さ
れている。
UPS(3)及び切換回路(5)には、両者を制御する
ための無停電電源制御回路〈以下、UPS制御回路とい
う〉(7)が接続されており、通常はUPS(3)が負
荷(6)に接続され、UPS(3)の故障時等にはUP
Sが交流電源(1)及び負荷(6)から切り離されると
共に、バイパス回路〈4)が負荷(6)に接続されるよ
うになっている。
UPS制御回路〈7)は、開閉器制御信号TC,整流器
制御信号RC、インバータ制御信号IC及び切換制御信
号SC等を生成するシーケンス制御部〈70)と、整流
器(31)及び他要因の故障信号Eを出力する故障信号
生成部(71)と、開閉器制御信号TCと故障信号Eと
の論理和をとるオアゲートG1と、整流器制御信号RC
と故障信号Eの否定信号との論理積をとるアンドゲート
G2と、インバータ制御信号ICと故障信号Eの否定信
号との論理積をとるアントゲ−)G3と、切換制御信号
SCと故障信号Eとの論理和をとるオアゲートG4と、
オアゲートG1の出力に基づいて開閉器(35)を閉成
又はトリップ(遮@)させるトリップ回i?8 (72
)と、アンドゲートG2の出力に基づいて整流器(31
〉を駆動又は停止させる整流器制御部(73)と、アン
ドゲートG3の出力に基づいてインバータ(33)を駆
動又は停止させるインバータ制御部(74)と、オアゲ
ー)G4の出力に基づいて切換回路(5〉内の交流スイ
ッチ(51)及び(52)を切換える切換制御部(75
〉とを備えている。
故障信号生成部(71)は、変流器(36)の出力に基
づいて整流器電流illの過電流即ち整流器(31)の
短絡などを検出する整流器故障検出部(76〉と、整流
器(31〉以外の他の要因による故障を検出する他要因
故障検出部(77)と、整流器故障検出部(76)から
の整流器故障検出信号Aと他要因故障検出部(77〉か
らの他要因故障検出信号との論理和をとるオアゲートG
5と、オアゲートG5の出力に基づいて故障信号Eを出
力するフリップフロップFFとを備えている。
第10図は第9図内の整流器(31)及び整流器故障検
出部(76)を具体化した構成図であり、図において、
交流電源(1)からの入力電圧vPは2本の給電配線間
に印加され、各給電配線には連動する開閉器(35)が
挿入され、給電配線の一方には整流器電流i8を検出す
る変流器(36)が設けられている。
整流器(31)は、互いに同方向に接続された2対のサ
イリスタSRI及びSR2、SR3及びSR4からなる
単相整流部と、サイリスタSRI及びSR3のカソード
測に接続されたフィルタリアクトルしFと、フィルタリ
アクトルL、とサイリスタSR2及びSR4のアノード
との間に挿入されたフィルタコンデンサCFとを含み、
ゲート駆動回路(図示せず)によって単相整流部が位相
制御されることにより、フィルタコンデンサCFの両端
間から所定の直流電圧を出力するようになっている。尚
、整流器〈31)は、単相整流器に限らず三相整流器で
あってもよい。又、整流素子としてサイリスタでなくダ
イオードなどを用いてもよい。
変流器(36)に接続された整流器故障検出部(76〉
は、変流器(36〉の出力電流を整流する2対のダイオ
ードDi及びD2、D3及びD4と、ダイオードD2及
びD4のアノードとダイオードD1及びD3のカソード
との間に挿入された負荷抵抗器R1と、基準電圧v4を
生成する一対の分圧抵抗器R2及びR3と、負荷抵抗器
R1の入力端子に表われる電圧と基準電圧VRとを比較
して過電流を検出し、整流器故障検出信号Aを出力する
比較器CMとを備えている。
次に、第11図の波形図を参照しながら、第9図及び第
10図に示した従来の無停電電源(UPS)制御装置の
動作について説明する。ここでは、整流器(31)の短
絡故障発生時の動作に注目し、他要因故障検出部(77
)については特に説明しない。
通常状態においては、UPS制御回路(7)内のシーケ
ンス制御部(70)は、手動操作等により、UPS(3
)を選択駆動するための各制御信号TC,RC1IC及
びSCを出力している。又、整流器電流i。に過電流は
なく、故障信号EはrLJレベルであり、各アンドゲー
トG2及びG3は有効(導通状態)となっている、この
結果、UPS(3)においては、開閉器(35)が閉成
されると共に、整流器(31)及びインバータ(33)
