JPH0356269Y2 - - Google Patents

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JPH0356269Y2
JPH0356269Y2 JP1986041568U JP4156886U JPH0356269Y2 JP H0356269 Y2 JPH0356269 Y2 JP H0356269Y2 JP 1986041568 U JP1986041568 U JP 1986041568U JP 4156886 U JP4156886 U JP 4156886U JP H0356269 Y2 JPH0356269 Y2 JP H0356269Y2
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JP
Japan
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rotating
holder
conveyor
painting
time
Prior art date
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JP1986041568U
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JPS62156372U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、塗装作業を自動的に行なわせるに際
し、被塗物を塗装位置に搬送すると共に、その位
置で90°回転をさせることによつて、被塗物の各
面を順次と塗装するためのコンベアに関する。
[従来の技術] 自動塗装装置用のコンベアは、その搬送方法に
種々の形態があるが、自動化のため順次と塗装位
置に運び込み、塗装位置で停止した後、再び駆動
されるタクト式コンベアがよく用いられる。更に
被塗物の全面を塗装するため、停止位置で90°ず
つ回転させる方式のコンベアが用いられる。この
場合回転は、コンベアの移動とは別の回転駆動装
置で行なわれるが、駆動装置は定位置に固定さ
れ、回転の時のみコンベア上の回転部分と連結さ
せる構造がとられている。第5図に示す従来の例
は、コンベアA上に載置された被塗物ホルダーB
を回転させるようにしたもので、コンベアAが塗
装位置で停止すると、下方に配置した回転駆動装
置CがホルダーBのみを持ちあげ、90°ずつ回転
させて各面を塗装し、1回転した後再びコンベア
上に降ろされて移動する機構となつている。この
場合、各ホルダーは回転装置を必要とせず、多数
のホルダーを有する装置において、安価にできる
利点がある。
この種の搬送装置は、搬送に要する時間や回転
中の時間が塗装装置の待期時間として無作業時間
となる。このため待期時間が長い程、能率が落
ち、生産性が低下する。
したがつて、待期時間をより少なくすることが
重要となつてくる。前記の例でいうと、コンベア
が塗装位置で停止してから、ホルダーを持ち上げ
る時間、1面を塗装後、第2面を塗装するため、
90°回転する時間、同じく第2面から第3面、第
3面から第4面に移る時のそれぞれ回転時間、及
び第4面から第1面に戻す回転時間と、ホルダー
をコンベアに載置するために降ろす時間がそれぞ
れ待期時間となる。
[考案が解決しようとする問題点] 自動塗装装置を使用して効果を上げるには、塗
装ロボツトの機能を十分に発揮させた状態で、効
率よく稼働させることで、そのためには前記の如
き、待期時間を極力少なくすることが望まれる。
したがつて、これらの無作業時間を減少させ、か
つ90°回転を円滑に、かつ確実に行なうことが本
考案の目的である。
またコンベアの停止位置は、コンベアの下方に
固定された回転駆動装置と若干、位置がずれるこ
とがさけられず、このような場合にも確実に回転
を伝えることが出来る回転装置が必要となる。
[問題を解決するための手段] 本考案は前記の如き、無作業時間の削減をはか
るため、ホルダーの上昇下降をなくし、それに関
する時間を削減するとともに、塗装の定位置での
最終塗装面である第4面から、最初の塗装面であ
る第1面に戻す90°回転をなくし、コンベアのサ
イクルタイムの短縮化を図つたものである。
本考案のコンベアは、回転可能に載置されたホ
