JPH036373B2 - - Google Patents

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JPH036373B2
JPH036373B2 JP56207915A JP20791581A JPH036373B2 JP H036373 B2 JPH036373 B2 JP H036373B2 JP 56207915 A JP56207915 A JP 56207915A JP 20791581 A JP20791581 A JP 20791581A JP H036373 B2 JPH036373 B2 JP H036373B2
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JP
Japan
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fluid
shear
drive member
thrust
chamber
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JP56207915A
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English (en)
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JPS57129933A (en
Inventor
Jii Bureiaa Eberetsuto
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Wallace Murray Corp
Original Assignee
Wallace Murray Corp
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Publication date
Application filed by Wallace Murray Corp filed Critical Wallace Murray Corp
Publication of JPS57129933A publication Critical patent/JPS57129933A/ja
Publication of JPH036373B2 publication Critical patent/JPH036373B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • F16D35/022Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic strip

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体剪断カツプリング装置に関し、特
に作動上整備上に優れたカツプリング装置に関す
る。
流体剪断カツプリング装置は各種使用され、通
常は被動部材の形成する作動室内に駆動部材を収
容する。各種の特殊な流体剪断面と取付装置とが
提案されている。本発明の目的は既知の装置より
作動上整備上に優れた流体剪断カツプリング装置
を提供するにある。
米国特許3809197号は相対回転可能入力出力カ
ツプリング部材を有する粘性カツプリングを記載
する。このカツプリング部材は複数の互にかみ合
う山と谷とを有し、中間に剪断スペースを形成
し、剪断スペース内の粘性剪断液と共働して両カ
ツプリング部材間にトルクを伝達する。温度反応
弁装置によつてリザーバ室から剪断スペースへの
粘性液の流れを制御する。出力カツプリング部材
は入力カツプリング部材の軸に球軸受を介して取
付ける。同様の粘性カツプリングが米国特許
3856122号に記載されている。この特許では互に
係合する山と溝とが入力出力カツプリング部材間
に剪断スペースを形成する。この特許のカツプリ
ングは剪断面を特別な位置とすることによつて熱
放散を良くし、入力速度で回転する冷却フインが
フイン内に大きな送風機作用を生ずる。同様な流
体剪断カツプリング装置が米国特許3498431号、
332362号、3174640号に記載されている。
米国特許4004668号に記載されている流体剪断
カツプリング装置は流体剪断面を形成する同心の
山を横切る圧送溝を有する。この圧送溝は駆動部
材とハウジングの互に係合する山の頂部を横切つ
て延長し、剪断液はほゞ半径方向に動いて高温が
生ずるのを防ぐ。
しかるに、従来の流体剪断カツプリング装置の
一つの欠点は、駆動部材又は被動部材の推力を単
