JPH0361590A - 感熱転写材及び感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写材及び感熱転写記録方法

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JPH0361590A
JPH0361590A JP1198253A JP19825389A JPH0361590A JP H0361590 A JPH0361590 A JP H0361590A JP 1198253 A JP1198253 A JP 1198253A JP 19825389 A JP19825389 A JP 19825389A JP H0361590 A JPH0361590 A JP H0361590A
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JP
Japan
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thermal transfer
ink layer
transfer material
ink
vinyl acetate
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JP1198253A
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Tetsuo Hasegawa
哲男 長谷川
Takeyuki Suzuki
鈴木 剛行
Yoshihisa Takizawa
吉久 滝沢
Naoki Kushida
直樹 串田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は、感熱転写記録に用いる感熱転写材、詳しくは
感熱転写材の使用量を少なくしても良好な記録が得られ
る感熱転写材、および感熱転写記録方法に関する。
〔従来技術の説明〕
感熱転写記録方法は、使用する装置が軽量かつコンパク
トで騒音がなく、操作性、保守性に優れるという感熱転
写記録方法の一般的特長に加えて、発色型の加工紙が不
要であり、また記録像の耐久性にも優れるという特長を
有しており、最近広く使用されている。
この感熱転写記録方法は、一般にシート或はリボン状で
ある基材上に熱溶融性バインダー中に着色剤を分散させ
てなる熱転写性インク層を塗布して成る感熱転写材を用
い、この感熱転写材をその熱転写性インク層が被記録媒
体に接するように重ね合せ、基材側から記録ヘッドによ
り熱を供給して溶融したインク層を被記録媒体上に熱供
給形状に応じた転写記録像を形成するものである。
〔発明が解決しようとしている課題〕
従来の感熱転写記録では、−回の熱印加により感熱転写
材から熱転写インクがほぼ完全に被記録媒体に転写して
しまうため、使い捨てであり、ランニングコストが高く
、また使用済みの感熱転写材から機密漏洩する心配もあ
った。
これに対し、特開昭57−83471号、あるいは特公
昭62−58917号公報のように、感熱転写材と被記
録媒体との間に相対速度を持たせて感熱転写材の使用量
を低減する記録方法(以下、倍密記録と称す)が提案さ
れている。しかしながら、この記録方法には従来、次の
ようないくつかの問題点があった。
第1の問題点は、均質な印字濃度を宥する転写記録像が
得られないという問題である。この印字濃度の維持安定
対策としては特開昭62−104794号に見られるよ
うに、多数回印字可能な感熱転写フィルムのインク層の
厚みは厚い方が印字箇所にインキの付着抜けなく完全に
印字できる回数が多いと記載されているが、均一な濃度
を得ることに関しては記載されていない。
第2の問題点は、倍密記録方法では感熱転写材は被記録
媒体と常に一定の相対速度を持って移動しなければなら
ないが、現実的には被記録媒体と感熱転写材が熱印加に
よりはり合わされ、相対速度をもって移動できない、い
わゆる“はりつき”の問題である。
第3の問題点は、転写したインクのヘッド走行方向端部
に不必要なヒゲ状の転写(以下、尾引きと称す)が生ず
ることである。これは倍密記録では、インク層の同じ部
分に複数回熱印加が繰り返されるため、インク層が蓄熱
によりインクの溶融粘度が著しく低下し、この状態で被
記録媒体と感熱転写材とが摺動するために生ずる。
地汚れの対策として、特開昭60−178088号には
、インク層上に着色剤を含有しないオーツく一層を設け
る提案があるが、熱印加後にはオーツく一層が被記録媒
体に転写してしまうため、尾引きについては解決がなさ
