JPH035930A - 光記録媒体の貼り合わせ装置 - Google Patents

光記録媒体の貼り合わせ装置

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JPH035930A
JPH035930A JP13738189A JP13738189A JPH035930A JP H035930 A JPH035930 A JP H035930A JP 13738189 A JP13738189 A JP 13738189A JP 13738189 A JP13738189 A JP 13738189A JP H035930 A JPH035930 A JP H035930A
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JP
Japan
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substrate
bonding
optical recording
pressing
plastic
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Pending
Application number
JP13738189A
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English (en)
Inventor
Eiichi Hashimoto
橋本 ひで一
Akio Kusuhara
楠原 章男
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は少なくとも一方に記録層を有する2枚のプラス
チック基板を記録層が内側になるように接着剤により密
着させて貼り合わせる貼りなせ構造の光記録媒体の貼り
合わせ装置に関する。
[従来の技術] 近年大glkメモリーの1つとして光ディスクの開発、
商品化が活発である。その中でも書き替え可能な光磁気
ディスクの実用化研究が精力的に行なわれている。
かかる光磁気ディスクの光磁気記録膜としては既に多く
の提案があるが代表的なものとしてはToFeCo、 
DyFaCo、 NdDyFeCo等の希土類金属と遷
移金属との非晶質合金膜が挙げられる。
ところで、前記光磁気配#A膜は大気に接したまま保存
されると、大気中の酸素や水により選択的に腐蝕あるい
は酸化されれてしまい、情報の記録。
再生が不可能となることが知られている。
そこで、一般には、前記光磁気記録Jlの表面に保護層
を設けたり、または媒体の記録層側へ透明プラスチック
基板を接着させる(片面記録媒#)とか、2つ媒体をそ
の記録層が対向するように接着させる(両面記録媒体)
ことにより耐久性向上を図ることが試みられている。
しかしながら保護層方式では、SiO、Singの如き
防湿性の無機保護層を設けた場合においても、均一で−
様なIli!膜が難しく、防湿性が充分な保護層は得ら
れず光磁気記録層の経時劣1ヒの改善は充分ではない。
また、常温硬化性VA脂による塗j疫保護層でも充分な
防湿性は得られず、現段階では前述した保護用の透明プ
ラスチック基板を接着させるか或いは2つの光磁気記録
媒体同志を接着させることにより、水分、酸素の記録層
への透過を防止することで、光磁気記録媒体の耐久性向
上を図る方式2所謂透明プラスチツク基板の貼り合わせ
構造の光記録媒体が実用面から注目されている。
しかし、実際には、プラスチック基板の貼り合わせ構造
の光記録媒体を得ようとする場合、次のような問題があ
る。
例えば、熱砂化型樹脂による接着の場合、加熱キュアに
長時間を要し、そのため基板である透明プラスチック自
体の熱変形(歪など)に加え、硬化樹脂の体積収縮に基
く詰合せ媒体の反り、さらには硬化樹脂の収縮が密着し
ている記録膜に歪を発生させ、クラックなどにつながる
等の問題点かあり、好ましくない。
又、紫外線硬化樹脂の場合、記録膜が紫外線を殆んど通
さないため両面記録膜媒体の貼り合わせには不適当であ
