JPH0358845A - 平版印刷機の湿し水装置 - Google Patents

平版印刷機の湿し水装置

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JPH0358845A
JPH0358845A JP19392789A JP19392789A JPH0358845A JP H0358845 A JPH0358845 A JP H0358845A JP 19392789 A JP19392789 A JP 19392789A JP 19392789 A JP19392789 A JP 19392789A JP H0358845 A JPH0358845 A JP H0358845A
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water
roller
dampening
draining
dampening water
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JP19392789A
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Inventor
Masaru Kurihara
勝 栗原
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、平版印刷機の湿し水装置に関する。
〔従来の技術] 従来の技術による平版印刷機の湿し水装置には、社団法
人日本印刷技術協会平版印刷技術編纂委員会編「平版印
刷技術(知識と実務)1 1979年(昭和54年)5
月30日発行第2版第19章(第230〜236頁)に
詳説されており、その第231頁左I11iI(2)給
水量を加減する]の項に1部分的に水を切ろうとする場
所に水切りを置けばよい。jと説明されいるようなもの
があって、一例(第1例)としては、水舟1に満たされ
ている湿し水に下側外周面を浸漬され、回転駆動される
ように設けられている水元ローラー2の軸線方向に水元
ローラー2の略全長に亘って数十箇所余に短冊状の例え
ばゴム片51が水元ローラー2の軸線に平行に取り付け
た不錆材(例えばステンレス鋼)の固定軸5Zに個々に
回動自在に枢着されている。水元ローラー2の外周面に
対して任意のゴム片5lを手動で伏着離脱することによ
って、水舟1から水元ローラー2の外周面に転移された
湿し水を部分的に掻き落し、湿し水の量を調節するとい
うような極めて原始的な方法が行われる(第8図(a)
.(b).(c)参照)。
又、他の例(第2例)としては、第9図のように水舟1
に満たされている湿し水に下側外周面を浸漬され、水元
ローラー2として使用され回転駆動されるブラシローラ
ーが下流側ローラー4に近接して平行に設けられ、ブラ
シローラーの略全長に亘って軸線方向に多数のフリッカ
ープレード53がセットボルト54によりブラシローラ
ーに対し個別に着離自在にできるように設けられている
。そして、ブラシローラーに含んだ水を下流側ローラー
4に転移する場合には、任意のフリッカーブレード53
のセットボルト54を弛め、ブラシローラーへの当り具
合を調節しながら押接し、セットボルト54を固締して
からブラシローラーを回転駆動させると、当該フリッカ
ーブレード53によりブラシローラーに含まれた水が撥
ね飛ばされ,逆に水を切る場合には、任意のフリッカー
ブレード53をブラシローラーから離反するようにセッ
トボルト54をセットすると、ブラシローラーに含まれ
た水が撥ね飛ばされないので、下流側ローラー4への水
の転移がされない。即ち、水切りがされることになる。
この場合も、水切り装置の操作は、手動である。
更に、別の従来の技術例(第3例)としては、特開昭6
1−162354号公報に記載のようなオフセット印刷
機のためのブラシ湿しロール装置(第10図参照)があ
る。この水切り装置は、コンベンショナルのブラシロー
ラ一方式である一本物の水元ローラー2を複数に分割し
、各分割した区分ローラーに個別の可変速モーターを夫
々接続して、各分割されたローラ一部分を独立して駆動
できるようになっている。そうして、幅の狭い用紙に印
刷する場合には、任意の当該紙幅分の区分ローラーのみ
を回転駆動し、全幅の用紙に印刷する場合には、全区分
ローラーを回転駆動するのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来の技術の第1例及び第2例は、いずれも手動
操作による調整が必要である。湿し水装置の水の転移量
を順次、刷り本が刷り上って行く段階で刷り本を取り出
し、印刷状態を見ながら、その都度、手作業によって水
切片の水元ローラーへの伏着度合を調整していたのでは
、時間の大変な損失となるばかりでなく、延いては、印
