JPH0359744B2 - - Google Patents
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- JPH0359744B2 JPH0359744B2 JP60101052A JP10105285A JPH0359744B2 JP H0359744 B2 JPH0359744 B2 JP H0359744B2 JP 60101052 A JP60101052 A JP 60101052A JP 10105285 A JP10105285 A JP 10105285A JP H0359744 B2 JPH0359744 B2 JP H0359744B2
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は無機質繊維製品への表皮材の接着方法
及びホツトメルト型接着剤のスプレー装置に係
り、特にホツトメルト型接着剤を用いて無機質繊
維製品に表皮材を貼り合わせる方法において、ホ
ツトメルト型接着剤を安定してスプレーすること
により、容易かつ効率的に無機質繊維製品への表
皮材の接着を行なうことができる方法とそのため
の装置に関する。
及びホツトメルト型接着剤のスプレー装置に係
り、特にホツトメルト型接着剤を用いて無機質繊
維製品に表皮材を貼り合わせる方法において、ホ
ツトメルト型接着剤を安定してスプレーすること
により、容易かつ効率的に無機質繊維製品への表
皮材の接着を行なうことができる方法とそのため
の装置に関する。
[従来の技術]
熱可塑性樹脂を主成分とするホツトメルト型接
着剤は、これを対象物にスプレーして付着するに
際し有機溶剤を必要としないので、作業環境の保
全等の点において好適である。しかしながら、ホ
ツトメルト型接着剤を安定してスプレーするため
の方法や条件が十分には解明されておらず、従
来、ホツトメルト型接着剤を安定してスプレーす
ることは困難であつた。
着剤は、これを対象物にスプレーして付着するに
際し有機溶剤を必要としないので、作業環境の保
全等の点において好適である。しかしながら、ホ
ツトメルト型接着剤を安定してスプレーするため
の方法や条件が十分には解明されておらず、従
来、ホツトメルト型接着剤を安定してスプレーす
ることは困難であつた。
例えば特公昭56−5389にはホツトメルト型接着
剤を用いた断熱材の製造方法が記載されている
が、この方法はホツトメルト型接着剤を繊維飛散
防止のために用いるものであり、スプレー方法や
装置については記載していない。また実開昭58−
136332には、表皮材をホツトメルト型接着剤でグ
ラスウールマツトに接着したものが記載されてい
るが、ホツトメルト型接着剤のスプレー方法や装
置そのものについてはやはり記載されていない。
剤を用いた断熱材の製造方法が記載されている
が、この方法はホツトメルト型接着剤を繊維飛散
防止のために用いるものであり、スプレー方法や
装置については記載していない。また実開昭58−
136332には、表皮材をホツトメルト型接着剤でグ
ラスウールマツトに接着したものが記載されてい
るが、ホツトメルト型接着剤のスプレー方法や装
置そのものについてはやはり記載されていない。
[発明が解決しようとする問題点]
このように、従来、ホツトメルト型接着剤を安
定してスプレーする方法及び装置については十分
な開発がなされておらず、対象物の所定の広さの
ところへ均一にスプレーすることはできなかつ
た。また、ホツトメルト型接着剤の十分な粘着性
を発揮させることができず、接着層の接着力も低
いものとなり易かつた。
定してスプレーする方法及び装置については十分
な開発がなされておらず、対象物の所定の広さの
ところへ均一にスプレーすることはできなかつ
た。また、ホツトメルト型接着剤の十分な粘着性
を発揮させることができず、接着層の接着力も低
いものとなり易かつた。
このため、従来において、常温では固体のホツ
トメルト型接着剤を用いて無機質繊維製品に表皮
材を接着することは、容易ではなかつた。
トメルト型接着剤を用いて無機質繊維製品に表皮
材を接着することは、容易ではなかつた。
[問題点を解決するための手段]
本発明の無機質繊維製品への表皮材の接着方法
は、無機質繊維製品の表面に、常温で固体のホツ
トメルト型接着剤を用いて表皮材を接着する方法
において、ホツトメルト型接着剤を加熱溶融して
スプレーノズルに導入し、圧搾空気によつて該ノ
ズルから無機質繊維製品へ向けてスプレーした
後、表皮材を貼り合わせる方法であつて、圧搾空
気の温度を170℃以上とし、且つ圧搾空気とミキ
シングした際のホツトメルト型接着剤の温度を
