JPH0360944A - 遊星増速機構内蔵工具アダプタ - Google Patents

遊星増速機構内蔵工具アダプタ

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JPH0360944A
JPH0360944A JP1196517A JP19651789A JPH0360944A JP H0360944 A JPH0360944 A JP H0360944A JP 1196517 A JP1196517 A JP 1196517A JP 19651789 A JP19651789 A JP 19651789A JP H0360944 A JPH0360944 A JP H0360944A
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JP
Japan
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tool
planetary roller
built
planetary
bearing
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JP1196517A
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Inventor
Shinji Yasuhara
伸二 安原
Toshiaki Oku
奥 利昭
Koichi Ueda
浩一 上田
Kazuo Rokkaku
和夫 六角
Hidekazu Katayama
片山 英一
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SEIWA SEIKI KK
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
SEIWA SEIKI KK
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遊星増速機構内蔵工具アダプタに関する。
〔従来の技術) 従来の技術による工作機械の主軸に挿着される回転部と
例えば主軸頭のような固定側に係合離脱自在に結合され
る固定部と工具を取付ける工具取付部とから構成されて
いる遊星増速機構内蔵工具アダプタ、例えば遊星ローラ
増速機構内蔵工具アダプタにおいては、回転部は、中空
ハウジングである固定部内に挿通され、転がり軸受をも
って回転自在に支承されており、先端部分に工具を取付
ける工具取付部は、回転部の中心穴内に挿通され、転が
り軸受をもって回転自在に支承され、且つ回転部に遊星
増速機構を介して接続されている。そうして、各転がり
軸受の軌道輪は、隙間嵌めをもっテ夫々嵌着されている
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の技術による上記のような遊星ローラ増速機構内蔵
工具アダプタにおいては、相方に同静白在の二重回転構
造となっている固定部・回転部・工具取付部相互間の支
承軸受の軌道輪が組立・分解を容易にするため隙間嵌め
をもって嵌着されているので、回転荷重により軌道輪が
クリープし摩耗が生じるのみならず、固定部と回転部と
の間においては、このような隙間嵌めで取付けられた転
がり軸受を介して遊星ローラ増速機構の固定輪を支持す
る固定部のハウジングが支承されているので、遊星ロー
ラ増速機構の剛性の低下をきたす。
更に、固定輪と遊星ローラとが適正な状態で組み付けら
れないことも考えられ、この場合には転勤面間の偏摩耗
や潤滑油切れによる焼付き等が発生する。これらの理由
により、工具アダプタの高速軸の剛性及び回転精度に悪
影響を及ぼす結果、高精度の切削(研削)加工が行い得
ない。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による遊星増速機構内蔵工具アダプタは、工作
機械の固定側に係合離脱自在に結合される中空ハウジン
グである固定部と、中心穴が形成された前半部分が中空
ハウジング内に挿通され、且つ軌道輪が締まり嵌めをも
って嵌着されている転がり軸受をもって回転自在に支承
され、後半部分が工作機械の主軸に装着される回転部と
、回転部の中心穴内に挿通され、軌道輪が締まり嵌めを
もって嵌着されている転がり軸受をもって回転自在に支
承され、且つ回転部に遊星増速機構を介して接続された
先端部分に工具を取付ける工具取付部とから構成されて
いる。
又、上記の転がり軸受としては、少なくも転動体がセラ
ミックである転がり軸受が好ましい。
〔作  用〕
遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタを装着した工作機
械の主軸が回転駆動されると、回転部は、工作機械の固
定側に結合された中空ハウジングに対して転がり軸受に