れていない。
〔発明の目的〕
本発明は上記従来技術に鑑みてなされたもので、その目
的は、倍密記録によっても均質な印字濃度の転写記録像
が得られ、はりつきや尾引きを生じず、かつ感熱転写材
と被記録媒体の走行性も良好な感熱転写材および感熱転
写記録方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の感熱転写材は、基材上に該基材側力)ら少なく
とも第1インク層、第2インク層を有するもので、少な
くとも前記第1インク層は着色剤及びノくインダーを含
有しており、且つ前記ノくインダー(まエチレン酢酸ビ
ニル共重合体30〜70重量%及びワックス70〜30
重量%を含有するものであり、前記第2インク層に含有
するエチレン酢酸ビニル共重合体の量が、前記第1イン
ク層に含有するエチレン酢酸ビニル共重合体の量に対し
て60〜100重量%であることを特徴とするものであ
る。
また本発明の感熱転写記録方法は、上記感熱転写材を用
い同じ時間内に被記録媒体が記録へ゛ンドに対して移動
する距離よりも、前記感熱転写材が記録ヘッドに対して
移動する距離の方が短いものである。
以下、必要に応じて図面を参照しながら本発明の詳細な
説明する。なお以下の記述において、量比を表わす「%
」および「部」は特に断らない限り重量基準である。
本発明の感熱転写材を使用する感熱転写記録方法は、例
えば第1図に示すような装置で達成される。
すなわち、本発明の感熱転写材1と紙などの被記録媒体
2とを重ねて、サーマルヘッド等の記録ヘッド3から熱
印加を行うことにより、感熱転写材1の熱溶融性インク
が被記録媒体2に転写して記録が得ら−れるものである
。感熱転写材lと被記録媒体2とは、キャプスクンロー
ラー12およびピンチローラ−13とプラテンローラー
11との回転によりそれぞれ矢印A、Bの方向に連続的
に移動し、次々に被記録媒体2上に記録が行われる。キ
ャプスタンローラーピンチローラ−13はモーター14
により、またプラテンローラー12はモーター15によ
りそれぞれ駆動される。搬送された感熱転写材1は、モ
ーター14により駆動される巻き取りローラー10で巻
き取られる。16はスプリングで、感熱転写材lおよび
被記録媒体2を介して、プラテンローラー11に対して
記録ヘッド3を押圧するものである。
第1図では、感熱転写材lと被記録媒体2は、同じ方向
に移動しているが、例えば感熱転写材Iを矢印Aとは逆
方向に搬送して、被記録媒体2の搬送方向と全く逆方向
にしてもかまわない。
さてこの感熱転写記録方法では、感熱転写材1と被記録
媒体2との間に相対速度を有している。第1図に示す例
の場合、記録ヘッド3は移動せず、感熱転写材1は被記
録媒体2よりも遅く移動している。
つまり、同一時間内に感熱転写材lが移動する距離と被
記録媒体2が移動する距離とを比較すると、感熱転写材
1の移動距離の方が短い。その結果、この記録方法では
、第3〜6図に示すように記録が行われる。
第3図に示すように記録ヘッド3の発熱体3aの、感熱
転写材l送り方向(矢印A方向)の幅をlとした場合、
1回目の熱印加は全く未使用の感熱転写材1にlの大き
さで行われる。(なお感熱転写材1は、基材1a上に熱
溶融性インク層1bを設けてなる。) しかし、2回目の熱印加時には被記録体2は、矢印B方
向にl移動しているのに対し、感熱転写材lは記録ヘッ
ド3に対してl/N(第3図ではN=5゜Nの値は感熱
転写材1の同じ部分で何回印字できるかによる。)しか
移動しないため、感熱転写材lの(n −C1#>3の
部分は既に1度熱印加を受けた部分が再度使用されるこ
とになる(第4図)。
このようにして横方向に連続して熱印加が行われた場合
、2回目以降の熱印加を受ける感熱転写材は、A/Nだ
けが未使用の状態で、あとは!!/Nずつ何回か既に熱
印加が行われたものとなる(第4図〜第6図)。つまり
感熱転写材は、同一箇所をN回使用したのと同じ状態と
なり、しかも被記録体表面をこすりながら移動している
のである。
上記の例では、2回目、3回目・・・の熱印加で、感熱
転写材1は、それぞれ記録ヘッド3に対してi!/Nず
つ移動しているとしたが、l未満、l/N以上の移動で
あれば感熱転写材lの節約になる。上記Nとしては2〜
IO1更に3〜8が好ましい。
以上の説明では、記録ヘッド3が移動しない例を示した
が、熱ヘツド3が移動する場合であっても、感熱転写材
l及び被記録体2のそれぞれの移動距離を記録ヘッド3
を基準にして記録ヘッド3からの距離とすれば、第1図
、第3図〜第6図で説明した例と同様に考えることがで