180℃以下とする無機質繊維製品への表皮材の接
着方法を特徴とする。
は、無機質繊維製品の表面に、常温で固体のホツ
トメルト型接着剤を用いて表皮材を接着する方法
において、ホツトメルト型接着剤を加熱溶融して
スプレーノズルに導入し、圧搾空気によつて該ノ
ズルから無機質繊維製品へ向けてスプレーした
後、表皮材を貼り合わせる方法であつて、圧搾空
気の温度を170℃以上とし、且つ圧搾空気とミキ
シングした際のホツトメルト型接着剤の温度を
180℃以下とする無機質繊維製品への表皮材の接
着方法を特徴とする。
本発明のホツトメルト型接着剤のスプレー装置
は、溶融したホツトメルト型接着剤を無機質繊維
製品にスプレーするためのスプレーノズルと、該
スプレーノズルにスプレー用の圧搾空気を供給す
る手段と、常温で固体のホツトメルト型接着剤を
加熱溶融する手段と、該加熱溶融手段に圧送用の
圧搾空気を導入して前記スプレーノズルへ溶融状
態のホツトメルト型接着剤を圧送する手段と、前
記スプレーノズルへ供給されるスプレー用圧搾空
気を170℃以上の温度に加熱する加熱手段と、を
備えてなるホツトメルト型接着剤のスプレー装置
を特徴とする。
は、溶融したホツトメルト型接着剤を無機質繊維
製品にスプレーするためのスプレーノズルと、該
スプレーノズルにスプレー用の圧搾空気を供給す
る手段と、常温で固体のホツトメルト型接着剤を
加熱溶融する手段と、該加熱溶融手段に圧送用の
圧搾空気を導入して前記スプレーノズルへ溶融状
態のホツトメルト型接着剤を圧送する手段と、前
記スプレーノズルへ供給されるスプレー用圧搾空
気を170℃以上の温度に加熱する加熱手段と、を
備えてなるホツトメルト型接着剤のスプレー装置
を特徴とする。
[作用]
本発明において、常温で固体のホツトメルト型
接着剤が、所定温度に加熱された圧搾空気によつ
て、所定の温度の溶融状態にてスプレーノズルか
らスプレーされるので、ホツトメルト型接着剤を
スプレーに好適な粘性領域に維持することがで
き、安定したスプレーを行うことが可能とされ
る。
接着剤が、所定温度に加熱された圧搾空気によつ
て、所定の温度の溶融状態にてスプレーノズルか
らスプレーされるので、ホツトメルト型接着剤を
スプレーに好適な粘性領域に維持することがで
き、安定したスプレーを行うことが可能とされ
る。
また、本発明においては、このホツトメルト型
接着剤の無機質繊維製品に付着した状態における
粘性も調節することができ、その接着力を十分な
ものとすることも可能とされている。
接着剤の無機質繊維製品に付着した状態における
粘性も調節することができ、その接着力を十分な
ものとすることも可能とされている。
しかも、本発明においては、ホツトメルト型接
着剤を表皮材ではなく、無機質繊維製品にスプレ
ーするため、表皮材の接着を強固にすることがで
きる。即ち、無機質繊維製品にスプレーすると、
無機質繊維製品の内部の繊維にまでホツトメルト
型接着剤が浸透し、繊維間に形成されたホツトメ
ルト型接着剤の浸透層が接着層となるため、極め
て高い接着力を得ることができる。
着剤を表皮材ではなく、無機質繊維製品にスプレ
ーするため、表皮材の接着を強固にすることがで
きる。即ち、無機質繊維製品にスプレーすると、
無機質繊維製品の内部の繊維にまでホツトメルト
型接着剤が浸透し、繊維間に形成されたホツトメ
ルト型接着剤の浸透層が接着層となるため、極め
て高い接着力を得ることができる。
また、表皮材としては通常熱可塑性フイルムが
用いられるが、このフイルムの耐熱性は十分でな
いため、加熱したホツトメルト型接着剤が直接付
着すると熱で穴が明いたりする場合がある。この
ような点からも、無機質繊維製品にホツトメルト
型接着剤をスプレーすることにより、表皮材の損
傷を防止して、良好な接着を行なうことが可能と
される。
用いられるが、このフイルムの耐熱性は十分でな
いため、加熱したホツトメルト型接着剤が直接付
着すると熱で穴が明いたりする場合がある。この
ような点からも、無機質繊維製品にホツトメルト
型接着剤をスプレーすることにより、表皮材の損
傷を防止して、良好な接着を行なうことが可能と
される。
しかして、このような本発明の無機質繊維製品
への表皮材の接着方法は、本発明のホツトメルト
型接着剤のスプレー装置を用いることにより、容
易に実施することができる。
への表皮材の接着方法は、本発明のホツトメルト
型接着剤のスプレー装置を用いることにより、容
易に実施することができる。
[実施例]
以下図面に示す実施例装置を照しながら本発明
について更に詳細に説明する。
について更に詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例に係るホツトメルト型
