JPH0362521A - 半導体ウエハの洗浄方法およびその装置 - Google Patents
半導体ウエハの洗浄方法およびその装置Info
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- JPH0362521A JPH0362521A JP19751989A JP19751989A JPH0362521A JP H0362521 A JPH0362521 A JP H0362521A JP 19751989 A JP19751989 A JP 19751989A JP 19751989 A JP19751989 A JP 19751989A JP H0362521 A JPH0362521 A JP H0362521A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、半導体ウェハの洗浄方法およびその装置に
関し、特に開口幅の割に深さ寸法が大きいトレンチ満等
の微細な四部が表面に形成された’14導体ウェハの洗
浄方法およびその装置に関する。
関し、特に開口幅の割に深さ寸法が大きいトレンチ満等
の微細な四部が表面に形成された’14導体ウェハの洗
浄方法およびその装置に関する。
近年、半導体集積回路装置の微細化に伴い、半導体ウェ
ハの表面に形成される回路構造が複雑化している。この
ため、微細な異物であっても半導体ウェハに付着してい
ると、半導体集積回路装置の性能および機能が大きく損
なわれる。したがって、半導体ウェハに付着した汚染物
を取り除いたり、あるいはエツチング時の不要物を取り
除いたりする洗浄処理によって、上記汚染物および不要
物等の異物を確実に除去する必要がある。
ハの表面に形成される回路構造が複雑化している。この
ため、微細な異物であっても半導体ウェハに付着してい
ると、半導体集積回路装置の性能および機能が大きく損
なわれる。したがって、半導体ウェハに付着した汚染物
を取り除いたり、あるいはエツチング時の不要物を取り
除いたりする洗浄処理によって、上記汚染物および不要
物等の異物を確実に除去する必要がある。
第4図および第5図に従来の半導体ウェハの洗浄装置A
の概略構成図をそれぞれ示す。両図に示すように、この
洗浄装置Aは洗浄槽1を有する洗浄部(第4図)と、乾
燥槽2を有する乾燥部(第5図)とを備えている。洗浄
槽1内には半導体ウェハ3を収納するためのカセット4
が配置さレテいる。一方、乾燥WJ2内には、ロータ5
が設けられ、ロータ5上に配置されたカセット4が回転
されるように構成している。
の概略構成図をそれぞれ示す。両図に示すように、この
洗浄装置Aは洗浄槽1を有する洗浄部(第4図)と、乾
燥槽2を有する乾燥部(第5図)とを備えている。洗浄
槽1内には半導体ウェハ3を収納するためのカセット4
が配置さレテいる。一方、乾燥WJ2内には、ロータ5
が設けられ、ロータ5上に配置されたカセット4が回転
されるように構成している。
次に、第4図、第5図および第6A図ないし第6C図の
断面図に基づいて、この洗浄装置Aによる洗浄処理につ
いて説明する。なお、第6A図ないし第6C図はそれぞ
れ半導体ウェハ3の要部断面が示されている。第6A図
に示されるように半導体ウェハ3には開口幅の割に深さ
寸法が大きいトレンチ溝10が形成されており、通常、
lq染物21はトレンチ溝10の内部や半導体ウェハ3
の表面に付着している。
断面図に基づいて、この洗浄装置Aによる洗浄処理につ
いて説明する。なお、第6A図ないし第6C図はそれぞ
れ半導体ウェハ3の要部断面が示されている。第6A図
に示されるように半導体ウェハ3には開口幅の割に深さ
寸法が大きいトレンチ溝10が形成されており、通常、
lq染物21はトレンチ溝10の内部や半導体ウェハ3
の表面に付着している。
まず、第4図に示すように、洗浄槽1内にあらかしめ洗
浄液6を満たしておき、その洗浄1r16内に半導体ウ
ェハ3をカセット2とともに浸漬させる。そして、洗浄
効果を高めるために、洗浄液6および半導体ウェハ3に
超音波エネルギーを加える。これにより、第6B図に示
すように、洗浄液6がトレンチ溝10に内部まで浸入す
ることになる。
浄液6を満たしておき、その洗浄1r16内に半導体ウ
ェハ3をカセット2とともに浸漬させる。そして、洗浄
効果を高めるために、洗浄液6および半導体ウェハ3に
超音波エネルギーを加える。これにより、第6B図に示
