JPH03570Y2 - - Google Patents

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JPH03570Y2
JPH03570Y2 JP1985154243U JP15424385U JPH03570Y2 JP H03570 Y2 JPH03570 Y2 JP H03570Y2 JP 1985154243 U JP1985154243 U JP 1985154243U JP 15424385 U JP15424385 U JP 15424385U JP H03570 Y2 JPH03570 Y2 JP H03570Y2
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JP
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core material
resin
roll
lining
resin lining
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JP1985154243U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は樹脂ライニングロールに係り、例え
ばプラスチツクの圧縮加工や製鉄工場の搬送工程
のテーブルロール、キヤリアロール、あるいはガ
イドロール等に用いられる外側を樹脂により被覆
した樹脂ライニングロールに関するものである。
(従来技術) 近年騒音対策や腐食防止、あるいは加工製品に
傷をつけない等の目的で外側すなわち外表面が樹
脂でライニングされたロールの需要が急増してい
る。
従来、この種の樹脂ライニングロールは、金属
芯材に溶融樹脂を巻付け冷却固化させる溶融被覆
法、あるいは樹脂筒の内径を芯材外径よりも若千
小さく加工し、次いで加熱して内径を芯材外径よ
り大きく膨張させた樹脂筒を芯材に挿入して冷却
固定する焼きばめ法等によつて、芯材外周に樹脂
をライニングした後、樹脂外周とその両端を切削
仕上げする方法が行われている。
更に、上記焼きばめ法によつて得られた樹脂製
ライニングロールにおいて、樹脂製ライニング材
の移動を防止するためロールの両端部に周面から
突出した金属リングを芯材に設けて樹脂製ライニ
ング材を上記金属リング間に設置する構造、また
ノツクピンによつて樹脂製ライニング材を芯体に
固定する構造も提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、溶融被覆法によつて得られたライニン
グロールは、被覆加工に手数を要すると共に溶融
被覆による収縮応力が過大になるため突然割れる
欠点がある。一方、焼きばめ法によつて得られた
ライニングロールでは、樹脂製ライニング材を芯
体に容易に圧入するため、また低温使用時に樹脂
製ライニング材の割れを避けるため、樹脂製ライ
ニング材の焼きばめ代を小さくする必要がある
が、実降使用されると樹脂製ライニング材は環境
温度の上昇によつて膨張して芯体との間にわずか
な隙間を有し、その結果芯体上を移動してロール
を保持する構造体に当接する等の問題を有してい
た。
また、更にこれを阻止するため前述のような金
属リングやノツクピンを使用して樹脂製ライニン
グ材を芯体に固着する構造が提案されているが、
この場合樹脂製ライニング材は長手方向の伸張が
制限されているため半径方向に伸張して局部的に
膨れたりりあるいは割れたりする欠点があつた。
この考案は、このような欠点を改善するための
ものであり、ライニングした樹脂が荷重による永
久伸びや熱膨張の影響を受けない良好な樹脂製ラ
イニングロールを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは、ロールの
芯材となる金属製筒状体または棒状体の外周面
に、複数の樹脂製ライニング部材を間隙を設けて
配置し、上記芯材両端部には芯材に固定した上記
ライニング部材のストツパー部材を設けると共に
中央部に設置した樹脂製筒を芯材に固定した構造
を有する樹脂製ライニングロールにある。
(実施例) 以下、添付図面に従つて本考案の実施例につき
詳細に説明する。
図は本考案案の樹脂ライニングロールの縦断面
図であり、本考案のロール1を構成している芯材
2は両側端部にフランジ3をもつた金属製の筒状
体であり、上記フランジ3には本考案の樹脂ライ
ニングロール1の回転を担うシヤフト4が取り付
けられている。尚、上記芯材2は筒状体に限定さ
れるものではなく棒状体でもよい。
この芯材2の外周面には焼きばめ法等によつて
複数個の筒状の樹脂製ライニング部材5がロール
長さの1%以上、好ましくは2%程度の間隙6を
設けて固着されており、芯材2の両側部に近い領
域にはライニング部材のストツパー部材7であ
る、例えば金属リング7が芯材2に突出した状態
で固定されており、両側に位置する樹脂製ライニ
ング部材5a,5aの芯材2軸方向への移動を制
限している。上記ストツパー部材7はスナツプリ
ング構造あるいは金属線材を溶接した構造であ
る。
一方、中央部に位置する樹脂製ライニング材5
bは芯材2まで貫通する複数穴を有し、この穴に
