JPH0356837A - 負荷試験装置 - Google Patents

負荷試験装置

Info

Publication number
JPH0356837A
JPH0356837A JP19319389A JP19319389A JPH0356837A JP H0356837 A JPH0356837 A JP H0356837A JP 19319389 A JP19319389 A JP 19319389A JP 19319389 A JP19319389 A JP 19319389A JP H0356837 A JPH0356837 A JP H0356837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
load
torque
valve body
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19319389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0726883B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Hashimoto
洋之 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1193193A priority Critical patent/JPH0726883B2/ja
Publication of JPH0356837A publication Critical patent/JPH0356837A/ja
Publication of JPH0726883B2 publication Critical patent/JPH0726883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は減速機等の回転機の負荷試験に用いられる負荷
試験装置に関し、更に詳述すれば、供試回転機へ加える
制動トルクの発生手段として油圧作動型のブレーキを利
用してなる負荷試験装置に関する。
〔従来の技術〕
油圧作動型のブレーキを制動トルクの発生手段とする負
荷試験装置は、例えば本願出願人による実開昭62−4
6342号公報等に開示されている。前記ブレーキは、
所謂湿式多板ブレーキであり、固定状態に支持されたハ
ウジングとこれの内部に回動自在に枢支された回転軸と
を備え、該回転軸の外側に回転を拘束されて同軸的に取
付けた多数枚の制動板と、前記ハウジングの内側に同様
に取付けた多数枚の制動板とを、ハウジング内への封入
油を介して交互に重合させてなり、夫々の制動板間の油
膜の剪断抵抗により制動トルクを発生するものである。
このブレーキを用いてなる負荷試験装置は、前記ハウジ
ングを、これから半径方向外向きに突設された所定長さ
の揺動アームを介して所定の角度範囲内にて揺動自在に
支承し、またこのハウジング内部に、油圧により動作し
、ハウジング側及び軸体側の前記制動板を軸長方向に押
圧する作動シリンダを設ける一方、前記揺動アームの支
承位置に前記作動シリンダへの送給油圧を制御する油圧
制御弁を設けてなり、前記回転軸に供試回転機を連動連
結せしめて使用される。前記油圧制御弁は、負荷試験の
際の設定トルク相当力にて予め一方向に付勢された弁体
を備えており、前記t!動アームはこの弁体に連結され
て、ブレーキが発生する制動トルクが該アームを介して
弁体に作用するようになしてある。前記弁体の付勢力も
また油圧によっており、付勢力の変更は、例えば、該弁
体の両側に形威された2つの油室に送給される制御用の
油圧の配分を変更することにより行われ、この際、弁体
と揺動アームとの連結部にロードセル及び前記弁体と連
動する速度検出器を設け、前者による制動トルク相当荷
重の検出結果及び後者による弁体の変位速度の検出結果
をフィードバフク信号として利用している。
従って、まず前記作動シリンダは、前記弁体が設定トル
クに相当する油圧力にて付勢された状態にある前記油圧
制御弁を介して送給される作動油により進出動作し、こ
れにより相互に押付けられた制動板間の油膜の剪断によ
り、制動トルクが発生する。この制動トルクは、ハウジ
ング及び揺動アームを介して油圧制御弁の弁体に作用し
、この作用力が前記油圧力を超えると共に、前記弁体の
変位により作動シリンダが退人動作し、制動トルクの発
生が解除される。即ち、前記油圧制御弁の弁体は、制動
トルク相当荷重と弁体に予め加えられた付勢力とが釣り
合いに応して変位し、この変位により作動シリンダへの
作動油の連続的送給が制御される結果、前記制動トルク