きる。つまり、本発明の熱転写記録方法では、同じ時間
内に被記録体2が記録ヘッド3に対して移動する距離よ
りも、感熱転写材1が記録ヘッド3に対して移動する距
離の方が短い。
本発明者らは、インク層に種々のバインダー成分を用い
て鋭意研究した結果、第1インク層ICのバインダー成
分はエチレン酢酸ビニル共重合体を30〜70重量%、
より好ましくは35〜60重量%、ワックス成分を70
〜30重合%、より好ましくは60〜35重量%含有し
、第2インク層1dに含まれるエチレン酢酸ビニル共重
合体の量が、第1インク、llcに含まれるエチレン酢
酸ビニル共重合体の量に対して60〜100重量%、よ
り好ましくは65〜95重量%であるときに、均質な印
字濃度が有する転写記録像が得られ、“はりつき“もな
く“尾引き″の発生もないことを見い出したものである
本発明で均質な印字濃度の転写画像が得られる理由は、
第2インク層のエチレン酢酸ビニル共重合″体の量が第
1インク層のエチレン酢酸ビニル共重合体の量に比べて
少ないので、倍密記録によって転写するインク量がほぼ
均一になるものと思われる。
第1インク層1c及び第2インク層1dのエチレン酢酸
ビニル共重合体が70重量%よりも多いと“はりつき”
を生じ、感熱転写材の走行不良を起こし、第1インク層
1cのエチレン酢酸ビニル共重合体が30重量%よりも
少なく、第2インク層1dのエチレン酢酸ビニル共重合
体が18重量%よりも少ないと“尾引き”を生じる。
本発明の感熱転写材は、第2図に示すように基材1a上
に少なくとも第1インクMtc、第2インク層1dをこ
の順に設けたものである。少なくとも第1インク層はバ
インダーと着色剤とを混合したものである。バインダー
に用いる材料としては、被膜性を有し、かつ熱印加によ
り良好に軟化/溶融するものとして、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合
体が好ましい理由は感熱転写材のインクとして使用する
際、軟化点が比較的低く記録ヘッドがらの熱印加量が小
さく出来、基材の損傷を少なく出来るためである。
エチレンと酢酸ビニルの共重合比率は、9o:lo〜5
0:50が良く軟化点(環球法による)は70−130
’c、より好ましくは80〜100℃の範囲のエチレン
−酢酸ビニル共重合体が好ましい。
バインダーの殆どをエチレン−酢酸ビニル共重合体で構
成すると溶融粘度が大きくなる。従って、インクの溶融
粘度を調整するためにカルナバワックス、モンタンワッ
クス、リノールワックスなどの天然ワックス、パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カスター
ワックス、ポリエチレンワックス、サゾールワックス、
高級脂肪酸をエステル化した後OH残基をインシアネー
トで付加重合したワックスなどの合成ワックス、その性
成ワックス、エステルワックス、ポリプロピレンワック
ス、等のワックス類から選ばれた1種または2種以上混
合したワックスをバインダーに混合すると良い。
本発明の感熱転写材において、少なくとも第1インク層
1cの最も好ましい態様の1つは、例えばエチレン−酢
酸ビニル共重合体を30〜70重量%、ワックスを70
〜30重量%含有するもので、このバインダー中に着色
剤を分散するものである。
着色剤としては、例えばカーボンブラック、ニグロシン
染料、ランプブラック、スーダンブラックSM、ファス
トエローG5ベンジンエロー、ピグメントエロー、イン
ドファストオレンジ、イルガジンレッド、パラニトロア
ニリンレッド、トルイジンレッド、カーミンFB、パー
マネントボルドーFRR,ピグメントオレンジR1リノ
ールレッド2G。
レーキレッド2G、レーキレッド010−ダミンFB。
ローダミンBレーキ、メチルバイオレッドBレーキ、フ
タロシアニンブルー、ピグメントブルー、ブリリアント
グリーンB1フタロシアニングリーン、オイルイエロー
GG、ザポンファストエローGGG。
スミプラストエローGG、ザポンファストオレンジRR
,オイルスカーレット、スミプラストオレンジG1オラ
ズールブラウンG1ザボンファストスカーレットGG、
ファストゲンブルー5007、スーダンブルー、オイル
ピーコックブルーど従来から公知の着色材を1種または
2種以上混合して使用する。
第1インク層1cの着色材の含有量は3〜50重量%が
好ましく、さらに5〜35重量%が望ましい。
着色材含有量が3重量%未満であると、記録像の濃度が
非常に低く、50重1%を越えるとインクの被記録媒体
に対する接着力の低下などの問題が発生し好ましくない