刷コストを高くし、不経済であり、印刷の作業性が悪い
又、全幅の料紙に印刷をして、次に半幅、或いは1/4
幅の料紙に替えて引き続き印刷を行う場合や、逆に幅の
狭い料紙に印刷をしていて、次に幅の広い料紙に引き続
き印刷を行う場合、狭隘な場所にある数十余個の多数の
水切り片の水元ローラーの外周面への伏着・離脱を手作
業によって行わなくてはならないという大変不合理、且
つ不便利がある。
上記の従来の技術の第3例は、自動化されているが、従
来の一本物のローラーに比較して、簡単とは言い難く、
各分割されたローラ一部分に個別の可変速モーターを設
けるという複雑な機構のものであるから、日常の保守点
検が大変面倒となるだけでなく、製作上、コスト高とな
り、実用性に乏しい。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による平版印刷機の湿し水装置は、湿し水を貯
留する水舟と、水舟の湿し水に下側外周面を浸漬され回
転駆動されるように設けられている水元ローラーを起点
とし湿し水供給先に湿し水を供給するローラーを終点と
する湿し水供給経路をなすローラー群と、このローラー
群の適宜のローラーに対設された水切り装置とを備えて
おり、前記水切り装置は、対設している当該ローラーに
おける上流側から下流側への湿し水移送側の外周面に近
接平行して設けられ軸線方向で分割された水切りブレー
ド及び各水切りブレードの先端縁を個別に当該ローラー
の外周面に対し接離するように作動する作動装置から構
成されている。
〔作  用〕
上記の平版印刷機の湿し水装置において、水元ローラー
が回転駆動される。
すると、水元ローラーの下側外周面が水舟の湿し水に浸
漬されているので、湿し水は、水元ローラーの外周面に
付着して喫水線より上方に導き出され、水元ローラーの
全幅範囲で湿し水を供給し得る。
湿し水の不要な部分域がある場合には、その部分域に相
当する位置の水切りブレードに関与する作動装置のみを
作動すると、当該水切りブレードのみが湿し水供給経路
の水切りブレードと対設しているローラーにおける上流
側から下流側へ湿し水移送側の外周面にに接触する状態
となり、当該ローラーの外周面全幅に付着している湿し
水は、水切りブレードの先端縁が接触している幅範囲の
みが水切りブレードの先端縁により掻き落される.従っ
て、湿し水不要域への湿し水の供給が遮断される。
湿し水の不要な部分域を解消し、再び湿し水を供給する
ようにする場合には、その部分域に相当する位置の水切
りブレードに関与する作動装置を逆に作動すると、該当
水切りブレードが当該ローラーの外周面から離れ、再び
、湿し水は、当該ローラーの外周面全幅に付着して下流
側ローラーに転移され、全ローラーの全幅範囲で湿し水
が転移供給され得る。
〔実 施 例〕
この発明の実施例を図面に従って説明する。
水舟に貯留した湿し水に下側外周面を浸漬している水元
ローラーの外周面によって湿し水を導き出す形式の平版
印刷機の湿し水装置は、一般に、水元ローラーを起点と
し、湿し水供給先に(例えば刷版に当接して)湿し水を
供給する水着けローラーを終点とする湿し水供給経路を
なすローラー群を具備して構成されている。
図示の実施例は、水元ローラー2の外周面にブラシロー
ラー3を接触させて設けた形式のものが例示されている
第1図、第2図及び第3図に示されている実施例におけ
る平版印刷機の湿し水装置においては、印刷機の最大印
刷輻に十分対応し得る長さの水舟1に貯留されている湿
し水に下側外周面を浸漬している水元ローラー2が回転
駆動されるように設けられている,水元ローラー2に平
行、且つ外周面同士が接触したブラシローラー3が水元
ローラー2と反対方向に回転駆動されるように設けられ
、水元ローラー2とブラシローラー3とにに隣接し、且
つ平行な下流側ローラー4が、水元ローラー2とブラシ
ローラー3とに外放側で近接して回転駆動されるように
設けられている。そうして、水元ローラー2に対しては
、水切り装置lOが設けられている。
水切り装置10においては、軸線方向で数分割(例えば
印刷頁数に応じた数、図示では4分割)され、水元ロー
ラー2に平行な水切りブレード11,11・・・が水元
ローラー2の外周面に近接し、且つ水元ローラー2とブ
ラシローラー3との食い込み側に設けられ、更に各水切
りブレード6の先端縁を個別に水元ローラー2の外周面
に伏接・離脱するように作動する作動装置が設けられて
いる。
更に詳細に述べると、水切り装置10は、水舟1内に水
元ローラ2の方に開方側を向けて設置されたL字断面の
ブラケットl2の基部に各水切りブレード1lがL字断
面のステンレス鋼の板ばね13を介して取付けられてい
る。即ち、板ばね13の基部はブラケットl2の基部上
に、板ばね13の直立部は水切りブレード1lの一側面
に夫々固着され、水切りブレード11の他側面はブラケ
ット12の直立部に当接している。