は設定トルク近傍にて平衡することになり、供試回転機
の前記設定トルクにおける負荷試験が行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
さてこのような負荷試験装置を用いて行われる負荷試験
においては、供試回転機の実際の使用時における種々の
負荷状態を模擬するため、前記設定トルクを随時変更し
ての試験が切望されるが、負荷の頻繁な変更を可能とす
るためには、まず、前記ブレーキが実際に発生する制動
トルクが設定トルクの変更に高速度にて応答することが
要求される。本願出願人は、前記作動シリンダを複動型
のものとし、該作動シリンダのピストンを、制動側のみ
ならず解除側へも強制的に変位可能とすることにより、
設定トルクの変更に極めて高速にて追随可能であって、
前記要求に応え得る負荷試験装置を実願昭63−100
060号において提案した。ところで、実際の負荷試験
において模擬される負荷トルクは、回転数(べき乗も含
む)の変化に対して比例して変化する負荷トルク、回転
数変化の如何に拘わらず一定の負荷トルク、及び回転数
と負荷トルクとの積である動力が一定となるような負荷
トルク等、回転数に関連して連続的に変化する負荷トル
クであるが、前記実願昭63−100060号において
提案した負荷試験装置は、このような負荷状態を選択的
に実現し得るものではなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、実願
昭63−100060号において提案した負荷試験装置
を発展させ、回転数及びトルクに関連して変化する負荷
状態での供試回転機の負荷特性試験をなし得る負荷試験
装置を提供することを目的こする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る負荷試験装置は、供試回転機に連動連結さ
れる回転軸を、揺動自在に支承されたハウジング内に収
納してなる油圧作動型のブレーキ、及び該ブレーキを制
動,解除する方向へそのピストンを各移動させる複動型
の作動シリンダを備える一方、前記ハウジングの支承部
に構成され、予め加えてある設定トルク相当力と、該力
と逆方向に前記ハウジング及び揺動アームを介して加わ
る力との差に応じて生じるその弁体の変位により前記作
動シリンダへの送給油圧を制御する油圧制御弁を備えて
なる負荷試験装置であって、定トルク制御を基本として
、定速度制御.定動力制御及び速度比例トルク制御の各
制御機能を備えていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明においては、供試回転機の回転速度がこれと連動
連結されたブレーキの回転軸の回転速度として検出され
、この検出結果に基づいて作動シリンダへの送給油圧を
制御する油圧制御弁の弁体に予め加えられる付勢力が変
更されて、前記ブレーキが発生する制動トルクにより、
回転速度(べき乗も含む)に比例して変化する負荷トル
ク、回転速度の変化に拘わらず一定の負荷トルク、回転
速度と制動トルクの積である吸収動力が一定となる負荷
状態等、回転速度及びトルクに関連して変化する負荷状
態が実現される。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
第1図は本発明に係る負荷試験装置の油圧回路の構戒を
示す模式図、第2図は制動トルクの付与手段として用い
る油圧作動型のブレーキの内部構造を示す縦断面図、第
3図は第2図の要部拡大図である。
本発明に係る負荷試験装置は、供試回転機に加える制動
トルクを発生する油圧作動型のブレーキ2、該ブレーキ
2の制動,解除動作を行わしめるべく、これの内部に構
成された作動シリンダ10、該作動シリンダ10への送
給油圧を制御する油圧制御弁6、作動シリンダ10の作
動油圧を発生ずる油圧ボンブ9、油圧制御弁6の制御油
圧を発生する油圧ボンブ50、及び該油圧ボンブ50と
油圧制御弁6との間に介装され、前記制御油圧の分配を
司る電流制御型圧力制御弁12等を備えてなる。
まず第2図に従ってブレーキ2の構造につき簡単に説明
する。ブレーキ2は、供試回転機の回転軸Aに連動連結
される回転軸1と、この回転軸lを回動自在に支承し内
部に油が封入されたハウジング3とを備え、両者に夫々
回転を拘束して取付けた多数の制動板間に、回転軸1の
回転に伴い、油膜の剪断抵抗によって制動トルクを発生
する湿式多板ブレーキである。第2図は、上半部を制動
状態、下半部を解除状態としてある。
回転軸lは、図の左側からハウジング3内に適長挿入さ
れ、回転軸A側、つまり図の左側をベアリング27A,
27Bにて、また先端側、つまり図の右側をベアリング