第1インク層1cの厚さは、乾燥塗工重量で4〜Log
/rrrが好ましく、さらには5〜8g/rdが望まし
い。インク層厚が5g/rrI′未満であると倍密記録
で十分な記録濃度が得られず、log/rrl’を越え
ると感熱転写材のカールや記録エネルギーの増大化等の
問題が発生し好ましくない。
第2インク層1dの材料としては第1インク層と同じも
のを用いるが、エチレン酢酸ビニル共重合体の量は第1
インク層に用いた蚤の6O−100重量%、より好まし
くは65〜95重量%である。第2インク層1dは、熱
印加部分は第1インク層1cと共に被記録媒体に転写し
なければならず、非熱印加部は第2インク層1dのもろ
さや滑性が作用して走行性を安定化させる働きを有する
。そのため第2インク層1dには着色材を含有させない
ことが好ましい。第2インク層1dの厚さは0.1〜8
g1rdが良く、0.5〜5g/rr1″がより好まし
い。
第2インク層1dの厚さが0.1g1rd未満では走行
性改善の効果が得られず、また5g1rdを超えると第
1インク層1bの転写性が低下するため好ましくない。
感熱転写材lの基材1dとしては、従来から公知のプラ
スチックフィルムや紙などが好適に使用できるが、倍密
記録においては基材の同一箇所へ何回も熱印加が行われ
るので、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、
芳香族ポリアミドフィルム、ポリフェニレンサルファイ
ドフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルムやコ
ンデンサ紙等が好ましい。また基材のインク層塗布面と
反対の面にサーマルヘッドとの摺動性向上や基材の耐熱
性向上のため、従来公知の背面処理を設けるのが望まし
い。
基材1aの厚さは3〜20μmが好ましく、さらに4〜
12μmが望ましい。強度や耐熱性の高いものであれば
3μm以下のものも使用可能である。また過度に厚いも
のは熱伝導性が劣るので好ましくな−い。しかし導電性
の支持体を使用し、サーマルヘッドの代りに電極針ヘッ
ドを用い、感熱転写材に電圧を印加し、ジュール熱を発
生させて記録を行う、通電転写方式に使用する場合は、
この限りではない。
本発明の感熱転写材を製造するにあたっては、まず第1
インク層ICは上述した観点で選択したノくイングー材
料を、例えばトルエン、メチルエチルケトン、イソプロ
ピルアルコール、メタノール、キシレン等の有機溶剤に
溶解させ、着色材を混合して例えばサンドミル等の分散
機で十分分散し、バーコードやグラビアコート等の塗布
方法で基材上に塗布すれば良い。また、樹脂を軟化点以
上に加熱し、着色材を分散した後、い、わゆるホットメ
ルトコートで塗布しても良い。さらに樹脂や着色材を界
面活性剤等の分散剤を加えて水系エマルジョンとして塗
布しても良い。
基材に第1インクlcを塗布する際、全面に単色(例え
ば黒色)の着色インクを塗布すれば、単色の感熱転写が
得られる。また、基材の長手方向に所定の長さごと、も
しくは幅方向に所定の幅ごとに複数色のインク層(例え
ば、シアン色インク、マゼンタ色インク、イエロー色イ
ンク、ブルー色インク、グリーン色インクあるいはレッ
ド色インクなど)を繰り返し塗り分けて、印字時に色重
ねを行うよう記録することで多色記録が可能な感熱転写
材を得ることもできる。
さらにこの上に第2インク層1dを塗布するが、これは
同様に上述した観点で選択したバインダ材料を、例えば
トルエン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコー
ル、メタノール、エタノール等の有機溶剤に溶解させ塗
布する。この時、第1インク層1cを溶解しない様に溶
剤を選択することが好ましい。また有機溶剤の代りに、
水系エマルジョンとして塗工しても良い。
以下、実施例を示し本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例1〕 [インク■] 上記材料のうち、カーボンブラック以外の材料をトルエ
ンで溶解し、その後カーボンブラックを加え、サンドミ
ルで200 Or p m 、 30分間分散しインク
のを得た。
[インク■] あらかじめシリコーン−アクリル−ウレタン3元共重合
体を背面処理した厚さ6μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(以下、背面処理済PETフィルムと称す
)に、インクのをメイヤーバーを用い、乾燥塗布厚7μ
mとなるよう塗工し、乾燥した。さらにこの上にインク