る。
以上の点から、両面記録膜媒体を含め貼り合わせ構造の
光記録媒体の接着には熱可塑性のホットメルト接着剤を
用いることが多い。
ところで、ホットメルト接着剤を用いて2枚のディスク
を貼り合わせる場合、従来は通常、150〜160℃の
融解槽から吐出した溶融ホットメルト接着剤をロールコ
ータ−等でディスク面に塗布するが、このようにすると
接着別層は急速に冷却され、粘着性も急激に低下する。
そしてこのような2枚のディスクを室温下で積層し貼り
合わせるのであるが、前述の粘着性の低下のため、接着
剤塗布後直ちに接着させる必要かあるばかりでなく、か
なりの圧力を加えて押圧接着させることが必要となり、
製造上の制約が大きい問題がある。
[発明の目的1 本発明はかかる現状に鑑みなされたもので、ホットメル
ト接着剤を用いて前述の接着性の低下も工程上の制約も
なく且つ生産性も良い貼り合わせ構造の光記録媒体の詰
り合わせ装置を目的としたものである。
[発明の構成及び作用] 上述の目的は以下の本発明により達成される。
すなわち、本発明は少なくとも一方が記録層を存する2
枚のディスク状のプラスチック基板を記録層が内側にな
る・ように接着剤により全面密着させて貼り合わせる光
記録媒体の貼り合わせ装置において、 ア、密閉できる貼り合わせ室と イ、貼り合わせ室内に設けられた少なくとも一方に接着
剤層を設けた2枚のプラスチック基板を同軸に所定の間
隔をあけて支持する基板支持手段と つ、基板支持手段に支持された前記2枚の1ラスチツク
基板を所定の圧力で押圧して貼り合わせる押圧手段と 工、基板支持手段に支持されて前記プラスチック基板の
少なくとも接着剤層を加熱する加熱手段と オ、貼り合わせ室内を排気して所定の真空にする排気手
段と からなり、前記2枚のプラスチック基板を貼り合わせる
前に少なくともその接着剤層を加熱し、かつその貼り合
わせを真空下でできるようにしたことを特徴とする光記
録媒体の貼り合わせ装置である。
前記構成より明らかな通り本発明は、2枚のプラスチッ
ク基板を同軸に所定間隔を隔てて支持する基板支持手段
で、接着剤層を中にして2枚のプラスチックを支持し、
この状態で加熱手段により該接着剤層を所定温度にして
従来例の温度低下による接着剤の接着力の低下を防止し
、工程制約をなくすと共に、排気手段で排気して真空下
で貼り合わせるようにして、接着剤層に混入した気泡の
早急な脱泡を可能とし月、つ貼り合わせ時の空気の抱き
込みも防止したもので、基板支持手段にプラスチック基
板をセットするのみで生産性良く接着力も充分で信顆性
の高い貼り合わせ構造の光記録媒体か製造できるもので
ある。
そして、貼り合わせ室を受部と押部に分割し、開閉可能
とすることにより、セット作業性の向上、更にはその自
動化も可能となり省力化面で大きな効果が得られると共
に貼り合わせ室もコンパクトになりユーティリティの節
約面でも効果が得られる。
又、基板支持手段は2枚のプラスチック基板を同軸で、
接着剤層が接しないように所定間隔を隔てて支持できる
ものであれば良いが実施例に示す弾性体拡張による把持
爪稈動方式の構成が貼り合わせ精度1セット作業性面で
潰れており、好ましい。
更に基板支持手段は保持した2枚のプラスチック基板を
一定速度で回転できるものが、接着剤の均−加熱面等か
ら好ましい。
なお、本発明は接着剤層にホラトメルミ−接着剤を用い
る光記録媒体に上述した点より好ましく適用できるが、
接着に際し加熱及び真空か効果的である接着剤例えば熱
硬化型接着剤にも適用できることは、その趣旨から明ら
かであるし、また両面粘着シートを用いた接着貼り合せ
にも応用できる。
又、本発明は2枚のプラスチック基板を貼り合わせた粘
り合わせ構造の光記録媒体量てに適用できることは、そ
の趣旨より明らかであり記録層の劣化が激しく貼り合わ
せ構造が効果的な前述の光磁気記録媒体に時に好ましく
適用できるが、その他、CD等に使われているビット記
録方式、相変化型記録方式、有機色素記録方式等公知の
光記録媒体に広く適用できるものである。
以下、本発明の詳細をホットメルト接着剤を用いた貼り
