JPH0358263B2 - - Google Patents

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JPH0358263B2
JPH0358263B2 JP60143666A JP14366685A JPH0358263B2 JP H0358263 B2 JPH0358263 B2 JP H0358263B2 JP 60143666 A JP60143666 A JP 60143666A JP 14366685 A JP14366685 A JP 14366685A JP H0358263 B2 JPH0358263 B2 JP H0358263B2
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JP
Japan
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soybeans
soybean
heated
deodorized
dry air
Prior art date
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JP60143666A
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English (en)
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JPS623753A (ja
Inventor
Sei Kuwabara
Jujiro Taniguchi
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Shinwa Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脱臭大豆微粉末を得るための製造方
法及び装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の製造方法及び装置は多数知られ
ているが、例えば特公昭48−19946号公報所載の
製造方法及び装置に示されているように、洗浄し
た大豆を、工程の後先きは若干ありつつも、脱
臭、脱水、粉砕して脱臭大豆微粉末を得るのが通
常のプロセスといえる。
(発明が解決しようとする課題) 大豆はその優れた栄養価とともに、低リスク健
康食品として需要がきわめて高く、風味の良い脱
臭大豆を安価かつ迅速に提供する技術が望まれて
いるところ、従来の製造方法においては、当該プ
ロセス中、脱臭装置にのみ比重を置く開発指向と
なつているので、プロセス全体から見た場合、脱
臭工程の改良を要することは勿論のこと、乾燥工
程、搬送手段の短縮化を図るべき課題も存在して
いる。
一方で、製造工程において各種の化学添加物を
使用して特に脱臭を試みているが、大豆本来の低
リスク健康食品としての性質、さらには装置及び
添加物を別途に必要とする費用高騰の点からも好
ましくなく改良の余地を残している。
(課題を解決するための手段及びその作用) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、一
切の化学添加物を使用することなく、しかも脱臭
効率を向上することができ、さらにプロセス全体
の工程及び時間の短縮化を図ることのできる脱臭
大豆粉の製造方法及びその装置を得ることを目的
とする。
すなわち本発明は、予め洗浄した原料大豆を脱
皮し、次いでこれを密閉函体内に搬入し撹拌しつ
つ加熱水蒸気を加えて短時間加熱処理を行つた
後、加熱乾燥空気中で粗粉砕するとともに、この
大豆粒を前記加熱乾燥空気で強制搬送し、さらに
微粒度の粉砕を行うことを特徴とする脱臭大豆粉
の製造方法と、これらに用いる製造装置を提案せ
んとするものである。
さらに詳述すると、本発明は、圧力、温度及び
時間の相関関係をなす脱臭工程において、特に一
定圧力下にて加熱処理を行つた場合に良質の脱臭
大豆が得られる知見に基き、脱皮洗浄大豆を密閉
函体内に搬入して一定圧力の維持を図り、さらに
その際、加熱水蒸気に接触する面積を多くするこ
とにより同様に良質の脱臭大豆が得られる知見に
基き、撹拌しつつ加熱水蒸気を加えて短時間加熱
処理を行い、次の気流乾燥工程、すなわち脱臭さ
れた大豆を粗粉砕と乾燥及び搬送を行う工程にお
いて、粗粉砕と乾燥の組合せによつて乾燥効率を
良好にし、かつ同時になされる強制搬送によりプ
ロセスの短縮化、省力化がもたらされ、しかる後
の微粉砕工程を経て高品質の脱臭大豆粉が得られ
る。
(実施例) 以下に本発明を図面に示した実施例に基いて説
明する。
第1図は本発明に係る脱臭大豆粉の製造装置を
示すブロツク図で、左から順に、原料大豆を脱皮
する脱皮装置A、これを密閉函体内において撹拌
しつつ加熱水蒸気により脱臭する脱臭装置B、次
いで脱臭された大豆を粗粉砕と乾燥及び搬送を行