支承され回転する。すると、遊星増速機構を介して回転
部に接続されている工具取付部は、回転部に対して転が
り軸受に支承され主軸の回転より増速されて回転する。
即ち工具取付部に装着された工具は、主軸の回転より増
速されて高精度に回転する。
〔実 施 例〕
この発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図において、遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタ
は、マシニングセンタのような工作機械の主軸にソケッ
トSを介して装着される回転部Aと例えば主軸頭のよう
な固定側にホルダを介して係合離脱自在に結合される固
定部Bと工具を取付ける工具取付部Cとから構成されて
いる。
回転部Aは、先端の中空軸部1及び後端のストレートシ
ャンク2が共軸縁関係に一体となって形成されている。
ストレートシャンク2の外周面の一部には、長方形の回
り止め用平面部3が形成されている。
第1図乃至第4図に示すように中空軸部1の中間部には
、外周面から中心穴4に貫通して放射状に断面長方形の
遊星ローラ挿着用の挿着孔5,5゜5(図示の例では中
心角120度間隔で3個)が穿設され、更に、挿着孔5
の中空軸部1の軸線方向の両端に続いて、遊星ローラ駆
動ピン用の断面四辺形の取付溝6a、6bが形成されて
いる。
遊星ローラ7は、断面略四辺形の細首8a、8bが形成
された駆動ピン8に針状ころ軸受9を介して回転自在に
取付けられている。
遊星ローラ7を取付けた駆動ピン8を中空軸部1に取付
けるのに際しては、中空軸部1の外径側から半径方向に
遊星ローラ7を挿着孔5に、細首8a、8bを取付溝6
a、6bに夫々挿入する。かくして、各遊星ローラ7は
、挿着孔5において回転自在に中空軸部1に取付けられ
る。
従って、遊星転動体の駆動軸部材を中空軸部の円筒状周
壁部に軸線方向に穿設された取付孔に対し軸線方向から
の圧入により嵌着されて組立てる必要がなく、そのため
に回転部を先端の中空軸部と後端のテーパシャンク部と
を別体にし、共軸縁関係にボルトをもってテーパ面接合
で一体的に組立てることもない。
その結果、両者の間の接続剛性の低下を来すこともない
上、回転時の振れ発生の原因ともなるテーバ面接合の面
接触の不具合が生じる可能性も避けられる。
しかも、転動体は半径方向に変位自在であるので、転動
体の輪状固定軌道面乃至太陽ローラ部の外周面及び駆動
軸部材に対する接触圧に悪影響を与えない。
後述するように回転部Aは固定部Bに転がり軸受to;
i1.11により回転自在に支承されているのであるが
、挿着孔5,5.5の両端側で転がり軸受(例えばセラ
ミックボールをもったアンギュラ玉軸受)10の内輪と
同じ(転がり軸受11.11の内輪とは、遊星ローラ7
に干渉しないように形成された第5図に示すような櫛形
スペーサ12を間にして中空軸部1の外周面に締まり嵌
めをもって嵌着されている。締め代が過大であると、軸
受の寿命に影響を与え、焼付き等の原因ともなるので、
締め代は、例えば、約2〜4μmが適当である。
櫛形スペーサ12は、スリーブの一端部の環状部12a
を残して櫛目間隙12bが押付孔5と同数、同位相、同
幅に形成された形状のものである。従って、遊星ローラ
7は、挿着孔5へ挿入取付けられていると共に櫛形スペ
ーサ12の櫛目間隙12bにも挿入されていることにも
なる。
櫛形スペーサ12は、その補光端部12cの内周面に形
成された凹部12dと中空軸部1の外周面の穴に嵌入さ
れた鋼球13との係合により位置決めされており、遊星
ローラ7との干渉が防止されている。
そこで、遊星ローラ7を取付けた駆動ピン8を挿入組込
は、転がり軸受10及び鍔輪63aが取付溝6bを覆っ
ているので、取付溝6aの方に軸線方向の多少の余裕を
与えておき、先ず駆動ピン8の一端を遊星ローラ7の一
端面と面一の状態(駆動ピン8が取付溝6aの方に突出
している状態)で挿入組込み、その後で駆動ピン8が取
付溝6bの方へ変位される。
更にその後、駆動ピン8が取付溝6aの方に偏位しない
ための第6図(a)(b)に示すような手段が設けられ
ている。第6図(a)のものは、中空軸部1の中間部の
外周面に形成された円周溝に嵌着されたOリング14a
であり、Oリング14aに細首8aの端面が係合するよ
うになっている。第6図(b)のものは、取付溝6aに
おける遊隙に挿着されたゴム球14bのような充填材で
あり、ゴム球14bに細首8aの端面が係合するように
なってし\る。
かくして、遊星ローラ7が挿着孔5の中心位置に位置決
めされて、遊星ローラ7は、挿着孔5(こおいて回転自
在に中空軸部1に取付けられる。
駆動ピン8の細首8a、8bと取付溝6a、6bとの接
触面において発生するフレッティング摩耗(こ対する対
策として次のような手段を講じてもより\。
