JPH0357998B2 - - Google Patents
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- JPH0357998B2 JPH0357998B2 JP57185429A JP18542982A JPH0357998B2 JP H0357998 B2 JPH0357998 B2 JP H0357998B2 JP 57185429 A JP57185429 A JP 57185429A JP 18542982 A JP18542982 A JP 18542982A JP H0357998 B2 JPH0357998 B2 JP H0357998B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は抄紙機における抄網と当接し、支持す
る部材としてのサクシヨンボツクスカバー、フオ
イル等には耐摩耗性のすぐれたセラミツク材が多
く用いられている。
る部材としてのサクシヨンボツクスカバー、フオ
イル等には耐摩耗性のすぐれたセラミツク材が多
く用いられている。
ところが、セラミツク材は合成樹脂系材料、金
属系材料に比較して高硬度で耐摩耗性が大きいと
いう利点に反し、セラミツク材よりなる支持部材
は製作時における機械加工性が極めて悪い。
属系材料に比較して高硬度で耐摩耗性が大きいと
いう利点に反し、セラミツク材よりなる支持部材
は製作時における機械加工性が極めて悪い。
かかるセラミツク製の抄網支持部材の一つであ
る、例えばサクシヨンボツクスカバーでは真空装
置でもつて吸引脱水するという機能上の関係か
ら、抄網と接触する部位には丸孔、ないしはスリ
ツトが設けられているが、この場合、抄網との接
触面は鏡面状に研磨仕上げしてある。しかし、丸
孔、スリツトの内壁面は、上記の如くセラミツク
材が難加工性であることから、焼結したままの状
態か、あるいは抄網との接触面よりは粗な面とな
ている。
る、例えばサクシヨンボツクスカバーでは真空装
置でもつて吸引脱水するという機能上の関係か
ら、抄網と接触する部位には丸孔、ないしはスリ
ツトが設けられているが、この場合、抄網との接
触面は鏡面状に研磨仕上げしてある。しかし、丸
孔、スリツトの内壁面は、上記の如くセラミツク
材が難加工性であることから、焼結したままの状
態か、あるいは抄網との接触面よりは粗な面とな
ている。
一方、フオイル、デフレクターなどの支持部材
では、比較的これらの形状が単純なことから、外
周面の機械加工は不可能なことではないが、加工
能率の点から粗面のままとするのが通例である。
では、比較的これらの形状が単純なことから、外
周面の機械加工は不可能なことではないが、加工
能率の点から粗面のままとするのが通例である。
叙上のように支持部材において、抄網と接触す
る部位以外が粗面状態にあることから、抄紙機の
稼働時におけるパルプスラリーの脱水作動中、水
とともに抄網を通過したパルプ繊維の一部が支持
部材に接触し、該支持部材の研磨加工されてない
粗面に引つ掛かる。
る部位以外が粗面状態にあることから、抄紙機の
稼働時におけるパルプスラリーの脱水作動中、水
とともに抄網を通過したパルプ繊維の一部が支持
部材に接触し、該支持部材の研磨加工されてない
粗面に引つ掛かる。
このため、抄紙機の稼働とともにパルプ繊維が
次第に堆積し、次第にブロツク状に成長した、い
わゆるカスが付着する。このようなカスがフオイ
ル、デフレクターなどのリーデイングエツジに付
着すると脱水作用にむらができ、抄かれた紙の貭
が変動し、製品の品質が悪いものとなる。このた
め、抄紙機の稼働をたびたび停止し、カスを除去
しなければならない。
次第に堆積し、次第にブロツク状に成長した、い
わゆるカスが付着する。このようなカスがフオイ
ル、デフレクターなどのリーデイングエツジに付
着すると脱水作用にむらができ、抄かれた紙の貭
が変動し、製品の品質が悪いものとなる。このた
め、抄紙機の稼働をたびたび停止し、カスを除去
しなければならない。
また、サクシヨンボツクスカバーでは、パルプ
繊維が丸孔、スリツトなどの内壁面に付着し、次
第に大きな固まりになつて吸引作用を阻害し、脱
水むらの発生原因を引き起す。しかも抄紙機の高
速化に伴い従来の垂直下方向への吸引に対し、水
平あるいは上向方向に吸引する方式のものが多く
なつてきているが、かかる水平又は、上向方向に
吸引するもののうち、特に上向方向に吸引するよ
うな型式のサクシヨンボツクスでは抄紙作動に伴
いパルプ繊維の堆積によるカスがいつそうたまり
易く、その結果脱水むらが発生し、紙質の低下を
来す恐れが大きかつた。
繊維が丸孔、スリツトなどの内壁面に付着し、次
第に大きな固まりになつて吸引作用を阻害し、脱
水むらの発生原因を引き起す。しかも抄紙機の高
速化に伴い従来の垂直下方向への吸引に対し、水
平あるいは上向方向に吸引する方式のものが多く
なつてきているが、かかる水平又は、上向方向に
吸引するもののうち、特に上向方向に吸引するよ
うな型式のサクシヨンボツクスでは抄紙作動に伴
いパルプ繊維の堆積によるカスがいつそうたまり
易く、その結果脱水むらが発生し、紙質の低下を
来す恐れが大きかつた。
本発明は上記の如き不都合を解消すべく抄網に
接触する部分以外に有機性のコート層を設けたこ
とを特徴とするものである。
接触する部分以外に有機性のコート層を設けたこ
とを特徴とするものである。
以下、図により本発明実施例を説明する。
第１図イ，ロはそれぞれ本発明による抄網支持
