JPH0362443B2 - - Google Patents

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JPH0362443B2
JPH0362443B2 JP60100167A JP10016785A JPH0362443B2 JP H0362443 B2 JPH0362443 B2 JP H0362443B2 JP 60100167 A JP60100167 A JP 60100167A JP 10016785 A JP10016785 A JP 10016785A JP H0362443 B2 JPH0362443 B2 JP H0362443B2
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JP
Japan
Prior art keywords
mercury
exhaust gas
cleaning
cleaning liquid
mercury vapor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60100167A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61257223A (ja
Inventor
Kiichi Nagaya
Yoshitaka Abe
Kyoetsu Kikuchi
Hiroichi Obata
Sadao Mino
Akio Hirotsune
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、都市ごみ等の廃棄物の焼却炉から
出る排ガス中に含まれる水銀を選択的にかつ効率
よく除去する方法に関するものである。
発明の背景 焼却炉からの排ガス中には種々の有害物質が含
まれているが、とりわけ廃棄物中に乾電池や螢光
灯等が混入している場合には、これらに由来した
水銀が蒸気としてないしは化合物として含まれて
いる。したがつて排ガス中に含まれる水銀を効果
的に除去する新規な方法が切望せられている。
従来技術およびその問題点 従来、この種の排ガスの処理方法としては、排
ガスをアルカリ性洗浄液で洗浄した後、大気中に
放出する方法が一般的であつた。この方法によれ
ば、排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物等の酸性成
分が効率よく除去される上に、水銀が約60%除去
されるが、まだつぎのような問題点があつた。
(1) 一般に水銀ないしその化合物は毒物として指
定されており、その排出が厳しく制限されてい
るため、上記のような除去率すなわち60%は全
く不十分なものであつた。したがつて、排出ガ
スからの水銀の除去率を大幅に向上させて、大
気中への水銀の排出を極力抑制する必要があ
る。
(2) また洗浄処理により洗浄液中に移行した水銀
を確実に処理して、同液中の水銀濃度を規制値
以下に下げるとともに、回収した水銀を完全に
最終処分する必要があるが、水銀自身の特異な
性質の波に、上記処分が必ずしも完全にはなし
得ないうらみがあつた。
この発明は、上記のような諸問題を解決するこ
とを企図してなされたものであつて、焼却炉から
の排ガス中に含まれる水銀を選択的にかつ高い除
去率で除去することのできる水銀の除去方法を提
供することを目的とする。
問題点の解決手段 この発明による水銀の除去方法は、上記目的を
達成するために、還元剤を含むアルカリ性洗浄液
で排ガスを洗浄し、ついで排ガス中の水銀蒸気を
捕捉することを特徴とする。
またこの発明の好適な実施態様においては、洗
浄により洗浄液中に移行した水銀を蒸気化せし
め、生じた水銀蒸気を洗浄後の排ガス中の水銀蒸
気とともに補捉する。洗浄液中に移行した水銀の
蒸気化は、たとえば曝気により行なわれる。
還元剤は特に限定されることなく用いられ、そ
の代表例としてはHI、H2Sなどの水素化合物、
亜硫酸および亜硫酸塩、アルカリ金属、Mg、
Ca、Znなどの金属、Fe()およびSnなどの塩、
ギ酸、シユウ酸などの有機物質、ヒドラジンなど
が挙げられる。還元剤の添加は連続的でも断続的
でもよい。
水銀蒸気の捕捉は、水銀蒸気吸着剤等を用いる
乾式法や、液状キレート剤、硫黄化合物等を含む
吸収液を用いる湿式法により行なわれる。水銀蒸
気捕捉処理後の排ガスは白煙発生防止等の必要処
置の後大気中に放出される。
作 用 排ガスをアルカリ洗浄液で洗浄すると、排ガス
中の塩化水素や硫黄酸化物等の酸性成分が効率よ
く洗浄液に移行する。他方、排ガス中の水銀は還
元剤の作用によつて洗浄液への移行を抑制せら
れ、大部分排ガス中に留まり、一部洗浄液中に移
行する。
洗浄液中の水銀は、同液中の還元剤の作用によ
つて蒸気化しやすい形態に還元されている。この
形態の水銀を含む洗浄液はついで蒸気化処理に付
され、生じた水銀蒸気が洗浄後の水銀含有排ガス
とともに水銀蒸気捕捉処理に付され、さらに水銀
が回収される。
発明の効果 この発明によれば、まず還元剤を含むアルカリ
性洗浄液で排ガスを洗浄するので、排ガス中の水
銀が洗浄液に移行するのを極力抑制することがで
きる。したがつて洗浄後の洗浄液は水銀を僅量し
か含まないため、同液の処理および同液に由来し
たスラツジの最終処分を容易に行なうことができ
る。
また、排ガス中の水銀以外の成分たとえば塩化
水素や硫黄酸化物等は、アルカリ性洗浄液による
洗浄の結果洗浄液に吸収されるので、つぎの水銀
蒸気捕捉段階において吸着剤や吸収液に捕捉され
るのは主として水銀のみである。したがつて水銀
蒸気捕捉段階から排出される廃吸着剤ないし廃吸
収液や廃スラツジの処理を容易に行なうことがで
きる上に、これらから水銀を容易に回収すること
ができる。
こうしてこの発明の水銀除去方法によれば、焼
却炉からの排ガス中に含まれる水銀を選択的にか
つ高い除去率で除去することができる。
実施例 つぎに上記効果を実証するためにこの発明の実
施例を示す。
図面において、水銀を含む排ガスは洗浄塔1に
導入され、ここでアルカリ性洗浄液で洗浄され
る。その結果、排ガス中の塩化水素、硫黄酸化物
等が同液に吸収させる。アルカリ性洗浄液には還
元剤が添加されている。そのため排ガス中の水銀
の大部分は排ガス中に留まり、同液中には一部分
しか移行しない。洗浄塔1から出た洗浄液は蒸気
化用の曝気槽2に導かれて、曝気処理せられ、液
中に含まれている水銀が90%以上蒸気化される。
洗浄塔1から出た水銀含有排ガスは曝気槽2で
生じた水銀蒸気とともに水銀捕捉塔3に導かれ、
ここで水銀蒸気吸着剤による乾式吸着処理により
水銀蒸気が捕捉される。処理排ガスは、白煙発生
防止装置を経て大気中に放出される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すフローシートで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 還元剤を含むアルカリ性洗浄液で排ガスを洗
    浄し、ついで排ガス中の水銀蒸気を捕捉すること
    を特徴とする、排ガス中の水銀の除去方法。 2 洗浄により洗浄液中に移行した水銀を蒸気化
    せしめ、生じた水銀蒸気を洗浄後の排ガス中の水
    銀蒸気とともに捕捉する、特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
JP60100167A 1985-05-10 1985-05-10 排ガス中の水銀の除去方法 Granted JPS61257223A (ja)

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JP60100167A JPS61257223A (ja) 1985-05-10 1985-05-10 排ガス中の水銀の除去方法

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JPS61257223A JPS61257223A (ja) 1986-11-14
JPH0362443B2 true JPH0362443B2 (ja) 1991-09-26

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JP7324159B2 (ja) * 2020-02-13 2023-08-09 株式会社東芝 酸性ガスの除去装置および除去方法

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JPS61257223A (ja) 1986-11-14

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