合わせ構造の光磁気記録媒体に適用した実施例に基いて
説明する。
第1図は上記実施例の全構成の説明図1第2図は、該実
施例の基板支持手段の詳細説明図、第3図は、該実施例
が適用される光磁気記録媒体の代表積層構成の説明図で
ある。
図において、10か後述の光磁気記録媒体70の2枚の
デイクス状の基板71.71’を収納して貼り合わせる
密閉可能な貼りなわせ室で、受部となる基板71、71
°を収納できる筒状空間を有する本体11と押部となる
これを密閉する閉鎖板12とに分割され、開閉手段20
により開閉できるようになっている。
開閉手段20は図示の通り据付台21と、図示省略した
架台により据付台21と平行に支持された天井台22と
、置台の間に所定間隔で平行に直立して設けられたカイ
トレール23と、閉鎖板12を支持してガイドレール2
3に案内されて本体11に対して前後動する移動台24
と、基板71.71°をセ・y卜する図示のセット位置
と閉鎖板12か貼り合わせ室10を密閉する閉鎖位置と
の間で移動板24を前後させる流体シリンダーからなる
開閉1(IKilJa25とからなり、閉鎖板12をセ
ット位置と閉鎖位置とで移動させて貼り合わせ室10を
開閉するようになっている。なお、ガイドレール23.
開閉駆動源25は閉鎖板12がスムーズに移動できるよ
うに複数個配置しである。
本体11は開閉手段20の天井台22の下面に取着され
、その筒状空間の天井部には、基板71,71°の貼り
合わせ時基板71′の全面を支持する平滑な表面の受台
Jff113が設けられている。受台座13の中心には
、後述の基板支持手段30の支持軸を受け入れる受入孔
t3aが設けられている。
一方閉鎖板12には、その中心部を貫通させて、基板7
1,71°をその接着剤層が接触しないように微小間隙
あけて支持する基板支持手段30及び基板支持手段30
に支持された基板71.71’を受台座13に押圧して
貼り合わせる押圧手段40が設けられている。
基板支持手段30は後述する押圧手段40の押圧台部4
1に第2図の詳細図に示すよう設けられている。
すなわち、押圧台部41の中心の貫通孔4tdに軸受3
1cを介して回転自在に支持軸31が設けられ、支持軸
31の先端に2枚の基板71 、71“を所定間隔で支
持できる所定長の軸方向のスリット32を円周方向に所
定数(本例では3個)等間隔で配設した筒状部33が設
けられている。
筒状部33の各スリット32には係止部34aに爪部3
4bを突設した把持面が筒状部33に平行な1′型鋼状
のチャック爪34がスリット32よりその爪部34bか
半径方向に自在に進退できるように収納され、又その係
止部34bを内側より押圧して3個のチャック爪34を
拡張できるようにシリコンゴム等からなる弾性袋35か
チャック爪34の1系止部34aの内側に配置されてい
る6弾性袋35には、支持軸31に設けた空気導入路3
1a及びその下端部に設けた回転継手36を介して圧空
か供給できるようになっている。又チック爪34の爪部
34bの下端には爪部34bか筒状部33内に引き込ま
れた時スリーブ37を係止するように突起34cか設け
られ、突起34cに係合して基板71を支持するスリー
ブ37がコイルバネ38を介して支持軸31の途中に設
けたフランジ部31bに収り付けられている。従ってチ
ャック爪34をその爪部34bが筒状部33内に引き込
んだセット位置まで押し込んでまず一枚目の基板71を
スリーブ37上にセットし、次いで二枚目の基板71゛
を筒状部33の一枚目の基板71と所定間隔あけた位置
まで挿入して保持し圧空を弾性+A35に供給すると、
チャック爪34がスリット32より突き出して二枚目の
基板71.71“を把持する0本例では弾性袋35でチ
ャック爪34を移動させるようにしているので把持がス
ムースにできると共に、後述の通り把持した状態で押圧
して貼り合わせることができ、二枚の基板71.71“
の貼り合わせ位置精度が良いという効果がある。
又押圧手段40は、以下の構成となっている。すなわち
、上述の基板支持手段30が設けられた押圧台部41.