27Cにて夫々回動自在に支持させてあり、この回転軸
1と共にハウジング3は、左右両側に定置された一対の
支承台30,30間に、各別のベアリング28A , 
28Bを介して回動自在に支承されている。ハウジング
3の内部には、回転軸1の外側を囲繞する囲繞筒91が
設けてあり、該囲繞筒91の内部には、これに回転を拘
束されると共に、軸長方向への移動自在に多数枚の制動
板が取付けてある。また、回転軸lの外側の囲繞筒91
にて囲繞された部分にもまた、該回転軸1に回転を拘束
されると共に、軸長方向への移動自在に多数枚の制動板
が取付けてあり、両者の制動板は、軸長方向に交互に重
合させてある。ハウジング3の右側端部には、ベアリン
グ28Cを介して回転継手92が回動自在に嵌着してあ
り、囲撓筒9l内には、この回転継手92及びこれに連
なる油路94を介して導入及び導出される油が封入され
ている。この油路94の左端部は、回転軸1の中心に形
威され前記ベアリング27A.27Bの配設位置に連な
る油路1aに連なっており、油路94を経て導入される
油は、その大部分は前記制動板間の潤滑冷却に使用され
るが、ベアリング27A,27B及び高圧用のオイルシ
ール27Dの潤滑油としても使用される。
ブレーキ2は、この囲繞筒91内にて前記制動板を相互
に接近せしめることにより制動トルクを発生し、また相
互に離反せしめることにより制動トルクを解除するもの
であり、囲繞筒91の右側には、前記接近を行わしめる
べく制動板を押圧する作動シリンダ10が構成されてい
る。この作動シリンダ10は、前記実願昭63−100
060号にて提案した複動形のものであり、2つの油室
10a,10bを有し、一方の油室10aに作動油の送
給がなされた場合、ピストン100が前記制動板を接近
押圧せしめるべく進出動作し、他方の油室10bに作動
油の送給がなされた場合、ピストン100が逆に退入動
作するようになっている。更に第3図に示す如く、前記
制動板の夫々の間には、ピストン100の退入に伴う相
互間の離反が速やかに実施され、すき間を生じるように
、これらを離反方向に相互に付勢する戻しバネ103,
 103・・・が介装してある。
作動シリンダ10は、囲繞筒9{の右側端部に周設した
段付環孔(制動板側が大径に、これより遠い側を小径に
してある)内に対応する段付環状のピストン100を嵌
合してなり、段付環孔の大径部の右側に形威される油室
10aには、ハウジング3の右側面からこれに穿設され
た油路93aを介して、また小径部の左側に形或される
油室10bには、同様に穿設された油路93bを介して
作動油が導入されるようになっている。
ブレーキ2のハウジング3の外側には、所定長さの揺動
アーム4が突設され、該揺動アーム4は、縦位置に定置
された油圧制御弁6の弁体5を介して支承されており、
弁体5と揺動アーム4の連結部分には、該アーム4を介
して弁体5に加わる制動トルク相当荷重を検出するロー
ドセル18が介装されている。前記弁体5は、軸長方向
に所定間隔にて並設された4個所の大径部を有しており
、油圧制御弁6は、最下側の前記大径部下側に形威され
た第1油室61、各大径部間に下側から順に形威された
第2油室62,第3油室63及び第4油室64、並びに
、最上側の大径部上側に形威された第5油室65を備え
ている.前記油圧ボンブ9により発生せしめられた作動
シリンダ10への送給油は、弁体5の変位に拘わらず第
3油室63に常時連通するボンブボート63aに、アキ
ュムレータを介して供給されており、また、油圧ポンプ
50により発生せしめられた制御用の圧油は、前記圧力
制御弁12の各別の制御ボー} 39A,39Bを介し
て、第1油室61に常時連なる制御ポート61aと、同
じく第5油室65に常時連なる制御ボート65aとに夫
々供給されている。また、第2油室62と第4油室64
とは、これらに常時連なる各別の還流ボート62a,6
4aを介して、低圧状態に維持された油タンクTに開放
されている。最下部に位置する第l油室61と、最上部
に位置する第5油室65内には、弁体5を中央側に付勢
する戻しばね7A,7Bが夫々配してあり、荊記両油室
61.65間に圧力差が存在しない場合、弁体5は、こ
れらの戻しばね7A , 7Bの付勢力により定まる位
置(中立位置,スプリングセンター)にて停止するよう
になっている。
また、油圧制御弁6には、弁体5が前記中立位置にある
とき、第3油室63両側の大径部にて閉塞される位置に
、一対のブレーキボートIIR, IIFが開設されて
いる。今、正回転方向(ロードセル18に圧縮荷重が負
荷される方向)にあるとき、第1油室61と第5油室6
5との間の油圧の平衡状態が破れ、弁体5が上方(又は
