JPH0362098B2 - - Google Patents

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JPH0362098B2
JPH0362098B2 JP63072911A JP7291188A JPH0362098B2 JP H0362098 B2 JPH0362098 B2 JP H0362098B2 JP 63072911 A JP63072911 A JP 63072911A JP 7291188 A JP7291188 A JP 7291188A JP H0362098 B2 JPH0362098 B2 JP H0362098B2
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JP
Japan
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nipple
tip
bottle
diaphragm
sucking
Prior art date
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JP63072911A
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JPH01244760A (ja
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Yasuo Morifuji
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JEKUSU KK
Original Assignee
JEKUSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、哺乳瓶用乳首に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の哺乳瓶用乳首は、柔軟性に富む材料(天
然ゴム、プラスチツク等)により、母体の乳房に
近似した形状に形成され、乳首先端部に吸乳孔を
形成したものが広く普及している(例えば、特公
昭51−38265号公報、実公昭57−27462号公報等参
照)。
〔発明が解決しようとする課題〕 吸乳孔を乳首先端部に形成した従来の哺乳瓶用
乳首は、授乳時、乳児が、乳首先端を吸うのみで
哺乳瓶から乳汁を吸飲することができる。
一方、乳児が、母体から直接母乳を吸飲するに
は、母体の乳首を乳輪部まで深くくわえた状態
で、上顎と下顎とを咀嚼動作させながら、舌先
で、乳輪部から乳頭部側へ押圧力を加えてしごき
つつ吸啜している。
即ち、母体から直接授乳する場合では、母体の
乳首先端(乳頭部)を吸つただけでは、乳汁(母
乳)を十分に吸飲することはできない。
近時、母乳による育児が見直されているが、出
産直後から数日間は、母乳が出ず、人工乳を哺乳
瓶で与えており、また、母乳が十分でない場合等
にも、人工乳に依存せざるを得ない場合がある。
このような場合、哺乳瓶による授乳は、母体から
直接授乳する場合に比べて、上顎及び下顎の咀嚼
動作と、舌先のしごき動作の複雑な連繋動作が、
それ程必要でない。そのため、乳児は、吸啜努力
をしなくなる傾向があり、母乳育児への円滑な移
行の妨げとなる可能性があるとの指摘がなされ、
また、上記咀嚼動作としごき動作の複雑な連繋動
作に対する修練を乳児に課すことによつて、自然
に、大脳の発達にも寄与するところがあるとの報
告もなされている。
本発明は、上記点に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、母体から直接授乳する
状態に、より近似した吸啜努力を習慣ずけ得る哺
乳瓶用乳首を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、先端に開
口部を有する玉子形状乳首先端部と、この先端部
の基部から一連に膨出形成され瓶口部よりも上方
へ長く露出せしめられる逆漏斗形状中間部と、こ
の中間部の基部に一連に形成された哺乳瓶への瓶
口嵌着部とを有する乳首において、上記乳首先端
部と逆漏斗形状中間部との境界部付近に内部に、
外部からの圧迫によつて変形し、圧迫を解除する
と復元する隔膜を設けると共に、この隔膜の一部
に、外部からの圧迫によつて開口し、圧迫を解除
すると閉じる吸乳孔を形成したものである。
〔作用〕
乳児が吸乳するには、隔膜部分を上下の顎で圧
迫と解除を繰返し、かつ、舌先で乳首根元から先
端側へ押出すようにしごきながら吸い出す複雑な
連繋動作を必要とするように習慣づけることがで
きる。
上記隔膜部分は、乳首先端部と逆漏斗形状中間
部との境界部付近としてあるため、この部分に上
下の顎を位置させるためには、乳児が逆漏斗形状
中間部まで深くくわえなければならないことにな
り、これによつて、母体からの直接授乳に移行す
る際に、乳輪部まで深くくわえて上下の顎を咀嚼
運動させながら舌先で乳首をしごいて吸啜すると
いう連繋動作を自然に修得させて母乳育児へスム