が動作し、切換回路(5)においては、交流スイッチ(
51)が導通し、交流スイッチ(52)が切り離される
。従って、負荷(6)はU P S (3)を介した交
流電路に接続され、UPS(3)は、第11図のインバ
ータ給電区間に示すように、入力電圧VPの位相に同期
した交流出力電圧VLを生成する。
このとき、直流回路(32)に接続された蓄電池(34
)は、整流器(31)からの直流電圧を蓄えており、交
流電源(1)に停電又は瞬停などが発生しても、インバ
ータ(33〉を動作させて、安定で良質な交流出力電圧
vLを常に負荷(6)に供給し続けるようにする。
いま、時刻T、(第11図参照)において、整流器(3
1)内のサイリスタSR3〈第10図参照〉が、逆導通
モードで破損したとする。
この状態で、サイリスタSR2を点弧させると、整流器
(31)内の単相整流部が交流短絡状態となり、交流電
源(1)が電源インピーダンス(2)を介して短絡され
、入力電圧VPはOとなる。これと同時に、整流器(3
1〉に入力される電流18は、第11図のように、定常
状態より非常に大きい値となる。この整流器電流i R
は、整流器故障検出部(76)内で電圧レベルに変換さ
れ、比較器CMにおいて、過電流検出レベルに相当する
基準電圧V、と比較される。
比較器CMは、整流器電流i5のレベルが基準電圧■8
を越えた時点例えば時刻T2で動作し、整流器故障検出
信号AをrH,レベルにする。
整流器故障検出信号Aは、オアゲートG5を介してフリ
ップフロップFFのセット端子Sに入力され、フリップ
フロップFFの出力を「H」レベルにする。続いて、整
流器電流18のレベルが基準電圧V、1以下となった時
刻T、で、整流器故障検出信号Aは「L」レベルとなる
が、フリップフロップFFは、rHJレベルの故障信号
Eを出力してこれを保持し続ける。
この故障信号Eは、オアゲー)Gl及びG4を介してト
リップ回路(72)及び切換制御部(75)に入力され
、開閉器(35)をトリップすると共に、切換回路(5
)内の交流スイッチ(51)を切り離して交流スイッチ
(52〉を導通させる。又、故障信号Eは、アンドゲー
トG2及びG3を無効にして、各制御信号RC及びIC
の状態にかかわらず整流器制御部(73)及びインバー
タ制御部(74)を停止させ、整流器(31〉及びイン
バータ(33〉を停止させる。
このように、UPS(3)の故障時のバックアップとし
て電路が切換えられ、負荷(6)への給電はバイパス回
路(4)を介して行われる。このとき、切換回路(5)
は、UPS(3)と交流電源(1)との間で同期した無
瞬断切換えを行う。
しかし、故障信号Eによるトリップ指令が発生してから
開閉器(35)の主接点が実際にオフするまでは遅れ時
間がある。又、整流器(31)内の単相整流部を構成す
るサイリスタは、−旦点弧されると電流がOになるまで
はオフされない。
従って、故障信号Eが発生した後も、整流器電流iRは
第11図のように流れ続け、交流短絡状態は整流器電流
iRがOとなる時刻T、まで続く。このため、バイパス
給電状態となった時刻T2から交流短絡状態が解除され
る時刻T、までの間、負荷(7)に対する出力電圧V、
が喪失し、負荷(6)が1/2サイクル程度の瞬時電圧
低下も許容できない場合は、負荷〈6〉が誤動作してし
まう。
又、このような出力電圧VLの変動は、過負荷時などに
インバータ(33)を保護するため、切換回路(5)を
切換えた場合にも発生する。
第12図は、例えば「三菱電機技報(1988年、第6
2巻、第6号)」の第12頁に記載された、従来のUP
S制御装置の別の例を示す構成図であり、ここでは簡略
化のため、第9図に示した故障信号生成部(71〉及び
各ゲートG1−G4などは図示していない。
第12図において、UPS(3)内の直流回路(32)
と蓄電池(34)との間には、常閉の開閉器(37)が
挿入されている。又、図示しないが、負荷(6)に供給
される負荷電流iLに基づいて過負荷状態を検出する過
負荷検出回路が設けられている。そして、シーケンス制
御部(70)は、負荷電流i Lが過負荷を示すときに
、自動的又は手動により、交流スイッチ(52)を導通
させるための切換制御信号SCを生成するようになって
いる。
次に、第13図の波形図を参照しながら、第12図に示
した従来のUPS制御装置の動作について説明する。尚
