JPH0356370A - 精紡ボビン搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、自動ワインタと精紡機との間等において精紡
ボビンを搬送する精紡ボビン搬送装置に関する。

［従来の技術］ 一般に、自動ワインダと精紡機とを連結するシステムを
採用している工場等においては、その精紡ポビンを互い
に受け渡しするための精紡３ ボビン搬送装置が設けられている。

この搬送装置は、精紡ボビンを挿立させたトレイを、自
動ワインダと精紡機との間を結んで設けられた搬送コン
ベアによって搬送するようになっており、精紡機におい
て生産された実ボビンを自動ワインダに、また自動ワイ
ンタにおいてパッゲージとして巻き取られて払い出され
た空ボビンを精紡機にそれぞれ搬送するようになってい
る，［発明か解決しようとする課題］ ところで近来にあっては、自動ワインダと精紡機との間
を作業者や台車などが通行できるように、即ち搬送コン
ベアを横断して通行できるように、搬送コンベアをゲー
ト状に立ち上げて形成することが行われている。

しかしながらこのようなゲートコンベアにおいては、方
向転換する部分で、略連ねられて搬送されるトレイの精
紡ボビン同士が干渉しないように、また円滑に方向転換
されるように、その区間の傾斜を緩やかにせざるを得す
、その分無駄な空間が必要で、省スペース上の課題にな
っていた。

また精紡機台とワインタ機台との間には、ボビン搬送面
の高低差及びボビン搬送路位置の幅差があるために、搬
送コンベアの経路及びその駆動機構が複雑になり、大き
な駆動カが必要であると共に、メンテナンスが面倒にな
るという問題があった。

そこで本発明は、上記事情に鑑み、通路を省スペースで
確保でき、しがも簡単な駆動機梢で成る精紡ボピン搬送
装置を提供すべく創案されたものである。

［課題を解決するための千段１ 本発明は、自動ワインタと精紡機との間等に、ゲート状
に形成されて、少なくともその上下方向区間において、
精紡ボビンを挿立させたトレイを、搬送横断方向に傾倒
するように案内する搬送案内部材を設け、この案内部材
に、トレイを搬送方向に押動する押動手段を設けたもの
である。

［作　用１ 上記構成によって、搬送案内部材は、トレイを捻るよう
に姿勢転換してがら立ち上げて、トレイ同士が互いに連
なった状態て案内し、自動ワインタと精紡機との間茗゛
における通路スペースを確保する。押動手段は、この１
〜レイを押動することで、精紡ボピンの搬送を行う。

「実施例］ 以下、本発明の実施例を、添付図面に従って説明する。

第１図及び第２図は、本発明に係わる精紡ボピン搬送装
置の一実施例を示したものであり、自動ワインタｌと精
紡機２との間に設けられた状態を示している。

この搬送装置は、ゲーＩ・状に形成されて精紡ボビンＢ
を挿立させたトレイＴを案内する搬送案内部材３と、そ
のトレイＴを搬送方向Ａに押動する押動手段４とにより
主として構成されている。

搬送案内部材３は、精紡機２の搬出コンベア５と自動ワ
インタ１の搬入コンベア６とを結ぶ実ボビン搬送路７と
、自動ワインタ１の搬出：７ンベア８と精紡機２の搬入
コンベア９とを結ぶ空ボビン搬送路１０とを実質的に梢
威しており、自動ワインダ１と精紡機２との間で異なる
位相、即ちボビン搬送面の高低差及び搬出入路位置の幅
差を解消ずべく、適宜屈曲されて形威されている。

また搬送路７．１０には、その途中において、第２図に
示したように上方へと大きく迂回されたゲート部１１か
形成されており、その内開で、作業員或いは台車等の通
路１２を確保するようになっている。ゲート部１１は、
自動ワインダ１及び精紡機２との接続部１３から立ち上
げられた鉛直区間１４と、釦直区間１−４から水平に延
長された天井区間１５とで成り、これらは互いに滑らか
に接続されている。

第３図に示すように、搬送案内部材３は、トレイＴの底
部、側部、上部をそれぞれ囲むように区画された刃イド
板１６で形成され、搬送方向Ａに連続して延長されてい
る。そして、このガイド板１６は、接続部１３と鉛直区
間１４とをつなぐ方向転換部１７において、トレイＴの
姿勢を変換させるように形成されている。

即ち第３図に示したように、 ５ 搬送案内部材３は、 搬送方向Ａを軸として、角度にして９０度捻られっつ屈
曲するように形成されており、接続部１３においては稍
紡ボビンＢが起立した姿勢である１〜レイＴを、鉛直区
間１４では搬送横断方向に傾倒させて、精紡ボビンＢを
水平にさせるようになっている。

本実施例にあっては、両搬送１１１＆７，１．０の精紡
ボビンＢが互いに向き合うように中心側に傾倒されるよ
うになっている。また水平の天井区間１５においても引
き続きトレイＴの顛削姿勢が維持されて、ゲート部１１
全体に亘って傾倒されたまま搬送されるようになってい
る。

押動手段４は、第１図に示したように、実ボビン搬送路
７の精紡１ｆｉ２測の接続部１３と、空ボビン搬送路１
０の自動ワインダ１測の接続部１３とにそれぞれ設けら
れ、搬送される１〜レイＴの真下に配置されている。