すように、洗浄液6がトレンチ溝10に内部まで浸入す
ることになる。
つづいて、第4図の括弧付き符号で示すように、洗浄槽
1内の洗浄液6を純水7により置換する。
1内の洗浄液6を純水7により置換する。
これにより、第6C図に示すように、洗浄l戊6が汚染
物21とともに純水7により洗い落とされて、半導体ウ
ェハ3の表面が純水7により田われる。
物21とともに純水7により洗い落とされて、半導体ウ
ェハ3の表面が純水7により田われる。
その後、第5図に示すように、洗浄槽1から半導体ウェ
ハ3をカセット4とともに取り出して乾燥槽2のロータ
5に設置する。そして、ロータ5を回転させて、その遠
心力により半導体ウェハ3の表面の純水7を飛散させる
とともに、トレンチiM 10内の純水7を蒸発させる
ことにより、半導体ウェハ3を乾燥させる。この場合、
吸気口8より乾燥槽2内に清浄な空気を送り込むととも
に、排気口9より排出させて、半導体ウェハ3の表面を
清浄に保つようにしている。
ハ3をカセット4とともに取り出して乾燥槽2のロータ
5に設置する。そして、ロータ5を回転させて、その遠
心力により半導体ウェハ3の表面の純水7を飛散させる
とともに、トレンチiM 10内の純水7を蒸発させる
ことにより、半導体ウェハ3を乾燥させる。この場合、
吸気口8より乾燥槽2内に清浄な空気を送り込むととも
に、排気口9より排出させて、半導体ウェハ3の表面を
清浄に保つようにしている。
第7図および第8図に他の従来の半導体ウェハの洗浄部
rl BのII略構成図をそれぞれ示す。両図に示すよ
うに、この洗浄装置Bは、洗浄槽11をHする洗浄部(
第7図)と、乾燥槽12を有する乾燥部(第8図)とを
備えている。第8図に示すように、乾h5 tfj 1
2は、その下部にイソプロピルアルコール(以下「■P
A」と称す)溶液17を貯溜する貯溜部15が形成され
るとともに、貯溜部15の下方に加熱器16が配置され
る。そして、加熱器16により加熱されて気化したIP
A溶液17が乾燥槽12の冷却部18で凝縮液化するよ
うに構成されている。
rl BのII略構成図をそれぞれ示す。両図に示すよ
うに、この洗浄装置Bは、洗浄槽11をHする洗浄部(
第7図)と、乾燥槽12を有する乾燥部(第8図)とを
備えている。第8図に示すように、乾h5 tfj 1
2は、その下部にイソプロピルアルコール(以下「■P
A」と称す)溶液17を貯溜する貯溜部15が形成され
るとともに、貯溜部15の下方に加熱器16が配置され
る。そして、加熱器16により加熱されて気化したIP
A溶液17が乾燥槽12の冷却部18で凝縮液化するよ
うに構成されている。
また、半導体ウェハ3を支持するためのウェハ支持器1
4は、半導体ウェハ3を支持した状態で、搬送手段19
により洗浄+!11と乾燥槽12間を移動できるように
構成されている。
4は、半導体ウェハ3を支持した状態で、搬送手段19
により洗浄+!11と乾燥槽12間を移動できるように
構成されている。
この洗浄装置Bにより洗浄処理を行うには、まず第7図
に示すように、洗浄槽11内にあらかじめ洗浄液6を満
たしておき、その洗浄液6内に半導体ウェハ3を浸漬さ
せて上記と同様超音波エネルギーを加える(第6B図参
照)。
に示すように、洗浄槽11内にあらかじめ洗浄液6を満
たしておき、その洗浄液6内に半導体ウェハ3を浸漬さ
せて上記と同様超音波エネルギーを加える(第6B図参
照)。
次に、第7図の括弧付符号で示すように、洗浄槽1内の
洗浄液6を純水7により置換して、゛1炙桿体ウェハ3
上に付着している洗浄液6を純水7て洗い落とす(第6
C図参照)。
洗浄液6を純水7により置換して、゛1炙桿体ウェハ3
上に付着している洗浄液6を純水7て洗い落とす(第6
C図参照)。
その後、第8図に示すように、半導体ウェハ3を搬送手
段19により乾燥槽12内に移動させる。
段19により乾燥槽12内に移動させる。
そして、IPA蒸気を)1(導体ウェハ3の表面上に凝
縮させることにより、半導体ウェハ3上の純水7をIP
A溶液17により置換する。
縮させることにより、半導体ウェハ3上の純水7をIP
A溶液17により置換する。
その後、半導体ウェハ3を乾燥槽12より取出し、IP
A蒸気で加熱された半導体ウェハ3の余熱を利用して半
導体ウェハ3上のIPA溶岐17を蒸発させることによ
り、半導体ウェハ3を乾燥させる。
A蒸気で加熱された半導体ウェハ3の余熱を利用して半