下方)へ変位した場合、上側(又は下側)に位置するブ
レーキボー} 11F(又は11R)が第3油室63内
に開口して、該油室63内に供給されている作動油が4
ボート3位置切換式の電磁切換弁16を経て、前記作動
シリンダ10の一方の油室10a(又は10b)に送給
され、またこのとき、他方のブレーキボー} 11R(
又は11F)は、第2油室62(又は第4油室64)内
に開口し、還流ボー}62a(又は還流ボート64a)
を介して油タンクTに開放されて、作動シリンダ10の
他方の油室10b(又は10a)は、油タンクTに直接
的に連通される。なお電磁切換弁16は、回転軸1の回
転方向の正逆に応じて前記作動油の流路を切換え、ブレ
ーキロック防止のために設けてある。
このようにして生じる弁体5の変位の際の速度を検出す
べく、該弁体5のシリンダブロックと一体の部分には、
直線速度型変換器である速度検出器19が連結されてお
り、該速度検出器19は、弁体5の変位速度に比例する
レベルの速度信号を発生する。また、ブレーキ2におけ
る回転軸1の突出側に位置する支承台30には、回転軸
1の回転速度を検出する回転速度検出器17が固設して
ある。この回転速度検出器i7には、回転軸■の突出部
との間に巻装されたタイ烏ングベルト17aにより回転
軸10回転が伝達されており、回転軸1の1回転当たり
所定数のパルス信号を発生するロータリエンコーダ等が
用いられている。速度検出器19及び回転速度検出器1
7による検出結果は、前記ロードセル18によるブレー
キ2の制動トルク相当荷重の検出結果と共に、設定トル
ク変更の際のフィードバンク信号として、具体的には、
前記圧力制御弁12の動作電流の制御に用いられている
以上の如き構成の負荷試験装置は、後述する如き設定ト
ルクに相当する信号を圧力制御弁12に与えると共に、
電磁切換弁16を供試回転機の回転方向に応じて切換え
た状態にて用いる。油圧ポンプ50が発生する制御用の
油圧は、圧力制御弁l2にて分配された後、第1油室6
lに連なる制御ボー} 61aと、第5油室65に連な
る制御ボート65aとに夫々導入され、両油室61,6
5間に設定トルクに対応する圧力差が生ぜしめられる。
この圧力差が、例えば、第1油室61から第5油室65
に向けて生じた場合、弁体5の上向きの移動に伴い、前
述した如くブレーキボートIIFが第3油室63内に、
またブレーキボー} 11Rが第2油室62内に夫々開
口するから、ボンブボート63aを介して第3油室63
内に供給されている作動油は、電磁切換弁16を経て、
作動シリンダ10の進出側油室10aに送給され、また
これと共に、退人側油室10b内に滞留している作動油
は、電磁切換弁16及び油圧制御弁6の第2油室62を
経て油タンクTに速やかに還流する。この結果、ピスト
ン100が迅速に進出して、前記制動板が相互に押し付
けられ、各制動板間の油膜の剪断抵抗により、ブレーキ
2は制動トルクを発生し、ハウジング3が回転軸1の回
転方向に回転されんとする。この制動トルクは、揺動ア
ーム4を介して制動トルク相当荷重となって弁体5に付
与され、該弁体5は、この付与力にて下向きに押圧され
る結果、第l油室6lと第5油室65間の前記圧力差と
、揺動アーム4を介して付与される制動トルク相当荷重
とが平衡した位置にて停止する。
さて、設定トルクが変化した場合、これに伴う制御用油
圧の変動に応じて弁体5は移動するが、この移動により
ブレーキボートIIR又はIIFが第3油室63内に、
またブレーキボート11F又はIIRが第4油室64又
は第2油室62内に夫々開口する結果、作動シリンダ1
0の油室10a,10bの一方への作動油の送給と他方
からの作動油の排出とが速やかに行われる。これに伴い
作動シリンダ10のピストン100は、弁体5の移動に
高速にて追随して進出又は退入し、ブレーキ2の制動,
解除動作が速やかに行われて、弁体5は新たな平衡状態
に達して停止し、ブレーキ2は、以後新たな設定トルク
に対応する制動トルクを発生するようになる。即ち、こ
の負荷試験装置は、複動型の作動シリンダ10と前述の
如き構成の油圧制御弁6とにより、設定トルクの変化に
対してブレーキ2の制動,解除が迅速に行われ、極めて
良好な応答性が実現される。
以上油流に注目して本発明に係る負荷試験装置の動作を
説明したが、この装置においては、ブレーキ2が発生す
る制動トルク相当荷重が前記ロードセル18により、ま
たこの荷重を付加されて移動する油圧制御弁6の弁体5
の変位速度が前記速度検出器19により、更に前記制動
トルクを加えられつつ回転するブレーキ2の回転軸1の
回転速度が前記回転速度検出器17により夫々検出され
