JPH035718B2 - - Google Patents

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JPH035718B2
JPH035718B2 JP10239982A JP10239982A JPH035718B2 JP H035718 B2 JPH035718 B2 JP H035718B2 JP 10239982 A JP10239982 A JP 10239982A JP 10239982 A JP10239982 A JP 10239982A JP H035718 B2 JPH035718 B2 JP H035718B2
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JP
Japan
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signal
hue
color
key
component
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JP10239982A
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JPS58219887A (ja
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Haruo Okuda
Keinosuke Murakami
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Japan Broadcasting Corp
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Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP10239982A priority Critical patent/JPS58219887A/ja
Publication of JPS58219887A publication Critical patent/JPS58219887A/ja
Publication of JPH035718B2 publication Critical patent/JPH035718B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/74Circuits for processing colour signals for obtaining special effects
    • H04N9/75Chroma key

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンポーネント符号化した色彩画像
信号相互の嵌込みを制御するクロマキー信号を発
生させるクロマキー信号発生回路に関し、特に、
簡単な回路構成により、クロマキー信号の色相、
レベル等の調整が容易であつて安定に動作し得る
ようにしたものである。
本発明によるクロマキー処理の対象とする色彩
画像信号は、複合カラーテレビジヨン信号など、
輝度信号Yおよび2種類の色信号u,v、例えば
B−Y,R−Yよりなる色彩画像信号をコンポー
ネント符号化したものである。
しかして、従来、高画質の画面合成が可能とさ
れているアナログ処理を行なうソフトクロマキー
用のクロマキー画像合成装置は、概略、第1図に
示すように構成されており、入力色彩画像信号と
しては、前景をなす被写体像および背景と置換す
べきバツクカラー部からなる前景画像信号Aと、
前景のバツクカラー部に対応する部分を抽出して
前景に嵌込むべき背景画像信号Bとからなる。図
示の従来回路においては、キー信号発生回路1に
前景画像信号Aおよび別途指定するキーカラー信
号Eを供給して所要のキー信号Cを発生させる。
前景画像に嵌込みを行なうべき部分を指定するバ
ツクカラーは、ベクトルスコープ上の所定領域に
分布するが、キーカラーとしては、通例、その指
定領域の中心値を選定し、かかるキーカラーに基
づいて発生させるキー信号Cは0から1までの範
囲の係数値をとる。かかるキー信号Cを印加して
画像信号の切換えを制御する合成回路2には、前
景および背景の画像信号AおよびBを供給し、キ
ー信号Cおよび上述した係数に対する補数に相当
する補数信号により背景および前景の画像信号の
振幅をそれぞれ変調して相互に加算合成し、クロ
