JPH0361255A - デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置 - Google Patents

デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置

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JPH0361255A
JPH0361255A JP19263489A JP19263489A JPH0361255A JP H0361255 A JPH0361255 A JP H0361255A JP 19263489 A JP19263489 A JP 19263489A JP 19263489 A JP19263489 A JP 19263489A JP H0361255 A JPH0361255 A JP H0361255A
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sheet material
sheet
recording
curl
shaft
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JP19263489A
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English (en)
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Keizo Sasai
笹井 敬三
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られたシート材の巻きぐせを
矯正するためのデカール機構及び前記デカール機構を有
する記録装置に関する。
〈従来の技術〉 今日、ファクシミリやプリンタ等の事務機器が広く普及
しているが、これら装置の記録系には一般に長尺の記録
シートを巻芯に巻き付けたロールシートを使用している
このシート材はロール状に巻き付けられていることから
巻きぐせ(以下「カール」という)が付き易く、カール
したシート材は搬送する際にジャムを生し易くなる。こ
のため前記カールを除去或いは軽減するために前記ロー
ルシートを用いる記録装置の多くはデカール機構を設け
ている。
前記デカール機構の一例としては、例えば第15図に示
すように構成したものがある。これは本体81と蓋体8
2をピン83によって開閉可能に構成し、一方の本体8
1内にロールホルダー84、プラテンローラ85、カッ
ター86及びデカール機構を構成するガイド部材87a
を設け、他方の蓋体82に記録ヘッド88及び前記ガイ
ド部材87aと共にデカール機構を構成するガイド部材
87bを設けて構成している。
前記装置にあってはシート材89をロール状に巻いたシ
ートロール89aを装填し、プラテンローラ85の回転
によってシー 部材89を搬送すると共に、記録へラド
88で画像を形成し、カンタ−86でカントして装置外
へ排出するものであり、このシート材89はガイド部材
87a、87bで形成された屈曲通路を通過する際に、
カールと逆方向に折り曲げられるときにカールが軽減さ
れるものである。
また別の例としては第16図に示す如く構成したデカー
ル機構が提案されている。この構成はガイドシャフト9
0の両端にアーム91が回動可能に取り付けられ、この
アーム91の回動先端にデカールシャフト92が回動可
能に取り付けられている。また前記アーム91はバネに
より常に反時計回転方向へ付勢されると共に、プラテン
ローラ85が矢印方向へ回転するとその回転力が図示し
ない摩擦クラッチを介して伝達され、アーム91が時計
回転方向に回転する如く構成されている。更に本体81
の所定位置にはアーム91の回動を制限するストンバー
93゜94が固定されている。
前記構成に於いては、プラテンローラ85が矢印方向に
回転するとシート・材89が搬送される。このときアー
ム91も時計回転方向に回転し、ストッパー94に当接
すると摩擦クラッチが滑ってアーム91の回転が制止す
る。これにより搬送されるシート材89はロール89a
からガイドシャフト90を経てデカールシャフト92に
よってカールと逆方向に折曲げられながら搬送されるた
めにカールが矯正されるものである。
尚、前記アーム91はプラテンローラ85の回転が停止
すると、バネの付勢力によってストッパー93に当接す
るまで戻って待機状態となる。
〈発明が解決しようとする課題〉 シート材89のカール状態はロール径によって異なる他
に、゛/−ト材89の厚さ、種類、シート材89をロー
ル芯に巻き回してからの経過時間等によ−って異なる。
例えば、感熱紙からなる感熱シートは厚さが約65μm
であるのに、インクを転写して記録する普通紙からなる
普通シートはこれよりも厚く約85μmであり、ロール
径が同しであっても普通シートの方が感熱シートよりも
カールの度合いが大きい(きついカールが付いている)
しかし、前記第15図のデカール機構にあっては、カー
ル矯正を行うガイド部材87a、87bによって形成さ
れる屈曲角度は一定になっている。
また前記第16図のデカール機構にあっては、アーム9
1 (デカールシャフト92)の位置によってカ−ル矯
正量(カール矯正効果)が決まるが、このこのアーム9
1 (デカールシャフト92)の位置はストッパー94
によって一定になっている。
このため、例えばガイド部材87a、87bの屈曲角度
やストンバー94の固定位置を感熱シートに合わせて設
定すると、普通シートの使用時にカール矯正効果が不十
分となり、また普通シートに合わせて設定すると、感熱
シートの使用時にカール矯正効果が大きすぎてカールの
方向と逆の方向に反ってしまい、いずれもシート搬送不
良による紙詰まりの原因となる。
特にファクシミリ装置の記録部の場合、感熱シートと普
通シートが共用出来るようになっており、前記第15図
、第16図に示すようにカール矯正量(カール矯正効果
)が変化せずに固定されていると、シート材89の厚さ
、種類等に応してカールを適切に矯正することが出来な
い欠点があった。
本発明の目的は従来の前記課題を解決し、カール矯正効
果の調整が容易で、シート材の厚さ、種類等に合わせて
カールを適切に矯正し得るデカールa構及び前記デカー
ル機構を有する記録装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本発明の代表的な手段は、シ
ート材を搬送するための搬送手段と、前記シート材の搬
送をガイドするためのガイド部材と、前記搬送されるシ
ート材を屈曲ガイドするためのデカール部材ど、前記ガ
イド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動させる
ための移動手段と、前記シート材の屈曲が大きくなる方
向に前記移動手段を付勢する付勢手段と、前記付勢手段
の付勢力を切り替える切替手段と、前記シート材の状態
を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に
基づいて前記切替手段を制御する制御手段とを設けてデ
カール機構を構成したことを特徴としてなる。
〈作用〉 前記手段にあっては、シート材を搬送するときに、移動
手段はシート材にかかるテンションと、付勢力とが釣り
合った状態で停止する。従って、前記テンションが大き
いときは前記移動手段に対する付勢力の影響は小さく、
該移動手段の動作量が小さくなるためにシート材の屈曲
量は小さくなる。一方、前記テンションが小さいときは
