JPH0357505Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は、例えばハンデイタイプの日記帳また
は予定欄付き手帳のような予定欄を有する記入帳
に関する。

（従来の技術） 従来からハンデイタイプの日記帳または日記欄
付き手帳のような予定欄を有する記入帳として、
記入帳の頁を構成する紙片の一辺に沿つて複数の
日付を等間隔で表示した日付欄を設け、この日付
欄に隣接させて予定記入欄を設けたものや、さら
に日付欄に午前、午後の表示や時刻目盛りを設け
たものが汎用されている。

しかしながらこのような予定欄を有する記入帳
は通常一般の業務用にデザインされているため、
午後や通常の執務時間外の予定を記入するための
配慮がなされておらず、このため午後や通常の執
務時間外の予定の多い営業関係の担当者や経営者
等にとつては、時刻目盛りがあつても利用するこ
とができないという難点があつた。

また、時刻表示のある記入帳では、通常時刻目
盛りが各頁の上部に右送りに表示されているた
め、予定を横書きした場合、必然的に数時間分に
またがつて記載することになり、時刻表示と予定
との関係がわかりにくく、さらに近接した時間帯
に複数の予定が入つた場合には時刻と対応させて
記入することができないという問題もあつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案はこのような従来の難点を解消すべくな
されたもので、午後や通常の執務時間外の予定の
多い使用者にも時間表示が利用でき、かつ予定と
時刻との対応のわかりやすい記入帳を提供するこ
とを目的とする。

［考案の構成］ （問題点を解決するための手段および作用） すなわち本考案の予定欄を有する記入帳は、記
入帳の頁を上下に２区分し各区分をそれぞれ左右
頁に跨がつて横に６区分してその右端の区分をさ
らに２つに区分し、これら各区分の上部に日付お
よび曜日を右送りに表示して２週間分の日付欄お
よびこれに隣接する予定記入欄を作成するととも
に、少なくとも月曜日から金曜日に対応する予定
記入欄を縦長とし、さらに各縦長の予定記入欄を
上下に執務時間欄と執務時間外欄とに区分し、か
つ執務時間欄を上下に午前の欄とこれより広い午
後の欄とに区分したことを特徴としている。

（実施例） 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。

第１図は本考案の一実施例の予定欄付き手帳の
予定欄の頁を開いた状態を示すもので、左頁１ａ
と右頁１ｂとを通して上下に２分され、それぞれ
各１週間分の予定を記入できるように構成されて
いる。

頁の上辺に沿つて年度・月欄が設けられそれぞ
れ年度２および月３が印刷されており、また上辺
と平行に所定の間隔を置いて２段にわたつて日付
欄４と予定記入欄５とが設けられている。

各日付欄４は上辺に沿つて６分割されてそれぞ
れ月曜日から土曜日までの曜日と日付が印刷さ
れ、さらに土曜日の予定記入欄５にはそのほぼ中
央に日曜日の日付欄が設けられている。

さらに予定記入欄５の上部ほぼ1/3の位置には
それぞれ頁の上辺と平行に各予定欄を横断して正
午を示す点線６が一直線に引かれ、月曜日の予定
記入欄の左上端および点線６の左下側には、それ
ぞれ「AM」、「PM」の午前、午後を表わす表示
が印刷されている。

さらに予定記入欄５の下部ほぼ1/5の位置には
頁の上辺と平行に各予定欄を横断して執務時間欄
と執務時間外欄とを区分する点線７が一直線に引
かれている。

このように構成された記入帳では、通常の執務
時間外の予定は点線７の上の欄内にそれぞれ午
前、午後の区分に応じて記入され、執務時間外の
予定や私的な予定は点線７の下側に記入される。

第２図は本考案の他の実施例の記入帳の頁を開
いた状態を示すものである。この実施例は執務時
間欄と執務時間外欄とを区分する点線の左下側に
執務時間外を表わす表示８を設け、さらに予定記
入欄の左端に時刻目盛り９を表示し、この時刻目
盛り９の執務時間終了時刻に対応する位置に執務
時間内、外を区分する点線７を引いた点を除いて
第１図に示した実施例と同一構成であるので、第
１図と対応する部分に同一符号を付して重複する
説明は省略する。

この実施例の記入帳でも、通常の執務時間内の
予定は点線７の上の欄内にそれぞれ午前、午後の
区分に応じて記入され、執務時間外の予定や私的
な予定は点線７の下側に記入される。

なお以上の実施例では、本考案を予定欄付き手
帳に適用した例について説明したが、本考案はか
かる実施例に限定されるべきものではなく、ハン
デイタイプの日記帳にも同様に適用することがで
きる。

また上記した実施例では、日付欄を頁の上辺に
沿つて横に設け記入欄をその下側に設けた例につ
いて説明したが、日付欄を頁の左辺または右辺に
沿つて縦に設け記入欄をその横に隣接して設ける
ようにしてもよい。

［考案の効果］ 以上説明したように本考案の記入帳では、予定
記入欄を上下に執務時間欄と執務時間外欄とに区
分するとともに執務時間欄を上下に午前の欄とこ
れより広い午後のと欄に区分したので、午後や通
常の執務時間外の予定の多い使用者にも時間表示
が利用でき、かつ予定記入欄を横書きとし時刻の
目盛りを縦に設けて時刻と予定とを１文字の範囲
で対応させることができるようにしたので、時刻
と予定との対応がわかりやすく、近接した時間帯
に複数の予定が入つても時刻と対応させて記入す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ本考案の一実施
例の記入帳の予定欄を示す平面図である。 １ａ……左頁、１ｂ……右頁、２……年度、３
……月、４……日付欄、５……予定記入欄、６，
７……点線、８……執務時間外を表わす表示、９
……時刻目盛り。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 記入帳の頁を上下に２区分し各区分をそれぞれ
   左右頁に跨がつて横に６区分してその右端の区分
   をさらに２つに区分し、これら各区分の上部に日
   付および曜日を右送りに表示して２週間分の日付
   欄およびこれに隣接する予定記入欄を作成すると
   ともに、少なくとも月曜日から金曜日に対応する
   予定記入欄を縦長とし、さらに各縦長の予定記入
   欄を上下に執務時間欄と執務時間外欄とに区分
   し、かつ執務時間欄を上下に午前の欄とこれより
   広い午後の欄とに区分したことを特徴とする予定
   欄を有する記入帳。