マキー合成出力画像信号Dを取出す。
しかして、従来のアナログ処理利によるソフト
クロマキーによれば、前景画像の被写体とバツク
カラー部との境界近傍においては、第2図aに示
すように、それぞれの画像信号振幅が互いにデイ
ゾルブしながら移り変つており、かかるデイゾル
ブを行なうソフトクロマキー用のキー信号は、第
2図bに示すように、前景画像におけるバツクカ
ラー部の信号波形を抽出したものであり、かかる
キー信号およびそのキー信号から形成した補数信
号により背景および前景の画像信号振幅をそれぞ
れ制御して加算合成したクロマキー合成出力画像
信号波形は第2図cに示すようになる。
上述のようなソフトクロマキー信号を発生させ
るキー信号発生回路1、すなわち、色弁別回路の
概略構成を第3図に示す。図示の色弁別回路にお
いては、環状に構成した抵抗素子に120°の角度間
隔にて3個の固定端子を設けた色相ダイアル3の
各固定端子に、カラーテレビジヨンカメラの撮像
出力などからなる三原色画像信号ER,EG,EB
それぞれ供給し、180°の角度を保つて対向配設し
た2個の摺動子により取出した色相の2信号E,
Fを差動増幅器4に供給し、2信号E,Fの差信
号Gを取出す。しかして、一方の摺動子をキーカ
ラーの色相に相当する角度位置に設置すると、2
信号E,Fがキーカラーとその補色とに対応する
ものであるから、かかる色弁別回路からなるキー
信号発生回路1の入力とする前景画像信号Aがバ
ツクカラー部におけるキーカラーの色相を有する
ときには差信号Gは最大値をとり、キーカラーの
補色の色相を有するときには最小値乃至負値をと
る。
かかる差信号Gにより、第2図bに示したよう
なソフトクロマキー信号を形成するために、第4
図に示すような入出力振幅特性を有するベースク
リツプ回路5にその差信号Gを供給する。したが
つて、ベースクリツプ回路5の出力キー信号C
は、入力前景画像信号にキーカラーの色相を有す
る信号成分が存在するときには、その信号成分の
振幅に比例した大きさとなり、また、キーカラー
の補色の色相を有する信号成分に対しては出力値
が0となる。
上述のようにして形成したソフトクロマキー信
号の作動範囲は、ベクトルスコープ上にて、第5
図に斜線を施して示す0より大きい値の範囲であ
る。図中、点Xにて示す(up、vp)の色相点はキ
ーカラーを示し、ソフトキー信号の値は、原点0
を通る線分ab上にて零となり、原点0から点X
(up、vp)に向う方向に沿つて色の飽和度が増す
につれて増大する。かかる範囲のソフトクロマキ
ーを行なえば、前景画像中の、バツクカラー部以
外の部分においても、バツクカラーに近い色相の
部分が被写体にあれば、その部分まで背景画像に
置換されることになる。
したがつて、従来は、第6図に示すように、キ
ーカラーX(up、vp)より角度±αだけ色相をず
らして2種類のソフトクロマキー信号を形成し、
それぞれのクロマキー信号の作動範囲を、図中交
叉斜線にて示すように重複させ、かかる2種類の
ソフトクロマキー信号を、NAMすなわち非加算
混合に対応する−NAMすなわち2種類の信号の
うち小さい方を出力することにより合成し、双方
のクロマキー作動範囲の重複領域のみに作動範囲
を狭くした合成ソフトクロマキーを行ない、かか
る合成ソフトクロマキーが作動する色相範囲を角
度αの値を変えることにより任意に調整し得るよ
うにしていた。
しかしながら、従来のかかるアナログ処理用の
クロマキー信号発生回路は、つぎのような種々の
理由により、コンポーネント符号化した色彩画像
信号相互の嵌込みには適用し難い、という欠点が
あつた。すなわち、 (1) 入力信号として三原色画像信号を供給する必
要があり、コンポネント符号化画像信号の各コ
ンポーネント、すなわち、輝度信号Y並びに2
種類の色信号u,vを用いる場合には、一旦デ
コードして三原色画像信号に変換する必要があ
る。
(2) 第3図に示したような色相ダイアルをデイジ
タル処理に適合するように構成するには、3台
の乗算器を必要とするので、回路装置が大型と
なり、構成が複雑となる。
(3) ソフトキーの作動する色相範囲を調整するた
めには、2個の色相ダイアルが必要となる。
(4) 2種類のデイジタルクロマキー信号の−
NAMを行なう演算回路が、構成の複雑さの故
に大型となる。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、従来、高画質の画像合成が可能とされたアナ
ログ処理のソフトクロマキーをデイジタル処理に