各水切りブレード11は、例えば合或ゴム材、又は同様
物性の材料の略拍子木状体であり、内部に中空部14が
形威され、特にブラケットl2の直立部に当接している
側面は、薄肉部になっており、板ばね13の直立部に固
着された側の上面には、湿し水の水面より上方で水元ロ
ーラー2の外周面に当接し得る水切りリップ部11゛が
水切りブレード11全長に亘って突出されている。
中空部14に連通接続された分配管l5は、ブラケット
l2の直立部を貫通し、水切りブレード毎の電磁切換弁
16を介して図示しない外部の圧縮空気源からの供給管
17に夫々接続されている。電磁切換弁l6は、図示し
ない制御装置により遠隔制御されて切換えられるように
なっている。
第4図及び第5図に示されている実施例における平版印
刷機の湿し水装置においては、軸線方向で数分割され、
水元ローラー2に平行な水切りブレード21.21・・
・を備える水切り装置20が第1図乃至第3図に示され
ている実施例における水切り装置lOと同様な関係で水
元ローラー2に対して設けられている。
水切り装置20は、水舟1内に水元ローラ2の方に開放
側を向けて設置されたコ字状断面のブラケット22の基
部に各水切りブレード2lがL字断面のステンレス鋼の
板ばね23を介して取付けられている。即ち、ブラケッ
ト22の基部上に板ばね23の基部が固着され、水切り
ブレード21は、゜板ばね23の直立部の先端縁部に固
着され、湿し水の水面より上方で水元ローラー2の外周
面に当接し得るようになっている。
各水切りブレード2lは、例えば合或ゴム材、又は同様
物性の材料により形成され、板ばね23の直立部の先端
縁部に焼き付け、又はボルト締め等の適宜の固着手段で
取付けられている。
ブラケット22の直立部と板ばね23の直立部との間に
は、各水切りブレード毎のエアーバッグ24が嵌装され
、エアーバッグ24に連通接続された分配管25は、ブ
ラケット22の直立部を貫通し、エアーバッグ24毎の
電磁切換弁26を介して図示しない外部の圧縮空気源か
らの供給管27に接続されている。
第6図及び第7図に示されている実施例における平版印
刷機の湿し水装置においては、軸線方向で数分割され、
水元ローラー2に平行な水切りブレード31. 31・
・・を備える水切り装置30が第1図乃至第3図に示さ
れている実施例における水切り装置10と同様な関係で
水元ローラー2に対して設けられている。
水切り装置30は、水舟1内に複数の直立揺動片33の
基部が枢着され、各水切りブレード31が夫々別個の直
立揺動片33の自由端縁部に固着され,湿し水の水面よ
り上方で水元ローラー2の外周面に当接し得るようにな
っている。
各水切りブレード31は、例えば合成ゴム材、又は同様
物性の材料により形威され、直立揺動片33の自由端縁
部に焼き付け、又はボルト締め等の適宜の固着手段で取
付けられている。
直立揺動片33の中間部は、夫々水舟1の側壁に取付け
られた空気圧シリンダー34のピストン棒端に枢着され
ている。図示の例では、ピストン棒は、スプリング34
′によって常時退縮する方向に付勢されている。空気圧
シリンダー34に連通接続された分配管35は、空気圧
シリンダー34毎の電磁切換弁36を介して図示しない
外部の圧縮空気源からの供給管37に接続されている。
水切りブレード21.31を進退作動する作動手段とし
て,エアーバッグ24及び空気圧シリンダー34等の空
気圧作動手段に替えて磁力作動手段、又はモーター駆動
ねじ手段等を使用することができることは容易に理解す
ることができよう。
上記の平版印刷機の湿し水装置の操作・作用について説
明する。
第1図乃至第7図に示されているような平版印刷機の湿
し水装置においては、水元ローラー2は反時計回りに回
転駆動され、ブラシローラー3は周速が水元ローラー2
と等速以上で時計回りに回転駆動される。図示の例では
、ブラシローラー3が下流側ローラー4の右側にあるが
、左側にある場合には、速度は関係なく反時計回りに回
転する。
即ち、ブラシが水元ローラー2の外周面により撓められ
、次いで開放されたとき水元ローラー2の外周面上の湿
し水を下流側ローラー4に向って撥ね飛ばすような位置
及び回転がブラシローラー3に与えられるのである。
又、図示の例において、水元ローラー2が時計方向に回
転駆動されてもよく、そのときは、水切り装置10, 
20. 30は、水元ローラー2の左側外周面に対して
水切りブレード11,21.31が接離するように設け
られる。即ち、水切り装置10,20.30は、水切り
ブレード11, 21. 31が対設しているローラー
における上流側から下流側への湿し水移送側の外周面に
接離するように設けられるのである。
すると、水元ローラー2は水舟1に満たされている湿し
水に下側外周面が浸漬されているので、湿し水は水元ロ
ーラー2の外周面に付着してブラシローラー3との接触
