JPH0361539A - オフセット印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフセット印刷装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、オフセット印刷装置にあっては、ブランケット胴
を上下移動可能とするとともに、このブランケット胴の
下方で、上面に版と基板（被印刷物であって、例えばガ
ラス基板）が取付固定された台車を横方向に往復動する
ようにして前記基板に印刷するものがある。例えば第６
図に示すように、このオフセット印刷装置１は、架台２
に台車３が水平方向に移動可能に支持されるとともに、
前記架台２に対してブランケット胴４が垂直方向に移動
可能に支持されている。またこのオフセット印刷装置１
は、台車の移動によってスキージングとドクタリングと
が行われるように設けられていて、スキージ５とドクタ
ー６とが架台２に対して上下移動可能に取り付けられて
いる。

そしてこのオフセット印刷装置１の動作は、前記台車３
の移動により台車の上面に固定した版７をブランケット
胴４の下方に位置させ、ブランケット胴４を降下させて
接しさせる。そののち台車３を移動（矢印Ｒ方向）させ
るとともに、ブランケット胴４を回転させ版７からイン
キを前記ブランケット胴４の周面に配置したブランケッ
ト９に転移させる（第７図）。

つぎに台車３の上面に固定した基板８への転写が行われ
る。版７からインキを受けたブランケット胴４は一旦上
昇し待機する。前記台車３は、インキの転移時の移動方
向と逆方向（矢印り方向）に移動し、待機するブランケ
ットＦ］４の下方に基板８を対応位置させる（第８図）
。そののちブランケット胴４が降下して基板８に接し、
転移時に台車３が移動（矢印Ｒ方向）するとともにブラ
ンケット胴４が回転してブランケット９から基板８への
インキの転写が行われ（第９図）、再び台車３が逆方向
（矢印り方向）に移動して待機位置に戻る（第１０図）
。

スキージ５は、転移終了後に版上に降下し、この版上に
供給されたインキを前記台車３の移動（矢印り方向への
移動）による相対移動によってスキージングする。また
ドクター６は前記スキージング終了後、転移のための台
車移動（矢印Ｒ方向への移動）の前に版上に降下してお
り、転写のための台車移動による相対移動によってドク
タリソグし、余分なインキが掻き取られた版７がブラン
ケット９に接するように設けられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記した印刷装置にあっては、スキージおよ
びドクターが上下移動し、移動する台車との相対移動に
よってスキージングおよびドクタリソグする構成であり
、ブランケット胴４の下部にドクタリングされた版７を
対応させて台車３が一旦停止し、その後ブランケット胴
４が降下接触することから、少なくとも前記ブランケッ
ト胴とスキージ・ドクターの距離りは版面の長さ寸法ｄ
以上となる。

このためＲ方向に台車が移動しインキの転移が終了する
までの転移時には、スキージやドクター（両者とも上昇
し待機状態にある）に付着しているインキのボタ落ちを
防ぎ、かつそのインキの再利用を図るために、版の一部
を延設してインキ受は部７０を一体に設けている。よっ
て移動方向側の長さ寸法りが大きい版が必要となってお
り、版作成にあたって不経済なものとなっていた。

そこで本発明はスキージ、ドクターからのインキ受けを
版によって行うとともに、この版のインキ受は部を小さ
くして版の経済的な使用が行えるようにすることを課題
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記した課題を考慮してなされたもので、上
面に版および基板が取付固定される移動可能な台車と、
前記台車の上方に位置して上下移動可能に設けられたブ
ランケット胴と、前記版上に供給されたインキを前記台
車の移動による相対移動でスキージングするスキージと
、前記版上に広がったインキを前記台車の移動による相
対移動でドクタリングするドクターとを有し、前記台車
の移動により相対した版からブランケット胴にインキが
転移したのち、前記台車の移動により相対した基板へ、
前記ブランケット胴からインキを転写する構成を備えた
オフセット印刷装置において、前記板に相対したスキー
ジとドクターとをブランケット胴側に台車とともに台車
と同速で移動可能に設けたことを特徴とするオフセット
印刷装置を提供して、上記課題を解消するものである。