前記と逆に移動手段の移動量が大きくなってシート材の
屈曲量が大きくなる。
ここで、前記付勢力は、シート材の状態、例えばシート
材の厚さ、種類等を検出手段で検出してこの検出手段の
信号に基づいて制御手段により切替手段を制御して切替
えることが可能で、例えばカールがきつく付いている場
合には付勢力を大きく切り替えて移動手段の移動量を大
きくし、これによりシート材の屈曲量を大きくする(カ
ール矯正効果を強くする)、また、カールがそれ程きつ
くない場合には付勢力を小さく切り替えて移動手段の移
動量を小さくし、これによりシート材の屈曲量を小さく
する(カール矯正効果を弱くする)。
また前記ガイド部材とデカール部材とを装置本体と蓋体
とに分けて設けることにより、蓋体を開放するとガイド
部材とデカール部材とが大きく離隔し、シート材の装填
を容易になし得るようになる。
更に移動手段の移動力を付勢手段の移動手段に対する付
勢力よりも大きくすることにより、前記付勢手段の付勢
に抗してシート材が屈曲しない方向に移動手段を動作さ
せることが出来、搬送待機状態に於いてシート材を必要
銀−ヒにデカールしないようにすることが出来る。
また移動手段の駆動源の自己保持力をある程度大きくす
ることでガイド部材とデカール部材との関係を適切に保
持することが出来る。
また前記デカール機構を設けて記録装置を構成し、搬送
手段と移動手段を同一の駆動源で動作させるようにする
と共に、カンタ−から記録手段までシート材を逆送する
よう前記駆動源を駆動したときに、移動手段が初期位置
に戻るようにすることで、記録待機状態には移動手段が
常に初期位置に位置するようになる。
更に前記駆動源の出力を、シート材を記録方向に搬送す
る場合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を大
きく設定することにより、シート材を安定して搬送する
ことが可能となるものである。
〈実施例〉 次に前記手段をファクシミリ装置に適用した一実施例を
例示して説明する。
〔第一実施例〕
第1図及び第2図はフアツジξり装置の記録系の斜視説
明図、第3図はフアツジξり装置全体の断面説明図であ
る。
このファクシミリ装置は第3図に示すようにデカール機
構Aを有する記録系Bと、原稿読み取り系Cとから構成
されている。
先ず第3図を参照して全体構成を概略説明すると、記録
系Bは装置本体1に蓋体2が軸3によって開閉可能に構
成されており、前記蓋体2は図示しないクリック機構に
よって本体1に係止し得る如く構成されており、蓋体2
裏面側に例えばポリエステルフィルム等のベース上に熱
転写性インクを塗布してなるインクシート50を巻き回
してなる供給ロール50a及び巻取ローラ50bが取付
けられている。また記録系本体の奥側所定位置にはロー
ルホルダー4が設けられており、該ホルダー4にロール
状に巻きとられた普通紙からなるシート材5のロール5
aが装填されている。前記インクシート50及びシート
材5及は搬送手段を構成するプラテンローラ6aの回転
によって搬送される。このとき、シート材5はデカール
機構Aを通過する際にカール方向と逆方向に折り曲げら
れることによりカールが矯正される。
そして、記録手段6に於いてインクシート50のインク
を溶融してシート材5に転写することによって所定画像
が形成され、記録後のシート材5はカッター7によって
カットされて排出ローラ8により排出スタッカ9へ排出
される如く構成されている。また前記インクシート50
はカッター7に至る前に分離シャフト51によりシート
材5と分離されて、巻取ロール50bにより巻き取られ
る如く構成されている。
尚、供給ロール50a及び巻取ロール50bは駆動系5
0C(第12図参照)によって弛まないように張力を与
えつつ回転するようになっている。
原稿読み取り系Cは前記蓋体2の上面に形成された原稿
載置台lOに複数枚の原稿11をセットし、読み取り操
作をすると前記セントした複数枚の原稿11のうち、下
から数枚の原稿11が予(II搬送ローラ12a及びこ
れと圧接する圧接部材12bで搬送され、分離ローラ1
3aとこれに圧接する圧接部材13bとによって一枚ず
つ分離供給される如く構成されている。更に分離された
原稿11は搬送ローラ対14a、14b及び15a、1
5bによって搬送される間に光源16で光照射され、そ
の反射光がミラー17及びレンズ18を介してCCD等
の光電変換素子19に至って電気信号に変換され、この
信号がコピーモードの場合は自己の記録系Bに伝達され
、)1クシξリモートの場合は他機の記録系に伝達され
る如く構成されている。
次に前記ファクシミリ装置に於けるデカール機構Aを有
する記録系Bの各部の構成について詳細に説明する。
ロールホルダー4は、上部が開放された形状に形成され
、これが記録系本体1の奥側に配置されている。このロ
ールホルダー4にはシートロール5aが装填され、この
ロール5aの外周面とホルダー4の内面とが接触するこ
とで、摩擦抵抗を生ずる。即ち、シート材5が引き出さ
れるときにロール5aの径が大きく、重量が重いときは
大きな摩擦抵抗を生し、シート材5が引き出されてロー
ル5aの重量が減少するにつれて前記摩擦抵抗も減少す
る。この摩擦抵抗はシート材5が引き出されるときの該
シート材5にテンションを付与する作用をもつものであ
り、摩擦抵抗の大小に比例して引き出されるシート材5
にかかるテンションも変化する。
前記シート材5に所定画像を記録するための記録手段6
の構成は、プラテンローラ6aと記録へラド6bとから
なる。プラテンローラ6aは硬質ゴム等の摩擦係数の高
い部材をローラ状に形成したものを本体lに回動可能に
取り付けたものであり、これを駆動源となるモーター2
0で駆動するように構成している。即ち、第1図に示す
ように、モーター20の回転力がモーター軸に固着した
ギヤ21aから中間ギヤ21bを介してプラテンローラ
6aのロール軸に固着したギヤ21cに伝達され、プラ
テンローラ6aが回転する。このプラテンローラ6aの
回転によってシート材5及びインクシート50が搬送さ
れ、前記プラテンローラ6aはシート材5及びインクシ
ート50の搬送手段も兼ねている。
記録ヘンドロbは画信号に応して前記インクシート50
を加熱することにより、該インクシート50のインクを
溶融してシート材5に転写することによってシート材5
に画像を形成するものであり、シート材5及びインクシ
ー)50を介してプラテンローラ6aを押圧する如く構
成されている。具体的には軸6cにより蓋体2に回動可
能に取り付けられ、この蓋体2を閉したときに圧縮バネ
6dによってプラテンローラ6aを押圧する如く構成さ
れている。従って、プラテンローラ6aと記録ヘッド6
b間にシート材5及びインクシート50を挿通した状態
でプラテンローラ6aが回転すると、シート材5及びイ
ンクシート50が搬送されるものである。
本実施例に於ける記録ヘッド6bはインクシート50と
接触する面に、通電により発熱する多数の発熱素子6b
+をインクシート50の幅方向に配列した、所謂ライン
型のサーマルヘッドを使用しており、前記発熱素子6b
、へ画信号に応じた通電を行うことによりインクシート
50を選択的に加熱し、加熱部分のインクを溶融してシ
ート材5に転写することによって記録を行うものである
次にカッター7は本実施例では固定刃7aと駆動刃7b
とからなる回転式カッターを使用している。具体的には
固定刃7aは本体lに固定されており、駆動刃7bは軸
7cを中心として回動可能に取り付けられ、前記駆動刃
7bが駆動手段によって回動すると固定刃7aと擦り合
ってシート材5をカットするものである。