ており、これらの検出結果に基づくフィードバック制御
が行われている。特に、本発明の特徴とするところは、
前記各検出器の検出及び演算結果に基づいてブレーキ2
における設定トルク相当電圧が連続的に変更し得るよう
になしてあることである。
第4図は本発明に係る負荷試験装置の制御系のブロック
図であり、電気系,油圧系及び機械系と供試回転機との
総てを含んでいる。
まず基本制御機能である定トルク制御機能について説明
する。図中Eは、トルク設定器(第6図参照)にて設定
された目標トルク相当電圧である。
これは、スイッチSW,及びSW.が共にオフされてい
るとき、設定トルク相当電圧E8と等し<  (E=E
.”) 、サーボアンプ80に入力される。サーボアン
プ80において、この設定トルク相当電圧E8は、まず
加算点81に与えられ、ロードセル18による検出結果
に対応するフィードバック信号E,との偏差信号(B.
−E,)となり、増幅器82にて所定の定数K1を乗じ
られた後、加算器83に与えられ、前記速度検出器19
による検出結果に対応するフィードバフク信号E0との
偏差信号となり、更に増幅器84にて所定の定数K2を
乗じられて、電流から油圧に変換されて出力される。
これに伴う圧力制御弁l2の制御油圧の電一泊変換によ
り、前記出力は弁体5の両端面に作用し、力の次元に変
換される。第4図中における801により力の次元に変
換されてメカニカル加x点802に入力される。この加
算点802は、油圧制御弁6の弁体5に相当し、該加算
点802への前記人力は、圧力制御弁12から送給され
る制御用油圧により弁体5に加えられる油圧と弁端面積
との積である。
該弁体5にはこの力と共に、前記戻しばね7八又は7B
による付勢力F0及びブレーキ2のハウジング3から揺
動アーム4を介して伝達される制動トルク相当荷重F,
が加えられており、弁体5には、加算点802の出力、
即ち前記各力の代数和と所定の遅れ要素803との乗算
を経て変位Xが生じる。
804において、この変位Xと圧力勾配要素K,とが乗
じられ、圧力に変換されて加算点805に入力される。
なお前記速度検出器19は、この変位Xの時間的変化率
(速度)を検出するものであり、図中のK,は速度検出
器l9の変換定数を示しており、このような変換により
得られた速度検出器l9の出力信号は、サーボアンプ8
0内部のフィルタ85を通して利得及び位相調整し、速
度フィードハフク信号E。
として加算器83に与えられている。
前記加算点805は、作動シリンダIOのピストン10
0に相当し、該加算点805への前記入力は、油圧制御
弁6及び電磁切換弁16を介して作動シリンダ10に送
給される作動油の圧力である。ピストン100には、こ
の作動油圧の他に、前記戻しばね103による付勢力を
油室10aにおける受圧圧力にて除して得られる等価ピ
ストン戻し圧力F,が加えられており、ピストンl00
は、両圧力の差に相当する圧力を受けて発生する力にて
制動板を押圧する。
これによりブレーキ2は、加算点805の出力、即ち前
記両圧力の差に806にて所定のブレーキ定数Kcを乗
じて得られる制動トルクTbを発生する。
揺動アーム4を介して弁体5に加えられる力、即ち加算
点802へ与えられる制動トルク相当荷重F,は、この
制動トルクT,を揺動アーム4の長さ2にて除したもの
である。
なおロードセル18は、この制動トルク相当荷重F5を
検出しており、この検出によりロードセル18が出力す
る信号は、フィードバックアンブ18aにて設定トルク
相当電圧E,に対応するレベルにまで増幅され、サーボ
アンプ80の加算器81に与えるフィードバック信号E
,を得ている。以上が基本制御機能としての定トルク制
御の詳細である。
次に速度比例トルク制′4n機能について説明する。
ブレーキ2が発生する制動トルクT,と、供試回転機側
から付与される駆動トルクT0が加算点7lにおいて加
算され、更に慣性要素72を経て回転軸1の回転速度に
変換される。この回転速度は、前記回転速度検出器17
にて検出されており、この検出に応して回転速度検出器
17が出力するパルス信号は、F/Vコンバータ73に
より、回転速度の大きさに対応するレベルのアナログ回
転速度信号E,,に変換される。ブレーキ2に供試回転
機の回転速度、即ち回転軸lの回転速度に対応して変化
する制動トルクT,を発生させるべく、前記回転速度信
号E7を利用している。
この回転速度信号E。は、負荷条件設定部40,4■に
与えられている。負荷条件設定部40は、べき算器40
a、制御モード切換スイッチ40b及び極性変換器40
c(回転方向判別器41cと連動)を備えてなる。前記
切換スイッチ40bは、3つの切換え位置n I + 