導体ウェハ3上のIPA溶岐17を蒸発させることによ
り、半導体ウェハ3を乾燥させる。
しかしながら、上記のような従来の洗浄方法では、純水
7中に溶存する酸素およびIPA溶液17中のカーボン
化合物に起因して、以下に説明するように二次汚染が発
生するという問題がある。
7中に溶存する酸素およびIPA溶液17中のカーボン
化合物に起因して、以下に説明するように二次汚染が発
生するという問題がある。
すなわち、第4図および第5図を用いて説明した従来の
洗浄方法では、第6C図に示すように、半導体ウェハ3
の表面を覆う純水7中に酸素がおよそ10ppm程度溶
は込んでいるため、この酸素と、第6D図に示すように
半導体ウェハ3より純水7中に溶は出したシリコン原子
(Si)23とが反応して、第6E図に示すようにコロ
イダルシリカ(S i 0x)24が生成される。この
コロイダルシリカ24は、この後半導体ウェハ3が乾燥
されたときに、第6F図に示すように、トレンチ9Ft
10内および半導体ウェハ3の表面の一部に残って二
次汚染物となる。
洗浄方法では、第6C図に示すように、半導体ウェハ3
の表面を覆う純水7中に酸素がおよそ10ppm程度溶
は込んでいるため、この酸素と、第6D図に示すように
半導体ウェハ3より純水7中に溶は出したシリコン原子
(Si)23とが反応して、第6E図に示すようにコロ
イダルシリカ(S i 0x)24が生成される。この
コロイダルシリカ24は、この後半導体ウェハ3が乾燥
されたときに、第6F図に示すように、トレンチ9Ft
10内および半導体ウェハ3の表面の一部に残って二
次汚染物となる。
一方、第7図および第8図を用いて説明した従来の洗浄
方法では、半導体ウェハ3の表面を覆っている純水7を
、IPA溶岐土岐17換することにより、純水7中に生
成する上記コロイダルシリカ24を除去することができ
る。しかし、第9A図に示すように、半導体ウェハ3上
を覆うIPA溶液17中にはカーボン化合物25が溶解
しているため、このまま半導体ウェハを乾燥させると、
・1三導体ウェハ3の表面にカーボン化合物25が残仔
することになる。詳述すると、第9B図に示すように、
半導体ウェハ3の表面部のIPA溶液17が蒸発したと
ころで、半導体基板3の表面がカーボン化合物25の被
膜26により薄く覆われ、つづいて第9C図に示すよう
に、トレンチ満10内のIPA溶液17が蒸発されたと
ころで、トレンチ満10の内周面も被膜26により覆わ
れてしまう。
方法では、半導体ウェハ3の表面を覆っている純水7を
、IPA溶岐土岐17換することにより、純水7中に生
成する上記コロイダルシリカ24を除去することができ
る。しかし、第9A図に示すように、半導体ウェハ3上
を覆うIPA溶液17中にはカーボン化合物25が溶解
しているため、このまま半導体ウェハを乾燥させると、
・1三導体ウェハ3の表面にカーボン化合物25が残仔
することになる。詳述すると、第9B図に示すように、
半導体ウェハ3の表面部のIPA溶液17が蒸発したと
ころで、半導体基板3の表面がカーボン化合物25の被
膜26により薄く覆われ、つづいて第9C図に示すよう
に、トレンチ満10内のIPA溶液17が蒸発されたと
ころで、トレンチ満10の内周面も被膜26により覆わ
れてしまう。
このように、半導体ウェハ3上にコロイダルシリカ24
やカーボン化合物25等の二次IQ染物が残存すると、
上述の異物の場合と同様に、半導体集積回路装置の性能
および機能が低下される。
やカーボン化合物25等の二次IQ染物が残存すると、
上述の異物の場合と同様に、半導体集積回路装置の性能
および機能が低下される。
この発明の第1の目的は、上記従来技術の問題を解消し
、コロイダルシリカおよびカーボン化合物等の二次汚染
物の発生を防止しながら、異物を確実に除去できる半導
体ウェハの洗浄方法を提供することである。
、コロイダルシリカおよびカーボン化合物等の二次汚染
物の発生を防止しながら、異物を確実に除去できる半導
体ウェハの洗浄方法を提供することである。
この発明の第2の目的は、上記洗浄方法を実現できる□
1′導体ウェハの洗浄装置を提供することである。
1′導体ウェハの洗浄装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、表面に微細な凹部が形成された
半導体ウェハの洗浄方法であって、上記第1の「1的を
達成するため、半導体ウェハが収容された処理槽を減圧