尚、前記駆動刃7bはプラテンローラ6aを駆動するモ
ーター20で駆動するように構成しても良く、他の独立
したモーターで駆動するようにしても良い。
前記カッター7でカットされたシート材5は排出モータ
ー8a(第12図参照)によって駆動する排出ローラ8
でスタッカ9に排出されるが、前記記録に用いられるシ
ート材5は巻芯5bに巻き付けられているために、シー
トロール5aから引き出された状態ではカールが生じて
いる。
前記カールはロール5aの径によって異なる。
例えばロール径が大きいときに発生するカールは第4図
(A)に示すカール高さhが小さく、ロール径が小さく
なると前記カール高さhは大きくなり、更には第4図(
B)に示すように丸まってしまう。
また、ロール5aの径以外にシート材5の厚さ、種M(
感熱紙、普通紙)、シート材5を巻き回してからの経過
時間等によっても異なる。
本実施例の装置にあっては前記カールはシート材5がデ
カール機構Aを通過する際に矯正される。
即ち、デカール部材となるデカールシャフト22に対し
てガイド部材となるガイドシャフト23の位置が移動可
能に構成され、シート材5が前記両シャフト22.23
でガイドされる際にカール方向と逆方向に折り曲゛げら
れることによりカール矯正されるものである。
またガイドシャフト23は後述する付勢手段によりシー
ト材5に付勢され、第5図に示す如き大径ロール5aを
装填した場合と、第6図に示す如き小径ロール5aを装
填した場合とでデカール効果が異なるようになっている
ここで前記デカール機構Aの構成について具体的に説明
する。
デカールシャフト22は第1図及び第2図に示す如く蓋
体2に固着した取付部材24に回動自在に取り付けられ
ている。前記取付部材24はシート材5のガイドとなる
平板24aと、該平板24aの両端に起立形成したブラ
ケット24bとによって構成され、前記両ブラケット2
4bの間隔はシート材5の幅よりも大きく、後述するガ
イドシャフト23の両端を支持するアームの間隔よりも
小さく形成されている。そして前記ブラケット24bに
デヵールシャフト22が回動自在に取りイ]けられてい
る。
このデカールシャフト22は第5図及び第6図に示すよ
うに、蓋体2を閉したときの本体1に対する位置が常に
一定であり、このときの位置がプラテンローラ6aに対
してシート材5の搬送方向上流側であって、且つシート
材5のプラテンローラ6aへの導入角度があまり大きく
ならない位置に配設されている。
また前記デカールシャフト22と対向した本体lにはロ
ール5aから引き出されたシート材5をプラテンローラ
6aまでガイドするためのガイド37が設けられている
。このガイド37の一方端はプラテンローラ6aの近傍
まで延長されており、他方端はロールホルダー4と一体
となるように構成されている。
一方、ガイドシャフト23は移動手段により前記デカー
ルシャフト22に対して移動可能に構成されている。こ
の移動手段の構成は第7図の斜視説明図及び第8図の断
面説明図に示すように、本体1に取り付けられた軸25
に2個のアーム26が固着され、両アーム26の先端に
ガイドシャフト23が回動自在に取り付けられ、軸25
が回動するとアーム26が一体的に回動し、これによっ
てデカールシャフト22に対するガイドシャフト23が
移動可能となっている。
前記軸25は本体lに軸受27を介して回動可能に取り
付けられ、一方の軸端にはクラッチフランジ28、クラ
ッチギヤ29及びバネクラッチ30が取り付けられ、軸
25に一方向の回転力が伝達される如く構成されている
前記クラッチフランジ28は円筒部28aと鍔部28b
とからなり、回正ビン31によって前記軸25と一体と
なって同一方向に回転するように取り付iJられている
またクラッチギヤ29は円筒部29aとギヤ部29bと
からなり、前記軸25を挿通ずる孔の内径は軸25の外
径よりも若干大きく形成され、軸25に対して回動自在
に取り付けられている。
またバネクラッチ30はバネ用鋼線、バネ用鋼帯或いは
プラスチック線等をコイル状に巻き回してなり、前記ク
ラッチフランジ28及びクラッチギヤ29の両日筒部2
8a、29aの外周にわたって巻き付けられ、その一端
30aはクラッチフランジ28の鍔部28bに係止し、
またその他端30bはほぼ直角に折り曲げて起立させて
いる。
前記バネクラッチ30はクラッチギヤ29の回転力をク
ラッチフランジ28に対して一方向のみ伝達し、他方向
へは伝達しないものである。即ち、クラッチギヤ29が
第7図の矢印a方向に回転するときは、バネクラッチ3
0が緩んでフリー状態となり、クラッチフランジ28に
は回転力が伝達されない。一方、クラッチギヤ29が前
記と逆の矢印=a方向(以下マイナス記号は矢印の逆方
向を示す)に回転したときは、バネクラッチ30が円筒
部28a、29aを締め付けてロック状態となり、クラ
ッチフランジ28に回転力が伝達され、ガイドシャフト
22を矢印す方向へ移動させる回転力が伝達されるもの
である。
前記クラッチギヤ29を回転させるための駆動源は前記
プラテンローラ6aを回転させる゛駆動源と同一であり
、モーター20によって駆動する。即ち、第1図に示す
ようにモーター20の駆動力は前述した如くギヤ21a
〜21cを介してプラテンローラ6aに伝達されるが、
プラテンローラ軸に取り付けられたギヤ21cは中間ギ
ヤ21dを介してクラッチギヤ29のギヤ部29bと噛
合している。
従って、第1図に示すようにモーター20が矢印C方向
に正回転するとプラテンローラ6aは矢印d方向へ回転
し、クラッチギヤ29は矢印a方向l・、回転する。即
ち、プラテンローラ6aがシート材5を矢印e方向へ引
き出す方向へ回転するときは、バネクラッチ30はフリ
ー状態となる。
またモーター20が前記と逆の矢印−〇方向へ逆回転す
ると、プラテンローラ6aはシート材5を逆送する方向
へ回転し、このときクラッチギヤ29が矢印−a方向に
回転してバネクラッチ30がロック状態となり、ガイド
シャフト23を第7図の矢印す方向へ回転させる回転力
を伝達する。
次に前記ガイドシャフト23をシート材5のテンション
と釣り合うように付勢する付勢手段と、この付勢手段の
付勢力を切り替える切替手段の横或について説明する。
第7図及び第8図に示すように軸25の他端に回正ビン
32によってブー!J33が固着されている。このプー
リ33の円周面には溝33aが形成されていると共に所
定位置にはフック34aが突設され、このフック34a
に付勢手段としての引張バネ35の一端が係止している
また第2図及び第9図に示すように本体lのブーIJ3
3が配置された側の一側面の所定位置に5切替手段とし
ての切替レバー40がビン41を介して揺動可能に設け
られていると共に、該切替レバー40を揺動操作する駆
動手段45と、切替レバー45の揺動範囲を制限するス
トッパー43.44とが設けられている。
前記切替レバー40の長さ方向一端にはフック42が設
けられていて、このフック42に前記引張バネ35の他
端が係止している。前記引張バネ35はフック42と前
記フック34aとの間に張力を(、った状態で取り付け
られて、該引張バネ35の引張力によりプーリ33は第
7図の矢印f方向(ガイドシャフト23によるデカール
効果が大きくなる方向)へ常に付勢されている。
また前記切替レバー40の長さ方向他端には駆動手段4
5のプランジャ45aがビン45bを介して連結されて
おり、駆動手段45を動作して該プランジャ45aを前
進、後退させることにより切替レバー40が第9図に示
す実線位置あるいは二点鎖線位置に移動する。
前記切替レバー40は引張バネ35の引張力を切り替え