具体的には基板?1,71°を受台厘13に押圧する平
滑平面の押圧台座41a、閉鎖板12の貫通孔を貫通ず
る連結部41b1該連結部41bを介して押圧台座41
aと一体化された押圧駆動板41cとからなる押圧白部
41と、押圧駆動板41cのガイドを兼ねて閉鎖板12
の貫通孔外側に所定間隔で平行に直立して設けられた支
柱42と、その先端に取着された押圧支持台43と、押
圧支持台43 Fに設けられた流体圧シリンダーよりな
る押圧駆動源44と、連結部41bの周囲に設けられた
閉鎖板12の貫通孔をシールする伸縮自在なベローシー
ル45とからなる。
従って閉鎖板12か閉鎖位置にある時押圧駆動源44を
動作さぜると押圧台座41aが前進し基板71°か受台
座13に達すると基板71°はチャック爪34の爪#3
4b上を滑り、押圧台M 41 bと支持軸31は更に
前進する。スリーブ37はコイルバネ38で支持されて
いるので押圧台座41aの台座面まで後退し、二枚の基
板7171’は押圧台座41aにより受台座13に押圧
され接着貼り合わせられる。このように本例によれば、
二枚の基板71 、71 ’は常に同軸状態を維持して
貼り合わされるので、前述の通り高精度の粘り合わせか
できる。
なお、支持軸31の後端は、カップリンタ39aを介し
てモーター39に連結され、所定速度でその先端部に保
持された基板71.71’を回転できるようになってい
る。この基板回転手段は接着剤層の加熱の均一化に利用
される。
ところで、本体11には、基板71 、71°の接着剤
層を加熱する加熱手段50と貼り合わせ室10を真空に
排気する排気手段60とが付設されている。
加熱手段50は公知の熱風循環方式で、ファン51と、
ヒーター52と、フィルター53とを送風ダクト54で
連結したもので、バイパスタクト55により所定温度に
維持し、必要時バルブ56の操作により貼り合わせ室1
0に熱風を供給できるようになっている。加熱手段50
は、貼り合わせ室10か外部で基板71.71’をセッ
トすることによりコンパクトとなっているので、加熱系
自体コンバクi−となり、図示の通り貼り合わせ室10
の上部に一体的に設置可能となり、装置全体が非常にコ
ンパクトとなっている。
又排気手段60も公知のもので、図示の通り、本体11
の排気口11aに排気ダクト61を連結し、真空ポンプ
62で排気するようにしたもので、バルブ63の操作に
より排気とリークを切り換えできるようになっている。
なお、上述の構成において、閉釧板12.支持軸41の
各シール部には詳細説明を省略したが当然ながら必要な
リングパツキン等のシール機構が採用されている0以上
の構成においてバルブ操作1本体開閉1光磁気記録媒木
の押圧等は当然のことながら操作パネルのスイッチ等に
より操作可能となっているが、かかる操作回路は、当業
者には自明であり、説明を省略する0次に、以上の構成
による光磁気記録媒体の貼り合わせ操作を説明する。
ところで本例で製作される光磁気記録媒体10の代表構
成としては、以下の第3図、第4図に示したものか挙け
られる。
第3図は、光m気記録層を設けた透明プラスチック基板
71と単なる透明プラスチック基板71°をホットメル
ト接着剤により貼り合わせた片面記録媒体の例であり、
光磁気記録層73にSin、 AIHなどの保護層74
を介してポットメルト接着剤N75により透明プラスチ
ック基板71゛が接着貼り合わせている。
第4図は、両面記録媒体の例であり、光磁気記録層73
及び73′上に各々前述と同様の保護層?4,74“が
形成された透明プラスチック基板71.71’が光磁気
記録pm73.73’を内側にしてホットメルト接着剤
75により接着貼り合されている。
尚、図において72,72°は2nS、 Si、 N 
、 。
Inz 03などの誘電体層である。
これらのホットメルト接着剤層75は、スパッタリング
等により得られた光磁気記録層?3(73°)または保
護層74(74“)の上にロールコート等により塗布す
