JPH0358398B2 - - Google Patents

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JPH0358398B2
JPH0358398B2 JP57138953A JP13895382A JPH0358398B2 JP H0358398 B2 JPH0358398 B2 JP H0358398B2 JP 57138953 A JP57138953 A JP 57138953A JP 13895382 A JP13895382 A JP 13895382A JP H0358398 B2 JPH0358398 B2 JP H0358398B2
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JP
Japan
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fatty acid
weight
general formula
formula
carbon atoms
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Expired - Lifetime
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JP57138953A
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English (en)
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JPS5927996A (ja
Inventor
Kazuaki Fukano
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、良好な起泡力を有する、α−スルホ
脂肪酸エステル塩を主体とす洗浄剤組成物に関
し、さらに詳しくはα−スルホ脂肪酸エステル
塩、脂肪酸エタノールアミド及び特殊なセルロー
ス誘導体の3成分を含有することを特徴とする起
泡力の改良された洗浄剤組成物に関するものであ
る。 従来から知られているように、α−スルホ脂肪
酸エステル塩は、衣類用洗浄の活性成分として十
分に満足しうる洗浄力を有し、かつ被洗布を良好
な風合に仕上げるという特徴をもつているが、そ
の反面、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩やα
−オレフインスルホン酸塩などの汎用界面活性剤
に比較して起泡力に劣るという欠点を有してい
る。 本発明者らは、このような欠点を克服し、α−
スルホ脂肪酸エステル塩を主体とする起泡力の良
好な洗浄剤組成物を提供すべく鋭意研究を重ねた
結果、α−スルホ脂肪酸エステル塩に、脂肪酸エ
タノールアミド及び特殊なセルロース誘導体とを
所定の割合で組み合わせた3成分を含有する洗浄
剤組成物がその目的を達しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、(A)一般式 (式中のR1は炭素数8〜18のアルキル基又はア
ルケニル基、R2は炭素数1〜4のアルキル基、
Mはアルカリ金属である) で表わされるα−スルホ脂肪酸エステル塩5〜25
重量%、(B)一般式 (式中のR3は炭素数9〜15のアルキル基又はア
ルケニル基、R4は水素原子又はβ−ヒドロキシ
エチル基である) で表わされる脂肪酸エタノールアミド2〜25重量
%、及び(C)一般式 (式中のR5はメチル基又は酢酸ナトリウム残基、
R6は水素原子又はメチル基、nは200〜600であ
る) で表わされるセルロース誘導体0.5〜5重量%を
含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るもである。 本発明の組成物において(A)成分として用いるα
−スルホ脂肪酸エステル塩は、前記の一般式
()で示される構造を有しており、全炭素数10
〜20の脂肪酸と炭素数1〜4のアルコールとから
誘導された脂肪酸エステルを、通常の連続薄膜型
スルホン化装置又は槽型スルホン化装置でスルホ
ン化したのち中和するか、あるいは前記の脂肪酸
を同様にしてスルホン化したのち、炭素数1〜4
のアルコールでエステル化し、次いで中和するこ
とによつて製造される。この場合、原料として使
用される脂肪酸又は脂肪酸エステルとしては、天
然油脂(例えば、牛脂、ヤシ油、パーム脂、パー
ム核油など)から誘導される所定炭素数の脂肪酸
又はそのエステルが使用できるほか、アルコール
やオレフインなどから誘導される所定炭素数の合
成脂肪酸又はそのエステルが使用可能である。 なお、α−スルホ脂肪酸エステル塩の製造に際
し、一般式 (式中のR1及びMは前記と同じ意味をもつ) で表わされるα−スルホ脂肪酸ジ塩が副生する
が、その量が20重量%以下の場合、特に悪影響を
与えない。 本発明の組成物におけるα−スルホ脂肪酸エス
テル塩の含有量は5〜25重量%、好ましくは15〜
20重量%の範囲である。この量が5重量%未満で
は、満足しうる洗浄力を得ることができず商品価
値以上好ましくなく、また25重量%を超えるとす
すぎ時の泡残りが著しく、何回もすすぎを行う必
要があつて好ましくない。 本発明の組成物において(B)成分として用いる脂
肪酸エタノールアミドは、前記の一般式()で
示される構造を有しており、常法に従つて製造す
ることができる。 この脂肪酸エタノールアミドの代表的な例とし
て、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリ
ン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエ
タノールアミドなどが挙げられる。 本発明組成物における脂肪酸エタノールアミド
の含有量は2〜25重量%、好ましくは3〜10重量
%の範囲である。この量が2重量%未満では、(C)
成分のセルロース誘導体との相互作用による泡立
ちの改良が不十分であり、また25重量%を超える
と、すすぎ時の泡残りが著しく商品価値をそこな
う。 次に、本発明の組成物において(C)成分として用
いるセルロース誘導体は、前記の一般式()で
示される構造を有しており、具体例としてメチル
セルロース、カルボキシルメチルセルロースが挙
げられる。このセルロース誘導体においては、一
般式()におけるnが200〜600の範囲にあるこ
とが必要であつて、この範囲を逸脱するものは本
発明の目的を達成することはできない。 本発明の組成分におけるセルロース誘導体の含
有量は0.5〜5重量%、好ましくは2〜3重量%
の範囲である。この量が0.5重量%未満では、(B)
成分の脂肪酸エタノールアミドとの相互作用によ
る泡立ち向上の効果が十分に発揮されず、また5
重量%を超えると、製造時に洗剤の粘度が高すぎ
るため、その製造が困難となつて好ましくない。 本発明の洗浄剤組成物は、前記の必須成分に加
えて、必要に応じ、通常の洗浄時においてはん用