に球軸受又はテーパーローラー軸受により受けて
いたため、該各軸受は半径方向荷重のみならず軸
方向荷重も兼用的に受けていたので、特に軸方向
荷重を受ける能力に欠けるおそれがあり、軸受の
寿命が短くなり、装置全体としても故障を生ずる
おそれがあつた。
本発明を簡単に説明すれば、流体剪断カツプリ
ング装置は流体剪断面を形成する駆動部材と、駆
動部材を収容し対応流体剪断面を形成する被動部
材とを有する。両剪断面によつて流体剪断室が形
成され剪断室内で剪断液と共働して駆動被動部材
間にトルクを伝達する。カツプリング装置は互に
係合する山と溝とを含み、剪断面を形成し、駆動
部材の反対側に推力面を形成して被動部材の推力
面に対向させる。被動部材は駆動部材に軸受装置
を介して取付け、軸受装置は軸線方向推力負荷を
ほとんど支持しない構造とし、推力負荷は両推力
面で支持する。両推力面の少なくとも一方に低摩
擦材料を被着する。
これにより、本発明によれば、軸線方向推力負
荷は流体潤滑された対向する推力面により支持さ
れるので、推力負荷支持機能が大きくなり、装置
の信頼性及び寿命を向上し得る。
更に、推力面に低摩擦材料を被着しているの
で、万一推力面どうしが接触するようなことがあ
つても該推力面が損傷することなく、一層信頼性
及び寿命を向上し得る。
更に、駆動部材を被動部材とは互いの環状の山
と溝とがかみ合いつつ流体剪断室を形成し、これ
によりトルクを伝達する構成になつているので、
伝達トルク値を大きくでき、カツプリング能力を
向上し得る。
本発明の理解を容易にするための例示とした実
施例並びに図面について説明する。本発明は種々
の変型が可能であり、実施例並びに図面は例示で
あつて発明を限定するものではない。
図は本発明による流体剪断カツプリング装置1
0を示す。装置10の駆動部材11はボルト12
によつて軸13に取付ける。軸13は通常の方法
で、例えば軸13の取付フランジ部14の図示し
ない孔とボルトによつて、外部駆動装置に取付け
る。駆動部材11の円板状部15に複数の環状の
山16と溝17とを第1の軸線方向18に向けて
形成する。駆動部材の円板状部15には更に第1
の軸線方向とは反対側の第2の軸線方向20に向
けて第1の推力面19を形成する。
カツプリング装置10は更に被動部材21を有
し、被動部材21は軸受ハウジング22とカバー
23とを含む。被動部材21に駆動部材11を収
容する作動室24を形成する。被動部材21のカ
バー22は第2の軸線方向20に向う複数の環状
の山25と溝26とを形成し、駆動部材の対向す
る溝17と山16とに近接する。溝と山とが近接
して離れた関係位置であるため、対向した剪断面
を形成し、流体剪断室が間のスペースに形成され
る。通常の通り、流体剪断室内に剪断流体を導入
すれば、駆動部材と被動部材との間にトルクを伝
達する。軸受ハウジング22は第1の軸線方向を
向いた第2の推力面27を形成し、第1の推力面
19に近接して離れた関係位置となる。この近接
して離れた関係位置に第1第2の軸受面を置くこ
とは中間に推力室を形成し、推力面間に剪断作用
を生じて駆動被動部材間のトルク伝達を行なう。
この結果推力室間に剪断流体を導入すれば、駆動
部材被動部材間に軸線方向推力負荷伝達を容易に
する。
被動部材21を駆動部材11に取付ける取付装
置を設けて両部材を共通軸線28を中心として回
転可能とする。図示の例では取付装置は軸受ハウ
ジング22のスリーブ部30と軸13との間に介
挿したニードル軸受29を含む。ニードル軸受2
9は軸線方向負荷を支持せず、推力室によつて駆
動被動部材間の軸線推力負荷を支持する。推力面
19,27は駆動部材11が軸線推力負荷を支持
する必要のある側に設ける。例えば本発明の適用
例として、図示しないフアンをフアン取付面31
に取付け、第2の軸線方向20の方向に空気を送
るようにする。フアンの力は被動部材を第1の軸
線方向18に向けて押し、推力負荷は推力面1
9,27によつて支持される。
本発明によつて、第1及び又は第2の推力面の
少なくとも一部を非金属、低摩擦材料で被覆す
る。この材料は第1第2の推力面の一方又は双方
に被覆し、駆動部材に被覆するのが好適である。
両推力面の被覆位置は被動駆動部材の剪断面の対
抗側が好適である。被覆材料は駆動被動部材の推
力面が互に摩擦しても対向面を保護する。
非金属低摩擦材料としては、推力面に施して推
力面を保護し、所要の耐久力と性能とを有する任
意の材料を使用できる。好適な例として、硫化ポ
リアリレン被覆、例えば硫化ポリフエニレン、硫
化ポリナフチレン、硫化ポリアンスラセン及びこ
れらの低アルキル置換誘導体がある。硫化ポリア