位置まで運ばれる。そこで、水元ローラー2の外周面に
付着している湿し水は、水元ローラー2より周速が低く
ないブラシローラー3のブラシにより回転している下流
側ローラー4の外周面に向って撥ね飛ばされる。
かくして、第2図、第4図及び第6図に示すように水切
り装置10, 20. 30の作動装置が作動されない
場合には、水切りブレード11・・・,21・・・,3
1・・・が水元ローラー2の外周面に接触されず、下流
側ローラー4の全外周面には、適正量の湿し水が均一に
且つ円滑に供給され、湿し水供給先に到る。
そこで、部分的に湿し水が不要である場合には、その部
分に相当する位置のみの水切り装置10,20.30の
作動装置、第1図の例では、水切り装置10の4つの作
動装置のうち、4頁幅において平版印刷をしない頁に相
当する位置のみの作動装置を作動させる。
すると、作動された作動装置が関与する水切りブレード
11,21.31の先端縁のみが個別に水元ローラー2
の外周面に接触する状態となり、水元ローラー2の外周
面全幅に付着している湿し水は、水切りブレード11,
21.31の先端縁が接触している幅範囲のみがブラシ
ローラー3との接触位置まで運ばれる前に個別に水切り
ブレード11,21.31の先端縁により掻き落される
。従って、印刷不要頁(領域)へ湿し水の供給が遮断さ
れる。
次に、各形式の水切り装置10.,20.30の作用に
ついて詳述する。
水切り装置lOにおいて、印刷不要頁に相当する位置の
水切りブレード11に接続されている分配管15の電磁
切換弁16のみを簡単な押しボタン操作で図示しない制
御装置により磁励して開弁ずると、図示しない外部の圧
縮空気源から供給管17、電磁切換弁l6及び分配管1
5を介して圧縮空気が水切りブレード11の中空部l4
に供給される。すると、中空部l4が膨張して、水切り
ブレード11の薄肉部は、ブラケット12の直立部に当
接しながら突出し、水切りブレードl1は、その突出に
より板ばね13のばね力に抗して水元ローラー2の方に
変位し、水切りリップ部11゛が水元ローラー2外周面
に当接する(第3図参照)。
従って、既述のように水元ローラー2の外周面全幅に付
着している湿し水は、水切りブレード11の先端縁、即
ち水切りリップ部11’が接触している幅範囲のみがブ
ラシローラー3との接触位置まで運ばれる前に個別に水
切りリップ部11′により掻き落される。従って、印刷
不要頁(領域)へ湿し水の供給が遮断される。
水切り装置zOにおいて、印刷不要頁に相当する位置の
水切りブレード21の板ばね23に当接するエアーバッ
グ24には、分配管25を介して前記水切り装置10の
場合と同様にして圧縮空気が供給される.すると、エア
ーバッグ24が膨張し、その膨張により板ばねz3のば
ね力に抗して、水切りブレード21は、水元ローラー2
の方に変位し、水元ローラー2の外周面に当接する(第
5図参照)。
水切り装置30において、印刷不要頁に相当する位置の
水切りブレード31の直立揺動片33に関与する空気圧
シリンダー34には、分配管35を介して前記水切り装
置10の場合と同様にして圧縮空気が供給される。する
と、空気圧シリンダー34のピストン棒は、スプリング
34′のばね力に抗して伸長し、直立揺動片33が回動
して、水切りブレード3lは、水元ローラー2の方に変
位し、水元ローラー2の外周面に当接する(第7図参照
)。
かくして、水切り装置10, 20. 30において、
既述のように水元ローラー2の外周面全幅に付着してい
る湿し水は、水切りブレード11,21.31の先端縁
が接触している幅範囲のみがブラシローラー3との接触
位置まで運ばれる前に個別に水切りブレード6の先端縁
により掻き落され、印刷不要頁(領域)へ湿し水の供給
が遮断される。
水切り装置10, 20. 30において、当該電磁切
換弁16, 26. 36を簡単な押しボタン操作で図
示しない制御装置により消磁して切換え、分配管15,
25.35を外気に開放すると、水切りブレードl1の
中空部14及びエアーバッグ24は、板ばね13,23
に押されて収縮し、空気圧シリンダー34のピストン捧
は、スプリング34“の伸長復帰によって退縮し、既述
の水切りブレード11,21.31を作動状態にする場
合と逆に作用して、水切りブレード11,21.31は
、水元ローラー2の外周面から離れる。
すると、再び、湿し水は、水元ローラー2の外周面全幅
に付着してブラシローラー3との接触位置まで運ばれ、
そこで、水元ローラー2より周速が低くないブラシロー
ラー3のブラシにより回転している下流側ローラー4の
外周面に向って撥ね飛ばされる。
かくして、再び,全幅に亘って正常な湿し水の供給が行
われる。
以上に記載した実施例においては、水元ローラー2を一
般ローラーとし.これと直ぐ下流で接触するブラシロー
ラー3を具備し、水元ローラー2に水切り装置10. 
