JPH0357989A - 光透過性物品の表示有無検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ガラス、プラスチックなど光透過性物品に印
刷すべき絵柄、文字記号あるいは貼着表示すべきラベル
類が所定通りに表示されているか、あるいは脱落してい
るかを検出するための透明乃至半透明な光透過性の物品
の表示有無検出装置に関する。

（従来の技術〉 従来、プラスチック製のカップ容器等の半透明製品の製
造ライン、同出荷ラインにおいて、所定の搬送手段によ
って搬送される該物品の通過を検知して検出タイミング
信号を得、該物品の所定位置に貼着されるべき製品銘柄
などを表示する印刷ラベルの有無を検知して、印刷ラベ
ルが正しく貼着されているか、それとも脱落しているか
を検出している。しかし、反射型又透過型の光電センサ
ーを用いてセンサー投光器からの光を物品に照則して、
光が反射したか透過したかのいずれかによって検出する
方式では、半透明物品あるいは透明物品など光透過性の
物品の通過検知については光が物品を透過してしまい、
検知が不可能であり、検知は不正確になる。そこで、マ
イクロスイッチなど接触型通過検知手段を用いて検知す
るものであるが、接触型の物品通過検知手段では、検知
すべき物品に傷を付けたり、プラスチック製のカップな
ど軽量な物品の場合は、物品がマイクロスイッチに接触
停止してしまい、搬送ライン上で製品の渋滞によるトラ
ブルを起しかねないものである。

（発明の目的〉 本発明は、光透過性の物品本体の通過をセンサーで検知
できる程度に、そのセンサーの検知用基準電圧レベルを
予め設定して、光透過性の物品の通過の有無を検知でき
るようにし、光透過性物品本体に施すべき印刷表示、あ
るいは貼肴ラベルなど表示の有無を検出できるようにす
ることを目的とするものである。

（発明の構戊） 本発明は、光透過性物品本体の通過有無を検知する非接
触型通過検知手段と、該半透明物品本体に表示され且つ
少なくとも不透明領域を有するラベル等表示の有無を検
知する非接触型表示検知手段とを備え、物品通過検知信
号と表示検知信号とにより表示の有無を検出することを
特徴とする光透過性物品の表示有無検出方法である。

（発明の作用〉 本発明は、光透過性の物品の通過の有無を検出できるよ
うに検出用基準電圧Ｖｏを予め設定することよって、光
を屈折する形状の透明物品、あるいは半透明物品など光
透過性の物品本体の通過の有無を確実に検知できるため
、該物品に印刷表示あるいは貼着表示された不透明表示
領域を有する絵柄、文字、記号などの表示の有無を正確
に検出でき、物品通過有の検知信号と表示有の検知信号
が発生している場合は良品として搬出し、表示無の検知
信号が発生した場合は印刷表示の鋭刷、ラベルの未貼着
の発生を確認できるものである。

また、本発明は完全透明な物品であっても、その物品に
よって検出センサーの投光器からの照明光の一部が屈折
して、受光器に対して投光器の全光量よりも少ない光量
を受光させるような形状の透明物品であれば検出が可能
である。

（実施例） 本発明を第１図に従って詳細に説明すれば、搬送手段３
上に載置されて図面左方向に搬送されるプラスチック製
のカップ容器など半透明物品４は、その所定個所に表示
ラベル５が貼看されている。

表示ラベル５は、紙製あるいはプラスチックフィルム製
の不透明シートに所定絵柄、文字、記号などの表示が印
刷されているか、あるいは透明シートに所定の文字、記
号などが表示されているものである。物品４が左方向に
搬送される途中に半透明物品４の通過を検知する非接触
型の通過検知センサー１と、物品４本体に表示されてい
るラベル５などの表示の有無を検知する表示検知センサ
ー２が設置されている。センサー１は投光器１ａと受光
器１ｂとを対向して備える。