リレンとして硫化ポリフエニレンが好適である。
硫化ポリアリレンを推力面に被着するには各種の
既知の技法があり、例えば米国特許3964582号に
記載されている。硫化ポリフエニレンはフイリツ
プスペトロリウム社の商品名RYTONとして市
販されている。この材料に充填物としてガラスビ
ードガラス粉又はガラスフアイバーを混入するこ
とができる。他の充填物の例としてポリ四弗化エ
チレン(テフロン)の粉、硫化モリブデン、二酸
化チタニウム・金属粒子例えば鉄、銅等がある。
硫化ポリアリレンは粉末又はスラリーとして被
覆し、又は駆動部材面にスプレーし、又は焼結
し、又は流動化ベツド被覆によつて施す。この被
覆後誘導加熱又は他の標準加熱法を使用して、少
なくとも700〓(約370℃)で被覆を硬化する。他
の被覆硬化方法は上述の特許に記載されている。
被動部材21、好適な列でカバー23は剪断流
体リザーバ32をカバーの中央に形成する。図示
の例ではカバー23に中央の凹み33を形成し、
段部35に係合する円板34によつて閉鎖する。
ばね弁36はピン37によつて板34に固着され
る。板34にリザーバ32と作動室24との間を
連通する通路38を形成する。ばね弁36が所定
温度以下で第1の位置39にある時は通路38を
閉じ、剪断液がリザーバから作動室に流れるのを
防ぐ。所定温度を超えれば、ばね弁36は第2の
位置40となつて自由端は板34から離れ、通路
38を開き剪断液はリザーバから作動室に流入す
る。通常の方法でばね弁はバイメタルばね66に
よつて作動させる。バイメタルばねは所定温度を
超えれば第1図の位置となるが、この温度より低
い時はピン67を軸線方向に動かしてばね弁36
を閉位置39とする。
カバー23は軸受ハウジング22に固着し、カ
バーと軸受ハウジングとを外周部の孔に図示しな
いボルトで固着する。外周部シール44を軸受ハ
ウジングの環状溝内に係合させ、被動部材をシー
ルして液損失を防ぐ。被動部材の前後面からフイ
ン45,46を外方に突出させて熱を放散する。
駆動部材11に表側から裏側に貫通する複数の
開口を設け、液を流通させる。駆動部材の環状溝
17を半径方向に横切つて連通させる溝42に連
通する開口を第1の開口41とする。開口41と
溝42とは作動室中央部内の剪断液を半径方向外
方に各環状溝に導き、駆動被動部材の対向剪断面
間に形成する流体剪断室に液を導く。駆動部材に
形成した第2の開口の組43は同様に駆動部材を
貫通する。第2の開口43は第1の開口より僅に
半径方向外方とし、作動室の中央部からの剪断液
が駆動部材の裏側に流れるのを容易にする。かく
して、剪断液を第1第2の推力面に流す液制御装
置となり、軸線方向推力負荷支持容量は大とな
り、推力面間を分離するための十分な量の剪断液
が供給される。
好適な実施例によつて、剪断液を作動室からリ
ザーバ及び作動室中央部分に戻すための第1第2
の流通路装置を設ける。被動部材のカバーに環状
溝47を形成し、駆動部材の円板状部15の外周
外側に接近した位置とする。環状溝47は駆動部
材の一側に面する。被動部材に円筒状凹み48を
駆動部材の半径方向外方向に形成する。円筒凹み
48は環状溝47に接し、剪断液を推力面から凹
み48を経て溝47に流す流通路となる。
上述の第1の流通路に組合せて、軸線方向通路
49を環状溝47と半径方向通路50との間に連
通させ、通路50はリザーバ32に連通する。剪
断液は剪断室及び推力室から圧送されて円筒凹み
48、環状溝40に入り、通路49,50を径て
リザーバ32に戻る。各半径方向軸線方向通路の
少なくとも1個は環状溝、リザーバに連通する。
同様にして、第2の流通路装置として、軸線方
向通路51を環状溝47に開口させる。通路51
は半径方向通路52に連通し、通路52は通路5
3を経て作動室24の中央部に連通する。環状溝
及び円筒凹みに入つた剪断液は通路51−53を
経て作動室に戻り、剪断室及び推力室に循環す
る。この循環径路を開口41,43に組合せるこ
とによつて戻り液を剪断室推力室の一方又は双方
に循環させ得る。
本発明による流体剪断カツプリング装置は、上
述した通り、駆動部材と被動部材を組合せて両部
材間にトルクを伝達する流体剪断室を形成する。
更に推力室を駆動被動部材の対向面間に形成し、
非金属低摩擦材料を両推力面の少なくとも一方に
被覆する。更に駆動被動部材を組合せる軸受は、
全く又は殆んど、軸線推力負荷を支持しない。図
に示す例ではこの軸受はニードル軸受であるが、
他の型式例えばローラー軸受とすることもでき
る。本明細書では半径方向軸受とは軸線推力負荷
を殆んど支持しない軸受、例えばニードル軸受又