接着剤のスプレー装置の構成系統図である。この
装置は、ホツトメルト型接着剤の加熱溶融手段と
してのホツトメルトアプリケータ1のほか、二流
体ノズル等のスプレーノズル2(ノズル2aとブ
ロツク2bとから成る。)、このスプレーノズル2
へ溶融状態のホツトメルト型接着剤を供給するた
めの手段としてのホース3及びガン4、スプレー
ノズル2へ圧搾空気を供給すべく、圧搾空気源
(図示せず)とスプレーノズル2とを接続する配
管5及びフレキシブルホース6、配管5とフレキ
シブルホース6との中継地点に設けられた圧搾空
気加熱手段としてのサーキユレーシヨンヒータ
7、圧搾空気を図示せぬ圧搾空気源からホツトメ
ルトアプリケータ1及びガン4に供給するための
配管8,9を有して構成されている。なお図中1
0及び11は配管8,9の途中に設けられた圧力
計である。また6aは空気流量調節弁である。ま
た、サーキユレーシヨンヒータ7の他に、通電発
熱するヒータ12や断熱用アスベストリボン(図
示せず)をフレキシブルホース6に巻き付けて設
けてある。
接着剤のスプレー装置の構成系統図である。この
装置は、ホツトメルト型接着剤の加熱溶融手段と
してのホツトメルトアプリケータ1のほか、二流
体ノズル等のスプレーノズル2(ノズル2aとブ
ロツク2bとから成る。)、このスプレーノズル2
へ溶融状態のホツトメルト型接着剤を供給するた
めの手段としてのホース3及びガン4、スプレー
ノズル2へ圧搾空気を供給すべく、圧搾空気源
(図示せず)とスプレーノズル2とを接続する配
管5及びフレキシブルホース6、配管5とフレキ
シブルホース6との中継地点に設けられた圧搾空
気加熱手段としてのサーキユレーシヨンヒータ
7、圧搾空気を図示せぬ圧搾空気源からホツトメ
ルトアプリケータ1及びガン4に供給するための
配管8,9を有して構成されている。なお図中1
0及び11は配管8,9の途中に設けられた圧力
計である。また6aは空気流量調節弁である。ま
た、サーキユレーシヨンヒータ7の他に、通電発
熱するヒータ12や断熱用アスベストリボン(図
示せず)をフレキシブルホース6に巻き付けて設
けてある。
このように構成されたホツトメルト型接着剤の
スプレー装置において、ホツトメルトアプリケー
タ1内において加熱溶融されたホツトメルト型接
着剤は、配管8から送られる圧搾空気によつて押
し出されホース3を介してガン4中に供給され
る。このガン4に導入された溶融状態のホツトメ
ルト型接着剤は、配管9を介してガン4に導入さ
れる圧搾空気の圧力によつてスプレーノズル2へ
供給される。一方、配管5からサーキユレーシヨ
ンヒータ7に導入され加熱された圧搾空気はフレ
キシブルホース6を通り、更にその途中において
ヒータ12によつて170℃以上に加熱されスプレ
ーノズル2に導入される。そして、ガン4からス
プレーノズル2内に導入された溶融状態のホツト
メルト型接着剤と共に該スプレーノズル2から噴
出される。なお、スプレーノズル2としてはノズ
ル内において空気と接着剤とをミキシングした
後、噴出する内部混合式のものや、吐出された接
着剤を空気流で飛散させる外部混合式のものなど
いずれの型式のものをも用い得る。
スプレー装置において、ホツトメルトアプリケー
タ1内において加熱溶融されたホツトメルト型接
着剤は、配管8から送られる圧搾空気によつて押
し出されホース3を介してガン4中に供給され
る。このガン4に導入された溶融状態のホツトメ
ルト型接着剤は、配管9を介してガン4に導入さ
れる圧搾空気の圧力によつてスプレーノズル2へ
供給される。一方、配管5からサーキユレーシヨ
ンヒータ7に導入され加熱された圧搾空気はフレ
キシブルホース6を通り、更にその途中において
ヒータ12によつて170℃以上に加熱されスプレ
ーノズル2に導入される。そして、ガン4からス
プレーノズル2内に導入された溶融状態のホツト
メルト型接着剤と共に該スプレーノズル2から噴
出される。なお、スプレーノズル2としてはノズ
ル内において空気と接着剤とをミキシングした
後、噴出する内部混合式のものや、吐出された接
着剤を空気流で飛散させる外部混合式のものなど
いずれの型式のものをも用い得る。
しかして、スプレーノズル2には、フレキシブ
ルホース6から導入される加熱された圧搾空気の
温度を検出するセンサ(図示せず)が設けられて
おり、このセンサの検出値はヒータ12の発熱量
を抑制するための制御器(図示せず)に入力さ
れ、スプレーノズル2に導入される圧搾空気温度
を所定のものに調節し得るように構成されてい
る。(もちろん、サーキユレーシヨンヒータ7で