適するようにするとともに、ベクトルスコープ上
において調整するクロマキーの色相範囲をデイジ
タル処理に適した信号処理により簡単かつ効果的
に制御して、良質のクロマキー合成画像信号が得
られるようにしたクロマキー信号発生回路を提供
することにある。
すなわち、本発明クロマキー信号発生回路は、
コンポーネント符号化した色彩画像信号における
2種類の色信号をキー信号色相軸の信号成分およ
び前記キー信号色相軸に直交する直交色相軸の信
号成分に変換する手段と、前記キー信号色相軸の
信号成分をベースクリツプした所望レベルの最大
色相角キー信号を形成する手段と、前記直交色相
軸の信号成分の絶対値に対応する所望レベルの直
交成分信号を形成する手段と、前記最大色相角キ
ー信号から前記直交成分信号を減算する減算手段
と、その減算手段の差出力信号における所定正レ
ベル範囲の信号成分からなる所望のクロマキー信
号を形成する手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
本発明によりコンポーネント符号化した色彩画
像信号相互のソフトクロマキーを行なうためのク
ロマキー信号をデイジタル処理により形成するよ
うにしたクロマキー信号発生回路の原理的構成を
第7図に示す。図示の構成においては、前景画像
信号中の2種類の色信号u,vを入力信号として
供給し、座標変換回路11に導く。その座標変換
回路11においては、第8図に示すように、入力
色信号の座標軸u、vを角度φだけ回転させて、
キーカラー点X(up、vp)を通るキー信号色相軸
sとそのキー信号色相軸sに直交する直交色相軸
hとに座標軸の変換を行ない、入力色信号u,v
に対する出力色信号s,hを形成する。なお、上
述の座標軸回転角φは φ=tan-1(vp/up) となる。かかる座標変換により、クロマキー信号
の形成に使用する色信号は、キーカラーX(up
vp)の色相に並行の信号成分sと、そのキーカラ
ーX(up、vp)の色相と直角の色相成分hとにな
る。この信号sは、第3図示の従来のクロマキー
信号発生回路における色相ダイアル3および差動
増幅器4により得た差信号Gと同様に、入力前景
画像信号の色相がキーカラーの色相に一致したと
きに最大値をとり、また、キーカラーの補色の色
相と一致したときに零となり、その補色の色相か
ら遠ざかるにつれてその値が正、負両方向に増大
するものとなる。
かかるキーカラー色相成分信号sを供給するベ
ースクリツプ回路12は、第9図に示すような入
出力振幅特性を有しており、負値入力に対しては
出力零となり、正値入力に対してはその入力振幅
に比例した出力振幅が得られるようにしてある。
ベースクリツプ回路12のかかる出力信号を利得
調整回路13に供給し、その利得調整出力信号A
の振幅とキーカラー色相成分信号sの正値入力振
幅との比例定数、すなわち、入出力間利得aをク
ロマキー処理に適した所望の値に設定する。かか
るキーカラー色相成分利得調整出力信号Aは、第
5図に示した従来のソフトクロマキー信号と同様
の作動色相範囲180°を有するソフトクロマキー信
号となる。
一方、座標変換回路11から得た直交色相成分
信号hを供給する絶対値回路14は、第10図に
示すような入出力振幅特性を有しており、正負の
入力振幅に対して、ともに比例した正値の出力振
幅が得られるようにしてある。絶対値回路14の
かかる出力信号を利得調整回路15に供給し、そ
の利得調整出力信号Bの振幅と直交色相成分信号
hの正値入力振幅との比例定数、すなわち、入出
力間利得bをクロマキー処理に適した所望の値に
設定する。かかる直交色相成分利得調整出力信号
Bは、前景画像の色信号の色相がキーカラーの色
相と一致したときには零となり、キーカラーの色
相から遠ざかるに従つて大きくなる。
上述したキーカラー色相成分sおよび直交色相
成分hの利得調整出力信号AおよびBを減算回路
16に供給してその差出力信号Cを取出すと、こ
の差出力信号Cは正負両方向の値を取り得るもの
であり、第11図に示すような入出力振幅特性を
有するクリツプ回路17に導いて、その負値振幅
および高論理レベル“1”を超える正値振幅を切
除して、それぞれ零値および“1”に設定する。
すなわち、クリツプ回路17が呈する第11図示
の入出力振幅特性により、差出力信号Cの値が、
負のときには零となり、“1”より大きいときに
は“1”に固定した振幅値を有するクロマキー信
号Dが形成される。
上述のように第7図示の構成により形成した本