るもので、第9図の実線に示す位置にあるとき(引張バ
ネ35の引張力によりストッパー43に当接していると
き)、フック34aとフ・どり42の間隔を短くするた
め、引張バネ35の伸びは僅かで引張力は小さく、プー
リ33の矢印f方向への回転力が小さい、即ちカール矯
正効果が弱くなる。
この状態からカール矯正効果を強めるには、駆動手段4
5を動作させてプランジャ45aを前進させて切替レバ
ー40を第9図の矢印に方向に回動させればよい、これ
により、切替レバー40はストッパー44に当接するま
で回動し、該ストッパー44位置で停止する(第9図二
点鎖線参照)。切替レバー40がこの位置にあるとき、
フック34aとフ・、・り42の間隔を長くするため、
引張バネ35の伸びは長く引張力は大きく、プーリ33
の矢印r方向への回転力が大きく、即ちカール矯正作用
が強くなる。
またカール矯正効果を弱く切り替えるには、再び駆動手
段45を動作させてプランジャ45aを後退させて切替
レバー40を第9図の矢印−に方向に同動させればよい
即ち2.駆動手段45により切替レバー40を回動操作
することで引張バネ35の引張力を替えて、カール矯正
効果を弱くすることも強くすることも出来る。
次に前記インクシート50の有無を検出する検出手段と
、この検出手段の検出信号に基づいて前記切替手段を制
御する制御手段の構成について説明する。
第5図に示すようにインクシート50の搬送経路近傍に
検出手段としてのインクシーLセンサ46が設けられて
いる。このインクシートセンサ46は例えばフォトセン
サで、インクシー)50に向けて光を照射する一方、そ
の反射光を入射して光電変換することによりインクシー
ト50の有無を検出するものである。
インクシートセンサ46の出力は第12図に示す制御手
段60に人力される。この制御手段60は、インクシー
トセンサ46の検出信号に基づいて前記切替レバー40
を揺動操作する駆動手段45を制御する他に、前記プラ
テンモーター20、記録へノド6b等を制御するもので
、全体の制御を行うCP 061と、制御内容を記憶し
たROM62と、RA M63と、インターフェース6
4等から構成されている。
インターフェース64には前記プラテンモータ20゜イ
ンクシートモータ50c及び排出モーター8aのモータ
駆動回路65、前記記録へラド6bの記録ヘッド駆動回
路66及び駆動手段45が接続されている。
また、インターフェース64には前記インクシートセン
サ46が接続されている。
ROM62には第13図に示すフローチャートの内容が
記憶されており、このフローチャートの内容に基づいて
CPU61によりモータ駆動回路64、記録ヘッド駆動
回路65が制御される。
またインターフェース64を介してインクシートセンサ
46から信号、即ちインクシート無し信号、インクシー
ト有り信号が入力されると、CP U61により駆動手
段45が制御されて、切替レバー40が第9図に示す実
線位置か或いは二点鎖線位置に切り替えられる。
即ち、記録系Bの動作時に、先ずステップSIOでイン
クシート50が有るか否かが判断され、インクン−15
0が有る場合(YESの場合)には、ステップSllで
切替レバー40がストンパー43側か否かが判断される
切替レバー40がストッパー43側にある場合(YES
の場合)、駆動手段45を動作してプランジャ46aを
前進させて切替レバー40をストッパー44側、即ちカ
ール矯正効果が強められる側に切り替え、次いでステッ
プS15に移行する。切替レバー40がストッパー43
側にない場合(NOの場合)、駆動手段45を動作させ
ずそのままステップ315に移行する。
またステップS10でインクシート50がないと判断さ
れた場合(NOの場合)には、ステップS13で切替レ
バー40がストッパー44側か否かが判断される。
切替レバー40がストッパー44側にある場合(YES
の場合)、ステップS14で駆動手段45を動作してプ
ランジャ46aを後退させて切替レバー40をストッパ
ー43側、即ちカール矯正効果が弱められる側に切り替
え、次いでステップS15に移行する。
切替レバー40がストッパー44側にない場合(N。
の場合)、駆動手段45を動作させずにそのままステッ
プS15に移行する。
次いで、ステップ315でプラテンモータ20が正転し
、またインクシートモータ50cが回転する。
次いでステップ516で記録ヘッド6cに記録通電が行
われ、ステップS17で1ページの記録が終了したか否
かが判断され、YESの場合ステップS18で画像後端
がカンタ−7位置に移動した時にプラテンモータ20、
インクシートモータ50cが停止し、次いでステップS
19でカッター7が動作してシート材5が切断される。
次いで、ステップS20で後述するようにインクシート
50の有無に対応した出力でプラテンモータ20の逆転
駆動が行われて、シート材5の先端がカンタ−7位置か
ら記録手段6位置まで逆送される。
次いで、ステップ321で次ページの記録の有無が判断
され、YESの場合にはステップ515に戻って同様の
操作が繰り返され、Noの場合には記録系Bの動作が終
了する。
また本体1の所定位置であって、前記アーム26の回動
範囲には第7図及び第10図(A)乃至(C)に示すよ
うにストッパー36.38が設けられている。
ストッパー36はアーム26が第7図の矢印−b方向へ
回転したときに当接するものであり、同矢印す方向への
アーム26の回動量を制限し、デカールシャフト22に
対するシート材5の巻付量の最大値を設定するものであ
る。またストッパー38はアーム26が第7図の矢印す
方向へ回動したときクラッチバネ30の他端30bに当
接するものであり、クラ・ンチバネ30を緩めて、クラ
ッチギヤ29からクラッチフランジ28(アーム26)
に回転力が伝わらないようにするものである。
すなわち、ストッパー36.38はアーム26(ガイド
シャフト22)の移動範囲を制限するもので、クラッチ
ギヤ29が第7図に示す矢印a方向に回転すると、バネ
クラッチ30が緩んでフリーな状態となり、クラッチフ
ランジ28には回転力が伝達されないが、引張バネ35
によりプーリ33に同図の矢印f方向への回転力が作用
しているため、アーム26は同図に示す矢印す方向に回
動してストッパー36に当接して同位置で停止する(第
10図(A)参照)。
また、クラッチギヤ29が第7図に示す矢印−a方向に
回転するとバネクラッチ30がロック状態となってクラ
ッチフランジ28に回転力が伝達され、アーム26が第
7図に示す矢印す方向に回転し始める(第10図(B)
参照)。そしてバネクラッチ30の他端30bがストッ
パー38に当接するまで回転すると、バネクラッチ30
が緩められてフリーな状態になりクラッチギヤ29から
クラッチフランジ2日に回転力が伝達されず、アーム2
6は他端30bがストンパー38に当接した位置で停止
する(第1O図(C)参照)。
次に前記の如く構成されたデカール機構Aを有する記録
系Bを用いて記録を行う場合の動作を第5図及び第6図
を参照して説明する。
先ず蓋体2を開放してシートロール5aをロールホルダ
ー4に装填し、そのシート先端をプラテンローラ6aま
で引き出してセットする。このとき第1図及び第2図に
示すようにデカールシャフト22は蓋体2に取り付けら
れ、ガイドシャフト23は本体1に取り付けられている
ために、蓋体2を開くと両シャフ)22.23は大きく
離れシート材5のセントが容易になし得る。
次に蓋体2を閉じた状態で記録開始信号を入力すると、
先ず「インクシート有り信号」がインターフェース64
を介してCP U61に入力され、これにより駆動手段
45が制御されて、切替レバー40が第9図に示す二点