の加熱程度を調節しても良い。) このように、本発明のスプレー装置において
は、溶融状態のホツトメルト型接着剤を、170℃
以上の温度に加熱された圧搾空気によつてスプレ
ーノズル2からスプレーすることができるので、
スプレー時のホツトメルト型接着剤の粘度を所望
のものとすることができ、無機質繊維製品に対し
て安定したスプレーを行うことが可能とされる。
更に、無機質繊維製品に付着された状態における
ホツトメルト型接着剤の粘度が接着に好適な粘度
となるようにスプレー時の圧搾空気温度を選定す
ることにより、接着剤の接着力も十分なものとす
ることができる。なお、ホツトメルト型接着剤の
組成、例えば粘着性付与樹脂の配合割合を調整す
ることにより、この接着力を一層高いものとする
ことができる。
ルホース6から導入される加熱された圧搾空気の
温度を検出するセンサ(図示せず)が設けられて
おり、このセンサの検出値はヒータ12の発熱量
を抑制するための制御器(図示せず)に入力さ
れ、スプレーノズル2に導入される圧搾空気温度
を所定のものに調節し得るように構成されてい
る。(もちろん、サーキユレーシヨンヒータ7で
の加熱程度を調節しても良い。) このように、本発明のスプレー装置において
は、溶融状態のホツトメルト型接着剤を、170℃
以上の温度に加熱された圧搾空気によつてスプレ
ーノズル2からスプレーすることができるので、
スプレー時のホツトメルト型接着剤の粘度を所望
のものとすることができ、無機質繊維製品に対し
て安定したスプレーを行うことが可能とされる。
更に、無機質繊維製品に付着された状態における
ホツトメルト型接着剤の粘度が接着に好適な粘度
となるようにスプレー時の圧搾空気温度を選定す
ることにより、接着剤の接着力も十分なものとす
ることができる。なお、ホツトメルト型接着剤の
組成、例えば粘着性付与樹脂の配合割合を調整す
ることにより、この接着力を一層高いものとする
ことができる。
本発明において、常温で固体のホツトメルト型
の接着剤としてはアタクテイツクポリプロピレン
(APP)、エチレンビニルアセテート(EVA)、あ
るいは酢酸ビニル等を主成分とし、これらに石油
系合成樹脂等の粘着性付与樹脂を添加したものな
どが好適である。またアスフアルトをも用い得
る。
の接着剤としてはアタクテイツクポリプロピレン
(APP)、エチレンビニルアセテート(EVA)、あ
るいは酢酸ビニル等を主成分とし、これらに石油
系合成樹脂等の粘着性付与樹脂を添加したものな
どが好適である。またアスフアルトをも用い得
る。
主成分としてAPP樹脂を用い、粘着性付与樹
脂として石油系合成樹脂を添加したホツトメルト
型接着剤の場合、例えば次のような粘度特性を有
するものが好適である。
脂として石油系合成樹脂を添加したホツトメルト
型接着剤の場合、例えば次のような粘度特性を有
するものが好適である。
140℃、1800〜2700cps
150℃、1300〜2000cps
160℃、1000〜1500cps
このようなものとしては、例えば株式会社松村
石油研究所からモレスコメルトS−151として発
売されているものなどが好適である。
石油研究所からモレスコメルトS−151として発
売されているものなどが好適である。
また、このようなAPP樹脂を主成分とするホ
ツトメルト型接着剤の場合、スプレーノズルに導
入する空気温度を175℃以上とすることにより、
適正なスプレー時の粘性を得ることができる。ま
た、ホツトメルト型接着剤の温度が180℃を超え
ると、APP樹脂の熱分解が生じ、発生した炭化
物がスプレーノズル等に付着しノズル詰りをおこ
す恐れがあるので、APP樹脂を主成分とするホ
ツトメルト型接着剤の場合、該樹脂の最高加熱温
度は180℃以下とする。
ツトメルト型接着剤の場合、スプレーノズルに導
入する空気温度を175℃以上とすることにより、
適正なスプレー時の粘性を得ることができる。ま
た、ホツトメルト型接着剤の温度が180℃を超え
ると、APP樹脂の熱分解が生じ、発生した炭化
物がスプレーノズル等に付着しノズル詰りをおこ
す恐れがあるので、APP樹脂を主成分とするホ
ツトメルト型接着剤の場合、該樹脂の最高加熱温
度は180℃以下とする。
次に第1図に示す装置を用いて行つたスプレー
試験結果を説明する。
試験結果を説明する。
ホツトメルトアプリケータ:ノードソン
(HM9型) ガ ン:ノードソン H20A ホース:ノードソン ブロツク:シンチユー加工品 ノズル:スプレーシステム ジヤパン(株)製 サーキユレーシヨンヒータ:石原ヒータ(株)
SACH325,2.5kw ホツトメルト型接着剤:松村石油S−151 圧搾空気圧力:4〜6Kg/cm2 ホツトメルト型接着剤の圧力:0.8〜1.5Kg/cm2 この条件でスプレーを行つたところ、次のこと