した状態で洗浄液を供給してその洗浄液内に半導体ウェ
ハを浸漬させた後、前記処理槽内に不活性ガスを供給し
て所定気圧まで加圧し、前記処理槽を密閉状態のまま洗
浄液を溶存酸素が少ない純水で置換してから、前記処理
槽より純水を排出して処理槽を減圧することにより前記
半導体ウェハを乾燥させるようにしている。
半導体ウェハの洗浄方法であって、上記第1の「1的を
達成するため、半導体ウェハが収容された処理槽を減圧
した状態で洗浄液を供給してその洗浄液内に半導体ウェ
ハを浸漬させた後、前記処理槽内に不活性ガスを供給し
て所定気圧まで加圧し、前記処理槽を密閉状態のまま洗
浄液を溶存酸素が少ない純水で置換してから、前記処理
槽より純水を排出して処理槽を減圧することにより前記
半導体ウェハを乾燥させるようにしている。
請求項2記載の発明は、表面に微細な四部が形成された
半導体ウェハの洗浄装置であって、上記第2の目的を達
成するため、ウェハ搬出入口を有し、その搬出入口に開
閉自在に取付けられた蓋材により密閉可能な処理槽と、
前記処理槽内に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段
と、前記処理槽内に純水を供給するための純水供給手段
と、前記処理槽内に不活性ガスを供給するための不活性
ガス供給手段と、前記処理槽内を減圧するための減圧手
段と、前記処理槽内に供給された洗浄l(lおよび純水
を排出するための排出手段とを備える。
半導体ウェハの洗浄装置であって、上記第2の目的を達
成するため、ウェハ搬出入口を有し、その搬出入口に開
閉自在に取付けられた蓋材により密閉可能な処理槽と、
前記処理槽内に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段
と、前記処理槽内に純水を供給するための純水供給手段
と、前記処理槽内に不活性ガスを供給するための不活性
ガス供給手段と、前記処理槽内を減圧するための減圧手
段と、前記処理槽内に供給された洗浄l(lおよび純水
を排出するための排出手段とを備える。
請求項1記載の半導体ウェハの洗浄方法においては、減
圧下で半導体ウェハを洗浄液に浸漬させてから所定気圧
まで加圧しているため、洗浄液が半導体ウェハの四部の
隅々まで充分に行き渡るようになる。また、溶存酸素が
少ない純水を使用するとともに不活性ガスを用いて洗浄
液および純水への酸素の溶存を防止しているため、半導
体ウェハのシリコン原子と酸素との反応が抑えられてコ
ロイダルシリカの生成が防止される。もちろんイソプロ
ピルアルコール溶液を用いていないため、カーボン化合
物が生成されることもない。
圧下で半導体ウェハを洗浄液に浸漬させてから所定気圧
まで加圧しているため、洗浄液が半導体ウェハの四部の
隅々まで充分に行き渡るようになる。また、溶存酸素が
少ない純水を使用するとともに不活性ガスを用いて洗浄
液および純水への酸素の溶存を防止しているため、半導
体ウェハのシリコン原子と酸素との反応が抑えられてコ
ロイダルシリカの生成が防止される。もちろんイソプロ
ピルアルコール溶液を用いていないため、カーボン化合
物が生成されることもない。
また、請求項2記載の半導体ウエノ\の洗浄装置におい
ては、減圧手段により処理槽内が減圧され、洗浄7夜供
給手段により処理槽内に洗浄液が供給され、不活性ガス
供給手段による不活性ガスの供給により、処理槽が所定
気圧まで加圧される。また排出手段を介して洗浄l&が
排出され、純水供給手段を介して純水が供給されて、洗
浄液が純水により置換される。また排出手段により純水
が排出され、減圧手段により処理槽内が減圧されて、半
導体ウェハが乾燥される。
ては、減圧手段により処理槽内が減圧され、洗浄7夜供
給手段により処理槽内に洗浄液が供給され、不活性ガス
供給手段による不活性ガスの供給により、処理槽が所定
気圧まで加圧される。また排出手段を介して洗浄l&が
排出され、純水供給手段を介して純水が供給されて、洗
浄液が純水により置換される。また排出手段により純水
が排出され、減圧手段により処理槽内が減圧されて、半
導体ウェハが乾燥される。
第1図はこの発明の一実施例である半導体ウェハの洗浄
装置を示す概略構成図である。同図に示すように、処理
槽51には、その上端にウェハ搬出人口52が形成され
るとともに、そのウェハ搬出人口52に蓋材53が開閉
自在に取付けられる。
装置を示す概略構成図である。同図に示すように、処理