、第13図において、各交流電圧及び交流電流は便宜的
に実効値で示されている。
通常動作中は、切換制御信号SCがオフで、交流スイッ
チ〈51〉が導通(オン〉しており、負荷(6)に対す
る出力電圧VLとしては、インバータ(33)の出力電
圧Iiが表われる。このとき、インバータ(33)の出
力電流Iiは負荷電流i Lの実効値ILと等しく、又
、交流電源(1)がら供給される電源電流18(=バイ
パス電流i B+整流器電流18)は、1a=Oである
ため、整流器電流18の実効値I、lと等しい。
従って、交流電源電圧を■8、電源インピーダンス(2
)の値をZとすると、インバータ給電時における整流器
(31〉の入力電圧Vpは、 VP−Va−11Z        ・・・■で表わさ
れる。■式がち明らがなように、入力電圧Vpは、交流
電源電圧■、から電源インピーダンス(2)による電圧
降下分を減算した値となる。
ここで、例えば時刻T目において、過負荷が検出される
と、LJPS(3)からバイパス回路(4)への切換制
御信号SCがシーケンス制御部(70)から生成される
。これにより、切換制御部(75)が動作して交流スイ
ッチ(51)がオフされ且つ交流スイッチ(52)がオ
ンされ、電路がバイパス回路(4)に切換わる6従って
、負荷電流i Lの値は、インバータ出力電流Iiから
、バイパス回路(4)を介した電源電流18に、同期的
に且つ無瞬断で切換えられる。
この切換動作により、インバータ(33)は無負荷状態
となり、同時に、インバータ(33)に電力供給してい
た整流器(31)も無負荷状態となる。しかし、整流器
制御信号RCが特に生成されないので、第13図に示す
ように整流器(31)はオンされたままである。従って
、整流器(31)の出力電圧を一定に保持するための整
流器制御部(73)は、インバータフ33)に対する供
給電流の減少に応じて整流器電流18を減少させる。そ
して、整流器制御部(73)の制御応答遅れに相当する
時間、即ち、交流電源(1)の数サイクルに相当する時
間だけ経過した後の時刻1”+2においてほとんどOに
なる。
一方、バイパス電流i3は、時刻T、1から既に流れ続
けているので、(xs+t*)で表わされる電源電流i
3は、時刻T、からT1□までの間に過渡的に大きな値
となる。ここで、負荷電流iL(この場合、バイパス電
流i、に相当する)及び整流器電流lllのベクトル値
をそれぞれム及びbとすると、時刻T11からT I2
までの間の電源電流18は、1s=lI*+ム で表わされる。又、時刻T、がらT12までの間の整流
器(31)の入力電圧V、は、 v、=v、−B、+ムトZ    ・・・■となる。
時刻T1□以降は、1.=Oとなるため、電源電流is
は負荷電流の実効値ILと等しくなり、入力電圧V、の
値は、 v、=vs−I L−Z となる。
■式から明らかなように、時刻T + +からT1□ま
での間のバイパス回路(4〉による給電切換直後におい
て、入力電圧■2の電源インピーダンス(2)による電
圧降下(=11.+1.I−Z)は、■式に参照される
インバータ給電時の電圧降下(−1,・Z)より大きく
なっている。この入力電圧Vpの電圧降下は、バイパス
回路(4)を介して、負荷(6)に対する出力電圧VL
にも影響する。従って、出力電圧VLは、第13U:j
Jに示すように時刻TI+からTI2の間で大きく減少
し、時刻T、2以降において入力電圧Vpと等しくなる
[発明が解決しようとする課題] 従来の無停電電源制御装置は以上のように、整流器(3
1)の短絡故障時には、U P S (3)を交流電源
(1)から切り離すと同時に、負荷(6)に対する電路
をバイパス回路(4)に切換え、又、インバータ(33
)の過負荷時には、整流器制御部(73)を動作させな
がら、負荷(6)に対する電路をバイパス回路(4)に
切換えている。
しかし、U P S (3)及びバイパス回i¥8(4
)の電源として同一の交流電源(1)を用いた場合、整
流器短絡故障時にU P S (3)を交流電源(1〉
がら切り離すと、rMm器(35)(第9図参照)のト
リップ動作の遅れ時間だけ整流器(31)に交流短絡電
流が流れ続けるため、入力電圧Vpが喪失する。従って
、第11図に参照されるように、入力電圧Vpの影響に
より、出力電圧VLも喪失してしまうという問題点があ
った。