部材としてのサクシヨンボツクスカバーＶとフオ
イルＦを示し、第２図はそれぞれのＸ−Ｘ線断面
図を示す。これらの基体Ｃは一般にアルミナ純度
99％の焼結体、すなわちアルミナセラミツクで所
望の形状に構成されたものが、多用されるが、こ
のほか、基体Ｃを構成する材質としては、炭化珪
素、窒化珪素、ジルコニア、サイアロンなどのセ
ラミツクを用いてもよい。
部材としてのサクシヨンボツクスカバーＶとフオ
イルＦを示し、第２図はそれぞれのＸ−Ｘ線断面
図を示す。これらの基体Ｃは一般にアルミナ純度
99％の焼結体、すなわちアルミナセラミツクで所
望の形状に構成されたものが、多用されるが、こ
のほか、基体Ｃを構成する材質としては、炭化珪
素、窒化珪素、ジルコニア、サイアロンなどのセ
ラミツクを用いてもよい。
かかるセラミツクより成る基体Ｃの抄網（図示
せず）との接触面は鏡面状に研磨加工されてお
り、抄網と接触しない面には有機質のコート層Ｓ
を形成してある。なお、コート層Ｓは抄網と接触
しない面の全体に形成する必要はなく、例えば取
り付け金具の当接する部分にはコート層Ｓは形成
しない。また、このコート層Ｓは、例えば基体Ｃ
の表面にポリ四沸化エチレンを吹き付け、約350
℃で焼付け被着することにより形成する。なお、
コート層Ｓを形成する有機材料としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを
用いてもよい。
せず）との接触面は鏡面状に研磨加工されてお
り、抄網と接触しない面には有機質のコート層Ｓ
を形成してある。なお、コート層Ｓは抄網と接触
しない面の全体に形成する必要はなく、例えば取
り付け金具の当接する部分にはコート層Ｓは形成
しない。また、このコート層Ｓは、例えば基体Ｃ
の表面にポリ四沸化エチレンを吹き付け、約350
℃で焼付け被着することにより形成する。なお、
コート層Ｓを形成する有機材料としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを
用いてもよい。
いま、このようなアルミナセラミツクより成る
基体Ｃの表面にポリ四沸化エチレンの厚みが約
50μｍのコート層Ｓを被覆した第１図イに示した
如きサクシヨンボツクスカバーＶと、コート層を
設けない同一型状のサクシヨンボツクスカバーの
双方をそれぞれ抄網が垂直方向に走行する抄網機
に実装し、プラスチツクワイヤより成る抄網を用
い抄速600ｍ／minにてライナーボード紙を製造
する実機テストを行つた。それによれば、基体Ｃ
のままで用いたサクシヨンボツクスカバーでは、
脱水むらの発生のため、約10日に１回の割合でカ
バーを入念に洗浄する必要があつた。
基体Ｃの表面にポリ四沸化エチレンの厚みが約
50μｍのコート層Ｓを被覆した第１図イに示した
如きサクシヨンボツクスカバーＶと、コート層を
設けない同一型状のサクシヨンボツクスカバーの
双方をそれぞれ抄網が垂直方向に走行する抄網機
に実装し、プラスチツクワイヤより成る抄網を用
い抄速600ｍ／minにてライナーボード紙を製造
する実機テストを行つた。それによれば、基体Ｃ
のままで用いたサクシヨンボツクスカバーでは、
脱水むらの発生のため、約10日に１回の割合でカ
バーを入念に洗浄する必要があつた。
これに対して、コート層Ｓを設けたカバーＶで
はカスの付着がほとんどみられず、１カ月に１回
の定期点検まで洗浄の必要がなかつた。
はカスの付着がほとんどみられず、１カ月に１回
の定期点検まで洗浄の必要がなかつた。
また、コート層Ｓの厚さを種々異なつたものを
用いて実験したが、この場合基体Ｃの有する表面
の粗さに関係するため、一概に規定できないが、
少なくとも、パルプ繊維の付着を容易ならしめる
鋭利な微細尖端を浅くしたり、埋めるようにコー
ト層Ｓが被覆されたものであればよく、そのため
には最低2μｍ以上の厚さが必要で、また上限は、
一定以上の厚さになるとカスの付着は少なくなる
ことから、特に限界は見当たらなかつたが、実用
上せいぜい、300μｍ程度であると推定される。
用いて実験したが、この場合基体Ｃの有する表面
の粗さに関係するため、一概に規定できないが、
少なくとも、パルプ繊維の付着を容易ならしめる
鋭利な微細尖端を浅くしたり、埋めるようにコー
ト層Ｓが被覆されたものであればよく、そのため
には最低2μｍ以上の厚さが必要で、また上限は、
一定以上の厚さになるとカスの付着は少なくなる
ことから、特に限界は見当たらなかつたが、実用
上せいぜい、300μｍ程度であると推定される。
さらに、コート層Ｓを形成する有機質材料とし
てポリ四沸化エチレンが、セラミツクより成る基
体Ｃに対する付着性、パルプ溶液に対する耐酸性
及び抄網の摺動性の点から最良であつたが、これ
に限らず、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン等
の耐水性に優れた有機質材料を被覆して成るコー
ト層Ｓにおいてもカスの付着量は少なく耐久性が
あり何ら支障がなく使用することができた。
てポリ四沸化エチレンが、セラミツクより成る基
体Ｃに対する付着性、パルプ溶液に対する耐酸性
及び抄網の摺動性の点から最良であつたが、これ
に限らず、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン等
の耐水性に優れた有機質材料を被覆して成るコー
ト層Ｓにおいてもカスの付着量は少なく耐久性が
あり何ら支障がなく使用することができた。
なお、上記実機テストには、コート層Ｓを、最
