JPH03604A - 袋物等の包装物の箱詰方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はＡ式段ボール箱等の上方開放型ケースにスパゲ
ツティ−などを充填した包装物を、自動的に整列段積み
するようにした袋物等の包装物の箱詰方法及びその装置
に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、一般に用いられている段ボール箱の箱体（ケース
）に対する多数個の包装物を自動的に段積みしながら詰
込む箱詰方法としては、例えば−枚の展開段ボール箱の
中央位置に、別途位置にて適宜個数重ねる集積工程を経
た包装物群を載置し、該包装物群の四方周囲から段ボー
ル等の箱地を順次折曲げ箱組立てをして行き、実質的な
箱詰めとした所謂ラップランドと呼ばれる箱詰めが知ら
れている。しかし、この箱詰方法ではホッパーの揃え手
段となる集積装置部と箱組立の折曲げ手段となる箱詰装
置油との組合せとなるため、必然的に装置の大型化が余
儀無くされ、スペースのない場所での設置は出来ない。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、包装物がスパゲツティ−等の食品を詰めた偏平
の袋物であった場合、段積みをもって搬入する箱詰めに
おいては、不安定で重ね型崩れを招く関係上、自動詰込
みが出来ず、空箱に対し作業員が複数個の袋物をいちい
ち掴んで順次詰めて行く程度で、旧態然の手作業箱詰め
を行っている。このため、非能率的な箱詰作業となって
いる。また、自動化の箱詰作業を取っても、今までは集
積手段と詰込手段を別個繰出して使用するため、繁雑な
工程を経ねばならず、この点から非能率的である。

本発明は上記実情に鑑み、袋物を落下させる箱体内に段
積み用プレートと崩れ防止用プレートを適宜繰出して規
制し集積と詰めの工程を一挙に果たす繰出とし、前記課
題を解決する如くした袋物等の包装物の箱詰方法及びそ
の装置を提供することを目的としたものである。

く課題を解決するための手段〉 本発明の一つは、箱体が所定の詰込み位置に来たとき、
横方向のワークコンベヤ側からワーク案内杆を突出する
と共に、上方から段積み用プレートを箱体下方に降下さ
せ詰込み間隙を形成し、該詰込み間隙にワークコンベヤ
から繰出される装物を落下詰込みをし、所定個数の段積
みの後、この包装物群を上方から降下する崩れ防止用プ
レートで積み整えをし乍ら箱体と一緒に所定ピッチ分前
進させ、該崩れ防止用プレートと不動待機の前記段積み
用プレート間の詰込み間隙に後続の包装物を段積みし、
この段積み用プレートと崩れ防止用プレートの昇降で所
定列分整列段積みするようにした箱詰方法であり、もう
一つの発明は、前記方法の発明の実施に直接使用する装
置の発明であって、搬送路の箱詰込み部の両側に箱体間
歇送り用挟接ベルトを配設すると共に、この上部片側に
直交して装物供給のワークコンベヤを設置し、該ワーク
コンベヤの側部に箱体位置に臨むワーク案内杆を繰出し
自在とするワーク案内装置を設け、且つ、前記箱詰込み
部の上部機枠手前位置に外フラップ拡げ用回動爪を設け
、箱詰込み部の上部機枠に、前記ワーク案内杆の繰出し
線上にあって箱体底部まで繰出し自在の段積み用プレー
トを垂直配設したシリンダー繰出体と、前記段積み用プ
レートと並設となる同繰出し自在の段積み崩れ防止用プ
レートを垂直配設したシリンダー繰出体を、箱体の移動
方向に可動自在に設置してなるものである。