う気流乾燥装置C、これらの乾燥された粗粉砕の
大豆粒を微粉砕する微粉砕装置D、それに製品大
豆粉を袋に収納する包装装置Eを備えている。
脱皮装置Aでは、ホツパーから供給される原料
大豆を皮剥離で脱皮し、ふるい器で選別し、脱皮
大豆を次工程に供給するとともに、皮の部分を集
塵機にて除去する。
脱皮された大豆はコンベアでホツパーに搬入さ
れ、次工程の脱臭装置Bに送られる。この脱臭装
置Bは、第2図に示すように、密閉函体1の内部
に内筒2を設け、該内筒内にはスクリユー状の回
転搬送機3を装着し、前記函体1の入口側及び出
口側にはロータリーバルブ4,4を配設するとと
もに、該函体の中央上部には加熱水蒸気の供給口
5を設けてなるもので、入口側のロータリーバル
ブ4から函体1内に供給された大豆は、内筒2の
回転搬送機3にて撹拌されつつ所定時間で反対側
に搬送され、その間、加熱水蒸気により加熱処理
がなされ、しかして出口側のロータリーバルブ4
より函体1の外部へ搬送される。
ここで脱臭装置Bの各構成要素に関し好適な実
施の態様を詳述すると、内筒2は、上下に二分割
できる半筒状のものをボルトと蝶ナツトで連結し
て構成され、その上部を金網6で形成して、該内
筒内に加熱水蒸気が十分に供給されるような考慮
がなされている。さらに内筒2の下部適所には、
図示を省略した水抜き孔を設けている。尚、図中
7は函体1に設けた排水管である。
回転搬送機3は、前述のようにスクリユー状を
呈しているが、単なるスクリユーコンベアではな
い。すなわち、この回転搬送機3を当初、通常用
いられるスクリユーで構成したところ、加熱水蒸
気で熱膨張した大豆はスクリユーの羽の間に塊状
となつて撹拌されないことが判明した。そこで実
施例では、スクリユーの羽8に適宜切欠き9を設
けてこれを解決した。つまり羽8を連続状のもの
としないで、基本的にはスクリユーの羽の形態を
採りつつも、切欠き9を設けて間欠的な羽の構成
とし、これにより撹拌機能と推力の両方を与えた
ものである。
ロータリーバルブ4は、第3図に示すように、
ケーシング11内にロータ12が軸支され、この
ロータ12のポケツト13に大豆を収容して供給
するもので、ロータ12の両側部には、第4図に
示すように、ポケツト13を閉塞する覆板14が
設けられている。通常用いられるロータリーバル
ブはこの覆板だけでロータ両側部の気密を図つて
いるが、この箇所は加熱水蒸気の影響を受けて熱
膨張するので、部材間に隙間を生じ、気密維持が
困難となるものである。そこで実施例では、さら
に第5図に示すように、ロータ12の両側先端部
にテフロンなどからなるリング状部材15を圧接
させている。より詳述すると、実施例では、覆板
14の外周にリング状安定板14aを嵌装し、こ
の安定板14aの外側でかつロータ12の両側先
端部に接する箇所にテフロン製のリング状部材1
5を配設し、その側方にピストンリング16を装
着してラジアル方向の気密維持を施し、これらを
リング状押え板17を介して、押圧装置18によ
り弾力的に押圧している。この押圧装置18は、
圧縮スプリング19でロツド20を突出付勢させ
てなるもので、背部にはボルト21を出没自在に
螺着している。このボルト21を回すことによ
り、前記テフロン製のリング状部材15に対する
押圧力を調整することができる。実施例では、こ
の押圧装置18をロータ12の両側に各4セツト
配設している。第4図において、押え板17と押
圧装置18の間において、ケーシング11に通孔
11aを設けているが、この通孔11aは少なく
とも二個所設けるとよい。すなわち一方の通孔か
ら他方の通孔へ所定圧のエアを供給することによ
り、前記テフロン製のリング状部材15の気密保
持作用を一層効果あらしめ得ると同時に、このエ
アにより当該ロータリーバルブ4における脱臭も
良好になされるものである。このエアの供給は、
所定時間ごとに行つても、又継続的に行つてもよ
く、要するにロータリーバルブ4を通過する大豆
の量を勘案して適宜に操作するとよい。尚、第3
図において、入口側のロータリーバルブ4のケー
シング11に通孔11bを設けている。この通孔
11bは、ロータ12が回帰する際の圧力調整孔
として機能する。
気流乾燥装置Cは、前記出口側のロータリーバ
ルブ4から函体1の外部へ搬送された大豆が、加
熱乾燥空気中で粗粉砕され、かつこの大豆粒を前
記加熱乾燥空気で次工程に強制搬送する装置であ
る。
具体的に説明すると、上記気流乾燥装置は、管
状物の一端にヒータ及びフアン(図示せず)を有
する加熱送風機22を配設すると共に、他端に粉
砕機たるケージミル23を配設し、更に上記管状
物の中途部に脱臭済み大豆の導入口を設けて構成
され、上記導入口から管状物内に投入された大豆
は、加熱乾燥空気によつて乾燥されながらケージ
ミル側へと運ばれ、ケージミルで粗粉砕を受け
る。
前記ケージミルで粗粉砕された大豆は表面積が
大きくなり、これに熱風が加えられて乾燥能率が