も付着し易いサクシヨンボツクスカバーに被着し
たものを用いた場合を挙げたが、このほか、ほぼ
同様の使用態様である抄網支持部としてのフオイ
ル、デフレクタに設けた場合でも全く同様の効果
が確認された。
も付着し易いサクシヨンボツクスカバーに被着し
たものを用いた場合を挙げたが、このほか、ほぼ
同様の使用態様である抄網支持部としてのフオイ
ル、デフレクタに設けた場合でも全く同様の効果
が確認された。
以上のように本発明に係る抄網支持部材によれ
ば、セラミツクより成る基体の外表部に有機性の
コート層を被着せしめたことによつて、パルプ繊
維の一部がカスとして吸引孔やスリツト、リーデ
イングエツジなどに付着し難く、その結果脱水む
らを発生するようなことが少なく、したがつて抄
紙機の操業を停止して頻繁に洗浄を行うことな
く、しかも品質の安定した良質な紙を製造するこ
とができる。
ば、セラミツクより成る基体の外表部に有機性の
コート層を被着せしめたことによつて、パルプ繊
維の一部がカスとして吸引孔やスリツト、リーデ
イングエツジなどに付着し難く、その結果脱水む
らを発生するようなことが少なく、したがつて抄
紙機の操業を停止して頻繁に洗浄を行うことな
く、しかも品質の安定した良質な紙を製造するこ
とができる。
第１図イ，ロはそれぞれ本発明による抄網支持
部材としてのサクシヨンボツクスカバーとフオイ
ルの斜視図、第２図は第１図のイ，ロにおけるＸ
−Ｘ線断面図の一部を示したものである。 Ｖ：サクシヨンボツクスカバー、Ｆ：フオイ
ル、Ｃ：基体、Ｓ：コート層。
部材としてのサクシヨンボツクスカバーとフオイ
ルの斜視図、第２図は第１図のイ，ロにおけるＸ
−Ｘ線断面図の一部を示したものである。 Ｖ：サクシヨンボツクスカバー、Ｆ：フオイ
ル、Ｃ：基体、Ｓ：コート層。
Claims (1)
- １ 抄紙機における抄網に当接し、支持する支持
部材の基体をアルミナ、炭化珪素、ジルコニア等
のセラミツクで形成するとともに、該基体外表面
における抄網と接触しない面に、厚み2μｍ以上
の耐水性に優れた有機質のコート層を設けたこと
を特徴とする抄紙機の抄網支持部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18542982A JPS5976991A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 抄紙機の抄網支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18542982A JPS5976991A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 抄紙機の抄網支持部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5976991A JPS5976991A (ja) | 1984-05-02 |
| JPH0357998B2 true JPH0357998B2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=16170626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18542982A Granted JPS5976991A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 抄紙機の抄網支持部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5976991A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI127338B (fi) * | 2010-04-26 | 2018-04-13 | Valmet Technologies Inc | Alipainelaitteisto kuiturainakonetta varten ja kuiturainakone varustettuna alipainelaitteistolla |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56133371A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-19 | Nippon Tairumento Kk | Stainproofing agent for forcelain tile surface |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP18542982A patent/JPS5976991A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56133371A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-19 | Nippon Tairumento Kk | Stainproofing agent for forcelain tile surface |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5976991A (ja) | 1984-05-02 |
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