ノツクピン8を挿入して芯材2に固定されている
が、このノツクピン8の位置は樹脂筒中心方向の
ほぼ中央付近が好ましく、用途に応じて同一円周
上に複数個配置しても良く、そして搬送する物品
の損傷を避けるため、材質として樹脂が好まし
い。また、両端部の樹脂製ライニング材5a,5
aのロール端側をノツクピンで芯材2に固定し、
周方向のズレを防止しても良い。
上記ロールの芯材2は強度をもたせるため金属
製の棒状体あるいは重量が軽い筒状体が使用さ
れ、その外周にライニングする樹脂5としてナイ
ロン、ポリアセタール、超高分子量ポリエチレン
等が使用でき、用途に応じた硬度をもつ樹脂を選
択することができる。
次に、この考案に係る樹脂ライニングロールの
樹脂製ライニング部材の膨れ試験の結果を以下に
示す。
鉄製の外径173φ×内径163φ×長さ1050(mm)の
円筒状体の芯材2を用意し、その両端部にフラン
ジ3を介してシヤフト4を取り付けた。次いで、
この芯材2の外周に約20mmの間隙を設けて樹脂製
ライニング部材5を3個配置するが、この樹脂製
ライニング部材5は外径205φ×内径172φ×長さ
320(mm)を有する超高分子量ポリエチレン製の筒
状体である。これを沸騰水中で約1時間加熱して
熱膨張させ、内径が芯材外径より大きくなつた
後、これを芯材2の所定位置まで圧入し、その後
約24時間室温にて冷却して芯材2に固着させた。
そして、5φmmの鋼線からなる金属リングのスト
ツパー部材7を溶接によつて芯材2に固定し、更
に中央部に位置するライニング部材5bを10φmm
の6−ナイロン棒からなる4本のノツクピン8に
よつて芯材2に固定した。
この樹脂ライニングロール1を鋼板搬送用ロー
ルとして使用するため、ロールの表面温度を50〜
60℃に設置したが、荷重による永久伸びあるいは
熱膨張による伸張は樹脂製ライニング部材5の間
に設けた間隙で吸収されて、樹脂製ライニング部
材5がロール両端に出ることもなく、局部的な膨
らみも無かつた。
一方、従来の連続した一個の超高分子量ポリエ
チレン筒状体を焼きばめし、芯材全長をライニン
グしたロールは、使用中伸張して芯材端面より突
出し樹脂製ライニング部材がロールを保持する構
造体に当接するトラブルが発生した。また、この
連続した超高分子量ポリエチレン筒状体を焼きば
めして、その芯材両端部に鋼線を溶接固定して樹
脂製ライニング部材の芯材の長手方向の移動を制
限した構造のものは、局部的な膨らみが発生し
た。
(考案の効果) 以上のように本考案の樹脂製ライニングロール
は、芯材の外周面に複数の樹脂製ライニング部材
を間隙をおいて設置しているため、該間隙が荷重
による各ライニング部材の永久伸びあるいは熱膨
張による軸方向への伸張を吸収し、ライニング部
材の局部的な膨らみを阻止し、また両側部に設け
たライニング部材を芯材に固定したストツパー部
材によつてその外側方向への移動を阻止できる等
の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
本図は本考案の樹脂ライニングロールの縦断面
図である。 1……樹脂ライニングロール、2……芯材、5
……樹脂製ライニング部材、7……ストツパー部
材、8……ノツクピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロールの芯材となる金属製筒状体または棒状体
    の外周に、複数の樹脂製ライニング部材を間隙を
    設けて配置し、上記芯材両端外周部には芯材に固
    定した上記ライニング部材のストツパー部材を設
    けると共に中央部の樹脂製ライニング部材を芯材
    に固定してなることを特徴とする樹脂ライニング
    ロール。
JP1985154243U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH03570Y2 (ja)

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JP1985154243U JPH03570Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

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JPS6262012U JPS6262012U (ja) 1987-04-17
JPH03570Y2 true JPH03570Y2 (ja) 1991-01-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05229626A (ja) * 1992-02-21 1993-09-07 Asahi Eng Co Ltd 樹脂ライニングローラ
JP6491462B2 (ja) * 2014-11-19 2019-03-27 株式会社荒井製作所 ローラ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425818U (ja) * 1977-07-22 1979-02-20

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