鎖線位置に切り替えられ、次いでモーター20が正転し
てプラテンローラ6aが矢印d方向へ回転し、シート材
5及びインクシート50が矢印e方向へ搬送される。こ
の搬送に同期して記録ヘッド6bの発熱素子6b、が選
択的に発熱してインクシート50のインクを溶融し、こ
の溶融したインクをシート材5に転写して所定記録が行
われる。そして前記シート材5が搬送される際にデカー
ル機構Aが動作してシート材5のカールが矯正される。
即ち、モーター20の正転駆動力はクラッチギヤ29に
も伝達されるが、前述したようにバネクラ・ンチ30が
フリー状態となってクラッチギヤ29はフランチフラン
ジ28に対して空回りしている。
一方、軸25には第7図に示すように引張バネ35の引
張力により矢印r方向の付勢力が作用しているために、
アーム26が矢印−す方向に回転してガイドシャフト2
3が移動し、シート材5のテンションと釣り合った位置
で停止する。
これによりシート材5の搬送経路はシートロール5aか
らガイドシャフト23に対してカール方向に巻き付き、
次にデカールシャフト22で屈曲して該シャフト22に
対してカールと逆方向に巻き付く。
このデカールシャフト22に対する巻き付きによりシー
ト材5のカールが矯正されるものである。
ここで前記搬送されるシート材5にかかるテンションは
ロールホルダー4と、このホルダー4に!jt填された
ロール5aとの接触摩擦が作用する。
即ち、第5図に示すように、ロール5aの重量をG、と
し、このときシート材5に作用するテンションをFlと
すると、このテンションをFlとアーム26の回動力(
引張バネ35の引張力によるプーリ33の回動トルク)
とが釣り合った位置でアーム26が停止する。
第5図に示すように、ロール径が大きいときはシート材
5に対するテンションF、とアーム26の回動力とが釣
り合ったときのシート材5がデカールシャフト22に巻
き付く巻付角はθ1となり、その後プラテンローラ6a
に導かれる。
一方、第6図に示すようにロール5aの径が小さくなる
とロール重量G2も小さくなり(G2<Gl)、シート
材5に作用するテンションFtも小さくなる(h<F1
)。このためアーム26はロール径が太きい場合よりも
更に矢印−b方向へ回転する。そしてアーム26の回動
力と前記抗力が釣り合った場合にはアーム26はその位
置で停止するが、該アーム26の回動量の方が大きい場
合にはストッパー36に当接した位置で停止する(第1
0図(A)参照)。このときシート材5がデカールシャ
フト22に巻き付く巻付角はθ2となり、前記ロール径
が大きい場合の巻付角θ1よりも小さくなる。
従って、ロール5aの径が大きい場合にはデカールシャ
フト22へのシート材巻付量は小さく、ロール径が小さ
くなってカールが強くなるに従って前記巻付量が大きく
なる。そして前記巻付量が大きくなるほどシート材5は
カールと逆方向へ折り曲げられるためにカール矯正効果
が高まる。即ち、カールが強くなるロール径が小さくな
るに従ってカール矯正効果が大きくなるものである。
本実施例では、シート材5としてカールがきつく付く普
通紙を使用しているため、駆動手段45によって切替レ
バー40が第9図に示す二点鎖線の位置に切り替えられ
ており、このため引張バネ35の引張力が大きく (ア
ーム26の回転力が大きく)、第5図に示すようにロー
ル5aの径が大きい場合であってもアーム26の回転量
は切替レバー40が実線位置にあるときに比べ大きい。
即ちシート材50デカールシヤフト22に巻き付く巻付
角は切替レバー40が実線位置にあるときの巻付角θ。
よりも小さくなついて、カール矯正効果が強められてい
る。
尚、切替レバー40が第9図に示す二点鎖線位置にある
場合、第6図に示すようにロール5aの径が小さくなる
と、カール矯正効果が更に強まるがシート材5のデカー
ルシャフト22に巻き付く巻付角θの最小値はストッパ
ー36の位置により決められてしまい、巻付角θ2より
も小さくならない。
従って、カール矯正効果を更に強める場合には、巻付角
θ□よりも小さくなるようにストッパー36の取付位置
を変更する必要がある。
シート材5を感熱紙と交換する場合には、インクシート
50が取り外されるため、インクシートセンサ50から
「インクシート無し信号」がインターフェース64を介
してCP U61に人力され、これにより駆動手段45
が制御されて、切替レバー40が第9図に示す実線位置
に切り替えられる。これにより、アー゛ム26の回転力
が小さくなるため第6図に示すようにロール5aの径が
小さい場合であってもアーム26の矢印−b方向への回
転量が少なく、シート材5のデカールシャフト22に巻
き付<巻付角はθ2よりも大きくなり、カール矯正効果
が弱くなる。
このように駆動手段45によって切替レバー40を回動
操作するだけで、カール矯正効果の強弱を切り替えるこ
とが出来、シート材5の種類、IVさ等に合わせてカー
ルを適切に矯正することが出来る。
第11図(A)乃至(C)はシート材5のカールを矯正
した実験結果を示している。
この実験では、厚さ85μm、長さ100mの97通紙
を巻き回したシートロール5aと、厚さ65μrn長さ
100mの感熱紙を巻き回したシートロール5aを使用
した。またデカールシャフト22、ガイドシャフト23
の外径は4問、ガイドシャフト23の移動半径は13a
+−であった。さらに普通紙用のアーム26の回転力は
1 、5 kg cya &こ設定し、また感熱紙用の
アーム26の回転力は1kgcmに設定した。
カール高さhは、シート材5をA4サイズの長さに切断
して測定した。
図中白三角(Δ)はカール矯正を行わない普通紙のカー
ル高さh、白丸(○)はカール矯正を行わない感熱紙の
カール高さり、黒三角(ム)はカール矯正を行った普通
紙のカール高さり、黒丸(・)はカール矯正を行った感
熱紙のカール高さhを示している。
尚、第11図(A)乃至(C)には、比較のためカール
矯正を行わない感熱紙、普通紙のカール高さhの測定結
果も併記した。また、縦軸にカール高さh(m)−横軸
にロール径(IIIIll)をとった。
第11図(A)は前記デカール機構Aから切替レバー4
0と駆動手段45を外して、感熱紙に合わせてアー ム
26の回転力を1kgc+aに固定したまま感熱紙から
なるシート材5と普通紙からなるシート材5をそれぞれ
カール矯正した実験結果を示している。
同図から明らかなように感熱紙に対しては適正にカール
が矯正されているものの、普通紙に対するカール矯正は
不十分であった。
また同図(B)は前記デカール機構へから切替レバー4
0と駆動手段45を外して、普通紙に合わせてアーム2
6の回転力を1.5 kgcmに固定したまま感熱紙か
らなるシート材5と普通紙からなるシート材5をそれぞ
れカール矯正した実験結果を示している。同図から明ら
かなように9通紙に対しては適正にカールが矯正されて
いるものの、感熱紙に対するカール矯正は過剰でカール
と逆方向にカールする逆カールが生じた。
また同図(C)は前記デカール機構へによりカール矯正
した実験結果を示している。すなわち感熱紙の場合に切
替レバー40によりアーム26の回転力を1kgcmに
切り替え、また普通紙の場合に切替レバー40によりア
ーム26の回転力を1.5 kgcmに切り替えてカー
ル矯正した実験結果を示している。同図から明らかなよ
うに感熱紙、普通紙共に適正にカールが矯正された。
またシート材5に発生するカールはロール5aの径が大
きいほどカール高さhの値が小さく、ロールilが小さ
くなるに従ってカール高さhの値が大きくなり、そして
ロール径が約40mm以下になると、丸まった状態のカ