n 2 + n 3を有しており、回転速度信号E7は
、n,には直接的に与えられており、nZ+”3にはべ
き算器40aを経た後に与えられている。これにより制
御モード切換スイッチ40bの出力側には、切換え位W
n1が選択された場合には回転速度信号E4がそのまま
、また切換え位置n,が選択された場合には回転速度信
号E,の2乗に相当する信号が、更にn,が選択された
場合には、回転速度信号E。のn (n=1〜2)乗に
相当する信号が夫々出力される。これらの信号は、極性
変換器40cにて回転方向に従って極性を変換された後
、選択スイッチSW,がオンされている場合にのみ加算
器70に与えられる。従って、選択スイッチSW.がオ
ンされており負荷条件設定部40が選択されている場合
、切換スイソチ40bの切換え位置に応じて、回転軸1
の回転速度のn乗(1≦n≦2)に相当するフィードバ
ック信号が加算器7oに与えられる。速度比例トルク制
御の場合、目標値相当電圧E=OよりE.=E,となる
新たな設定トルク相当電圧E.が決定される結果、ブレ
ーキ2は、回転速度の変化に対しこれのn乗に比例して
変化する制動トルクTbを発生することになる。これに
より、回転速度のn乗に比例して変化する負荷状態下で
の負荷試験が可能となる。
更に定速度制御機能について説明する。負荷条件設定部
41は、乗算器41a、切換スイッチ4lb、回転方向
判別器41c及びこれと連動する極性変換器41dを備
えてなる。前記切換スイッチ4lbは、3つの切換え位
置L,T.Nを有しており、切換え位iNには、回転速
度信号±Enが、回転方向判別器(極性変換器)41c
を経て与えられている。
また前記乗算器41aは、これに入力される回転方向判
別器41cの出力と前記フィードバックアンブ18aの
出力(フィードバック信号E.)とを乗算し、ブレーキ
2の制動により吸収される動力の増減を出力するもので
あり、この出力は極性変換器41dにて回転方向に応じ
て極性を変換された後、前記切換え位置Lに与えられて
いる。従って負荷設定部41の出力側には、切換スイッ
チ40bの切換え位置がNである場合、まずアナログメ
モリー69が目標値設定電圧Eの値を保持すると共に、
目標値設定電圧Eとアナログメモリー69は人力遮断さ
れ、回転軸1の回転速度に対応する信号が、回転方向に
応じて極性を変換されて、夫々適宜に出力されており、
この出力信号は、補償回路42にて速度偏差を検出し、
利得,位相調整及びメータ支持較正等を経て、選択スイ
ッチSW.がオンされている場合にのみ加算器70に与
えられる。なお切換えスイッチ4lbの切換え位置Tに
はいかなる信号をも与えられておらず、この切換え位置
Tが選択されている場合、負荷設定部4lの出力は常時
0レベルである。従って加算器70において如何なる加
算もなされず、設定トルク相当電圧E,は、目標値相当
電圧Eに等しく、ブレーキ2は、目標値相当電圧Eに相
当する制動トルクT,を発生すべく動作する。この状態
から前記切換え位置をN側に切換えると、加算器70に
は、切換え前における回転軸1の回転速度と現状の回転
速度との偏差に相当する信号が、利得及び位相調整され
、負帰還信号として与えられ、加算器70は、この信号
をアナログメモリー69の保持値から減算して得られる
設定トルク電圧E.をサーボアンプ80に与える。補償
回路42は、現状の回転速度が増大(又は減少)した場
合の偏差に相当する負(又は正)の出力を発するように
なしてある。従って、回転軸10回転速度が増大(又は
減少)すると、設定トルク信号Esのレベルは増大(又
は減少)し、これに応じてブレーキ2が発生し、該ブレ
ーキ2の回転軸1に加わる制動トルクTbもまた増大(
又は減少)するから、回転軸1の回転速度は、前記偏差
が解消されるまで減少(又は増大)する。即ち、切換え
スイッチ4lbの切換え位置をNとした場合、この切換
え前における回転速度を維持したまま負荷トルクを種々
に変更しての負荷特性試験が実施できる。
最後に定動力制御機能について説明する。全く同様に切
換えスイッチ4lbの切換え位置をLとした場合、この
切換え前における供試回転機の発生動力を維持したまま
負荷トルクを種々に変更しての負荷動力一定の特性試験
が実施できる。
第5図には、前述した各制御機能の実施により得られる
制動トルクを示してあり、また第6図には、前述した各
機能を選択するための操作パネルの一例を示す。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く本発明に係る負荷試験装置においては
、制動トルクの発生手段である油圧作動型のブレーキの
回転軸に連動してこれの回転を検出する回転速度検出器