はローラー軸受を称し、球軸受、テーパーローラ
ー軸受は含まない。
本発明は種々の変型が可能である。例えば、図
示の例では半径方向軸受は駆動部材の第1の推力
面側としたが、反対側とすることもできる。更
に、推力面は駆動部材の山と溝を設けた面の反対
側の面に形成したが、他の位置とすることもでき
る。第1第2の流通路装置は1種の例のみを示し
たが別の構造とすることもできる。例えば、リザ
ーバは被動部材のカバーの中央部としたが駆動部
材の半径方向外方部とすることもでき被動部材の
軸受ハウジング内とすることもできる。第2の流
通路装置の通路は駆動部材に対して第1の流通路
装置の反対側とすることもできる。図示の例は第
2の流通路装置を第1の流通路装置とほゞ同形と
し半径方向通路がリザーバに達せずに別の通路5
3を径て作動室の中央部分に連通する点のみが異
なる。
本発明による流体剪断カツプリング装置は駆動
被動部材間に互にかみ合う溝と山とを設け、半径
方向軸受によつて被動部材と駆動部材に支承し、
非金属低摩擦材料を駆動被動部材間の推力面の少
なくとも一部に被覆する。推力支持しない半径方
向軸受を使用することによつて、既知の球軸受又
はテーパーローラー軸受に比較して長寿命が得ら
れる。流体剪断室、特に推力室に液を循環させる
ことによつて装置寿命が更に長くなる。
第2の流通路装置は剪断液を作動室の半径方向
外方位置、例えば円筒凹み48、環状溝47から
通路53を径て作動室の半径方向内方位置に循環
させる。それ故第2の流通路装置は作動室を経て
半径方向内方外方部分間にほゞ連続した循環を行
なわせる。
剪断液の循環は駆動部材の両側の一方又は双方
とすることができる。図示の例では駆動部材の前
側のカバー内を通るが開口41,43によつて駆
動部材の両側に対する剪断液流通装置となる。
本発明によつて開口41,43を設けることが
好適であるが、第2の流通路装置の役割を駆動部
材の一方の側のみの往復用とする場合には必要で
ない。循環通路を駆動部材の一方の側に設けて剪
断液を他の側にも循環させるのが好適である。図
示の例では第2の開口43は剪断液を駆動部材の
反対側に通す役割とする。本発明では駆動部材の
両側に個別の循環装置を設け、他の点では図示の
構造とするのが好適である。これは駆動部材の両
側に直接液が循環し、開口41,43を通らせる
必要はなくなる。
循環流通路装置は第1の流通路装置とリザーバ
から分離され、半径方向外方から内方に直接液を
戻す。第1の流通路装置は特定条件の下で液は作
動室からリザーバに流れ、再び作動室に流れる。
しかし、上述した通り、第1の流通路装置が検知
温度又は他のパラメータに応答して被動駆動部材
間のカツプリングを制御する作動を主体にするの
に対して、第2の流通路装置は第1の流通路装置
から分離している。
本発明の好適な実施例によつて、ブリード孔5
4を設けて所要の通路を経てリザーバと作動室と
を連通させ、リザーバ内の液をブリード孔を経て
作動室に流す。制御装置は第1の条件で剪断液が
第1の流通路装置を経てリザーバから作動室に流
れて駆動部材と被動部材のカツプリングを行なう
ようにする。この制御装置には例えば通路38に
共働するばね弁36を含み、ばね弁36が第2位
置40となれば剪断液は通路38を経て作動室に
流れる。制御装置の第2の条件では作動室内の剪
断液の量が少なく駆動被動部材間のカツプリング
の程度は小さくなる。ある量の剪断液は作動室内
特に剪断室及び又は推力面に残り、好適な作動と
なる。しかし、剪断液の量は著しく少なく駆動被
動部材間の十分なカツプリングは生ぜず、装置は
解放条件となる。
リザーバと作動室とを結ぶブリード孔を設ける
ことによつて、ある量の剪断液は解放条件間に作
動室に追加される。これはばね弁36が第1の位
置39にあつて通路38を閉鎖している条件であ
る。ブリード孔によつて、ある量の液がリザーバ
から作動室を通つて循環し、液を作動室内を流し
て解放条件下での熱放散を行なう。本発明によつ
て、ブリード孔は第2の流通路装置と共働して十
分な液を剪断室及び又は推力室を通つて循環させ
る。剪断液のリザーバを通る流量は定常条件で剪
断液がリザーバに戻る量とブリード孔を経て作動
室に入る量とが等しくなり、作動室内の液は第2
の流通路装置を通る循環も行なうようにする。
本発明の好適な実施例によつて、通路38とブ
リード孔54とは剪断液をリザーバから作動室に
駆動被動部材の剪断室推力室より半径方向内方の
位置に導く。同様にして好適な実施例によつて剪
断液がリザーバに作動室から戻る位置は剪断室推
力室よりも半径方向外方の位置とする。第2の流