く作用〉 上記のような繰出のため、搬送路を移送された空箱体が
詰込み位置の前段となる待機位置にきたとき、箱体の起
立フラップより外れた箇所の回動爪が回動し片側の外フ
ラツプを水平に折曲げ、この後詰込み位置に進む。空箱
体が詰込み位置に来ると、この第１段（１列Ｅｌ　）の
詰め部端の上方からシリンダーの作動で段積み用プレー
トが降下し底部近傍まで達すると共に、横方向のワーク
コンベヤ側からワーク案内杆が水平突出し、該ワークコ
ンベヤ上を給送される包装物がワーク案内杆に沿って排
用され箱体に順次落下し所定個数が段積みされる。この
後、この箱体を挟接ベルトの回動で次列詰め幅となる１
ピツチ前進させると共に、この時、予め上方からシリン
ダーの作動で崩れ防止用プレートを降下させ前記段積み
の包装物を少し前方に押して段積みの包装物を整え、該
崩れ防止用プレートを箱体と一緒に前進じ、これに伴い
崩れ防止用プレートと不動待機の前記段積み用プレート
間に次列の詰込み間隙を形成し、この詰込み間隙に後続
の包装物をワークコンベヤから落下し段積みされる。以
下、前記同様に段積み用プレートと崩れ防止用プレート
の所定昇降、前進動作をもって箱体に所定列の段積みを
行なうものである。箱詰め完了後は、前記両プレートと
ワーク案内杆を後退させてから箱体を繰出すものである
。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、次
の通りである。

１は後方に段ボールの箱組立装Ｗ１（図示せず）を設置
するローラコンベヤ２より繰出の箱体用搬送路で、該搬
送路１の前方となる箱体詰込み部３の両側には、モータ
４よりクラッチブレーキ５を介して間歇回転する箱体間
歇送り用挟接ベルト６を起立配設している。７は箱体詰
込み部３の前段（進行方向手前側）となる待機位置３ａ
の機枠８の上部にあって、箱体通過検知手段９に連絡す
る常時は箱体の起立フラップに触れない位置に配設した
外フラップ拡げ用回動爪である。１０は前記回動爪７の
回動側となる箱体詰込み部３の片側に設けた固定フラッ
プ押え杆、１１は箱体詰込み部３の詰込み位置３ｂの横
側部に直交配設したワークコンベヤで、該ワークコンベ
ヤ１１の先端部の片側には、前記詰込み位置３ｂに移送
される箱体Ａの上方に繰出すワーク案内杆１２をエアー
シリンダー１３に取付けて形成のワーク案内装置１４を
設ける。

１５はワークコンベヤ１１の側部に設置したエンコーダ
型の包装物検出器。１６は箱体詰込み部３の機枠８の上
部に設置した段積み手段で、該段積み手段１６はシリン
ダー繰出体となる垂直のエアーシリンダー１７のロッド
部１７ａを、該シリンダー１７に平行せる摺動自在の支
持軸１９端の基盤２０に接続し、該基盤２０に段積み用
プレート２１を取付けた繰出となっている。

２２は前記同様機枠８の上端に設置した崩れ防止手段で
、該崩れ防止手段２２は箱体移送方向に平行の水平案内
軸２３に軸承し、固定の、サーボモータを備えた電動シ
リンダー２４で前後動する可動盤２５に、シリンダー繰
出体となる垂直のエアーシリンダー２６を固定すると共
に、このロッド部２６ａを該シリンダー２６に平行せる
摺動自在の支持軸２７端の基盤２８に接続し、該基盤２
８に左右一対となる崩れ防止用プレート２９を取付けた
繰出である。この場合、左右の崩れ防止用プレート２９
間に前記段積み用プレート２１が臨む繰出で、−線上と
なっても双方は接衝しない。

次にこの作用を説明すると、図示における箱体Ａに対す
るバラ物を充填した袋物Ｂ（包装物）の詰込みは、５段
、３列詰めを示す。先ず、所定の製箱工程を経て組立て
られたフラップを起立せる空箱体Ａがローラコンベヤ２
上を順次移送され、箱体詰込み部３の挟接ベルト６位置
に達すると、この両側の挟接ベルト６にて空箱体Ａを挾
持し箱詰め工程に応じて間歇的に前進させる。この状態
で、箱体Ａの内フラツプＡｂ（進行方向に直交のフラッ
プ）が待機位置３ａの上方に配する箱体通過検知手段９
の検知爪９ａを押上げれば、この検出信号に起因して外
フラップ拡げ用回動爪７がモータ３０の駆動で９０＠回
動し、起立せる片側の外フラツプＡａを外方に折曲しく
第６図参照）、この外フラツプＡａを移動に伴って固定
フラップ押え杆１゜の下面に繰込ませ折曲げ状態を保も
たせる。従って、前方の詰込み位置３ｂに移動した箱体
Ａの外フラツプＡａは、横側部に臨むワークコンベヤ１
１の先端下部に進入し袋物Ｂの落下に支障を来さない。