第４図に示すように、押動手段４は、搬送方向Ａに沿っ
て仲縮するエアシリンダー８と、そのピスＩ・ンロッド
１つに接続された移動ロッド２ｏと、６ 移動ロッド２０に支持されてトレイＴに係合する押動レ
バ２１とで構成されている６押動レバ２１は、移動ロッ
ド２０に取り付けられた支持体２２を介して、水平軸２
３廻りに回動自在に支持されており、搬送方向Ａに向か
って斜め上方に延長され、搬送路７．１０」一に突き出
されている。また支持体２２には、押動レバ２１を上方
に付勢するスプリング２４か備えられている。

そして押動レバ２１の先端は、トレイＴの底部に糸端の
吹上げなどのために形威されている凹室２５内に進入す
るようになっており、エアシリンダ１８が搬送方向八に
伸長しなときに凹室２５の内壁２６を押し、縮退したと
きにトレイＴの底部に押さえられてその凹室２５がら離
脱すると共に、そのトレイＴの搬送方向Ａ後方に連なっ
ている次のトレイＴに係合するようになっている。

またエアシリンタ１８は、一つの１〜レイＴを押すこと
で、主として鉛直区間１４において上方に搬送されるト
レイＴの重量に抗してこれを移動できるような、充分な
押動力を発揮するように形成されている。

次に本実施例の作用を説明する。

精紡機２によって生産された実ボピンＢの１〜レイＴは
、その搬出コンベア５から実ボビン搬送路７の接続部１
３に送り込まれる。ここてエアシリンタ１８か伸長され
ると、押動レバ２１が１〜レイＴの底部を押すことで、
それよりも搬送方向Ａ前方のトレイＴ全部をそのスｌ〜
ローク長の分たけ前進させる。

そして搬送されるトレイＴは、接続部１３からゲーＩ・
部１１の鉛直区間１／１にはいると、捻られた搬送案内
部材３によってその姿勢が順次転換され、搬送横断方向
に伊倒される。この姿勢転換で、連続して整列するトレ
イＴは、−Ｌ方へと円滑に移送され、天井区間１５を水
平に搬送された後、自動ワインタ１側の鉛直区間１４を
下降し、反対側の接続部１３に入る手前で、再び精紡ポ
ピンＢが起立する姿勢に転換されて、自動ワインタ１の
搬入コンベア６に渡される。

また自動ワインタ１によって巻き取られた後の空ボピン
ＢのトレイＴも、全く同様に、自動ワインタＪの搬出コ
ンベア８から、ケーＩ・部１１において姿勢転換されつ
つ立ち上げられ、元の姿勢に戻されてから精紡機２の搬
入コンベア９へと搬送される。

このように、トレイＴを適宜姿勢転換させて案内する搬
送案内部材３を形威し、Ｉ・レイＴを連ねて鉛直に立ち
上げるようにしたので、方向転換部１７の区間長を短く
、急折れするように形戒しても精紡ボピンＢか互いに干
渉することなく、作業員等の通Ｒ１．２か必要最少限の
スペースで確保できる。即ち、自動ワインタ１と精紡機
２とを連結するシステムでの省スペースが達或される。

またエアシリンダ１８の伸縮たけでトレイＴを搬送でき
るので、従来のコンベアベルトや、駆動ローラ及びプー
りなどの駆動ｍ梢は必要なくなり、駆動力の削減及びメ
ンテナンスの簡便化が達成される。そして簡単な梢成で
あるので、その経路形戊におＣ″）る制限かなく、搬送
路の設計自由度か増す。

９ 更に本実施例にあっては、ゲート部１１においてトレイ
Ｔを内開に傾倒させるようにしたので、搬送路７，１０
の外四は１ｔ！！の設備等のために使用でき、より省ス
ペースになる。

なお、エアシリンタ１８の作動については省略したか、
連続的に伸縮するようにエアを供給するか、或いは精紡
ボビンＢの生産・消費状況等に応じて搬送量を調整すべ
く、制御駆動させるようにしてもよい。

また、本発明は、」二記実施例に示した自動ワインダと
精紡機との間の搬送に限らず、精紡ボビンの受け渡しを
行うシステムにおいて広く適用されるものである。

［発明の効果１ 以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を
発揮する。

ゲーｌ〜状に形成されてトレイを搬送横断方向に傾倒す
るように適宜案内する搬送案内部材を設け、これに１・
レイを搬送方向に押動する押動手段を設けたので、上下
方向区間を急折した経路で形成で１０ ４ き、作業員用等の通路確保の省スペース化か達或され、
しかも駆動機構を簡単にできるので、駆動力低減及びメ
ンテナンス簡略化か達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる精紡ボピン搬送装置の平面図、
第２図はその側面図、第３図は第１図中の要部を示した
側面図、第４図は押動手段を示した測面図である。 図中、１は自動ワインダ、２は精紡機、３は搬送案内部
材、４は押動手段、Ａは搬送方向である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、自動ワインダと精紡機との間等に、ゲート状に形成
   されて、少なくともその上下方向区間において、精紡ボ
   ビンを挿立させたトレイを、搬送横断方向に傾倒するよ
   うに案内する搬送案内部材を設け、該案内部材に、上記
   トレイを搬送方向に押動する押動手段を設けたことを特
   徴とする精紡ボビン搬送装置。