又、過負荷時に電路をバイパス回路(4)に切換えると
、整流器制御部(73)の制御遅れにより過渡的に整流
器電流i8が流れるため、電源インピーダンス(2)に
よる入力電圧Vpの電圧降下が大きくなる。従って、第
13図に参照されるように、入力電圧Vpの電圧降下の
影響により、出力電圧VLも大きく減少してしまうとい
う問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、整流器故障時の電路切換における出力電圧変
動を抑制し、安定な電圧を負荷に供給することのできる
無停it源制御装置を得ることを目的とする。
又、この発明の別の発明は上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、インノく一夕過負荷時の電路
切換における出力電圧変動を抑制し、安定な電圧を負荷
に供給することのできる無停電電源制御装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る無停電電源制御装置は、開閉器の開閉判
定手段を設け、整流器故障により整流器が停止した場合
に、開閉判定手段からの開閉判定信号によって開閉器の
開放が判定された時点で、切換回路を動作させるように
したものである。
又、この発明の別の発明に係る無停電電源制御装置は、
開閉器の開閉判定手段を設け、切換制御信号が生成され
た場合に、開閉判定手段からの開閉判定信号が開閉器の
閉成を示していれば、整流器を停止させるようにしたも
のである。
[作用] この発明においては、整流器故障検出時に、ノくイパス
回路への切換動作を瞬時に行わず、整流器の入力側に挿
入された開閉器が確実に遮断されて整流器が交流電源か
ら切り離された後に、負荷に対する給電電路をバイパス
回路に切換える。このため、切換制御信号は、整流器故
障検出信号と開閉器の開放を示す開閉判定信号との論理
積に基づいて生成される。
又、この発明の別の発明においては、インバータ過負荷
によるバイパス回路への切換動作時に、インバータに蓄
電池が接続されている場合は整流器を停止させる。この
ため、整流器停止用の制御信号は、直流回路と蓄電池と
の間に挿入された開閉器の閉成を示す開閉判定信号と切
換制御信号との論理積に基づいて生成される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例を示す構成図であり、図におい
て、交流電源(1)、電源インピーダンス(2)及びバ
イパス回路(4)〜負荷(6)は前述と同様のものであ
る。又、U P S (3^)、UPS制御四゛路(7
^)及び故障信号生成部(71A)は、第9図に示した
UPS(3)及びUPS制御回路(7)とそれぞれ対応
している。
U P S (3^〉は、開閉器(35)の開閉動作と
連動して開閉判定信号Hを出力するための開閉判定手段
として、補助接点(35A)を更に備えている。
UPSIII御回路(7六回路の故障信号生成部(71
A)は、各故障検出部(76)及び(77)の出力端子
にそれぞれ接続されたフリップフロップFFI及びFF
2と、補助接点(35A>の出力端子に接続されたプル
アップ抵抗器R4と、フリップフロップFFIの出力信
号B及び補助接点(35A)からの開閉判定信号Hの論
理積をとるアンドゲートG6と、フリップフロップFF
2及びアンドゲートG6の各出力信号の論理和をとるオ
アゲートG7とを更に備えている。
故障信号生成部(71A)内のオアゲートG5は、各フ
リップフロップFFI及びFF、2の出力信号の論理和
を故障信号Eとして出力しており、この故障信号Eは、
閉器トリップ用のオアゲートG1及び整流器停止用のア
ンドゲートG2に印加されている。
又、オアゲートG7の出力信号E′は、インバータ停止
用のアンドゲートG3及び電路切換用のオアゲートG4
に印加されている。
次に、第2図の波形図を参照しながら、第1図に示した
この発明の一実施例の動作について説明する。
前述と同様に、時刻T、において整流器(31)が短絡
故障し、入力電圧■2がOとなって整流器電流iRが過
電流となった場合、整流器電流レベルが基準電圧V、l
を越えた時刻T2において、整流器故障検出信号Aはr
HJHベルとなる。これと同時に、フリップフロップF
FIの出力信号Bはr HJレベルとなり、オアゲート