ーズな移行を実現することができる。そして乳児
の大脳の発達にも寄与し得るものと推定される。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示す哺乳瓶用乳
首の縦断側面図であつて、哺乳瓶1は、概略的に
は、瓶本体2、乳首3及び締付けリング4により
構成されている。
瓶本体2は、透明なプラスチツク製であり、大
略円筒形状をしている。瓶本体2は、その上方開
口部5を除いて、完全に閉じており、開口部5
は、その径が若干小さくなつた円形をしている。
開口部5の外周部には、雄ねじ6が設けられてい
る。瓶本体2の側部には、乳児の吸乳量を測定す
るための目盛り〔図示省略〕が設けられている。
乳首3は、透明で柔軟性と弾力性に富み、乳児
に無害かつ煮沸消毒可能な材料(天然ゴム、プラ
スチツク等)で製作されている。乳首3は、乳児
の口に適応する大きさであり、その形状は、概略
的には、玉子形状乳首先端部7、逆漏斗形状中間
部8及び瓶口嵌着部9とからなり、一体成形され
ている。
乳首先端部7は、略一様な肉厚で形成され、中
央先端部には、小径開口10を有する。この小径
開口10は、図示例では円形としているが、他の
形状であつてもよく、また、従来と同様な切目、
例えば、I形状のシングルカツト、X形状のクロ
スカツト、または、Y形状のトリプルカツトとし
てもよい。
乳首先端部7の奥部には、隔膜11を、一体成
形又は、後付け形成する。
隔膜11は、乳首3内を仕切るように形成さ
れ、その一部、例えば、中央部又は周辺部等に、
1個又は複数個の吸乳孔12を形成してある。但
し、図面は、隔膜11の中央部に1個の吸乳孔1
2を形成した場合を示している。
隔膜11の形成位置は、母体に乳房における乳
輪相当位置付近が望ましく、乳首3内位置で示せ
ば、乳首先端部7と逆漏斗形状中間部8との境界
部付近が好ましいが、この位置を中心にして、乳
首先端部7側又は逆方向側に偏倚していてもよ
い。
隔膜11は、第1図に示す様に、乳首3の中心
軸線に直交する平面と平行な平膜とする他、先端
側に凸の球面、又は、凹球面状としてもよい。
隔膜11の厚さは、乳児の上下の顎の通常の咀
嚼力で変形させ得ればよい。
隔膜11に形成する吸乳孔12は、切目で形成
するものであり、この切目は、I形状のシングル
カツト、X形状のクロスカツト、又は、Y形状の
トリプルカツトのいずれかで形成する。
吸乳孔12を切目状とする場合では、吸乳孔1
2の形成位置における隔膜11は、他の部分より
薄く形成するのがよく、例えば、第2図に示す様
に、球面状凹部13を設け、この部分に切目状の
吸乳孔12を形成すれば、中央部と周囲部との肉
厚の変化点が、切目状孔縁の開閉動作の支点とな
り、円滑な開閉動作を行わせることができ、か
つ、逆止弁の機能を持たせることができる。
逆漏斗形状中間部8は、乳首先端部7の基部か
ら一連に形成され、瓶口嵌着部9に連続してい
る。
瓶口嵌着部9には、瓶本体開口部5に適合し、
締付けリング4の押圧力を受けて哺乳瓶1を密閉
する作用をするフランジ14が設けられている。
このフランジ14の最外周縁部上下には、乳首3
と瓶本体2の密着をより完全にするのに役立つテ
ーパー部15が設けられている。また、締付けリ
ング4と乳首3を嵌合するための突条16が逆漏
斗形状中間部8と瓶口嵌着部9との境界領域に輪
状に設けられている。フランジ14には、瓶本体
開口部5と直接接触する周縁テーパー部15の内
側に1個の空気弁17が設けられている。空気弁
17は、複数個設けることもできる。
空気弁17は、外部側の径が、内部側の径より
大きい二段構造の小孔部18及び小孔部18より
内側でカツプ形状の突起状をなし、空気弁17の
軸方向にシングルカツトまたはX形状にクロスカ
ツトした薄膜部19とからなる逆止弁構造をして
いる。
空気弁薄膜部19の保護用に、フランジ14の
底部、瓶本体開口部5と接触する周縁テーパー部
15の下面内側に、空気弁薄膜部19の突起の高
さより若干高いリブ20が輪状に設けられてい
る。
締付けリング4は、若干の弾性を有するプラス
チツク製であり、乳首3をその瓶口嵌着部9にお
いて、着脱自在に瓶本体開口部5に嵌着できるよ
うに上蓋部中央に瓶口嵌着部9と適合する大きさ
の円形の切欠きが設けられ、又、瓶本体開口部5
の雄ねじ6とねじ結合する雌ねじが締付けリング
4の側部内面に設けられている。
以上が本発明の一実施例に係る哺乳瓶の構成で
あつて、次に、その使用法を説明する。
締付けリング4を操作してねじをゆるめ、締付
けリング4及び乳首3を瓶本体2から取り外す。
瓶本体2へ瓶本体開口部5を通してミルクを適当
量入れる。乳首の瓶口嵌着部9を締付けリング4
にセツトする。締付けリング4の雌ねじを瓶本体
開口部5の雄ねじ6にねじ締めして、乳首3の瓶
口嵌着部9を瓶本体開口部5に密着させセツトが
完了する。セツト済みの哺乳瓶1の乳首3を口で
くわえて、先端を吸つただけでは、吸乳孔12は
開口せず、瓶本体2内のミルクを吸飲することは
できない。即ち、乳首先端部7の奥部側にある隔
膜11を圧迫変形させなければ、吸乳孔12は、