著しく向上するとともに、当該熱風により大豆粒
は次工程に強制搬送される。つまりこの気流乾燥
装置Cにおいて粗粉砕、乾燥及び搬送が一挙にな
されるので工程の短縮化、省力化がもたらされる
ものである。
これらの乾燥された粗粉砕の大豆粒は、微粉砕
装置Dで150〜200メツシユに粉砕され、包装装置
Eにてそれぞれ袋に収納されて製品となる。
上記微粉砕装置Dは、一般に所謂ボールミルと
称される微粉砕装置であるが、このボールミルの
ほか、150メツシユ以下の微粉砕を行い得るもの
を用いてよい。
実施例の用役設備において、 電力:150(KW) 蒸気:1000(Kg/h) 空気:500(1/min) とした場合、 製品大豆は、 水分: 3.4(%) 蛋白質: 38.6(%) 脂質: 25.9(%) 繊維: 2.4(%) 灰分: 4.7(%) 糖分: 25.0(%) エネルギー: 485(kcal/100g) のものが得られ、この場合のプロセス仕様は、 大豆粉生産能力:300(トン/月) 時間当たりの生産能力:600(Kg/h) 製品大豆粉粒度:150〜200メツシユ 製品大豆粉水分:4(%)以下 を実現することができた。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、予め洗浄した原
料大豆を脱皮し、次いでこれを密閉函体内に搬入
し撹拌しつつ加熱水蒸気を加えて短時間加熱処理
を行つた後、加熱乾燥空気中で粗粉砕するととも
に、この大豆粒を前記加熱乾燥空気で強制搬送
し、さらに微粒度の粉砕を行う脱臭大豆粉の製造
方法、及びこれらを実施する装置を順次連続して
なる装置からなるものであり、これら一連のプロ
セスの短縮化、省力化がもたらされると同時に、
高品質の脱臭大豆粉が得られることを確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る脱臭大豆粉の製造装置を
示すブロツク図、第2図は脱臭装置の一実施例を
示す縦断面図、第3図はロータリーバルブを示す
一部縦断側面図、第4図は同上の一部縦断正面
図、第5図は第4図X部の拡大図、第6図は気流
乾燥装置の一実施例を示す図で、1,2は正面図
と平面図である。 A……脱皮装置、B…脱臭装置、C……気流乾
燥装置、D……微粉砕装置、E……包装装置、1
……函体、2……内筒、3……回転搬送機、4…
…ロータリーバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め洗浄した原料大豆を脱皮し、次いでこれ
    を密閉函体内に搬入し撹拌しつつ加熱水蒸気を加
    えて短時間加熱処理を行つた後、加熱乾燥空気中
    で粗粉砕するとともに、この大豆粒を前記加熱乾
    燥空気で強制搬送し、さらに微粒度の粉砕を行う
    ことを特徴とする脱臭大豆粉の製造方法。 2 原料大豆を脱皮する脱皮装置、これを密閉函
    体内において撹拌しつつ加熱水蒸気により脱臭す
    る脱臭装置、次いで脱臭された大豆を加熱乾燥空
    気中で粗粉砕と乾燥及び加熱乾燥空気中で強制搬
    送を行う気流乾燥装置、及びこれらの乾燥された
    粗粉砕の大豆粒を微粉砕する微粉砕装置を順次備
    えたことを特徴とする脱臭大豆粉の製造装置。
JP60143666A 1985-06-30 1985-06-30 脱臭大豆粉の製造方法及びその装置 Granted JPS623753A (ja)

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JP60143666A JPS623753A (ja) 1985-06-30 1985-06-30 脱臭大豆粉の製造方法及びその装置

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JPS623753A JPS623753A (ja) 1987-01-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9445611B2 (en) 2009-12-10 2016-09-20 Asahi Food Processing Co., Ltd. Soy milk containing fibrous material and tofu-like food, processes for production of those products, and dehulled soybean powder material

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JPWO2009037860A1 (ja) 2007-09-21 2011-01-06 由憲 岩本 大豆及び大豆胚芽の加工処理装置

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