JPH0359520A - 液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示素子に係り、特に上側ガラス基板に接
着された上偏光板上に反射防止板を配置した液晶表示素
子に関する。

〔従来の技術〕

周知の如く、液晶表示素子は、上側ガラス基板及び下側
ガラス基板の外面に上偏光板及び下偏光板が接着されて
いる。また液晶表示素子表面の反射を防止するために、
無反射、ノングレア等の処理を施した反射防止板を上偏
光板上に配置している。

従来、一般に、反射防止板は上偏光板上に樹脂等の接着
剤により全面接着されている。しかし、この構造は接着
剤の硬化時の収縮によるストレスによって、液晶表示素
子のギヤングが変化し、色調変化をきたすという問題が
あった。

このような問題は、例えば実開昭６０−１６１３２５号
公報に示すように、反射防止板（保護板）の外周部のみ
を上側ガラス基板に接着剤で固定することにより解決さ
れる。即ち、反射防止板の外周部のみを上側ガラス基板
に接着剤で固定すると、全面接着の場合に比べ、接着剤
の収縮によるストレス発生が少なく、色むらを防止する
ことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、反射防止板を上偏光板に完全に密着さ
せることは困難であり、反射防止板と上偏光板間に空気
層ができるので、この空気層によ夕反射が生じ、表示品
質が低下するという問題があった。

本発明の目的は、空気層の反射を防止し、表示品質の向
上が図れる液晶表示素子を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、上偏光板と反射防止板間に
液体層を設けたものである。

〔作用〕

偏光板と反射板間に液体層を設けることにより、空気層
による反射が無くなる。この場合、液体層として、反射
防止板と同じかやや小さな屈折率の液体を注入すると、
屈折率の相違から起る反射が防止され、より効果的であ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。電極
面が対向して配置された上側ガラス基板１と下側ガラス
基板２とは、周囲がシール材３でシールされ、内部に液
晶４が封入されている。上側ガラス基板１上には上偏光
板５が接着され、この上偏光板５上に配置されたガラス
板又はプラスチック板よりなる反射防止板６は、外周部
のみが接着剤７を介して上側ガラス基板１に固定されて
いる。また上偏光板５と反射防止板６の隙間には液体が
注入されて液体層８が形成されている。

このように、偏光板５と反射防止板６間には液体層８を
設け、空気層が存在しないので、反射が無くたる。液体
層８を形成する液体としては、反射防止板６と同じかや
や小さに屈折率の液体を用いることにより、屈折率の相
違から起る反射を防止することができ、より好ましい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、偏光板と反射防止板間に液体層を設げ
てなるので、空気層による反射を防止することができ、
表示品質が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上側ガラス基板に接着された上偏光板上に反射防止
   板を配置した液晶表示素子において、前記反射防止板の
   外周部を上側ガラス基板に接着剤を介して固定し、前記
   上偏光板と前記反射防止板間に液体層を設けたことを特
   徴とする液晶表示素子。