開口しない。これによつて、乳児は、乳首3を深
くくわえ、上下の顎を咀嚼運動させ、舌先で乳首
先端部7を、奥部から先端側へしごきながら吸飲
力を作用させることによつて、ミルクが吸飲でき
ることを学習することになる。このような吸啜動
作は、母体から直接授乳する場合の吸啜動作に、
より近似したものとなる。上記吸啜動作中の吸乳
孔12は、乳児の吸飲力と隔膜11の圧迫力とに
応じて、開口度及びミルクの流出量が自然に調節
され、かつ、この間、空気弁17が開閉して瓶本
体2内に空気が補給され、乳児の授乳を連続して
円滑に行わせることができる。空気弁17は、逆
止弁作用があるため、乳児が吸飲を停止すれば、
完全に閉じてミルクが流出することはない。
尚、隔膜11の一部に形成する吸乳孔12は、
切目以外に、単一又は複数の小孔としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、哺乳瓶による授乳時、乳首を
深くくわえ、上下の顎を咀嚼運動させ、舌先で乳
首先端部を奥部から先端側へしごきながら吸飲力
を作用させる動作、即ち、母体から直接授乳する
場合に一層近似したものとなり、新生児の母乳育
児への円滑な移行が図れ、大脳の発達にも寄与で
きるものと推定される。
また、乳首先端部の奥部に隔膜を設けるだけで
あるから、構造が簡単であり、製作が容易である
と共に、洗浄も容易であり、ミルクの付着残留や
詰りを洗浄によつて簡単に除去することができ、
煮沸消毒の妨げとなることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す哺乳瓶用乳首
の縦断側面図、第2図は隔膜に形成する吸乳孔部
分の変形例を示す拡大断面図である。 1……哺乳瓶、2……瓶本体、3……乳首、4
……締付けリング、5、開口、6……雄ねじ、7
……乳首先端部、8……逆漏斗形状中間部、9…
…瓶口嵌着部、10……小径開口、11……隔
膜、12……吸乳孔、17……空気弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端に開口部を有する玉子形状乳首先端部
    と、この先端部の基部から一連に膨出形成され壜
    口部よりも上方へ長く露出せしめられる逆漏斗形
    状中間部と、この中間部の基部に一連に形成され
    た哺乳瓶への瓶口嵌着部とを有する乳首におい
    て、 上記乳首先端部と逆漏斗形状中間部との境界部
    付近の内部に、外部からの圧力によつて変形し、
    圧迫を解除すると復元する隔膜を設けると共に、
    この隔膜の一部に、外部からの圧迫によつて開口
    し、圧迫を解除すると閉じる吸乳孔を形成したこ
    とを特徴とする哺乳瓶用乳首。
JP7291188A 1988-03-26 1988-03-26 哺乳瓶用乳首 Granted JPH01244760A (ja)

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JP7291188A JPH01244760A (ja) 1988-03-26 1988-03-26 哺乳瓶用乳首

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JP7291188A JPH01244760A (ja) 1988-03-26 1988-03-26 哺乳瓶用乳首

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Publication Number Publication Date
JPH01244760A JPH01244760A (ja) 1989-09-29
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU625111B2 (en) * 1989-02-20 1992-07-02 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Nipple for a nursing bottle
EP0496892B1 (en) * 1990-08-20 1995-05-03 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Nipple for nursing bottle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028927U (ja) * 1973-07-06 1975-04-02
JPS60182949A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 ジエクス株式会社 乳首

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JPS5028927U (ja) * 1973-07-06 1975-04-02
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