G5を介して故障信号Eとして出力され、開閉器(35
)をトリップすると共に整流器(31)の動作を停止さ
せる。
このとき、開閉器(35)が確実にトリップ〈開放〉さ
れるまでは、補助接点(35A)が短絡されているため
、開閉判定信号Hが「L」レベルであり、アンドゲート
G6が無効となっている。従って、オアゲートG7の出
力信号E′は「L」レベルのままであり、インバータ(
33)は蓄電池(34)からの給電により動作し、又、
切換回路(5)はU P S (3^)を選択している
。これにより、出力電圧■5は、喪失することなく負荷
(6)に印加され続ける。
そして、時刻T2から開閉器(35)の動作遅れ時間τ
経過後の時刻T5において、開閉器(35〉が実際にト
リップされると、補助接点(35^)も開放される。
このとき、補助接点(35A)の開閉判定信号Hは、プ
ルアップ抵抗器R4によりrHJHベルとなり、アンド
ゲートG6を有効にする。
従って、時刻T、の時点で、アンドゲートG6の出力信
号はr HJとなり、オアゲートG7を介してE′とし
て出力される。これにより、アンドゲートG3が無効と
なってインバータ(33)が停止すると共に、オアゲー
トG4を介して切換制御部(75〉が動作し、給電電路
がバイパス回路(4)に切換えられる。このとき、開閉
器(35)が確実にトリップされているので、入力電圧
Vpは安定な波形となっており、負荷(6)に対する出
力電圧■、が喪失、又は変動することは全くない。
尚、上記実施例では、開閉器(35)の開閉判定手段と
して補助接点(35A)を用いたが、開閉器(35〉の
動作遅れ時間τが予め分がっている場合は、第3図の要
部構成図に示すように、フリップフロップFFIの出力
信号Bを遅れ時間τだけ遅延させる遅延回路(78)を
用いてもよい、この場合、遅延回路(78〉は、抵抗器
Ro及びコンデンサc0からなる時定数τのCR回路と
、出力信号B及びCR回路を介した出力信号Bの論理積
をとる波形整形用アンドゲートG9とを備え、アンドゲ
ートG9の出力信号が開閉判定信号Hとなってアンドゲ
ートG6に入力される。
又、第4図のように、蓄電池(34〉の端子電圧V。
を基準電圧VANと比較する比較器(79)を用いても
よい。この場合、基準電圧VANが蓄電池(34〉の放
電時の端子電圧以上に設定され、開閉器(35)が完全
に開放されて整流器電流18が0になると、蓄電池(3
4〉の放電により端子電圧■7が低下するため、基準電
圧VAR以下となる。従って、この電圧低下により、比
較器(79)は、開閉器(35)の開放を判定し、開閉
判定信号HをrH,レベルにすることができる。
次に、インバータ過負荷時において切換制御信号SCが
生成され、バイパス回路(4〉に切換えられた場合に、
出力電圧VLの変動を抑制できるこの発明の別の発明の
一実施例5について説明する。
第5図はこの発明の別の発明の一実施例を示す構成図で
あり、図において、交流電源(1)、電源インピーダン
ス(2〉及びバイパス回路(4)〜負荷(6)は前述と
同様のものである。又、U P S (3B)及びUP
S制御回路(7B)は、第12図に示したUPS(3)
及びUPS制御回路(7)とそれぞれ対応している。
U P S (3B>は、開閉器(37)の開閉動作と
連動して開閉判定信号Jを出力するための開閉判定手段
として、補助接点(37B)を更に備えている。
UPS制御回路(7B)は、補助接点(37B)の出力
端子に接続されたプルアップ抵抗器RIOと、切換制御
信号SCと開閉判定信号Jの論理否定との論理積をとる
ナントゲートG10と、整流器制御信号RCとナントゲ
ートG10の出力信号との論理積をとって整流器制御部
(73)に入力するアンドゲートG3lとを更に備えて
いる。
次に、第6図の波形図を参照しながら、第5図に示した
この発明の別の発明の一実施例の動作について説明する
通常は、整流器制御信号RC及びインバータ制御信号I
CはrH,レベル、切換制御信号scは「L」レベルで
あり、図示した状態で、U P S (3B>内の整流
器(31)及びインバータ(33)が運転され、切換回
路(5)はU P S (3B>を選択して負荷(6)
に給電している。又、開閉器(37)は閉成され、蓄電
池〈34)は直流回路〈32)に接続されている。
前述と同様に、時刻T11においてインバータ(33)