ールが発生するが、このようなカールの発生をなくすこ
とが出来た。
このように前記デカール機構Aはシート材5に作用する
テンションとアーム26の回動力との釣り合いによりカ
ールの強さに応してデカール効果が変わり、カールを適
切に矯正するものである。
また前記アーL26の付勢は引張バネ35によって行わ
れ、この引張バネ35の引張力は駆動手段45にまり回
動操作される切替レバー40によって切り替えが出来、
シート材5の種類、厚さ等に応して適切にカール矯正を
行なえるものである。
またモーター20の仁方向への回転力はプラテンローラ
6aには伝達されるがアーム26には伝達されない。従
って、記録時にモーター20にはアーム26を移動させ
るための負荷がかからないことから、搬送精度が高まり
高画質の記録を行うことが出来るものである。
前記の如くしてカールを矯正したシート材5に画像を記
録した後はカックー7でカットし、排出ローラ8で排出
する。
一方、装置内にあるシート材5はその先端をカッター7
位置から記録手段6までの距Mlだけ逆送する。これは
次の記録の際にシート先端に空白部分を生しさせないた
めである。そのためモーター20を所定量逆転駆動する
と、その駆動力はプラテンローラ6aのみならず前述し
たようにバネクラッチ30がロンク状態となってクラッ
チフランジ28にも伝達され、アーム26を矢印す方向
へ回転させる力が作用する。
このとき前記アーム26には第7図に示すように、引張
バネ35により前記回転を妨げる方向に引張力が作用し
ている。このため本実施例に於けるモーター20は前記
の如く逆転駆動する際の駆動力を、引張バネ35の引張
力によるアーム回転力よりも大きく設定しである。
従って、前記の如くシート材5を逆送するためにモータ
ー20を逆転駆動すると、その駆動力によりアーム26
が矢印す方向へ回転してシート材5からL’d隔し、第
5図の二点鎖線に示す初期位置に戻る。
ここで初期位置とは第1O図(C)に示すようにバネク
ラッチ30の他端30bがストッパー38に当接した位
置であって、ガイドシャフト23がロールホルダー4の
開口部を塞がない位置、すなわち蓋体2を開くときにガ
イドシャフト23がデカールシャフト22を干渉しない
場所にある位置をいう。この状態にあってはガイドシャ
フト23がシート材5から両隅しているために、記録待
機状態が長く続いてもシート月5に逆方向のカールが付
与されることはない。
尚、初期位置はストッパー38によって規制されており
、このためガイドシャフト23を退避させる空間を必要
以上に大きくとらな(でも済み、本体1内の空間の有効
利用、例えば各種モータやセンサを収容することが出来
、本体1の小型化を図ることが可能となる。即ち、ロー
ル5aのff1ffiによリガイドシャフト23の位置
も変化するため、シート材5の逆送時にガイドシャフト
23の初期位置も変化するが、ストッパー38により初
期位置が一定になるようにしているため、ガイドシャフ
ト23を退避させる空間を大きく取る必要がない。
また、シート材5を距離iだけ逆送するためにモーター
20を逆転駆動したときにアーム26が回転するff1
(戻り角α)は、第6図に示すようにアーム26がスト
ッパー36に当接している位置から初期位置まで回転す
る角度に設定している。
即ち、シート材5を長さlだけ巻き戻す際のモーター2
0の回転量と、アーム26を矢印す方向へ角度αだけ回
転させる際のモーター20の回転量とが同一になるよう
に、プラテンローラ6aとカンクー7との距離2、プラ
テンローラ6aと軸25の回転比、ストッパー36の位
置等を設定している。
次に前記モーター20を正転駆動する場合と、逆転駆動
する場合とで、各部材を動作させるのに必要なモーター
駆動力について説明する。
モーター20を正転駆動する場合(シート材5を記録方
向へ搬送する場合)のモーター出力をPIとすると、こ
の場合はバネクラッチ30がフリー状態になるために、
前記出力P+はプラテンローラ6aを回転させるのに必
要な駆動力で良い。
一方、モーター20を逆転駆動する場合(シート材5を
巻き戻す方向へ搬送する場合)のモーター出力をP2と
すると、この場合はバネクラッチ30がロック状態とな
るために、前記出力P2はプラテンローラ6aを回転さ
せるのに必要な駆動力と、前記引張バネ35に抗してア
ーム26を回転させるのに必要な駆動力を要し、正転駆
動する場合よりも大きな駆動力(PI<Pa)が必要と
なる。
そのためモーター20の定格出力を前記P、に設定する
と、モーター20を正転駆動してシート材5を記録方向
へ搬送したときに、モーター20の余剰出力(Pg  
P1)が原因となって振動が発生し、送りムラや騒音等
が生ずることがある。
そのため本実施例ではモーター20を正転駆動するとき
の出力を前記P1に設定し、逆転駆動するときは正転駆
動時よりも大きな出力P2となるように駆動する。これ
は正転時に対して逆転時に於けるモーター20の駆動電
流を大きくし、或いは回転数を低くする等の公知の方法
により容易になし得る。
前記の如く逆転駆動時に駆動電流を大きくし、或いは回
転数を低く設定しても、シート材5の記録時搬送量(例
えばA4サイズにあっては210mm)に対して巻き戻
しfl(例えば20mm程度)の方が充分小さいために
、逆転駆動時に於けるモーター20の温度上昇、或いは
シート材5の逆送時間の遅延の影響は極めて小さい。
また前記モーター20の駆動により駆動するアーム26
の回動速度は、プラテンローラ6aの回転周速度(シー
ト材5の搬送速度)と同一、或いは若干速くなるように
ギヤ比等を設定することが好ましい。即ち、前記の如く
構成することによりシート材5を逆送する際にガイドシ
ャフト23が第1O図(a)又は(b)に示す位置から
速やかに同図(C)に示す初期位置へ退避するようにな
る。
尚、前記モーター20はシート材5を所定fl1巻き戻
した後に停止状態となるが、このときアーム26は引張
バネ35により引っ張られた状態にある。
この引張力は第7図に示すように、プーリ33を矢印f
方向へ回転させようとするために、バネクラッチ30が
ロック状態となってクラッチギヤ29を矢印a方向へ付
勢する力となり、これはギヤ21a〜21dを介してモ
ーター20を回転させる回転トルクとして作用する。
例えば前記プーリ33を矢印f方向へ回転させる回動ト
ルクがTI (例えば約1kgc11)である場合、モ
ーター20とクラッチギヤ29の回転数比をlO:lと
すると、前記回動力によりモーター20に伝達される回
転トルクTtはTI/10 (0,1kgcm)となる
そこで本実施例ではモーター20が停止した状態でアー
ム26が回動しないようにするために、モーター20の
自己保持トルク(永久磁石よりなる回転子に外部からト
ルクが加わった場合に、前記磁力等により回転子が静止
しようとするトルク)を前記モーター20に伝達される
回転トルクT2よりも大きく(例えば0.2kgcm)
設定している。
これにより本実施例の記録装置にあっては記録待機状態
ではアーム26は第5図及び第6図の二点鎖線の初期位
置に保持される。
従って、ロール5aを交換する場合等、蓋体2を開くと
きにガイドシャフト23がデカールシャフト22と干ン
歩することがなく、蓋体2をスムーズに開放することが
出来る。
また本実施例ではインクシートセンサ46の検出信号に
基づいて逆転駆動時における士−夕20の出力P2の強
弱を切り替えることが出来るようになっている。
即ち、インクシートセンサ46から「インクシート無し
信号」が出力された場合、駆動手段45によって切替レ
バー40が第9図の実線位置に切り替えられていて引張