槽51には、その上端にウェハ搬出人口52が形成され
るとともに、そのウェハ搬出人口52に蓋材53が開閉
自在に取付けられる。
そして、ウェハ搬出人口52を蓋材53で閉塞すること
により、処理槽51の内部に密閉空間が形成されるよう
に構成している。
により、処理槽51の内部に密閉空間が形成されるよう
に構成している。
また、処理槽51には、槽内に窒素(N2)ガス等の不
活性ガスを供給するための窒素ガス供給管(不活性ガス
供給手段)54、槽内に洗浄液を供給するための洗浄液
供給管(洗浄液供給手段)55、および溶存酸素が少な
い純水(以下「酸素低溶存純水」と称す)を槽内に供給
するための純水供給管(純水供給手段)56がそれぞれ
取付けられる。さらに、処理?651には、槽内を減圧
させるための減圧管(?Ja圧手段>57.t6内のガ
スを排出するための排気管58、および槽内の洗浄液お
よび酸素低溶存純水を排出するための排液管(排出手段
)5つがそれぞれ取付けられる。 また、処理槽51の
側方には、処理Pa51内に収容される半導体ウェハ6
2を加熱するためのランプ加熱器61が配置される。
活性ガスを供給するための窒素ガス供給管(不活性ガス
供給手段)54、槽内に洗浄液を供給するための洗浄液
供給管(洗浄液供給手段)55、および溶存酸素が少な
い純水(以下「酸素低溶存純水」と称す)を槽内に供給
するための純水供給管(純水供給手段)56がそれぞれ
取付けられる。さらに、処理?651には、槽内を減圧
させるための減圧管(?Ja圧手段>57.t6内のガ
スを排出するための排気管58、および槽内の洗浄液お
よび酸素低溶存純水を排出するための排液管(排出手段
)5つがそれぞれ取付けられる。 また、処理槽51の
側方には、処理Pa51内に収容される半導体ウェハ6
2を加熱するためのランプ加熱器61が配置される。
また、半導体ウェハ62を支持するためのウェハ支持器
63が、搬送手段64によりウェハ搬出人口52を介し
て処理槽51に搬入および搬出されるように構成してい
る。
63が、搬送手段64によりウェハ搬出人口52を介し
て処理槽51に搬入および搬出されるように構成してい
る。
また、この洗浄装置Cの各駆動部は図示しない制御手段
にそれぞれ接続されており、第2図に示す処理シーケン
スに従い、後述するように洗浄処理されるように構成し
ている。
にそれぞれ接続されており、第2図に示す処理シーケン
スに従い、後述するように洗浄処理されるように構成し
ている。
次に、この洗浄装置Cによる洗浄処理を、第2図および
第3A図ないし第3D図の断面図に基づいて説明する。
第3A図ないし第3D図の断面図に基づいて説明する。
なお、第3A図ないし第3D図はそれぞれ洗浄処理され
る半導体ウェハ62の要部断面が示されている。また、
その半導体ウェハ62には、開口幅の割に深さ寸法が大
きいトレンチ1iW65が形成されており、通常、汚染
物67はトレンチ満65の内部や半導体ウェハ62の表
面に付着している。
る半導体ウェハ62の要部断面が示されている。また、
その半導体ウェハ62には、開口幅の割に深さ寸法が大
きいトレンチ1iW65が形成されており、通常、汚染
物67はトレンチ満65の内部や半導体ウェハ62の表
面に付着している。
まず、ステップS1でウェハ支持器63に支持された半
導体ウェハ62がウェハ搬出人口52を介して、処理槽
51内に収容される。次に、蓋材53が閉じられて、処
理槽51内が密閉される。
導体ウェハ62がウェハ搬出人口52を介して、処理槽
51内に収容される。次に、蓋材53が閉じられて、処
理槽51内が密閉される。
つづいて、ステップS2に示すように、処理槽51内が
減圧管57を介して減圧される。
減圧管57を介して減圧される。
次に、ステップS3に示すように、処理ff151内に
洗浄if (R給管55を介して洗浄液が供給され、こ
れにより半導体ウェハ62が洗浄液に浸漬される。つづ
いて、窒素ガス供給管54を介して処理槽51内に窒素
ガスが供給され、槽内が大気圧程度にまで加圧される。
洗浄if (R給管55を介して洗浄液が供給され、こ
れにより半導体ウェハ62が洗浄液に浸漬される。つづ
いて、窒素ガス供給管54を介して処理槽51内に窒素
ガスが供給され、槽内が大気圧程度にまで加圧される。
このように減圧下で半導体ウェハ62を洗浄液に浸漬さ
せてから大気圧まで戻して加圧するようにしているため