を設け、この検出結果に基づいて、前記ブレーキの複動
型の作動シリンダへの送給油圧を制御する油圧制御弁の
弁体に加える設定トルク相当力を連続的に変更している
から、回転数(べき乗を含む)に比例して変化する負荷
状態、回転数の変化に拘わらずトルク一定の負荷状態、
回転数一定の負荷状態及び動力一定の負荷状態等、種々
の負荷状態を自動的に実現でき、供試回転機に実際の負
荷状態に対応する負荷を与えての負荷特性試験が可能と
なる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る負荷試験装置の油圧回路の構成を
示す模式図、第2図は制動トルクの発生手段である油圧
作動型ブレーキの縦断面図、第3図は第2図の要部拡大
図、第4図は本発明に係る負荷試験装置の制御系のブロ
ック図、第5図は前述した各制御機能の実施により得ら
れる制動トルクを示すグラフ、第6図は各制御機能を選
択するための操作パネルの平面図である。 1・・・回転軸     2・・・ブレーキ3・・・ハ
ウジング    4・・・揺動アーム5・・・弁体  
     6・・・油圧制御弁10・・・作動シリンダ
   10a, 10b・・・油室17・・・回転速度
検出器  18・・・ロードセル19・・・速度検出器
    40.41・・・負荷条件設定部100・・・
ピストン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、供試回転機に連動連結される回転軸を、揺動自在に
    支承されたハウジング内に収納してなる油圧作動型のブ
    レーキ、及び該ブレーキを制動、解除する方向へそのピ
    ストンを各移動させる複動型の作動シリンダを備える一
    方、前記ハウジングの支承部に構成され、予め加えてあ
    る設定トルク相当力と、該力と逆方向に前記ハウジング
    及び揺動アームを介して加わる力との差に応じて生じる
    その弁体の変位により前記作動シリンダへの送給油圧を
    制御する油圧制御弁を備えてなる負荷試験装置であって
    、 定トルク制御を基本として、定速度制御、 定動力制御及び速度比例トルク制御の各制御機能を備え
    ていることを特徴とする負荷試験装置。
JP1193193A 1989-07-25 1989-07-25 負荷試験装置 Expired - Lifetime JPH0726883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193193A JPH0726883B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 負荷試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193193A JPH0726883B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 負荷試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0356837A true JPH0356837A (ja) 1991-03-12
JPH0726883B2 JPH0726883B2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=16303855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1193193A Expired - Lifetime JPH0726883B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 負荷試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726883B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635932U (ja) * 1992-10-13 1994-05-13 株式会社 神崎高級工機製作所 負荷試験装置
JPH06323958A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH06331497A (ja) * 1993-05-18 1994-12-02 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH0743253A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH0743252A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