されている活性剤、例えばセツケンなどを含有す
ることもできる。 このセツケンは、全体の炭素数が10〜20、特に
10〜18の、各種洗浄剤の原料としてはん用されて
いる高級脂肪酸のアルカリ金属塩又は置換若しく
は未置換のアンモニウム塩であり、特に好適なも
のはナトリウム塩及びカリウム塩である。このも
のは天然の動物油脂、植物油脂、例えば牛脂、パ
ーム油、やし油、パーム核油及びそれらの類似物
質を直接けん化するか、あるいはそれらより誘導
された脂肪酸又は合成脂肪酸を中和することによ
つて製造される。 本発明組成物においては、前記のセツケンは組
成物全量当り15〜60重量%、好ましくは25〜50重
量%の範囲で使用することが可能である。 さらに、本発明の組成物は、所望に応じ慣用の
補助添加剤、例えばニトリロトリ酢酸ナトリウ
ム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム、ゼ
オライト、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムな
どのビルダー、硫酸ナトリウムなどの増量剤、ポ
リエチレングリコール(REG)などの再汚染防
止剤、その他の安定剤、酵素、漂白剤、けい光増
白剤、香料、色素などを含有することができる。 本発明の洗浄剤組成物は、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩に、脂肪酸エタノールアミド及び特殊な
セルロース誘導体とを組み合わせた3成分を含有
することにより、α−スルホ脂肪酸エステル塩の
もつ欠点が解消されて良好な起泡力を有する。 次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。 なお、実施例及び比較例における洗浄剤組成物
の起泡力は次の方法につ従つて評価した。 起泡力評価 洗濯機と3゜DHの水を使用して、浴量30、浴
比1:30、洗浄剤濃度0.133%、温度25℃という
洗浄条件下に、有機質汚垢を付けた肌シヤツを10
分間洗浄したのち、泡を液面全体に均して任意の
3か所で泡高を測定し、その平均泡高にて起泡力
を評価した。 また、実施例及び比較例において用いた各成分
の種類を次に示す。 α−SF(1):硬化牛脂脂肪酸メチルスルホン酸ナ
トリウム α−SF(2):パーム油脂脂肪酸メチルスルホン酸
カリウム 脂肪酸エタノールアミド(3):やし油脂肪酸モノエ
タノールアミド 脂肪酸エタノールアミド(4):ラウリン酸ジエタノ
ールアミド カルボキシメチルセルロース(一般式におい
て) R5:−CH2COONa R6:H n:200〜600 メチルセルロース(一般式において) R5:−CH3 R6:−CH3 n:200〜600 実施例 α−スルホ脂肪酸エステル塩、脂肪酸エタノー
ルアミド、セルロース誘導体を必須成分とし、そ
の他各種添加剤及び水を用いて第1表に示すよう
な組成の洗浄剤組成物を調製し起泡力を評価し
た。その結果を第1表に示す。
【表】
【表】 比較例 比較のために、本発明の洗浄剤組成物以外の洗
浄剤組成物を、第2表に示すように調製し、その
起泡力を評価した。得られた結果を第2表に示
す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式 (式中のR1は炭素数8〜18のアルキル基又はア
    ルケニル基、R2は炭素数1〜4のアルキル基、
    Mはアルカリ金属である) で表わされるα−スルホ脂肪酸エステル塩5〜25
    重量%、(B)一般式 (式中のR3は炭素数9〜15のアルキル基又はア
    ルケニル基、R4は水素原子又はβ−ヒドロキシ
    エチル基である) で表わされる脂肪酸エタノールアミド2〜25重量
    %、及び(C)一般式 (式中のR5はメチル基又は酢酸ナトリウム残基、
    R6は水素原子又はメチル基、nは200〜600であ
    る) で表わされるセルロース誘導体0.5〜5重量%を
    含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
JP13895382A 1982-08-10 1982-08-10 良好な起泡力をもつ洗浄剤組成物 Granted JPS5927996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13895382A JPS5927996A (ja) 1982-08-10 1982-08-10 良好な起泡力をもつ洗浄剤組成物

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JP13895382A JPS5927996A (ja) 1982-08-10 1982-08-10 良好な起泡力をもつ洗浄剤組成物

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Publication Number Publication Date
JPS5927996A JPS5927996A (ja) 1984-02-14
JPH0358398B2 true JPH0358398B2 (ja) 1991-09-05

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ID=15234015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13895382A Granted JPS5927996A (ja) 1982-08-10 1982-08-10 良好な起泡力をもつ洗浄剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3155480B2 (ja) * 1996-12-05 2001-04-09 日本エヌエスシー株式会社 一液常温架橋型エマルジョン組成物およびその製法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117908A (en) * 1976-03-31 1977-10-03 Nitsusan Setsuken Kk Detergent composition
JPS5792096A (en) * 1980-11-28 1982-06-08 Lion Corp Powder detergent composition

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JPS5792096A (en) * 1980-11-28 1982-06-08 Lion Corp Powder detergent composition

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JPS5927996A (ja) 1984-02-14

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