ることで設けることかできる。塗布厚みは、5〜500
μm、好ましくは10〜100 μmである。
ホットメルト接着剤としては、アロンメルトPPFT−
XW−30(東亜合成化f工1社製) 、−r−バーグ
リップPS−450−50<エイ・シー・アイ・ジャパ
ン社製)、ニスタイン9145L (種水化学工業社製
)等の合成ゴムを主成分とする市販品を用いることがで
きる。
そして、上記光磁気記録媒体70は前記貼り合わせ装置
により以下のように貼り合わせて製作される。
すなわち、加熱手段50をバイパスダクト55のバルブ
56を開いて、貼り合わせ室10の前後のバルブ56を
閉じたバイパス運転により所定の温度になるように運転
する。
そして、操作パネル(図示省略)のりセットスイッチに
より開閉駆動源25をオフにして第1図に示すように閉
鎖板12を開いた基板セット位置にする。この状態で予
めロールコータ−等によりホ・yトメルト接着剤等を塗
布して接着剤層75を形成した前述の基板?1 、71
°を基板保持手段30に所定間隔あけてセットする。こ
のセット作業はチャ・ンク爪34の爪部34bを引っ込
めた状態で第1の基板71を接着剤層75が上側になる
ように支持軸31に挿入してスリーブ37上に載置し、
次いで、第2の基板71を接着剤層75が下側になるよ
うにして支持軸31に第1の基板71との間隔が所定の
微小間隔となる位置まで挿入し、チャックスイッチをオ
ンにして圧空を弾性袋35に供給することにより、両基
板7171°をチャック爪34で把持させることにより
行なう。
基板?1,71°の基板支持手段30へのセット終了後
開始スイッチをオンにすると開閉駆動′a25により移
動台24すなわち閉鎖板12を上昇して貼り合わせ室1
0を閉鎖密閉する。この動作により基板71.71’は
、貼り合わせ室10内へ収納される。
密閉がリミットスイッチ等の検出器で検出されると、バ
ルブ56により加熱手段50の熱風路がノ<イバスダク
ト56から貼り合わせ室10に連絡した送風ダクト54
に切り換えられると同時に基板回転手段のモーター39
を起動されて加熱1稈が開始する。
基板71,71“は所定速度で回転しつつ所定温度の熱
風で加熱されるので、その接着剤層75は所定温度に均
一に加熱される。
タイマー等により一定時間上述の加熱運転後、加熱運転
が終了しモーター39が停止し、加熱手段50はバイパ
スダクト56による運転となる。と同時に排気手段60
がバルブ63により真空側に切り換えられ、真空ポンプ
62が作動して排気が開始される。
そして貼り合わせ室10内の圧力が所定の真空圧以下に
なると真空スイッチ等の検出器で検出され、押圧手段4
0の押圧駆動源44が動作し、基板71.71’のプレ
ス動作が開始する。プレス動作は押圧駆動源44により
押圧台部41及び支持軸31が共に上昇することにより
行なわれる。すなわち、上側の基板11°が前記上昇に
より本体11の受台座13に達すると基板71゛はチャ
ック爪34上を滑る。支持軸31は受台座13の受入孔
13a内に挿入され更に上昇するので、基板71゛は下
側の基板71に接する。下側の基板71はコイルバネ3
8で支持されているので、2枚の基板71.71°は共
にチャック爪34上を滑り、遂には押圧台部41の押圧
台座41aにより受台座13に押圧され、接着貼り合わ
される。このように接着剤層75が一定温度に加熱され
、且つ真空下で貼り合わされるので前述の従来技術の如
く温度低下による接着力の低下もなく、且つ気泡の抱き
込みもない良好な接着力が生産性良く実現される。又貼
つきわせの都度加熱するので、接着剤層は温度低下等に
対する時間制約もなく、前もって予め形成しておけば良
く、従来技術のような工程制約もなく、き理的な生産プ
ロセスが実現される。
本発明の貼り自わせに際し、予め受台座13及び押圧台
部41を加熱しておき、押圧時に加熱基板面と接する面
との温度差による基板の変形(反りなど)を防止するこ
とも可能である。