CN104792562A (zh) * 2015-04-27 2015-07-22 武汉理工大学 地下洞室结构面开挖瞬态卸荷松动模拟试验系统
CN106153345A (zh) * 2016-08-30 2016-11-23 莱芜环球汽车零部件有限公司 一种径向模拟负载装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118932A (ja) * 1982-01-09 1983-07-15 Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk 負荷試験用制動トルク発生装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118932A (ja) * 1982-01-09 1983-07-15 Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk 負荷試験用制動トルク発生装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635932U (ja) * 1992-10-13 1994-05-13 株式会社 神崎高級工機製作所 負荷試験装置
JPH06323958A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH06331497A (ja) * 1993-05-18 1994-12-02 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH0743253A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
JPH0743252A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 負荷試験装置
CN104792562A (zh) * 2015-04-27 2015-07-22 武汉理工大学 地下洞室结构面开挖瞬态卸荷松动模拟试验系统
CN106153345A (zh) * 2016-08-30 2016-11-23 莱芜环球汽车零部件有限公司 一种径向模拟负载装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0726883B2 (ja) 1995-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3433415B2 (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JPH0356837A (ja) 負荷試験装置
JPH09105706A (ja) 6軸負荷装置
JPS6213522B2 (ja)
Golob Development of a terrain strength measuring system
JPH06323958A (ja) 負荷試験装置
JPH0743253A (ja) 負荷試験装置
JP3322219B2 (ja) 材料試験機
RU191471U1 (ru) Нагрузочная машина для динамических испытаний рулевых приводов летательных аппаратов
US3398647A (en) Servo control system utilizing load pressure feedback apparatus
JPH0643706Y2 (ja) 負荷試験装置
JP3076743B2 (ja) 油圧機器の追従動作制御装置
US3433061A (en) Movable crosshead loading device
JPH06148036A (ja) 負荷試験装置
JPH0743252A (ja) 負荷試験装置
JPS6117405Y2 (ja)
JPH0237996A (ja) 油圧式スクリュープレス及びその制御法
JPH06114426A (ja) 圧延機用油圧圧下装置
JP4432053B2 (ja) 液圧アクチュエータ制御方法及びその装置
JP3289169B2 (ja) 負荷試験装置
JPH0543394Y2 (ja)
JPH0635932U (ja) 負荷試験装置
JPH04244940A (ja) 材料試験機
JPH06331497A (ja) 負荷試験装置
JPH0752608Y2 (ja) 材料試験機