通路装置による液の循環に関しては液は作動室の
剪断室推力面のすべての部分よりも半径方向内方
とする必要はなく、剪断室推力室のすべての部分
よりも半径方向外方の位置から戻す必要はない。
第2の流通路装置は半径方向外方の位置から半径
方向内方の位置に循環させ、剪断室推力室の少な
くとも一部が両位置の中間にあれば十分である。
好適な例では、剪断液は剪断室推力室よりも半径
方向内方に送り、半径方向外方から導出する。
駆動部材の両側に剪断液を導くには、循環流通
路装置と組合せるのが好適である。循環流通路装
置は剪断液を作動室の半径方向外方位置から半径
方向内方位置に戻す。剪断液は好適な実施例で駆
動部材の両側に導く。これを行なうための駆動部
材の構成は次の通りである。
好適な実施例で、剪断液を駆動部材の両側に導
くための第1の流通路装置には、駆動部材の表側
から裏側に貫通する1個以上の通路を剪断室推力
室より半径方向内方の位置に形成する。駆動部材
を貫通する通路より半径方向内方の位置で液は作
動室に入り、駆動部材両側に流れて配分される。
図に示した通り、液はリザーバから通路38又は
ブリード孔54を通つて作動室に入り、又は循環
流として通路53から作動室に入り、駆動部材を
貫通する通路の位置又は半径方向内方の位置で作
動室に入る。
好適な実施例で、駆動部材を貫通する通路即ち
開口41は第1の半径方向位置にあり、駆動部材
の前側に沿つて延長する半径方向の溝に連通す
る。溝42は駆動部材の剪断面を形成する山と溝
とに共働して液が溝に流入するのを著しく容易に
する。
好適な実施例によつて、3個の別の開口43を
第2の半径方向位置に形成し、開口41よりも僅
に半径方向外方とする。この第2の開口43は半
径方向の溝に連通せず、この開口に入る大部分の
液は駆動部材の裏側に流入する。第2の開口を第
1の開口よりも僅に半径方向外方とすることによ
つて、駆動部材の裏側に流入する液量は多くな
り、剪断液の大部分が駆動部材の表側に流れるこ
とはなくなる。
本発明の好適な実施例による流体剪断カツプリ
ング装置は剪断液を剪断液リザーバから駆動部材
の両側に流す第1の流通装置と、剪断液を駆動部
材の両側からリザーバに流す第2の流通装置とを
含む。かくして剪断液を駆動部材の両側に流す有
利な方法が得られる。この実施例では駆動部材の
両側に液を供給するには極めて簡単な構造、例え
ば駆動部材を貫通する通路によつて行なわれる。
剪断液を円筒凹み48、溝47から通路を通つ
て駆動するには既知の構造によつて行なう。駆動
部材の回転によつて剪断液に作用する外向きの力
は圧力ヘツドを生じ、液を環状溝47から通路に
流す。本発明によつて特別な流通装置を設けて液
を作動室からリザーバに流す。この流通装置には
環状溝47を含み、駆動部材の円板部15の外周
55の外方に接して被動部材に溝47を形成す
る。この流通装置の円筒凹み48は駆動部材の半
径方向外方にあつて環状溝47に連通する。通路
49は環状溝47に開口し、第2の通路50を介
してリザーバ32に連通する。
円筒凹み48内に突出部56を設ける。説明上
駆動部材11は第1の方向57に回転するものと
し、突出部56の前端面58は駆動部材の回転に
面する。前端面58は通路49の開口部に近接す
る。更に、通路49は突出部の前端面から第1の
方向57に向う。前端面は通路49に向けて斜方
向とし、第5図に示す通り、前端面に衝突した剪
断液を通路49に向ける。突出部56は被動部材
に一体としたボスとし、又はピン等によつて凹み
内に固着した部材とする。
突出部56には半径方向内方の曲面59を有し
て剪断面を形成する曲面59は円板状部15の外
周面55に近接し、流体剪断室を形成して駆動部
材被動部材間にトルクを伝達する。前端面58は
円筒凹みの底部に対して所要のテーパとし、第4
図に示し、剪断液を突出部及び駆動部材の外周部
に接して流す。後端面60も同様にテーパとする
のが好適である。
この装置は環状溝47内に形成又は取付けたダ
ム61を含み、好適な例として、別の部材をピン
62等によつて溝内に固着する。ダム61の前端
面63は駆動部材の回転に対向し、通路49の開
口から第1の方向の位置とする。それ故、ダム6
1は通路49附近で剪断液の圧力上昇を来し、液
は通路49に流入する。突出部56の斜方向前端
面58、一般的表現では突出部56の存在が円筒
凹みを流れる剪断液の流れを阻止して液圧送作用
を大にする。更に、ダム61の側面64の形状と
位置は剪断面を形成し駆動部材の剪断面と共働し
て剪断室となり、トルクを駆動被動部材間に伝達
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による流体剪断カツプリング装