の過負荷が発生した場合、切換制御信号scがrH」レ
ベルとなって切換回路(5〉が図示した状態がら切換わ
り、交流電源(1)と同期運転されていたインバータ(
33)がらバイパス回路(4)に無瞬断で切換えられる
このとき、補助接点(37B)がらの開閉判定信号Jが
開閉器(37)の閉成を示す場合、即ち、開閉判定信号
Jが「Ljレベルの場合、ナントゲートG1oは有効と
なり、その出力信号が「L」となる、従って、アンドゲ
ートG11は直ちに無効となり、整流器制御部(73)
を停止させて、整流器(31〉の動作を停止させる。こ
れにより、切換制御信号SCの発生と同時に整流器(3
1)の動作が停止し、整流器電流ilIは速やかにOに
減少する。整流器(31)がサイリスタで構成されてい
る場合は、厳密には、交流電源(1)の半サイクル分に
相当する時間だけ整流器電流t Rが流れるが、出力電
圧Vt、の変動に特に影響することはない。
又、給電電路がバイパス回路(4)に切換えられたとき
、バイパス電流i、は負荷(6)に対する出力電流の実
効値工、となり、電源電流■8の実効値は、整流器電流
の実効値■、から出力電流の実効値ILに切換わる。
このとき、負荷(6〉に印加される出力電圧■、は、時
刻T、より以前はインバータ(33)による安定な交流
電圧であるが、時刻T、以降は交流電源電圧V、から電
圧インピーダンス(2)による電圧降下(=1.、・2
)を減算した値となる。しかし、切換時刻T、以降の過
渡的な整流器電流18が発生しないため、出力電圧VL
の変動は、従来(第13図参照)と比べて著しく抑制さ
れる。
もし、切換制御信号SCが発生したときに、開閉器(3
7〉が開放されていて、蓄電池〈34〉が直流回路(3
2)に接続されていなければ、補助接点(37B)がら
の開閉判定信号Jがr HJレベルとなり、ナントゲー
トGIOは無効となる。従って、アンドゲートGllの
出力信号はr HJレベルのままであり、整流器(31
)は停止されることなく動作し続ける。
尚、上記実施例では、時刻T、以降のバイパス給電中、
即ち、切換制御信号scによりバイパス回路(4)によ
る給電状態に切換わった後は、整流器(31〉を停止し
続けるようにしたが、第7図の要部構成図に示すように
、ナントゲートGIOとアンドゲートGllとの間にワ
ンショットマルチバイブレータ(80)を挿入してもよ
い。
この場合、バイパス給電に切換ゎってがら所定時間後に
、ワンショットマルチバイブレーク(8o)の出力信号
が「H」レベルに復帰するため、N流器(31)が再び
動作して蓄電池(34〉が充電され、蓄電池(34)の
過放電が防止できる。このとき、インバータ(33〉は
停止しているので、整流器(31〉を動作させても入力
電圧V、の変動は発生しない。
又、切換制御信号SCの発生時に、バイパス給電に切換
えると同時に整流器(31)を停止させたが、第8図の
ように、シーケンス制御部(70)と切換制御部(75
)との間に遅延回路(81)を挿入し、整流器(31)
を先に停止させてから切換回路(5〉を動作させてもよ
い、この場合、切換制御信号SCの発生と同時に、まず
整流器(31)が停止し、整流器(31)が確実に停止
した所定時間後にバイパス給電に切換えられるので、出
力電圧■、の変動は更に抑制される。
このとき、バイパス切換動作前即ち整流器(31)の停
止時においては、直流回路(32)に接続されたN電池
(34〉によりインバータ(33)が動作するので、U
 P S (3B)内の損失で直流電圧が大幅に低下す
るなどの現象によってU P S (3B)が故障停止
することもなく、何ら支障は生じない。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、整流器の入力側に挿入
された開閉器の開閉判定手段を設け、整流器故障により
整流器が停止した場合に、開閉判定手段からの開閉判定
信号によって開閉器の開放が判定された時点で、切換回
路を動作させるようにしたので、整流器故障時の電路切
換における出力電圧変動を抑制し、安定な電圧を負荷に
供給することのできる無停電電源制御装置を得られる効
果がある。
又、この発明の別の発明によれば、直流回路とN電池と
の間に挿入された開閉器の開閉判定手段を設け、バイパ
ス回路への切換制御信号が生成された場合に、開閉判定