が認められた。
(HM9型) ガ ン:ノードソン H20A ホース:ノードソン ブロツク:シンチユー加工品 ノズル:スプレーシステム ジヤパン(株)製 サーキユレーシヨンヒータ:石原ヒータ(株)
SACH325,2.5kw ホツトメルト型接着剤:松村石油S−151 圧搾空気圧力:4〜6Kg/cm2 ホツトメルト型接着剤の圧力:0.8〜1.5Kg/cm2 この条件でスプレーを行つたところ、次のこと
が認められた。
ブロツクに導入する空気温度を175℃以上と
すると良好なスプレーが可能となる。
すると良好なスプレーが可能となる。
ブロツクの表面温度が170℃以下になるとス
プレーパターンが乱れる。
プレーパターンが乱れる。
ブロツク表面温度が150℃以下になると良好
なスプレーができないが、ホツトメルト型接着
剤の吐出量を2倍にしたところ、スプレーパタ
ーンが良好になる。
なスプレーができないが、ホツトメルト型接着
剤の吐出量を2倍にしたところ、スプレーパタ
ーンが良好になる。
ブロツクの表面温度が約175℃のとき、最も
良好なスプレーパターンを得ることができる。
良好なスプレーパターンを得ることができる。
スプレーノズル内のミキシング時のホツトメ
ルト型接着剤の加熱温度が180℃を超えると樹
脂内の熱分解が始まり、生じた炭化物によりノ
ズル詰りが起こり易くなる。
ルト型接着剤の加熱温度が180℃を超えると樹
脂内の熱分解が始まり、生じた炭化物によりノ
ズル詰りが起こり易くなる。
[発明の効果]
以上の通り、本発明の無機質繊維製品への表皮
材の接着方法によれば、無機質繊維製品にホツト
メルト型接着剤を用いて、表皮材を強固に接着す
ることが可能とされる。このため本発明によれ
ば、従来有機溶剤を用いていた無機質繊維製品へ
表皮材を接着する工程における有機溶剤の使用を
なくし、作業環境を良好なものとし得る。
材の接着方法によれば、無機質繊維製品にホツト
メルト型接着剤を用いて、表皮材を強固に接着す
ることが可能とされる。このため本発明によれ
ば、従来有機溶剤を用いていた無機質繊維製品へ
表皮材を接着する工程における有機溶剤の使用を
なくし、作業環境を良好なものとし得る。
また、本発明のホツトメルト型接着剤のスプレ
ー装置によれば、ホツトメルト型接着剤を安定し
てスプレーすることができる。また、スプレーさ
れたホツトメルト型接着剤の接着力をも十分なも
のとし得る。
ー装置によれば、ホツトメルト型接着剤を安定し
てスプレーすることができる。また、スプレーさ
れたホツトメルト型接着剤の接着力をも十分なも
のとし得る。
第1図は本発明の実施例装置の構成系統図であ
る。 1……ホツトメルトアプリケータ、2……スプ
レーノズル、3……ホース、4……ガン、6……
フレキシブルホース、7……サーキユレーシヨン
ヒータ。
る。 1……ホツトメルトアプリケータ、2……スプ
レーノズル、3……ホース、4……ガン、6……
フレキシブルホース、7……サーキユレーシヨン
ヒータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無機質繊維製品の表面に、常温で固体のホツ
トメルト型接着剤を用いて表皮材を接着する方法
において、ホツトメルト型接着剤を加熱溶融して
スプレーノズルに導入し、圧搾空気によつて該ノ
ズルから無機質繊維製品へ向けてスプレーした
後、表皮材を貼り合わせる方法であつて、圧搾空
気の温度を170℃以上とし、且つ圧搾空気とミキ
シングした際のホツトメルト型接着剤の温度を
180℃以下とする無機質繊維製品への表皮材の接
着方法。 2 ホツトメルト型接着剤は、アタクテイツクポ
リプロピレンを主成分とし、且つ粘着性付与樹脂
を含むものである特許請求の範囲第1項に記載の
無機質繊維製品への表皮材の接着方法。 3 溶融したホツトメルト型接着剤を無機質繊維
製品にスプレーするためのスプレーノズルと、該
スプレーノズルにスプレー用の圧搾空気を供給す
る手段と、常温で固体のホツトメルト型接着剤を
加熱溶融する手段と、該加熱溶融手段に圧送用の
圧搾空気を導入して前記スプレーノズルへ溶融状
態のホツトメルト型接着剤を圧送する手段と、前
記スプレーノズルへ供給されるスプレー用圧搾空
気を170℃以上の温度に加熱する加熱手段と、を