例えば、駆動ピン8をセラミック製にするカニ、又は駆
動ピン8における細首8a、8bの取付溝6a。
6bとの接触面にセラミックコーティングを施す。
そうすると、異質材の接触であるので、凝着し難く、フ
レツチング摩耗が生じなし)。
細首8aの外側周面には、分解用の係合溝8Cを刻設す
ると便利である。
櫛形スペーサ12、又は、駆動ピン8自体の利用によっ
て転がり軸受10;11,11に予圧を与えることがで
きる。
更に、中空軸部1の後端部と転がり軸受lOとの間及び
転がり軸受11.11の先端面と中空軸部1の先端に嵌
着されたキャップ状部材17の後端に鍔状に形成された
ラビリンスシール部18の後端面との間において、中空
軸部lの外周面にはリップ19a。
20aを備えたV字型シール19.20が夫々嵌着され
ている。更にキャップ状部材17の先端孔17aに臨ん
で中空軸部1の先端面にはリップ21aを備えたV字型
シール21が取付けられている。
固定部Bは、中間部外周面にジャケット溝31が、中間
部内周面に遊星ローラ用の輪状固定軌道面32が、更に
両端部内周面にV字型シール19.20のリップ19a
、 20aに密接する突縁部33.34が夫々形成され
ると共に、後端面と溝付き鍔部2との間にラビリンスシ
ール部35が形成され、更にジャケット溝3Iから先端
面の切削(研削)冷却剤噴出口36に向って貫通した通
孔37が穿設されている略円筒状の中空ハウジング30
で構成され、その外周面にジャケット溝31を覆うジャ
ケットカバー38が嵌着されている。輪状固定軌道輪3
2の外周のジャケット溝31を通って冷却剤が噴出口3
6に導かれるので、遊星ローラ7が軌道輪32の内周面
を転動する際の発熱が冷却される。
このジャケットカバー38の嵌着に際しては、中空ハウ
ジング30の内外径を旋削してジャケットカバー38を
締まり嵌めで嵌着した後、輪状固定軌道面32等の中空
ハウジング30の内周面を研削仕上げする。こうするこ
とにより、ジャケットカバー38の締まり嵌めによる歪
を除去し、中空ハウジング30の精度が維持される。
更に中空ハウジング30の外周面には回り止め装置40
が設けられている。回り止め装置40は、中空ハウジン
グ30の外周面から半径方向へ突設されたブラケット4
1と、それに固着された主軸軸方向の案内スリーブ42
と、案内スリーブ42内に滑動自在に嵌合され、圧縮ば
ね43により主軸軸線方向に後方向きに付勢されている
回止めピン44と、溝付き鍔部2の前端面に形成された
位置決め穴に係合離脱自在の係合爪腕45が半径方向へ
突設され、案内スリーブ42及び回止めピン44に滑動
自在に外嵌され、圧縮ばね46により主軸軸線方向に後
方向きに付勢されている調整スリーブ47とから構成さ
れている。そうして、回止めピン44の先端は、テーパ
シャンク2の主軸挿着時に、マシニングセンタの固定部
、例えば主軸頭の先端面の回止め部材の係合凹部に係合
されるようになっている。
中空軸部1の外周に取付けられた中空ハウジング30に
おいては、その内周面には、輪状固定軌道面32の前後
側において転がり軸受10.11.11の外輪が内輪と
同様の締まり嵌め(例えば、締め代は約2〜4μm)を
もって嵌着されると共に、突縁部33゜34にV字型シ
ール19.20のリップ19a、 20aが密接し、輪
状固定軌道面32には遊星ローラ7、7.7の外周面が
係合し、先端部内周面は、ラビリンスシール部18と対
向する。
工具取付部Cは、転がり軸受(例えばセラミックボール
をもったアンギュラ玉軸受)51.51を介して中空軸
部1の中心穴4に回転自在に挿着された回転軸50であ
るが、転がり軸受51.51の外輪は中空軸部1の中心
穴4の内周面に、内輪は回転軸50の外周面に、転がり
軸受10.11と同様に夫々締まり嵌め(例えば、締め
代は約2〜4μm)をもって嵌着されている。そうして
、回転軸50におけるキャップ状部材17の先端孔17
aとの係合部には、鍔状のラビリンスシール部53が形
成され、ラビリンスシール部53には、■字型シール2
1のリップ21aが密接している。
回転軸50の後端部は、太陽ローラ部52となって遊星
ローラ7.7.7と外接し、先端部は、回転部Aのキャ
ップ状部材17の先端孔17aから突出し、工具Tのテ
ーパシャンクが挿着されるテーパ孔が形成されている。
結局、輪状固定軌道面32、遊星ローラ7.7.7及び
太陽ローラ部52によって遊星ローラ増速機構が構成さ
れているのである。
上記の遊星増速機構内蔵工具アダプタをマシニングセン
タの主軸に装着するのに使用するソケットSは、先端の
ソケット部61と中間の溝付き鍔部62と後端のテーパ
シャンク63とが共軸線関係に一体となって形成されて
いる。
ソケット部61には、回転部Aのストレートシャンク2
が挿入される中心穴64が穿設されていると共に、中心
穴64に向って外周面から半径方向に貫通したねじ孔6