、第3A図に示すように、洗浄液66がトレンチ満65
の内部まで充分に行き渡るようになる。この場合、圧力
差が大きいほど洗浄効率が高められるので、上記ステッ
プ2の減圧時の槽内の圧力を数1. OOLorr〜数
10 mtorrまで減圧させるのが好ましい。
せてから大気圧まで戻して加圧するようにしているため
、第3A図に示すように、洗浄液66がトレンチ満65
の内部まで充分に行き渡るようになる。この場合、圧力
差が大きいほど洗浄効率が高められるので、上記ステッ
プ2の減圧時の槽内の圧力を数1. OOLorr〜数
10 mtorrまで減圧させるのが好ましい。
その後、ステップS5に示すように、排液管59を介し
て処理槽51内の洗浄液66が排出される。
て処理槽51内の洗浄液66が排出される。
次に、ステップS6に示すように、酸素濃度が200
ppb以下、望ましくは1oppb以下の酸素低溶存純
水が純水供給管56を介して処理槽51内に供給され、
半導体ウェハ62が酸素低溶存純水に浸漬されてから、
ステップS7に示すように酸素低溶存純水が排出される
。
ppb以下、望ましくは1oppb以下の酸素低溶存純
水が純水供給管56を介して処理槽51内に供給され、
半導体ウェハ62が酸素低溶存純水に浸漬されてから、
ステップS7に示すように酸素低溶存純水が排出される
。
この後、ステップS8に示すように、再度、酸素低溶存
純水が純水供給56を介して半導体ウニ戸\62の表面
にあびせるように供給(シャワー)され、酸素低溶存純
水のシャワーおよび排出が数回繰り返されることにより
、半導体ウェハ62の表面の洗浄液66が酸素低溶存純
水により置換される。こうして、第3B図に示すように
、半導体ウェハ62の表面に付着していた汚染物67(
第3A図)が洗浄液66とともに除去される。この間、
処理槽51が蓋材53により密閉されるとともに、処理
槽51内には窒素ガスのみが供給されているため、純水
の酸素溶存率は低い状態に保たれる。
純水が純水供給56を介して半導体ウニ戸\62の表面
にあびせるように供給(シャワー)され、酸素低溶存純
水のシャワーおよび排出が数回繰り返されることにより
、半導体ウェハ62の表面の洗浄液66が酸素低溶存純
水により置換される。こうして、第3B図に示すように
、半導体ウェハ62の表面に付着していた汚染物67(
第3A図)が洗浄液66とともに除去される。この間、
処理槽51が蓋材53により密閉されるとともに、処理
槽51内には窒素ガスのみが供給されているため、純水
の酸素溶存率は低い状態に保たれる。
次に、ステップSっで、窒素ガスが半導体ウェハ62に
噴き付けられる一方、排気管58を介して槽内のガスが
排気される。これにより、第3C図に示すように、半導
体ウェハ62の表面の酸素低溶存純水68が蒸発する。
噴き付けられる一方、排気管58を介して槽内のガスが
排気される。これにより、第3C図に示すように、半導
体ウェハ62の表面の酸素低溶存純水68が蒸発する。
つづいて、ステップS10て、処理槽51内が減圧され
、これにより第3D図に示すように、トレンチ満65内
部の酸素低溶存純水68が蒸発する。この場合、蒸発効
果を高めるために、ランプ加熱器61により半導体ウェ
ハ62が直接加熱される。
、これにより第3D図に示すように、トレンチ満65内
部の酸素低溶存純水68が蒸発する。この場合、蒸発効
果を高めるために、ランプ加熱器61により半導体ウェ
ハ62が直接加熱される。
その後、ステップS ]、 1に示すように、蓋材53
が開底されて、半導体ウェハ62が外部へ取り出される
。
が開底されて、半導体ウェハ62が外部へ取り出される
。
以上のように、この洗浄装置Cにおける洗浄処理によれ
ば、減圧下で半導体ウェハ62を洗浄液に浸漬させてか
ら大気圧まで戻して加圧するようにしているため、従来
のように超音波エネルギを加えなくても洗浄液66がト
レンチ満65の内部まで充分に行き渡るようになり、微
細な四部を有する半導体ウェハ62の洗浄が可能となる
。
ば、減圧下で半導体ウェハ62を洗浄液に浸漬させてか
ら大気圧まで戻して加圧するようにしているため、従来
のように超音波エネルギを加えなくても洗浄液66がト
レンチ満65の内部まで充分に行き渡るようになり、微
細な四部を有する半導体ウェハ62の洗浄が可能となる
。
また、半導体ウェハ62つ表面の洗浄液66を洗い落と
すのに、酸素がほとんど溶存していない酸素低溶存純水