ここにおいて、箱体Ａが詰込み位置３ａの第１列詰込み
間隙を配した箇所で止まると、ワークコンベヤ１１のワ
ーク案内装置１４が作動し、シリンダー１３にてワーク
案内杆１２を箱体Ａの前記１列の詰め位置の上方まで水
平繰出し、袋物Ｂの排出落下を整列する。また、これと
同時に機枠８の上部に配設のシリンダー１７を作動させ
、これに連動の支持軸１９をもって段積み用プレート２
１を箱体Ａの底部近傍にまで降下させ、第１列の詰込み
間隙ａを形成する。この後、ワークコンベヤ１１上を移
送された袋物Ｂが箱体Ａの詰込み間隙ａに落下しく第７
図参照）、以下順次袋物Ｂを所定個数まで段積みする（
図示にあって５個）。

このように、所定個数が詰まったことを、前記ワークコ
ンベヤ１１部の包装物検出器１５で検出し、この信号に
起因して挟接ベルト６は、このクラッチブレーキ５を介
してモータ４の回転を受けて回動し、箱体Ａを段積み幅
となる１ピッチ分だけ前進させる。この場合、前記段積
み用プレート２１は後退せず不動待機としておき、且つ
、この時、予め別途シリンダー２６が作動し支持軸２７
をもって崩れ防止用プレート２９を、段積みされた袋物
Ｂの端部にあって箱体Ａの底部まで降下させると共に、
該プレート２９を、水平案内軸２３側に設けたシリンダ
ー２４の作動で進行方向に−Ｕ微小距離ｇ′だけ移動し
て押し段積みを整えた後、更にシリンダー２４の繰出し
で箱体Ａの前進に追従し１ピッチｇ分だけ前方に移動し
、段積みの袋物Ｂの崩れを防止しく第１０図Ａ、Ｂ、Ｃ
参照）、移動した該崩れ防止用プレート２９と前記不動
の段積み用プレート２１間に次列の詰込み間隙すを形成
する。

然る後、この箱体Ａの詰込み間隙す内に、前記ワークコ
ンベヤ１１上を移送された後続の袋物Ｂが落下して段積
みがなされる。

この２列目の段積みが完了した時、崩れ防止用プレート
２９は予め一旦後退（上昇）しておき、この段積みの袋
体Ｂの側部を前記同様に再度降下して押し段積みを整え
る。このように、崩れ防止用プレート２９の再度の降下
で、該プレート２９と箱体後部壁面との間に３列目の詰
込み間隙Ｃが形成される。但し、この最後の段積みにあ
っては段積み用プレート２１は前記箱体後部壁面が積み
枠となるために上昇待機のままでよい。

上記のような工程で箱体Ａに袋物Ｂを所定段。

列数の詰込みが完了すると（前記包装物検出器１５の発
する信号に起因して）、箱体Ａ側に突出していたワーク
案内杆１２はワークコンベヤ１１側に後退し、崩れ防止
用プレートを上方に後退し、この後箱体Ａは挟接ベルト
６が回動し搬送路１を前進し閉蓋工程に向かうと共に、
後続の空箱体Ａが待機位置３ａより詰込み位置３ｂに繰
出されるものとなる。以下、前記詰込み工程を適宜繰返
すものである。