手段により開閉器の閉成を確認して整流器を停止させる
ようにしたので、インバータ過負荷によるバイパス回路
への電路切換時に、出力電圧変動を抑制し、安定な電圧
を負荷に供給することのできる無停電電源制御装置が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図は第
1図の装置の動作を説明するための波形図、第3図及び
第4図はこの発明のそれぞれ異なる実施例を示す要部構
成図、第5図はこの発明の別の発明の一実施例を示す構
成図、第6図は第5図の装置の動作を説明するための波
形図、第7図及び第8図はこの発明の別の発明のそれぞ
れ異なる実11!、例を示す要部構成図、第9図は従来
の無停を電源制御装置を示す構成図、第10図は第9図
内の整流器及び整流器故障検出部を具体的に示す構成図
、第11図は第9図の装置の動作を説明するための波形
図、第12図は従来の別の無停電電源制御装置を示す構
成図、第13図は第12図の装置の動作を説明するため
の波形図である。 1)・・・交流電源 3^L(311)・・・UPS(無停電電源)31)・
・・整流器(交流直流変換器)32〉・・・直流回路 
   (33)・・・インバータ34)・・・蓄電池(
エネルギ蓄積手段)(35)、(37)・・・開閉器 (35^)、<37[1)・−・補助接点(開閉判定手
段)(4・・・バイパス回路  (5)・・・切換回路
(6・・・負荷 (7^、(713)・・・無停電電源制御回路(76・
・・整流器故障検出部 (78・・・遅延回路(開閉判定手段)H,J・・・開
閉判定信号 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流電源に接続され交流を直流に変換する交流直
    流変換器と、この交流直流変換器に直流回路を介して接
    続され直流を交流に変換するインバータと、前記直流回
    路に接続されたエネルギ蓄積手段と、前記交流直流変換
    器の入力側に挿入された開閉器と、を有する無停電電源
    と、この無停電電源と並列に前記交流電源に接続された
    交流電路となるバイパス回路と、 前記無停電電源及び前記バイパス回路の一方を選択して
    負荷に接続する切換回路と、 前記交流直流変換器の故障を検出する交流直流変換器故
    障検出部を含み、前記無停電電源及び前記切換回路を制
    御する無停電電源制御回路と、 を備えた無停電電源制御装置において、 前記開閉器の開閉判定手段を設け、 前記交流直流変換器の故障により前記交流直流変換器が
    停止された場合に、前記開閉判定手段からの開閉判定信
    号により前記開閉器の開放が判定された時点で、前記切
    換回路を動作させるようにしたことを特徴とする無停電
    電源制御装置。
  2. (2)交流電源に接続され交流を直流に変換する交流直
    流変換器と、この交流直流変換器に直流回路を介して接
    続され直流を交流に変換するインバータと、前記直流回
    路に接続されたエネルギ蓄積手段と、前記直流回路と前
    記エネルギ蓄積手段との間に挿入された開閉器と、を有
    する無停電電源と、 この無停電電源と並列に前記交流電源に接続された交流
    電路となるバイパス回路と、 前記無停電電源及び前記バイパス回路の一方を選択して
    負荷に接続する切換回路と、 前記インバータの過負荷時に前記切換回路を切換えるた
    めの切換制御信号を生成するシーケンス制御部を含み、
    前記無停電電源及び前記切換回路を制御する無停電電源
    制御回路と、 を備えた無停電電源制御装置において、 前記開閉器の開閉判定手段を設け、 前記切換制御信号が生成された場合に、前記開閉判定手
    段からの開閉判定信号により前記開閉器の閉成が確認さ
    れれば、前記交流直流変換器を停止させるようにしたこ
    とを特徴とする無停電電源制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08336244A (ja) * 1995-06-05 1996-12-17 Sanyo Denki Co Ltd 無停電電源装置
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