発明によるクロマキー信号Dは、クリツプ回路1
7により“1”を超えない正値をとつたときに、
第12図に示すu,v軸色相座標面において斜線
を施して示す領域の色相を有している。このクロ
マキー信号Dは、キーカラーの色相点(up、vp
にて振幅値が“1”となるように、利得調整回路
13の入出力間利得aの値を設定する。その場合
に、クロマキー信号Dの値は、座標原点0を通る
折線lom上にて零となり、その折線lomからキー
カラー色相点X(uppv)に近づくにつれて増大
し、そのキーカラー色相点X(up、vp)を通り、
上述した折線lomに平行となる折線nxp上および
折線nxpを超えた領域においては、つねに、“1”
となる。一方、直交色相成分hの利得を調整する
利得調整回路15の入出力間利得bの値に応じ
て、第12図の斜線部が示すクロマキー作動領域
の色相範囲角、すなわち、上述した折線lomの狭
角βが変化し、利得b=0とときに狭角βは180°
となり、b=0.5のときにβ=126°となり、b=
1のときにβ=90°となる。かかるクロマキー信
号Dによりクロマキー処理を行なえば、前景画像
信号の色相が第12図示の斜線領域に入つたとき
には、そのときに得られるクロマキー信号Dの値
に応じて前景画像が背景画像に置換され、従来の
アナログ処理によるソフトクロマキーと全く同等
の作用効果が得られる。
つぎに、以上に各部の作用を説明した第7図示
の原理的構成による本発明クロマキー信号発生回
路の具体的構成の例を第13図に示す。図示の具
体的構成においては、第7図示の原理的構成にお
ける各構成要素11〜17に相当する部分をそれ
ぞれ一点鎖線にて囲んで示してある。また、図示
の具体的構成における各切換えスイツチ28,2
9,32,33は、本発明クロマキー信号発生回
路のオンライン作動時には、常時、図示の上側接
点に接続して入出力端子間を順次に接続し、後述
するようにいわゆるテーブルルツクアツプ構成に
した本発明クロマキー信号発生回路に用いる各ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)に格納しておく
データの点検、書替え時にのみ、各切換えスイツ
チ28,29,32,33を図示の下側接点に切
換えて、各ランダムアクセスメモリ(RAM)を
マイクロコンピユータ35に接続し、所要のデー
タ処理を行なうように構成してある。なお、クロ
マキーの作動色相領域の設定に関係する座標変換
回路11、ベースクリツプ回路12、絶対値回路
14および利得調整回路13,15をテーブルル
ツクアツプ構成にするために使用するメモリ装置
は、クロマキー作動色相領域を所望の値に設定す
るために、メモリ内容の書替えが可能である必要
があるので、すべて、書込み読出しの双方が可能
のランダムアクセスメモリ(RAM)をもつて構
成し、クロマキー作動色相領域の如何に拘わりな
くクロマキー信号の振幅を1を超えぬ正値に制限
するためだけに使用するクリツプ回路17をテー
ブルルツクアツプ構成にするために使用するメモ
リ装置のみは、読出しのみ可能のリードオンリメ
モリ(ROM)をもつて構成してある。
しかして、上述したテーブルルツクアツプ構成
は、デイジタル信号処理回路において、入力デイ
ジタル値に対して、その都度、時間をかけて複雑
なデイジタル演算処理を施すことなく、予想され
る範囲の入力デイジタル値に対して所要のデイジ
タル演算処理を施した結果の出力デイジタル値
を、予め、メモリ番地を入力デイジタル値に順次
に対応させたメモリ装置に格納しておき、入力デ
イジタル値によりアクセスして直ちに対応する出
力デイジタル値を読出すようにしたものであり、
入出力値の対照表からそれぞれの入力値に対応し
た出力値を読取るテーブルルツクアツプによつて
迅速な信号処理を行ない得るようにしたものであ
る。したがつて、各メモリ装置のアドレスライン
数は、入力デイジタル値のビツト数に等しく、ま
た、出力データライン数は、入出力デイジタル値
の相対関係により、アドレスライン数に等しい
か、より大きくすることが必要である。また、ア
クセスタイムは、入力デイジタル値のサンプリン
グ間隔よりも短かいことが必要である。
上述のようなテーブルルツクアツプ構成におけ
るメモリ装置のメモリ内容であるデータテーブル
の点検、書替え等のデータ処理を行なうマイクロ
コンピユータ35において、Eはアドレスバス、
Fはデータバスであり、G,Iはマイクロコンピ
ユータ35の出力ポートに接続した制御バスであ
り、そのうち、Iは切換えスイツチ28,29を