バネ35の引張力が弱く、アーム26を回転させる駆動
力が小さいため、これに合わせてCP U61によりモ
ーター制御回路65(第12図参照)を制御して逆転駆
動時の出力P2を小さな出力h−(Pz−>p1)に切
り替えている。またインクシートセンサ46から「イン
クシート有り信号」が出力された場合、駆動手段45に
よって切替レバー40が第9図の二点鎖線位置に切り替
えられていて引張バネ35の引張力が強く、アーム26
を回転させる駆動力が大きいため、これに合わせてCP
 061によりモーター制御回路65を制御して逆転駆
動時の出力P2を大きな出力Pzb (Pzb>Pz−
)に切り替えて、効率のよい出力設定が行なえるように
なっている。
本実施例の装置にあっては前述した如く構成しであるた
めに、カールの強さやシート材5の種類、厚さ等に応し
て適正なカール矯正が出来ると共に、記録時にモーター
20にかかる負荷はプラテンローラ6aを回転させる負
荷のみであるためにシート閤送が正確に行われ、更には
ロール5aの交換等も容易になし得るものである。
〔第二実施例〕
前述した第一実施例ではデカールシャフト22に対して
ガイドシャフト23を移動可能にした例を示したが、デ
カールシャフト22を移動可能に構成した第二実施例を
第14図に示す。
尚、第一実施例と同一部分及び同一機能を有する部分は
同一符号を付すことにより説明を省略する。
第14図に於いて、ガイドシャフト23は本体1の支持
部材70に回動自在に取り付けられている。また本体1
内には湿度を検出する湿度センサ47が設けられている
一方、デカールシャフト22は蓋体2に回動自在に取り
付けられた軸71に固着されたアーム72に回動自在に
取り付けられ、アーム72の矢印g方向への回転により
パノート材5のカールを矯正し、−g方向への回転によ
り矯正を解除する如く構成している。
前記軸71の一端には中心にトルクリミッタ73を内蔵
したクラッチギヤ74が回動可能に設けられている。こ
のトルクリミッタ73はクラッチギヤ74の回転力(回
転トルク)を所定の伝達トルクで軸71に伝達するもの
である。そして前記クラッチギヤ74にはモータ75に
固着したギヤ76が噛合しており前記モータ75の駆動
力がクラッチギヤ74に伝達されるようになっている。
ここで、前記シート材5のカール度合いはロール径、シ
ート材5の厚さ、種類等の他に湿度によっても変化する
。例えば、湿度が低いと第4図(a)に示すカール高さ
hは大きく、湿度が高くなるとカール高さhは小さくな
る。このため、前記湿度センサ47の湿度情報はインタ
ーフェース64を介してCP U61に人力されるよう
になっており、CPU61はこの湿度情報に基づいて前
記l・ルクリミソタ73の伝達トルクを変えるようにし
ている。
本実施例では、例えば湿度10%のときに伝達トルク値
を2kgcmとし、また湿度50%のときに伝達トルク
値を1kgcmとし、また湿度90%のときに伝達トル
ク値を0.2kgcmとするように湿度に応じて伝達ト
ルクの設定値を細かく変えるようにしている。
前記構成にあっては、記録時に蓋体2を閉じ、モーター
20を駆動してプラテンローラ6aを回転してシート材
5を矢印g方向へ搬送すると共に記録ヘッド6bを画信
号に応じて駆動することでシート材5に画像を形成する
。このとき前記モータ20の駆動と同時に、モータ75
を矢印i方向へ回転しアーム72を矢印g方向へ回動さ
せると、デカールシャフト22がシート材5と接触し、
そしてアーム72の回動力(トルクリミッタ73の伝達
トルク)とシート材5のテンションとが釣り合った位置
でアーム72が停止して、シート材5がデカールシャフ
ト22によってカール方向と逆方向へ折り曲げられるこ
とによりカールが矯正されるものである。
ここで、湿度が低い場合にはCP U61によりトルク
リミッタ73の伝達トルクが大きく設定されて、カール
矯正効果が強められ、また湿度が高くなるとカール矯正
効果が弱められる。
記録が終了すると、モーター20が逆転駆動してシート
材5の先端をカッター7からプラテンローラ6aの位置
まで逆送する。またモータ75を矢印−1方向に回動し
てアーム72を矢印−g方向に回転させ、カール矯正を
解除する。
尚、前記湿度センサ47からの湿度情報に基づいてモー
タ75.20の出力値も可変するように制御すれば、モ
ータ75.20の余剰出力を削減し、シート材搬送が安
定する。また、モータ75を使用せず、前記モータ20
でアーム72を回動するように構成ずれば、モータ効率
を向上させることが出来る。
〔他の実施例〕
前述した第一実施例ではガイドシャフト23を、第二実
施例ではデカールシャフト22を夫々アームに取り付け
、このアームを回動させることで移動するように構成し
たが、前記移動手段はこれに限定する必要はなく、例え
ば他の構成としてガイドシャフト23或いはデカールシ
ャフト22をランク或いはレールに沿って平行移動する
よ・)に構成しても良く、カム等で押しEげることによ
って移動させるようにしても良い。
また第一実施例と第二実施例とを組合せる等してデカー
ルシャフト22とガイドシャフト23の双方を移動可能
に構成しても良い。
またデカールシャフト22及びガイドシャフト23は各
々取付部材24及びアーム26に固着されてもよく、さ
らには金属シャフトの代わりに所定の曲率半径をもつ曲
面に折り曲げた金属板等で形成してもよい。
またモータの駆動力を前記デカールシャフト22に伝達
するものとして、第一実施例ではバネクラ・7チ30を
使用したが、これらに限定しなくても例えばローラタイ
プのニートルクランチ、ラチェット等を用いるようにし
ても良い。更に制御部からの信号で回転方向に限定され
ずに動力伝達、解除を切り替えることの出来る電磁クラ
ッチ等を用いてもよい。
前記第一実施例ではガイドシャフト23を移動させるた
めの駆動源としてプラテンローラ6aを駆動するモータ
20を用いたが、これらは別々のモータで駆動するよう
にしても良いことは当然である。
更に前記駆動源はモーターに限定する必要はなく、例え
ばプランジャ等を用いるようにしても良い。
更にデカールシャフト22或いはガイドシャフト23を
デカール効果が高くなる方向へ付勢する付勢手段として
前記第一実施例では引張バネを使用したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えば捩しりコイルバネ、圧
縮バネ、ゼンマイ等のハネtO以外にもエアノリンダー
やオイルシリンダー等のソリアダー類、或いはマグネッ
トを用いても良い。
また第一実施例ではカール矯正効果が普通紙で大きく、
感熱紙で小さくなるように設定したが、その逆に設定す
るようにしてもよい。またシート材5の種類、厚さ以外
に、巻かれてからの時間、ロール5aの芯径、温度、)
易度等に応して切替し・\−40を切り替えて、カール
矯正効果の大きさを変えるようにしてもよい。
また第一実施例では切替レバー40によりカール矯正効
果を二段に切り替えた場合を示したが、これに限定され
ず、想段階に切り替えるように構成してもよい。この場
合、引張ハネ35の他端を固定するフック42を本体l
側に複数個設けて、引張ハネ35の端末固定位置を変え
ていけばよい。
また第一実施例ではインクシートセンサ46を使用し、
該インクシートセンサ46によりインタフィルム50の
有無を検出することにより間接的にシート材5の状態(
9通紙か、感熱紙か)を検出した場合を示したが、例え
ばシート材搬送経路近傍にシート材5の状態を直接的に
検出するシートセンサ48を設けて(第5図、第6図の