備えてなるホツトメルト型接着剤のスプレー装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105285A JPS61259776A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 無機質繊維製品への表皮材の接着方法及びホットメルト型接着剤のスプレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105285A JPS61259776A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 無機質繊維製品への表皮材の接着方法及びホットメルト型接着剤のスプレー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61259776A JPS61259776A (ja) | 1986-11-18 |
JPH0359744B2 true JPH0359744B2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=14290346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105285A Granted JPS61259776A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 無機質繊維製品への表皮材の接着方法及びホットメルト型接着剤のスプレー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61259776A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3821439C1 (ja) * | 1988-06-24 | 1989-01-19 | Wagner International Ag, Altstaetten, Ch | |
JP4911554B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2012-04-04 | 鹿島道路株式会社 | アスファルト系塗布材の吹付け装置 |
KR100787354B1 (ko) * | 2006-12-19 | 2007-12-18 | 윤복순 | 종이컵의 내피와 외피 접합부 풀 도포시스템 |
US9480996B2 (en) * | 2012-09-18 | 2016-11-01 | Ilinois Tool Works Inc. | Fluid dispensing system with nozzle heater |
WO2017223183A1 (en) * | 2016-06-21 | 2017-12-28 | H. B. Fuller Company | Method and system of applying adhesive |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298755A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-18 | Iwata Air Compressor Mfg | Hot air spray gun |
JPS52105947A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-06 | Toyota Motor Corp | Method of spraying highly viscous liquid and spray gun |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP10105285A patent/JPS61259776A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298755A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-18 | Iwata Air Compressor Mfg | Hot air spray gun |
JPS52105947A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-06 | Toyota Motor Corp | Method of spraying highly viscous liquid and spray gun |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61259776A (ja) | 1986-11-18 |
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