また、基板71及び71゛ をセットする際に、71の
下側(押圧台部41の上側)及び71゛の上面に、発泡
体もしくはゴムなど弾性体を挿入しておき、押圧時の緩
衝効果(クツション作用)を期待することもできる。
タイマー等により一定時間前述の押圧動作がなされた後
、押圧駆動源44がオフとなり押圧台部41がセット位
置まで後退すると共に、排気手段60の真空ポンプ62
が停止し、バルブ63によりリーク側にダクト61が切
り換えられ、真空が破られる。タイマー等により一定時
間経過するとリーク終了となり、開閉手段20の開閉駆
動源25がオフとなり、閉鎖板12が基板セット位置ま
で加工する。そこで貼り合わされた基板?1,71°か
らなる光磁気記録媒体70を保持し、チャックスイッチ
をオフにして、弾性袋35の圧空を排気し、チャック爪
34により把持を解除し、支持軸31から光磁気記録媒
体70を収り出す、このようにして光記録媒体の貼り合
わせが行なわれる。
なお、上述の動作において、ホットメルト接着剤層75
の加熱温度は60〜140℃で行う、好ましくは、70
〜130°Cであり、特に好ましいのは80〜125℃
である。
温度が60″Cより低い場合、接着剤の粘着性が不足し
貼り合わせ時の接着か不充分となる。敢えて接着性向上
を図るために大きな圧力をかけて貼り合わせると機械的
変形や記録膜へのクラック発生を伴うので好ましくない
一方、140℃より高い温度の場合、ポリカーボネート
等のプラスチック基板の反り等の熱変形が起るので好ま
しくない、また、その加熱手段は、本例の他界外線ヒー
ター等公知の他の手段も適用できる。また、熱風には、
加熱したクリーンエアが望ましいことは云うまでもない
更に貼り合わせ時の押圧力の大きさは0.01〜10に
+r/−であり、好ましくは0.05〜5 kg / 
d、特に好ましくは、0.1〜2 kg / (211
である。るこの押圧時間は5秒以上あれば充分である。
プレス圧が0.01hg/−より低い場合は接着力が不
足するので適当ではない。
一方、10kg/−より高い圧力の場合、前述したよう
に、ディスクの機械的変形や記録膜へのクラック発生を
併発するので好ましくない。
また、排気の真空度は100 rorr以下である。好
ましくは、1.0 Torr以下であり、特に好ましく
は、0、I Torr以下である。
真空度が100Torrより高い場合、積層する前に塗
布した接着剤の表面に気泡が残り、貼り合わせ後も接着
剤中に閉じ込められ、長期保存中に記録膜の酸化劣化に
つながるなど媒体の耐久性の点から好ましくない、なお
、排気時間は0,5分以上あれば充分である。なお真空
排気は、生産性面等から短時間に高真空に到達する排気
速度の大きいものが望ましいが、本発明では真空にする
貼り合わせ室10は貼り合わせる光磁気記録媒体70を
収納するに必要な最小体積に近いものであり、この点で
非常に有利である。
以上本発明を実施例に基いて説明したが、本発明はかか
る実施例に限定されるものでないことは云うまでもない
、貼り合わせ室の分割についても両者に凹部を有するも
の等信の態様が可能であり、又開閉手段、基板支持手段
、押圧手段、加熱手段排気手段等の構成についても他の
公知の手段がそれぞれ適用できることは、本発明の趣旨
から明らかである。
以上の通り本発明では、限られた密閉空間内で光記録媒
体の接着剤層を加熱し、真空吸引し、且つ押圧して貼り
合わせるようになしであるので、接着剤の接着力の低下
のない非常に耐久性に優れた平板詰り合わせ横道の光記
録媒体を生産性良く、且つ低コストで生産できる効果を
有する4又本発明はロボットハンド等との組み合わせに
より無人化もできるものであり、光記録媒体の工業生産
に大きな寄与をなすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の全体構成を示す説明図、第2図(a)
(b)はその基板支持手段の詳細説明図で(a)はその