を用いるとともに、処理槽51内に窒素ガスを供給して
、洗浄から乾燥までの四半導体ウェハ62が酸素と触れ
ない(上述の処理中では酸素の分圧が数torr以下と
なる)ようにしているため、酸素とシリコン原子との反
応によるコロイダルシリカの生成も防止できる。
すのに、酸素がほとんど溶存していない酸素低溶存純水
を用いるとともに、処理槽51内に窒素ガスを供給して
、洗浄から乾燥までの四半導体ウェハ62が酸素と触れ
ない(上述の処理中では酸素の分圧が数torr以下と
なる)ようにしているため、酸素とシリコン原子との反
応によるコロイダルシリカの生成も防止できる。
また、この洗浄処理では、IPA溶液を用いていないの
で、IPA溶液内に含まれるカーボン化合物が半導体ウ
ェハ62に残存することもない。
で、IPA溶液内に含まれるカーボン化合物が半導体ウ
ェハ62に残存することもない。
また、この洗浄装置Cては、上記従来の洗浄装置A、B
のように乾燥槽と洗浄槽を別々に設ける必要がなく、ま
た超音波発振器も不要となるため装置がコンパクトにな
る。
のように乾燥槽と洗浄槽を別々に設ける必要がなく、ま
た超音波発振器も不要となるため装置がコンパクトにな
る。
以上のように、請求項1記載の半導体ウェハの洗浄方法
によれば、コロイダルシリカおよびカーボン化合物等の
二次汚染物の発生を防止しながら、巽物を確実に除去で
きるという第1の効果が得られる。
によれば、コロイダルシリカおよびカーボン化合物等の
二次汚染物の発生を防止しながら、巽物を確実に除去で
きるという第1の効果が得られる。
また、請求項2記載の半導体ウェハの洗浄装置によれば
、上記第1の効果を有する装置が実現されるという第2
の効果が得られる。
、上記第1の効果を有する装置が実現されるという第2
の効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例である半導体ウェハの洗浄
装置を示す概略構成図、第2図はその処理シーケンスを
示すフローチャート、第3A図ないし第3D図はそれぞ
れ上記一実施例の洗浄装置の洗浄処理を説明するための
断面図、第4図および第5図はそれぞれ従来の半導体ウ
ェハの洗浄装置を示す概略構成図、第6A図ないし第6
F図はそれぞれその装置の洗浄処理を説明するための断
面図、第7図および第8図はそれぞれ他の従来の゛F導
体ウェハの洗浄装置を示す概略構成図、第9八図ないし
第9C図はそれぞれその装置の洗浄処理を説明するため
の断面図である。 図において、51は処理槽、52はウェハ搬出入口、5
3は蓋材、54は窒素ガス供給管、55は洗浄液供給管
、56は純水1兵給管、57は減圧管、5つは排液管、
62は半導体ウェハ、66は洗浄液、68は酸素低溶存
純水、Cは洗浄装置である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 第 1 図 第 図 第 図 第 図 春L7に 第 7 図 第 図 16イ=鳥 0 第9C図
装置を示す概略構成図、第2図はその処理シーケンスを
示すフローチャート、第3A図ないし第3D図はそれぞ
れ上記一実施例の洗浄装置の洗浄処理を説明するための
断面図、第4図および第5図はそれぞれ従来の半導体ウ
ェハの洗浄装置を示す概略構成図、第6A図ないし第6
F図はそれぞれその装置の洗浄処理を説明するための断
面図、第7図および第8図はそれぞれ他の従来の゛F導
体ウェハの洗浄装置を示す概略構成図、第9八図ないし
第9C図はそれぞれその装置の洗浄処理を説明するため
の断面図である。 図において、51は処理槽、52はウェハ搬出入口、5
3は蓋材、54は窒素ガス供給管、55は洗浄液供給管
、56は純水1兵給管、57は減圧管、5つは排液管、
62は半導体ウェハ、66は洗浄液、68は酸素低溶存
純水、Cは洗浄装置である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 第 1 図 第 図 第 図 第 図 春L7に 第 7 図 第 図 16イ=鳥 0 第9C図
Claims (2)
- (1)表面に微細な凹部が形成された半導体ウェハの洗
浄方法であって、 前記半導体ウェハが収容された処理槽を減圧した状態で
洗浄液を供給してその洗浄液内に半導体ウェハを浸漬さ
せた後、前記処理槽内に不活性ガスを供給して所定気圧
まで加圧し、前記処理槽を密閉状態のまま前記洗浄液を
溶存酸素が少ない純水で置換してから、前記処理槽より