〔作　用〕

本発明においては、インキの転移時に移動する台車とと
もに、スキージ・ドクターを前記台車の移動方向にこの
台車とともに移動させ、前記スキージ・ドクターが版の
インキ受は部に相対した状態が維持されるようになる。

〔実施例〕

つぎに、本発明を第１図から第５図に示す一実施例に基
づいて詳細に説明する。なお、第６図から第１０図に示
す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説
明を省略する。

すなわち本願発明の装置１においては、架台２に対して
水平方向に移動可能に支持されている移動装置１０に、
スキージ５とドクター６とが上下方向に移動可能に設け
られていて、前記移動装置１０はドクタリング終了後に
Ｒ方向に移動する台車３とともに同速で同方向に移動す
るように設けられている。移動装置１０が前述したよう
にドクタリング終了時にＲ方向に台車３とともに移動す
ることから、上位置で待機状態にあるスキージ５とドク
ターｅとは版７のインキ受は部７０と相対して状態で移
動することになり、前記スキージ５とドクター６からボ
タ落ちるインキをわずかなスペースのインキ受は部７０
で受は止めるようになる。そしてブランケット胴側に近
接した前記移動装置ＩＯは、インキの転移終了後の台車
３の移動とともにＬ方向に相対した状態を保ったまま移
動する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、上面に版および
基板が取付固定される移動可能な台車と、前記台車の上
方に位置して上下移動可能に設けられたブランケット胴
と、前記版上に供給されたインキを前記台車の移動によ
る相対移動でスキージングするスキージと、前記版上に
広がったインキを前記台車の移動による相対移動でドク
ター移動するドクターとを有し、前記台車の移動により
相対した版からブランケット胴にインキが転移したのち
、前記台車の移動により相対した基板へ、前記ブランケ
ット胴からインキを転写する構成を備えたオフセット印
刷装置において、前記版に相対したスキージとドクター
とをブランケット胴側に台車とともに台車と同速で移動
可能に設けたので、インキの転移時に台車、すなわち版
が移動しても、インキ受は部とスキージおよびドクター
を相対的に移動させることなく対応させることができ、
版のインキ受は部を大きく設ける必要がなくなる。よっ
て版の小形化が図れ、経済的な版作戚が行えるなど、実
用性に優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るオフセット印刷装置の一実施例に
おける転移時を示す説明図、 第２図は一実施例における転移時のスキージ・ドクター
移動を示す説明図、 第３図は一実施例における転写前を示す説明図、 第４図は一実施例における転写を示す説明図、第５図は
一実施例における転写終了後の転移前を示す説明図、 第６図は従来例における転移時を示す説明図、第７図は
従来例における転移終了を示す説明図、 第８図は従来例における転写前を示す説明図、第９図は
従来例における転写終了を示す説明図、 第１０図は従来例における転写終了後の転移前を示す説
明図である。 ｌ・・・・・・オフセット印刷装置 ３・・・・・・台車 ４・・・・・・ブランケット胴 ５・・・・・・スキージ ６・・・・・・ドクター ７・・・・・・版 ８・・・・・・基板 ９・・・・・・プランケラ ト １０・・・・・・移動装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　上面に版および基板が取付固定される移動可能な台車
   と、前記台車の上方に位置して上下移動可能に設けられ
   たブランケット胴と、前記版上に供給されたインキを前
   記台車の移動による相対移動でスキージングするスキー
   ジと、前記版上に広がったインキを前記台車の移動によ
   る相対移動でドクタリングするドクターとを有し、前記
   台車の移動により相対した版からブランケット胴にイン
   キが転移したのち、前記台車の移動により相対した基板
   へ、前記ブランケット胴からインキを転写する構成を備
   えたオフセット印刷装置において、前記版に相対したス
   キージとドクターとをブランケット胴側に前記台車とと
   もに台車と同速で移動可能に設けたことを特徴とするオ
   フセット印刷装置。