〈発明の効果〉 上述のように本発明の袋物等の箱詰方法及びその装置は
、空箱体内に段積み用プレートと崩れ防止用プレート及
びワーク案内杆を、該箱体の所定移動に応じて適宜降下
及び水平突出する繰出としたため、横配置のワークコン
ベヤより落下する袋体の落下姿勢をワーク案内杆で規制
し、箱体の底部まで降下する段積み用プレートの案内と
相俟つ確実な段積みができる。しかも、所定段積み後、
この段積み袋物の側部を、別途降下する崩れ防止用プレ
ートで一旦押し段積みを整えて箱体の前進ピッチに応じ
前進すため、該袋物は崩れることもない移動を得る。次
列の段積み工程は、前進した崩れ防止用プレートと前記
不動待機の段積み用プレート間に形成される間隙に後続
の袋物を落下させるようにするため、確実な段積みがで
きる。即ち、従来の段積め方法のような集積手段と段積
み手段となる別途の工程を経ることがなく、一箇所にお
いて前記工程を行い得るため、装置全体がコンパクトに
でき、狭い作業所にあっても設置できる。また、この各
プレート及びワーク案内杆はシリンダーで繰出し自在と
したため、瞬時の動作を得、高速詰込みに対処でき、且
つ各動作はサーボモータとエンコーダの組合わせる制御
機構をもって行なうため、誤動作を招くこともない等の
効果を奏する。なお、上記説明にあっては包装物を袋物
について述べたが、包装物は箱体でも同様である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は斜面図、
第２図は平面図、第３図は要部の側面図、第４図は段積
み手段の斜面図、第５図は崩れ防［ト手段の斜面図、第
６図は外フラツプ折曲げの説明図、第７図は１列目の段
積み説明図、第８図は同段積み袋物の整え及び２列口詰
込み間隙形成の説明図、第９図は同２列目段積みの説明
図、第１０図Ａ、Ｂ、Ｃは崩れ防止用プレートの動作説
明図である。 １・・・搬送路、３・・・箱体詰込み部、６・・・箱体
間歇送り用挟接ベルト、７・・・外フラップ拡げ用回動
爪、１０・・・固定フラップ押え杆、１２・・・ワーク
案内杆、１３・・・シリ、ンダー　１５・・・包装物検
出器、１７・・・シリンダー　２１・・・段積み用プレ
ート、２４・・・電動シリンダー　２６・・・シリンダ
２９・・・崩れ防止用プレート、ａ、ｂ、ｃ・・・詰込
み間隙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、箱体が所定の詰込み位置に来たとき、横方向のワー
   クコンベヤ側からワーク案内杆を突出すると共に、上方
   から段積み用プレートを箱体下方に降下させ詰込み間隙
   を形成し、該詰込み間隙にワークコンベヤから繰出され
   る包装物を落下詰込みをし、所定個数の段積みの後、こ
   の包装物群を上方から降下する崩れ防止用プレートで積
   み整えをし乍ら箱体と一緒に所定ピッチ分前進させ、該
   崩れ防止用プレートと不動待機の前記段積み用プレート
   間の詰込み間隙に後続の包装物を段積みし、この段積み
   用プレートと崩れ防止用プレートの昇降で所定列分の整
   列段積みすることを特徴とする袋物等の包装物の箱詰方
   法。 ２、搬送路の箱詰込み部の両側に箱体間歇送り用挟接ベ
   ルトを配設すると共に、この上部片側に直交して包装物
   供給のワークコンベヤを設置し、該ワークコンベヤの側
   部に箱体位置に臨むワーク案内杆を繰出し自在とするワ
   ーク案内装置を設け、且つ、前記箱詰込み部の上部機枠
   手前位置に外フラップ拡げ用回動爪を設け、箱詰込み部
   の上部機枠に、前記ワーク案内杆の繰出し線上にあって
   箱体底部まで繰出し自在の段積み用プレートを垂直配設
   したシリンダー繰出体と、前記段積み用プレートと並設
   となる同繰出し自在の段積み崩れ防止用プレートを垂直
   配設したシリンダー繰出体を、箱体の移動方向に可動自
   在に設置したことを特徴とする袋物等の包装物の箱詰装
   置。