本発明において検出する物品について第２図に詳細に説
明すれば、第２図（ａ）は、完全透明な物品４ａの検出
について説明する概略図であり、検出センサー１の投光
器１ａと受光器１ｂとの間に例えば円形の透明物品４ａ
が通過するとき、投光器１ａの光線（発光ダイオード光
、コヒーレントなレーザー光、あるいはマイクロレンズ
等により受光器１ａに対して収束する収束光、平行光）
は、一部は物品４ａの形状によって屈折し、物品４ａが
ない場合に、受光器１ｂに到達する光量よりも少ない光
量が受光器１ｂに入射されるものである。また、第２図
（ｂ）に示すように、半透明物品４ｂは、投光器１ａか
らの入射光の一部を外方に拡故するため、受光器１ｂに
は、物品４ｂがない場合に比較して少ない光量が入射さ
れる。本発明は、このような原理を応用するものである
。

第３図（ａ）に示すように、前記センサー１は、光を遮
る物品が通過していない状態においては受光器側は光検
知用基準電圧レベル■０より高いゲインを得るもので、
これによって光検知出力信号が出力されるように設定さ
れた透過型の光センサーである。半透明の物品４がセン
サー１の間を通過すると、投光器からの光量の一部分が
半透明物品４によって遮られ、受光器のゲインは光検知
用基準電圧レベルＶＯ以下に低下し、センサー１からの
光検知信号は発生しない。そして、この出力信号は、Ｎ
ＯＴ回路を介して検出信号ａ１を構成する。

他方、センサー２は、投光器２ａと受光器２ｂとを対向
して備える。そして、第３図（ｂ）に示すように、ラベ
ルなど不透明表示５が通過していない状態においては、
センサー２の受光器２ｂ側は投光器２ａからの光を検知
して光検知信号が出力され、方、不透明表示５が通過す
ると、投光器２ａの光が遮られてセンサー２の受光器２
ｂによる光検知出力信号は出力されない。そして、この
光検知出力信号はＮＯ丁回路を介して検出信＠ａ２を構
成する。

そして、第４図に示すように、センサー１による半透明
物品４の検出信号ａ１とセンサーａ２によるラベル５の
検出信号ａ２の両方が出力されたときには、異常検知信
号を発せず、一方、センサー１又はセンサー２のいずれ
か一方より検出信号が発せられたときは、異常検知信号
を出力するようにする。なお、センサー１とセンサー２
からの検出信号ａ１　，　ａ２が互いに時間的に重畳す
るように、センサー１とセンサー２のセンサー設置位置
を設定するものである。あるいはセンサー１か、センサ
ー２のいずれか最初に検出される信号を保持する回路及
び保持を解除するリセットを設けるようにしてもよい。

第５図は本発明方法における検出回路の要部であり、セ
ンサー１，２の光検知信号はＮＯ丁回路を介してそれぞ
れ検出信号ａ１，ａ２を形成し、該信号はＡＮＤ回路に
入力されて、ＡＮＤ回路を介して異常検出信号が出力さ
れ、警報、ランプ、その他出力表示装置を動作させるこ
とができる。

（発明の効果） 本発明方法は、透明乃至半透明物品に表示すべき不透明
表示の有無を正確に検出でき、光透過性物品に対するラ
ベル、印刷などの表示の有無の確認、あるいは表示の無
い場合の異常検出による物品の区分排出操作に顕著な効
果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の検出方法を説明する一実施例の側面図
、第２図は本発明における物品検出を説明する平面図、
第３図は本発明における検出動作信号の説明図、第４図
は本発明における異常検出信号の出力動作の説明図、第
５図は本発明における検出論理回路図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）光を部分的に屈折透過する形状の透明な物品あるい
   は半透明な物品など光透過性物品の通過有無を検知する
   非接触型通過検知手段と、該物品本体に表示され且つ少
   なくとも不透明領域を有するラベル等表示の有無を検知
   する非接触型表示検知手段とを備え、物品通過検知信号
   と表示検知信号とにより表示の有無を検出することを特
   徴とする光透過性物品の表示有無検出方法。