前記純水を排出して処理槽を減圧することにより前記半
導体ウェハを乾燥させることを特徴とする半導体ウェハ
の洗浄方法。 - (2)表面に微細な凹部が形成された半導体ウェハの洗
浄装置であって、 ウェハ搬出入口を有し、その搬出入口に開閉自在に取付
けられた蓋材により密閉可能な処理槽と前記処理槽内に
洗浄液を供給するための洗浄液供給手段と、 前記処理槽内に純水を供給するための純水供給手段と、 前記処理槽内に不活性ガスを供給するための不活性ガス
供給手段と、 前記処理槽内を減圧するための減圧手段と、前記処理槽
内に供給された洗浄液および純水を排出するための排出
手段とを備えた半導体ウェハの洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19751989A JPH0362521A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 半導体ウエハの洗浄方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19751989A JPH0362521A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 半導体ウエハの洗浄方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362521A true JPH0362521A (ja) | 1991-03-18 |
Family
ID=16375817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19751989A Pending JPH0362521A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 半導体ウエハの洗浄方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0362521A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5520744A (en) * | 1993-05-17 | 1996-05-28 | Dainippon Screen Manufacturing Co., Ltd. | Device for rinsing and drying substrate |
US5975097A (en) * | 1996-09-02 | 1999-11-02 | Tokyo Electron Limited | Processing apparatus for target processing substrate |
US6516816B1 (en) * | 1999-04-08 | 2003-02-11 | Applied Materials, Inc. | Spin-rinse-dryer |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP19751989A patent/JPH0362521A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5520744A (en) * | 1993-05-17 | 1996-05-28 | Dainippon Screen Manufacturing Co., Ltd. | Device for rinsing and drying substrate |
US5975097A (en) * | 1996-09-02 | 1999-11-02 | Tokyo Electron Limited | Processing apparatus for target processing substrate |
US6516816B1 (en) * | 1999-04-08 | 2003-02-11 | Applied Materials, Inc. | Spin-rinse-dryer |
US7226514B2 (en) | 1999-04-08 | 2007-06-05 | Applied Materials, Inc. | Spin-rinse-dryer |
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