JPH0364695A - 天井扇風機の軸受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は外周に羽根を有し天井から吊シ下げられる天井
扇風機の軸受装置に関するものである。

従来の技術 一般に天井扇風機は、外側が回転子、内側が固定子と彦
った外転型の電動機を有している。

従来この種の天井扇風機は第３図に示すような構成であ
った。

すなわち円盤状の固定子６１の中央にはパイプ状の軸６
２を垂直に立設し、固定子６１の外周に近接して円環状
の回転子５３が配置されている。

この回転子６３の上下には上支持枠５４および下支持枠
５５が回転子６３のボス５３ａにねじ５６によシ一体に
固定されている。固定子５１の上下にはボールベアリン
グ５７．５８が軸５２に嵌入して固定され、前記上支持
枠６４、下支持枠６５が中央部分でボールベアリング５
７．５８に嵌合することによシ上支持枠５４、下支持枠
６５および回転子５３が回転自在に軸支され、電動機５
９を形成している。筐た羽根板の片端面に７ランジ６１
をかしめ、その７ランジ６１をねじ止め固定することに
より、羽根板６０を電動機５９に取シ付けている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では高価なポールベアリングを上
下に２ケ使用してかり、下のボールベアリングはスラス
ト方向への荷重が少ないため、上のボールベアリングの
補助機能しかなく、機能に比べて部品コストが高くなる
という課題を有していた。さらにポールベアリングの取
付前に位置決め用のＥリングを取り付ける工程が必要で
あシ、組立てにも手間がかかるという課題を有していた
。

本発明は上記従来の課題を解決するもので部品コストが
安価で、取付の容易な天井扇風機の軸受装置を提供する
ことを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は中空軸に固定した円
盤状の固定子と、この固定子の周囲に近接して設けた円
環状の回転子と、この回転子の上下に固定される笠状の
上ハウジングおよび下ハウジングと、前記中空軸に嵌入
され、前記上ハウジングを回動自在に軸支するポールベ
アリングと、前記下ハウジングの中心に設けた凹部に嵌
入される焼結合金製の円筒軸受と、前記円筒軸受に挿入
される前記中空軸の下端部と、この下端部の中空内に収
納されるフェルトと、前記下端部に前記フェルトから前
記円筒軸受に通じる透！孔を有する構成となっている。

作　　用 この構成によって下ハウジングの中央に係入される円筒
軸受が中空軸の下端外周面を回動支持するときに、鋼管
の下端内部に収められたフェルトに含浸した油が鋼管に
設けた透孔から円筒軸受へと供給され、軸受内面と鋼管
表面との潤滑を良くすることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図と第２図にもとづき説明
する。すなわち固定子１は薄鋼板を円盤形状に積層し、
外周部のスロットにコイルを巻きつけている。そして固
定子１の中央には中空軸２が圧入されている。この中空
軸２の前記固定子１天面側にボールベアリング３が圧入
されている。

また薄鋼板を積層した環状の回転子４が前記固定子１の
外周に沿って一定の微小間隔を有して配置されている。

薄鋼板を笠状に形成した上ハウジング５の外周鍔部６が
前記回転子４の上面に固定されるとともに、上ハウジン
グ６の中心に設けた凹部７と前記ボールベアリング３の
外輪が嵌合している。そして回転子４をはさんで上ハウ
ジング５と対向する位置には上ハウジング５とほぼ同一
形状の下ハウジング８が外周鍔部９において前記回転子
４と結合している。下ハウジング８には中心位置に凹部
１０が設けられ、焼結含油合金で成形された円筒軸受１
１が嵌入されるとともに、円筒軸受１１には前記中空軸
２の下端部２ａが挿入されている。したがって中空軸２
に嵌入されたボールベアリング３と、下ハウジング８に
収納された円筒軸受１１の働きで、一体に固定された上
ハウジング６、回転子４、下ハウジング８を固定子１の
周囲に回転自在に軸支するものである。そして前記中空
軸２の下端部２ａには羊毛製のフェルト１２が挿入され
、フェルト１２に潤滑油が含浸されている。また中空軸
２の下端部２ａにはフェルト１２から前記円筒軸受１２
から前記円筒軸受１１にする複数の透孔１３が設けられ
ている。

上記構成において、天井扇風機が回転するときは回転子
４の回転に伴って円筒軸受１１の温度が上昇し、円筒軸
受１１に含浸した潤滑油が流動性を増して中空軸２との
摺動面を滑らかに維持するとともにフェルト１２に含浸
された潤滑油は中空軸２の透孔１３を通って、円筒軸受
１１内面に連続して供給されるので、天井扇風機は長時
間安定して回転することができる。次に天井扇風機の回
転を停止したときは、円筒軸受１１とその周辺は自然放
熱して潤滑油はフェルト１２と円筒軸受１１に含浸され
る。

以上のように本実施例によればポールベアリングに変え
て、円筒軸受１１を下ハウジング８の中心位置に取りつ
け、中空軸２の下端部２ａに複数の透孔１３を設け、こ
の下端部２ａの内側にフェルト１２を挿入することによ
り、円筒軸受１１と中空軸２の摺動面に潤滑油を絶えず
に供給することができるので、軸受装置としての機能を
損なうことなく部品コストを下げることができるととも
に、中空軸２下端に位置決め用Ｅ　ＩＪソング取付を必
要としないので組立てを容易にすることができる。

発明の効果 以上の実施例より明らかなように本発明によれば下ハウ
ジングに設けた円形凹部に円筒軸受を圧入して固定子の
中空軸を回動自由に保持し、中空軸の下端部の内側に収
めたフェルトに含浸した潤滑油が中空軸に設けた透孔を
通して円筒軸受に絶えず供給することにより回転部の潤
滑機能を維持することができるので、ベアリング使用に
比べて軸受機能を損なうことなく部品コストを低減し、
取付けが容易にできるという効果が得られる優れた天井
扇風機の軸受装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の天井扇風機の軸受装置の断
面図、第２図は同Ａ−Ａ’断面図、第３図は従来例にお
ける天井扇風機の軸受装置の断面図である。 １・・・・・・固定子、２・・・・・・中空軸、２ａ・
・・・・・下端部、３・・・・・ポールベアリング、４
・・・・・・回転子、６・・・・・・上ハウジング、８
・・・・・・下ハウジング、１０・・・・・・凹部、１
１・・・・・・円筒軸受、１２・・・・・・フェｌレト
、１３・・・・・・透孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中空軸に固定した円盤状の固定子と、この固定子の周囲
   に近接して設けた円環状の回転子と、この回転子の上下
   に固定される笠状の上ハウジングおよび下ハウジングと
   、前記中空軸に嵌入され、前記上ハウジングを回動自在
   に軸支するボールベアリングと、前記下ハウジングの中
   心に設けた凹部に嵌入される焼結合金製の円筒軸受と、
   前記円筒軸受に挿入される前記中空軸の下端部と、この
   下端部の中空内に収納されるフェルトと、前記下端部に
   前記フェルトから前記円筒軸受に通じる透孔を有してな
   る天井扇風機の軸受装置。