制御し、Gは切換えスイツチ32,33を制御す
る。
しかして、第13図示の具体的構成例において
は、ランダムアクセスメモリ21〜24、切換え
スイツチ28,29および加算器30,31が座
標変換回路11を構成しており、入力色信号u,
vに対して、u×cosφ、−u×sinφ、v×sinφ、
v×cosφの値をランダムアクセスメモリ21〜
24にそれぞれ記憶させてテーブルを作成すると
ともに、キーカラーX(up、vp)について、φ=
tan-1(vp/up)なる値を予めマイクロコンピユー
タ35に記憶させてあるものとする。なお、かか
るテーブルの作成は、前述したように、切換えス
イツチ28,29を下側接点に切換えた状態にて
行なう。また、それらの切換えスイツチ28,2
9を上側接点に接続した状態においては、加算器
30および31からの出力値sおよびhの値が、
それぞれ、 s=u×cosφ+v×sinφ h=−u×sinφ+v×cosφ (1) となり、u、v色相軸からs、h色相軸への回転
角φによる座標軸変換が行なわれる。
また、テーブル用ランダムアクセスメモリ25
および切換えスイツチ32−1,33−1は、第
7図示の原理的構成におけるベースクリツプ回路
12と利得調整回路13とによる信号処理を一括
して同時に行なうものであり、つぎの(2)式による
入出力特性に従つたテーブルを記憶させておく。
k=a×s(s≧0のとき) k=0(s<0のとき) (2) なお、上式(2)中のkはメモリ出力信号Kの値で
あり、第7図示の原理的構成におけるキーカラー
色相成分利得調整出力信号Aに相当する。また、
係数aは、利得調整回路13の利得aに相当する
ものであり、マイクロコンピユータ35にあらか
じめ記憶させておく。
一方、テーブル用ランダムアクセスメモリ26
および切換えスイツチ32−2,33−2は、第
7図示の原理的構成における絶対値回路14と利
得調整回路15とによる信号処理を一括して同時
に行なうものであり、つぎの(3)式による入出力特
性に従つたテーブルを記憶させておく。
l=b×|h| (3) なお、上式(3)中のlはメモリ出力信号Lの値で
あり、第7図示の原理的構成における直交色相成
分利得調整出力信号Bに相当する。また、係数b
は、利得調整回路15の利得bに相当するもので
あり、マイクロコンピユータ35にあらかじめ記
憶させておく。
なお、これらのテーブル用メモリ25,26に
格納すべきテーブルの作成は、切換えスイツチ3
2,33を下側接点に接続した状態にてマイクロ
コンピユータ35により行なうこと、前述したと
おりである。
つぎに、減算器34は、第7図示の原理的構成
における減算器16に相当するものであり、上述
したメモリ出力信号KとLとの差出力信号Mを形
成するが、この差出力信号Mは第7図示の原理的
構成における差出力信号Cに相当するものであ
る。
最後に、テーブル用リードオンリメモリ27
は、第7図示の原理的構成におけるクリツプ回路
17に相当するものであり、クリツプ回路17の
入出力振幅特性を読出し専用に記憶させてある。
その入出力振幅特性はつぎの(4)式にて表わされ
る。
n=0(m>0のとき) n=m(0≦m<1のとき) n=1(m≧1のとき) (4) なお、上式(4)中のmは差出力信号Mの値であ
り、また、nはメモリ出力信号Nの値であつて、
第7図示の原理的構成における出力ソフトクロマ
キー信号Dに相当するものである。
以上のように、テーブルルツクアツプ構成を主
とする第13図示の構成により、第7図示の本発
明クロマキー信号発生回路の原理的構成をデイジ
タル処理に適するように具体化することができ、
上述のようにして発生させたソフトクロマキー信
号Nを第1図示の概略構成における合成回路2に
供給すれば、色調特性の優れたソフトクロマキー
をデイジタル処理によつて実現することができ
る。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、クロマキー信号発生回路について、つぎのよ
うな顕著な効果を収めることができる。
(1) 前景画像のうち、抜取つて背景画像に置換す
べき領域の色相範囲を容易に任意所望の範囲に
設定することができる。
(2) 上述した置換領域、すなわち、いわゆるバツ
クカラー領域の抜取りの具合を容易に設定する
ことができ、例えば、前景画像中における被写
体の影や硝子器の透明度、風に靡く毛髪などを
リアルに表現するには、第12図に示したよう
に、キーカラーの色相点X(up、vp)において