■をメイヤーバーで乾燥塗布厚3μmとなるよう塗工し
乾燥して、感熱転写材Iを得た。
〔実施例2〕 [インク■] 上記材料をトルエン中に分散してインク■とした。
厚さ6μmの背面処理済PETフィルムにインクのをメ
イヤーバーを用い、乾燥塗布厚が18μmとなるよう塗
工・乾燥し、この上にインク■をメイヤーバーで乾燥塗
布厚2μmとなるよう塗工・乾燥し、感熱転写材■を得
た。
〔実施例3〕 [インク■] 上記の溶解液を混合後カーボンブラックを添加し、サン
ドミルで2000rpmで30分間分散しインク■を得
た。
次に厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク■を
乾燥塗布厚6μとなるようメイヤーバーで塗布乾燥した
後、更にこの上にインク■を乾燥塗布厚1μとなるよう
メイヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材■を得た。
〔実施例4〕 厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク■を乾燥
塗布厚6μとなるようメイヤーバーで塗布乾燥した後、
更にこの上に下記に示すインク■を乾燥塗布厚1μとな
るようメイヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材■を得た
[インク■] 〔比較例1〕 [インク比較■] 上記材料のうち、カーボンブラック以外の材料をトルエ
ンで溶解し、その後カーボンブラックを加え、す、7ン
ドミルで200Orpm、30分間分散しインク比較の
を得た。
[インク比較■] あらかじめシリコーン−アクリル−ウレタン3元共重合
体を背面処理した厚さ6μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(以下、背面処理済PETフィルムと称す
)に、インク比較のをメイヤーバーを用い、乾燥塗布厚
7μmとなるよう塗工し、乾燥した。さらにこの上にイ
ンク比較■をメイヤーバーで乾燥塗布厚3μmとなるよ
う塗工し乾燥して、感熱転写材比較■を得た。
〔比較例2〕 [インク比較■] 上記材料をトルエン中に分散してインク■とした。
厚さ6μmの背面処理済PETフィルムにインク比較の
をメイヤーバーを用い、乾燥塗布厚が8μmとなるよう
塗工・乾燥し、この上にインク比較■をメイヤーバーで
乾燥塗布厚2μmとなるよう塗工・乾燥し、感熱転写材
比較■を得た。
〔比較例3〕 [インク比較■] 上記の溶解液を混合後カーボンブラックを添加し、サン
ドミルで200Orpmで30分間分散しインク比較■
を得た。
次に厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク比較
■を乾燥塗布厚6μとなるようメイヤーバーで塗布乾燥
した後、更にこの上にインク比較■を乾燥塗布厚1μと
なるようメイヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材比較■
を得た。
〔比較例4〕 厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク比較■を
乾燥塗布厚6μとなるようメイヤーバーで塗布乾燥した
後、更にこの上にインク比較■を乾燥塗布厚1μとなる
ようメイヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材比較■を得
た。
〔比較例5〕 厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク■を乾燥
厚7μとなるようにメイヤーバーで塗布乾燥した後、更
にこの上にインク比較のを乾燥塗布厚lμとなるようメ
イヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材比較Vを得た。
〔比較例6〕 厚さ6μの背面処理済PETフィルムにインク比較■を
乾燥厚7μとなるようにメイヤーバーで塗布乾燥した後
、更にこの上にインク■を乾燥塗布厚1μとなるようメ
イヤーバーで塗布乾燥して感熱転写材比較■を得た。
〔印字〕
以上のようにして得た感熱転写材について、キャノン社
製ファクシミリ(キャノファクス630)を改造して倍
密記録用評価材とし、これにより印字を行った。なお実
施例・比較例すべての感熱転写材の印字幅は257 m
 mである。
この装置の機械物理条件は、以下の通りである。
(1)8pel/mmのフルマルチサーマルヘッドが搭