20. 30を対設した湿し水装置が例示されているが
、湿し水装置としては、他に、水元ローラー2をフラッ
プローラーとし、これと直ぐ下流で接触するローラーを
一般ローラーとした構成の湿し水装置、水元ローラー2
をブラシローラー3とし、これにフリッカーブレードを
作用せしめてブラシローラー3の直ぐ下流に離隔して設
けた一般ローラーに湿し水を撥ね飛ばす構成の湿し水装
置、及び水元ローラー2を一般ローラーとし、これの直
ぐ下流のローラーを常時、又は間欠的に水元ローラー2
と接触する一般ローラーとした構或の湿し水装置等があ
る。
いずれの構成の湿し水装置においても、水元ローラー2
を起点とし、湿し水供給先に湿し水を供給するローラー
を終点とする湿し水供給経路をなすローラー群における
適宜の一般ローラーに水切り装置10, 20. 30
を設けることができ、しがも、この発明の要件に合致す
るちのである。なお、必要に応じて.水切り装置10,
 2n, 30によって掻き落された湿し水を回収する
ための手段を設けることは勿論である。又、水元ローラ
ー2の直ぐ下流側に設けられたローラーは、必要に応じ
て図示しない駆動手段に連結して設けられる。
〔発明の効果] この発明平版印刷機の湿し水装置よれば、一本物の水元
ローラーをもって全幅印刷と任意区分幅印刷との選択イ
極が自動的に容易に行うことが可能である。しかも従来
の一本物の水元ローラーを備えた湿し水装置に簡単に追
加装備し得るものでる。
従って、低コストで作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例における平版印刷機の湿し
水装置の水切り装置の斜視図、第2図は、この発明の実
施例における第1図の水切り装置を備えた平版印刷機の
湿し水装置(水切り装置不作動状態)の断面側面図、 第3図は,この発明の実施例における第1図の水切り装
置を備えた平版印刷機の湿し水装置(水切り装置作動状
態)の断面側面図、 第4図は,この発明の実施例における別型の水切り装置
を備えた平版印刷機の湿し水装置(水切り装置不作動状
態)の断面側面図、 第5図は、この発明の実施例における別型の水切り装置
を備えた平版印刷機の湿し水装置(水切り装置作動状態
)の断面側面図、 第6図は、この発明の実施例における更に別型の水切り
装置を備えた平版印刷機の湿し水装置(水切り装置不作
動状態)の断面側面図、第7図は、この発明の実施例に
おける更に別型の水切り装置を備えた平版印刷機の湿し
水装置(水切り装置作動状1t3)の断面側面図、第8
図(a),(b),(c)は、従来の技術における平版
印刷機の湿し水装置の第1例の斜視図、第9図は、従来
の技術における平版印刷機の湿し水装置の第2例の斜視
図、 第10図は、従来の技術における平版印刷機の湿し水装
置の第3例の斜視図である。 1:水舟 2:水元ローラー 3:ブラシローラー4:
下流側ローラー   10,20.30:水切り装置1
1,21,314水切りブレード1l゛:水切りリップ
部12,22:ブラケット  13.23:板ばね 1
4:中空部15, 25, 35:分配管  16,2
6,36:電磁切換弁17,27,3?:供給管  2
4:エアーバッグ33:直立揺動片   34:空気圧
シリンダ34゛:スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  湿し水を貯留する水舟と、水舟の湿し水に下側外周面
    を浸漬され回転駆動されるように設けられている水元ロ
    ーラーを起点とし湿し水供給先に湿し水を供給するロー
    ラーを終点とする湿し水供給経路をなすローラー群と、
    このローラー群の適宜のローラーに対設された水切り装
    置とを備えており、前記水切り装置は、対設している当
    該ローラーにおける上流側から下流側への湿し水移送側
    の外周面に近接平行して設けられ軸線方向で分割された
    水切りブレード及び各水切りブレードの先端縁を個別に
    当該ローラーの外周面に対し接離するように作動する作
    動装置から構成されている平版印刷機の湿し水装置
JP19392789A 1989-07-28 1989-07-28 平版印刷機の湿し水装置 Pending JPH0358845A (ja)

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