5.65が軸線方向に間隔をあけて列設され、各ねじ孔
65には、止めねじ66が螺着されている。溝付き鍔部
62には、環状溝67及びキー溝68が形成され、前者
には、自動工具交換装置の交換ハンドが係合し、後者に
は主軸のキーが係合するのである。テーパシャンク63
の後端面には、ねじ穴69が中心軸線方向に穿設され、
ねじ穴69にはマシニングセンタの主軸の引張棒が螺合
し、テーパシャンク63が主軸のテーパ孔に挿着される
ようになっている。
マシニングセンタ、即ち工作機械の主軸のテーパ孔には
、種々のテーパサイズのものがあるので、中心穴64は
、回転部Aのストレートシャンク2に適合した共通サイ
ズであるが、テーパシャンク63が種々のテーパサイズ
である多数のソケットSを用意しておくことにより、単
一の遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタを種々の工作
機械に適用することが可能である。
上記の遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタの作用につ
いて説明する。
先ず、マシニングセンタの工具主軸のテーパ孔に適合す
るテーパシャンク63を備えたソケットSを選択し、ソ
ケットSの中心穴64に遊星ローラ増速機構内蔵工具ア
ダプタのストレートシャンク2を挿入し、その回り止め
用平面部3に対し、ねじ孔65内の止めねじ66を捩じ
込む。かくして、遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタ
にソケットSが取付けられる。
回転軸50の先端のテーパ孔に所定の工具Tのシャンク
が挿着されることにより、工具Tは、遊星ローラ増速機
構内蔵工具アダプタに把持されている。その際、溝付き
鍔部62の前端面に形成された位置決め穴に係合爪腕4
5が圧縮ばね46のばね力により係合され、回転部Aと
固定部Bとは固定関係にあり、キー溝68と工具Tとは
所定の回転方向相対位置関係に維持されている。
この工具装着済の遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタ
は、例えばマシニングセンタの工具マガジンに貯蔵され
ており、交換ハンドにより溝付き鍔部2の環状溝を把持
されて、マシニングセンタの主軸に所定角度位置関係で
装着される。即ち、キー溝68に主軸のキーが係合され
て、テーパシャンク63が主軸のテーパ孔に挿入され、
ねじ穴69に主軸の引張棒が螺合し、テーパシャンク6
3を引込むことにより、遊星ローラ増速機構内蔵工具ア
ダプタは主軸に固着される。その際、主軸頭の先端面の
回止め部材の係合凹部に回止めビン44の先端が係合し
、回止めビン44は、圧縮ばね43のばね力に抗して退
縮すると共に、調整スリーブ47は、回止め部材の先端
面に当接し、圧縮ばね46のばね力に抗して退縮して、
係合爪腕45は位置決め穴から離脱する。その結果、固
定部B、即ち中空ハウジング30は固定され、回転部A
は主軸と共に固定部Bに対し回転自在となる。
かくしそ、遊星ローラ増速機構内蔵工具アダプタを装着
した主軸が回転駆動されると、中空軸部1は、中空ハウ
ジング30に対して回転する6従って、輪状固定軌道面
32に接触する各遊星ローラ7は、駆動ビン8回りに自
転すると共に、主軸軸線回りに公転する。すると、遊星
ローラ7に接触する太陽ローラ部52、即ち回転軸50
に装着された工具Tは、回転部A、即ち主軸の回転より
増速されて回転する。
工具Tに対するスラスト荷重は、回転軸50、転がり軸
受51.51及び回転部Aを介して主軸によって支承さ
れる。
高速回転する工具Tにより切削(研削)加工が行われる
のであるが、その際、切削(研削)冷却剤がジャケット
溝31から通孔37を通して噴出口36に向って送られ
、そこから加工箇所に噴射される。
そうして、加工中の切削(研削)冷却剤飛沫の遊星増速
機構内蔵工具アダプタ内部への浸入は、低速回転中には
、V字型シール19.20及びV字型シール21により
阻止され、高速回転中には、摩擦熱を防止するべく各V
字型シールのリップ19a、 20a。
21aが遠心力で撓み、密接点から離れるが、ラビリン
スシール部35.18.53により阻止される。
〔発明の効果] この発明の遊星増速機構内蔵工具アダプタにおいては、
相互に回転自在の二重回転構造となっている固定部・回
転部・工具取付部相互間の支承軸受の軌道輪が締まり嵌
めをもって嵌着されているので、回転荷重による転り軸
受の接触域の摩耗が防止され、又、遊星ローラと固定輪
との適正な組み付は状態が得られるので、遊星ローラ増
速機構の剛性の向上と共に遊星ローラと固定輪の転動面
との間の偏摩耗や潤滑油切れによる焼付きの発生もない
。従って、工具アダプタの高速軸の剛性向上及び高精度
の回転が得られることとなり、高精度の切削(研削)加
工を行い得る。