載されており、プラテンローラーに対して1 k g 
/ c rrrの圧力で固定されている。
(2)感熱転写材の送り量は被記録体の送り量に比べて
約115である。
(3)感熱転写材と被記録体の送り方向は逆方向である
(4)記録媒体への印字スピードは25 m m / 
s e cである。またこの時の被記録体と感熱転写材
の相対速度は31.2mm/secである。
(5)サーマルヘッドの表面発熱エネルギーは22m 
j / mボである。
なお記録パターンは、尾引きの発生やはりつきに最も厳
しいものとしてCCITTNo、8チヤートで行った。
第1表に感熱転写材の種類と、その評価をまとめて示す
第 ■ 表 〔効果〕 以上説明したように、本発明の感熱転写材によれば、倍
密記録に使用して印字濃度の均質性が良好ではりつき・
尾引き等が全くない転写像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感熱転写材を用いて倍密記録を行う
記録装置の一例を示す斜視図、 第2図は、本発明の感熱転写材の構成を示す側面図、 第3図〜第6図は倍密記録の行われる様子を表す模式図
である。 l・・・・・・・・・・・・・・・・感熱転写材la 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基材1b・・
・・・・・・・・・・・・・・・インク層lc・・・・
・・・・・・・・・・第1インク層1d・・・・・・・
・・・・・・・・第2インク層2・・・・・・・・・・
・・・・・・被記録媒体3・・・・・・・・・・・・・
・サーマルヘッド11 ・・・・・・・・・・・・・プ
ラテンローラーI−r−一 弼 づ 日 イ 方今図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材上に該基材側から少なくとも第1インク層、
    第2インク層を有する感熱転写材において、少なくとも
    前記第1インク層は着色剤及びバインダーを含有してお
    り、且つ前記バインダーはエチレン酢酸ビニル共重合体
    30〜70重量%及びワックス70〜30重量%を含有
    するものであり、前記第2インク層に含有するエチレン
    酢酸ビニル共重合体の量が、前記第1インク層に含有す
    るエチレン酢酸ビニル共重合体の量に対して60〜10
    0重量%であることを特徴とする感熱転写材。
  2. (2)請求項第1項の感熱転写材を用い、同じ時間内に
    被記録媒体が記録ヘッドに対して移動する距離よりも、
    前記感熱転写材が記録ヘッドに対して移動する距離の方
    が短いことを特徴とする感熱転写記録方法。
JP1198253A 1989-02-02 1989-07-31 感熱転写材及び感熱転写記録方法 Pending JPH0361590A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1198253A JPH0361590A (ja) 1989-07-31 1989-07-31 感熱転写材及び感熱転写記録方法
DE69030453T DE69030453T2 (de) 1989-02-02 1990-01-30 Thermisches Übertragungsmaterial und thermisches Übertragungsaufzeichnungsverfahren
EP19900101851 EP0381169B1 (en) 1989-02-02 1990-01-30 Thermal transfer material and thermal transfer recording method
AT90101851T ATE151698T1 (de) 1989-02-02 1990-01-30 Thermisches übertragungsmaterial und thermisches übertragungsaufzeichnungsverfahren
US07/472,792 US5147707A (en) 1989-02-02 1990-01-31 Thermal transfer material
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4701578B2 (ja) * 2000-04-05 2011-06-15 パナソニック電工株式会社 生体情報測定装置

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