クロマキー信号Nの値が“1”となるように、
キーカラー色相成分利得調整出力信号に対する
利得aの値を適切に設定する。また、反対に、
バツクカラー領域に生じた被写体の影やノイズ
をクロマキー合成画像上に表わさないようにす
るには、上述の利得aを上述の値よりさらに大
きく設定する。
(3) 上述した各利得a,bの設定値は、合成出力
画像を目視しながら容易に迅速に決定すること
ができ、しかも、その調整はクリテイカルでは
なく、円滑に行ない得る。
(4) 前掲(1)項の効果を得るために、アナログ処理
においては2台の色相ダイアルを必要としたの
に対し、本発明によるデイジタル処理において
は、単一の座標変換回路のみを第13図示の構
成により設けるのみで足り、機械的調整部分を
必要としない安定動作の回路装置を小型に実現
することができる。
(5) 入力色信号としては、u、v色相軸による色
信号を用いるので、コンポーネント符号化した
デイジタルカラー画像信号の処理系にそのまま
適用することができる。
(6) デイジタル・カラー画像信号が、時間的に標
本化され、信号振幅も量子化されていることに
基づいて通常再生画像に生じ易い画質の劣化が
生じ難く、また、輝度信号Yおよび2色差信号
の標本化周波数の比が4:1:1のように色信
号の帯域を狭く設定されていても、かかる標本
化周波数比の如何に拘わりなく、同様に適用し
て同様の作用効果を挙げることができる。
したがつて、本発明クロマキー信号発生回路の
適用により、コンポーネント符号化したカラー画
像信号系において、効率的に番組制作を行なうこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクロマキー画像合成装置の概略構成を
示すブロツク線図、第2図a〜cは同じくその各
部信号波形をそれぞれ示す波形図、第3図は従来
のクロマキー信号発生回路の構成を示すブロツク
線図、第4図は同じくそのベースクリツプ回路の
入出力特性を示す特性曲線図、第5図は同じくそ
のソフトクロマキー信号の作動色相範囲の例を示
す線図、第6図は同じくその作動色相範囲の他の
例を示す線図、第7図は本発明クロマキー信号発
生回路の原理的構成を示すブロツク線図、第8図
は同じくその座標変換回路の動作の態様を示す線
図、第9図は同じくそのベースクリツプ回路の入
出力特性の例を示す特性曲線図、第10図は同じ
くその絶対値回路の入出力特性の例を示す特性曲
線図、第11図は同じくそのクリツプ回路の入出
力特性の例を示す特性曲線図、第12図は同じく
そのクロマキー信号の作動色相範囲の例を示す線
図、第13図は同じくそのクロマキー信号発生回
路の具体的構成例を示すブロツク線図である。 1……キー信号発生回路、2……合成回路、3
……色相ダイアル、4……差動増幅器、5,12
……ベースクリツプ回路、11……座標変換回
路、13,15……利得調整回路、14……絶対
値回路、16,34……減算器、17……クリツ
プ回路、21〜26……テーブル用ランダムアク
セスメモリ、27……テーブル用リードオンリメ
モリ、28,28−1〜28−4,29,29−
1〜29−4,32,32−1,32−2,3
3,33−1,33−2……切換えスイツチ、3
0,31……加算器、35……マイクロコンピユ
ータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンポーネント符号化した色彩画像信号にお
    ける2種類の色信号をキー信号色相軸の信号成分
    および前記キー信号色相軸に直交する直交色相軸
    の信号成分に変換する手段と、前記キー信号色相
    軸の信号成分をベースクリツプした所望レベルの
    最大色相角キー信号を形成する手段と、前記直交
    色相軸の信号成分の絶対値に対応する所望レベル
    の直交成分信号を形成する手段と、前記最大色相
    角キー信号から前記直交成分信号を減算する減算
    手段と、その減算手段の差出力信号における所定
    正レベル範囲の信号成分からなる所望のクロマキ
    ー信号を形成する手段とを備えたことを特徴とす
    るクロマキー信号発生回路。 2 特許請求の範囲第1項記載の発生回路におい
    て、各前記手段をそれぞれメモリ装置によるテー
    ブルルツクアツプ構成としたことを特徴とするク
    ロマキー信号発生回路。
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