更に、固定部・回転部・工具取付部相互間の支承軸受を
少なくとも転動体がセラミック製である転がり軸受にす
ることにより、軸受軌道輪を締まり嵌めをもって嵌着し
ても、高速回転時(di N値15〜20X10’)で
の転動体の損傷を回避し得るので、上記の発明の効果が
長期に亘り維持される。
又、セラミック転がり軸受の適用により、冷却剤がアダ
プタ内部に浸入した際に、冷却剤によつて軸受潤滑油が
飛散し、潤滑油切れを引き起した場合にも、軸受が破損
する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例における遊星増速機構内蔵
工具アダプタの部分断面正面図、第2図は、第1図の■
−■線における断面概略図、 第3図は、この発明の実施例における遊星増速機構内蔵
工具の駆動ピン及び遊星ローラ挿着孔の斜視図、 第4図は、この発明の実施例における遊星増速機構内蔵
工具アダプタの駆動ピン及び遊星ローラの挿着状態の説
明図、 第5図は、この発明の実施例における遊星増速機構内蔵
工具アダプタの櫛形スペーサの斜視図、第6図は、この
発明の実施例における遊星増速機構内蔵工具アダプタの
駆動ピン及び遊星ローラの挿着位置決め手段の説明図、 第7図は、この発明の実施例における遊星増速機構内蔵
工具アダプタに取付けられるソケットの部分断面図であ
る。 1:中空軸部     2ニストレードシャンク3:回
り止め用平面部 4:中心穴 5:挿着孔6a、6b:
取付溝 7:遊星ローラ  8:駆動ピン8a、8b:
細首  8c:係合溝 9:針状ころ軸受10.11,
51:転がり軸受   12:櫛形スペーサ+2a:環
状部 12b:櫛目間隙 12c:段部 13:鋼球1
4a:Oリング  14b:ゴム球 17:キャップ状部材  19,20,21:V字形シ
ール18.35,53:ラビリンスシール部19a、 
20a、 21a:接触リップ 30:中空ハウジング
31:ジャケット溝     32:輪状固定軌道面3
3、34二突縁部 36:噴出口 37:通孔38:ジ
ャケットカバー   40:回止め装置41;ブラケッ
ト  42:案内スリーブ43.46:圧縮ばね 44
:回止めピン 45:係合爪腕47:調整スリーブ 5
0:回転軸 52:太陽ローラ部A:回転部    B
:固定部  C:工具取付部S:ソケット 61:ソケ
ット部 62:溝付き鍔部63:テーパシャンク 64:中心穴 65:ねじ孔 66:止めねじ67:環状溝 68:キー溝 69:ねじ穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)工作機械の固定側に係合離脱自在に結合される中
    空ハウジングである固定部と、中心穴が形成された前半
    部分が中空ハウジング内に挿通され、軌道輪が締まり嵌
    めをもって嵌着されている転がり軸受をもつて回転自在
    に支承され、且つ後半部分が工作機械の主軸に装着され
    る回転部と、回転部の中心穴内に挿通され、軌道輪が締
    まり嵌めをもつて嵌着されている転がり軸受をもって回
    転自在に支承され、且つ回転部に遊星増速機構を介して
    接続され、先端部分に工具を取付ける工具取付部とから
    構成されている遊星増速機構内蔵工具アダプタ
  2. (2)転がり軸受は、少なくも転動体がセラミックであ
    る請求項(1)に記載の遊星増速機構内蔵工具アダプタ
JP1196517A 1989-02-10 1989-07-31 遊星増速機構内蔵工具アダプタ Pending JPH0360944A (ja)

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US07/472,373 US5033921A (en) 1989-02-10 1990-02-01 Traction drive tool adapter
DE69011887T DE69011887T2 (de) 1989-02-10 1990-02-09 Spindelvorsatzgetriebe.
KR1019900001575A KR930007538B1 (ko) 1989-02-10 1990-02-09 유성증속기구(遊星增速機構)를 내장한 공구어댑터(工具Adapter)
EP90301423A EP0382571B1 (en) 1989-02-10 1990-02-09 Tool Adapter

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013136956A1 (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 Ntn株式会社 チェーンガイドおよびチェーン伝動装置

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