点線参照)、シート材5表面又は裏面に光を照射し、そ
の反射光を入射して光電変換することによりシート材5
の状態を検出するように構成してもよい。この場合、シ
ート材5の表面又は裏面所定位置にマーキング又はパタ
ーン等を施しておく。例えば普通紙の場合にはシート材
5裏面を白く、感熱紙の場合にはシート材5裏面を黒<
シておくと、シートセンサ48の出力値が異なり、シー
ト材5が普通紙か感熱紙かを識別でき、該シートセンサ
48の検出信号を人力した制御手段により切替手段を制
御することが出来る。
また普通紙と感熱紙との識別に限られず、シート材5の
材質、厚さ、発色する色等に応してシート材5裏面にマ
ーキングを施すことにより、各種シート材5を識別して
カール矯正効果を調整するようにしてもよい。
またシートセンサ48に代えて紙厚を検出する祇厚セン
サを使用して、該紙厚センサの出力乙こ応じてカール矯
正効果を調整するようにしでもよい。
またロールホルダー4の底部にボテンンヨメタ等の重量
センサ49を設けて(第5図、第6図の点線参照)、該
重量センサ49によりロール5aの重量を検出してロー
ル重量に応じてカール矯正効果を調整するようにしても
よい。
〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、検出手段によりシート材の状態
を検出し、この検出手段の検出信号に基づいて制御手段
により切替手段を制御することにより、ガイド部材とデ
カール部材の少なくとも一方を移動させる移動手段をシ
ート材の屈曲が大きくなる方向に付勢する付勢手段の付
勢力を切り替えるように構成したので、シート材の状態
に応してカール矯正効果が調整され、カールを適切に矯
正することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明をファクシミリ装置の記録系
に適用した第一実施例の斜視説明図、第3図はファクシ
ミリ装置の全体断面説明図、第4図はシート材のカール
の説明図、第5図は大径シートロールを装填して記録を
行う状態説明図、第6図は小径シートロールにより記録
を行う状態説明図、第7図及び第8図はデカール機構の
構成説明図、第9図は切替レバーの作用を説明する説明
図、第1O図(八)乃至(C)はガイドシャフトの移動
位置を説明する状態説明図、第11図(A)乃至(C)
はカール高さどロール径との関係及びカール矯疋度合い
を説明する説明図、第12図は制御系のブロフク図、第
13図は制御内容を示すフローヂャート、第14図は第
二実施例の説明図、第15図及び第16図は従来技術の
説明図である。 Aはデカール機構、Bは記録系、Cは原稿読み取り系、
lは装置本体、2は蓋体、3は軸、4はロールホルダー
、5はシート+A、5aはシートロール5.5bは巻芯
、6は記録手段、6aはプラテンローラ、6bは記録へ
ンド、6b+は発熱素子、6cは軸、6dは圧縮バネ、
7は力、ター、7aは固定刃、7bは駆動刃、7cは軸
、8は排出ローラ、9はスタン力、10は原稿載置台、
11は原稿、+2aは予備搬送ローラ、12bは圧接部
材、13aは分4a−ラ、13bは圧接部材、14a、
+4b、15a。 15bは搬送ローラ、16は光源、17はミラー、18
はレンズ、19は光電変換素子、20はモーター、2+
a〜21dはギヤ、22はデカールシャフト、23はガ
イドシャフト、24は取付部材、24aは平板、24b
はブラケント、25は軸、26はアーム、27は軸受、
28はクラッチフランジ、28aは円筒部、28bは鍔
部、29はフランチギヤ、29aは円筒部、29bはギ
ヤ部、30はバネクラッチ、31.32は回正ピン、3
3はプーリ、33aは溝、34a、34bはフック、3
5は引張ハネ、36はストッパー、37はガイド、38
は支持部材、39は軸、40は切替レバー、41はビン
、42.43はストツバ−145は駆動手段、46はイ
ンクシートセンサ、47は湿度センサ、48はシートセ
ンサ、49は重量センサ、50はインクシート、50a
は供給ロール、50bは巻取ロール、60は制御手段、
61はcpu、62はROM、63はRAM、64はイ
ンターフェース、70は支持部材、72はアーム、73
はトルクリミッタ75はモータである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート材を搬送するための搬送手段と、前記シー
    ト材の搬送をガイドするためのガイド部材と、 前記搬送されるシート材を屈曲ガイドするためのデカー
    ル部材と、 前記ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動
    させるための移動手段と、 前記シート材の屈曲が大きくなる方向に前記移動手段を
    付勢する付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力を切り替える切替手段と、前記シ
    ート材の状態を検出する検出手段と、前記検出手段から
    の検出信号に基づいて前記切替手段を制御する制御手段
    と、 を有するデカール機構。
  2. (2)前記搬送手段の駆動源と前記移動手段の駆動源を
    同一にしたことを特徴とする請求項(1)記載のデカー
    ル機構。
  3. (3)前記駆動源の出力を前記検出手段の検出信号に基
    づいて可変するように構成したことを特徴とする請求項
    (2)記載のデカール機構。
  4. (4)装置本体と蓋体とを開閉可能に構成し、前記蓋体
    に前記デカール部材を設け、前記装置本体にガイド部材
    を設けたことを特徴とした請求項(1)記載のデカール
    機構。
  5. (5)前記移動手段を動作させるための駆動源の自己保
    持力を、前記付勢手段による移動手段への付勢力よりも
    大きく設定したことを特徴とした請求項(1)記載のデ
    カール機構。
  6. (6)前記移動手段による移動力を前記付勢手段による
    移動手段の付勢力よりも大きく設定したことを特徴とし
    た請求項(1)記載のデカール機構。
  7. (7)前記請求項(1)記載のデカール機構と、搬送手
    段により搬送されるシート材に画像を記録するための記
    録手段と、 を有する記録装置。
  8. (8)前記記録手段よりもシート材搬送方向下流側にカ
    ッターを設けると共に、前記シート材を搬送するための
    搬送手段の駆動源と前記移動手段の駆動源とを同一に構
    成し、 前記カッターから前記記録手段までシート材を逆送する
    のに要する駆動源の回転量と、前記移動手段を初期位置
    に戻すのに要する駆動源の回転量とを略同一に設定した
    ことを特徴とした請求項(7)記載の記録装置。
JP19263489A 1989-07-27 1989-07-27 デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置 Pending JPH0361255A (ja)

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EP90114381A EP0410458B1 (en) 1989-07-27 1990-07-26 Curl correcting device
US08/464,476 US5637070A (en) 1989-07-27 1995-06-05 Curl correcting device

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