概略側断面図、(b)はその筒状部の横[1i而図、第
3図、第4図は本発明が適用される光記録媒体の代表構
成の説明図である。 10:貼り合わせ室  20:開閉手段30:基板支持
手段 50:加熱手段 lO:光磁気記録媒体 40:押圧手段 60:排気手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも一方が記録層を有する2枚のディスク状
    のプラスチック基板を記録層が内側になるように接着剤
    により全面密着させて貼り合わせる光記録媒体の貼り合
    わせ装置において ア、密閉できる貼り合わせ室と イ、貼り合わせ室内に設けられた少なくとも一方に接着
    剤層を設けた2枚のプラスチック基板を同軸に所定の間
    隔をあけて支持する基板支持手段と ウ、基板支持手段に支持された前記2枚のプラスチック
    基板を所定の圧力で押圧して貼り合わせる押圧手段と エ、基板支持手段に支持されて前記プラスチック基板の
    少なくとも接着剤層を加熱する加熱手段と オ、貼り合わせ室内を排気して所定の真空にする排気手
    段と からなり、前記2枚のプラスチック基板を貼り合わせる
    前に少なくともその接着剤層を加熱し、かつその貼り合
    わせを真空下でできるようにしたことを特徴とする光記
    録媒体の貼り合わせ装置。 2、前記貼り合わせ室が開閉可能に分割された受部と押
    部からなり、受部の内面に押圧されるプラスチック基板
    の全面を支持する平滑な受台座を備え、押部に前記基板
    支持手段とこれに支持されたプラスチック基板を所定圧
    力で受台座に対してを押圧する押圧手段とを備えた請求
    項第1項記載の光記録媒体の貼り合わせ装置。 3、前記基板保持手段が軸方向のスリットを所定数円周
    方向に配設した筒状体と、該スリットに半径方向に進退
    自在に挿入されたT型鋼状のチャック爪と該チャック爪
    を進退させるその内側に配置された弾性袋とからなり、
    弾性袋に流体を供給することによりチャック爪を筒状体
    より進出させて、筒状体に挿入されたプラスチック基板
    をその中心孔の内側より把持するようになしたものであ
    る請求項第1項又は第2項記載の光記録媒体の貼り合わ
    せ装置。 4、前記基板保持手段が前記押圧手段の押圧台座の中心
    部に設けられ、基板保持手段の筒状部の後端部周囲には
    弾性体で支持された前記プラスチック基板保持用のスリ
    ーブが基板保持手段に対して前後進自在に設けられ、前
    記受部の受台座の中心に基板保持手段の筒状部を受け入
    れる受入孔が設けられ、プラスチック基板を基板保持手
    段に把持したまま押圧できるようにした請求項第3項記
    載の光記録媒体の貼り合わせ装置。 5、前記基板支持手段がプラスチック基板を回転させる
    回転手段を備えた請求項第1項〜第4項記載のいずれか
    の光記録媒体の貼り合わせ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0600392A3 (en) * 1992-11-26 1994-08-24 Sumitomo Electric Industries Process for reinforcing a semiconductor wafer and a reinforced semiconductor wafer.
US6960269B2 (en) 1996-04-19 2005-11-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for manufacture of laminated optical disc including centerer

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