置の縦断面図、第2図は第1図の装置のカバーを
取外して駆動部材を示す左端面図、第3図は第1
図の装置のカバーの右端面図、第4図はカバーの
一部の拡大図、第5図は第4図の5−5線に沿う
部分断面図である。 10:流体剪断カツプリング装置、11:駆動
部材、13:軸、15:円板状部、16,25:
山、17,26:溝、19,27:推力面、2
1:被動部材、22:軸受ハウジング、23:カ
バー、24:作動室、29:ニードル軸受、3
2:リザーバ、34:円板、36:ばね弁、4
1,43:開口、47:環状溝、48:円筒凹
み、49,50,51,52,53:通路、5
4:ブリード孔、56:突出部、58,63:前
端面、61:ダム、62:ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体剪断カツプリング装置であつて、外部駆
    動源に連結し得る軸13と、 第1の軸線方向18に面して複数の環状の山1
    6と溝17とを形成し第1の軸線方向と反対の第
    2の軸線方向20に面した第1の推力面19を形
    成した円板状部15とを含む駆動部材11を備
    え; 内部に駆動部材を収容する作動室24を形成す
    る被動部材21;22,23を備え、 上記被動部材は複数の環状の山25と溝26と
    を第2の軸線方向20に面して形成して駆動部材
    の溝と山に対向して離間して対向した剪断面を形
    成して中間に流体剪断室を形成し流体剪断室内の
    剪断流体と共働して駆動部材と被動部材との間に
    トルクを伝達させ、 上記被動部材21は更に第1の軸線方向に面す
    る第2の推力面27を第1の推力面19に近接し
    て離間して形成して間に推力室を形成し推力室内
    の剪断液と共働して駆動部材と被動部材との間に
    軸線方向推力負荷を伝達させ; 被動部材21を駆動部材11に共通軸線28を
    中心として回転可能に支持する取付装置を備え、 上記取付装置には被動部材と駆動部材の軸との
    間に係合した半径方向軸受29を含み; 駆動部材と被動部材の第1第2の推力面19,
    27の少なくとも一方に被着した非金属低摩擦材
    料の層を備えることを特徴とする流体剪断カツプ
    リング装置。 2 前記半径方向軸受29を駆動部材11の第1
    の推力面19と同じ側とする特許請求の範囲第1
    項記載の装置。 3 前記低摩擦材料を硫化ポリアリレン材料とす
    る特許請求の範囲第1項記載の装置。 4 前記低摩擦材料を硫化ポリフエニレンとする
    特許請求の範囲第1項記載の装置。 5 前記第1の推力面19は駆動部材の山と溝の
    反対側の面とし、前記低摩擦材料を第1の推力面
    に被着する特許請求の範囲第3項記載の装置。 6 前記被動部材21には剪断液リザーバ32を
    含み、 更に、流体剪断室内に収容した剪断液と、剪断
    液を流体剪断室とリザーバとの間に動かす第1の
    流通路装置48,47,49,50と、剪断液を
    第1第2の推力面間に保つ流体制御装置とを含む
    特許請求の範囲第1項記載の装置。 7 前記第1の推力面19を駆動部材の山と溝と
    の反対側とする特許請求の範囲第1項記載の装
    置。 8 前記第1の推力面19を駆動部材の山と溝と
    の反対側に延長させ、前記低摩擦材料を第1の推
    力面上とする特許請求の範囲第7項記載の装置。 9 前記半径方向軸受29を駆動部材の第1の推
    力面19と同じ側の位置とする特許請求の範囲第
    7項記載の装置。
JP56207915A 1980-12-22 1981-12-22 Fluid shearing coupling device Granted JPS57129933A (en)

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JPS57129933A JPS57129933A (en) 1982-08-12
JPH036373B2 true JPH036373B2 (ja) 1991-01-29

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EP (1) EP0055121B1 (ja)
JP (1) JPS57129933A (ja)
BR (1) BR8108240A (ja)
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