ルダーを備えており、このホルダーは被塗物を載
せるテーブル、回転軸、旋回アーム、及び90°回
転位置を固定するための割出しフランジりによつ
て構成され、それぞれ一体に回転するようになつ
ている。したがつて、ホルダーはコンベアに載置
されたまま回転させる機構であり、前述のホルダ
ーを上昇、下降させる時の待期時間はなくなる。
この状態で、別に下方に配置した回転駆動装置と
の連結を確実に行ない、回転を円滑に伝えるた
め、駆動装置側の回転テーブル上に回転軸を中心
として対称位置に2つの円筒コロを設け、前記回
転テーブルが回転した時、該コロと前記の旋回ア
ームが係合して旋回アーム、すなわち該旋回アー
ムと一体のホルダーテーブルを回転させるよう構
成している。
旋回アームで回転させられたホルダーは、同じ
く一体に設けた割出しテーブルの円周に90°間隔
に設けたV溝に、割出しアーム係合させることに
よつて確実に90°ずつ固定させることができる。
以下、詳細については実施例にて説明する。さら
に、塗装の定位置での最終塗装面から最初の塗装
面に戻す回転をなくすことによつて、コンベアの
サイクルタイムの短縮化が図れる。
[実施例] 第1図から第4図は、本考案の1実施例を示し
ており、第1図は塗装装置の全体図、第2図は回
転駆動部分をみた第1図の−断面図、第3図
は同じく回転するホルダー部分の拡大断面図、第
4図は第3図の平面図を示している。
装置は、エンドレスのコンベアライン1に沿つ
て、塗装ロボツト2、乾燥装置3、除塵装置4等
が設置されている。図示されていないが駆動モー
タによつてローラーチエン5を駆動し、該ローラ
ーチエン5の要所に取り付けられたホルダー9を
順次と塗装位置に送り込むよう構成されている。
ホルダー9は本実施例の場合、17ケ設けられて
いて、それぞれのホルダー9は、軸受7に支持さ
れた回転軸8がホルダー台6と垂直に設けてあ
り、回転軸8の上端にホルダー9、下端に旋回ア
ーム10、中間に割出しフランジ11が、それぞ
れ一体に回転するよう構成されている。ホルダー
9は、被塗物によつて適合する形状のものが使わ
れ、交換することは自由である。旋回アーム10
は、回転駆動装置12の回転を受けてホルダー9
を回転させるもので、細長い板状となつている。
該旋回アーム10の回転は、塗装位置において
停止したホルダーの下方に配置された回転駆動装
置12によつて行う。回転駆動装置12は、塗装
ロボツト2の制御信号、あるいは、コンベア装置
からの制御信号によつて間歇駆動するモータ13
より減速装置を介して回転する。出力軸端に設け
た回転テーブル14に固定した旋回用コロ15に
よつて構成される。旋回用コロ15は、回転テー
ブル14の中心にに対し、対称位置に2つ設け、
前記旋回アーム10の両側端部を押して回転させ
るよう位置づけられている。
また、回転テーブル14を除く箇所には、別途
ガイドレール16が設けられており、前記旋回ア
ーム10は、このガイドレール16に沿う方向、
すなわち長手方向が進行方向と平行になるよう位
置決めされながら移動する。次にホルダー9の回
転位置決めであるが、前記回転軸8には、割出し
フランジ11が固定されている。該割出しフラン
ジ11は、円周上に90°おきに4つのV溝17を
設けており、該V溝17は2段溝となつている。
すなわち、1段目の開口側は鈍角に形成、2段目
は鋭角に形成している。該V溝17には、割出し
アーム18に設けた回転ピン19が係合して割出
しフランジ11を90°ずつ固定するようになつて
いる。すなわち、割出しアーム18は、回転軸中
心方向にばね20で常時引つ張られており、回転
ピン19は常時、V溝側に押し付けられ、V溝に
係合した時は定位置に固定される。更に、前記旋
回アーム10によつて、割出しフランジ11が回
転するときV溝より押しだされ、90°回転すると
次のV構内に落ち込んで固定される。また、本実
施例においては、回転軸8には、ブレーキ21が
設けられ、慣性によるオーバーランを防止してい
る。
[考案の効果] 以上の如き構成により、本考案の場合、コンベ
アが塗装位置で停止すると、直ちに回転駆動装置
12が駆動され、回転テーブル14上の2つの旋
回用コロ15を90°回転させる。これによつて、
旋回アーム10は同じく90°回転させられ、コロ
15が旋回アーム10を回転する直前の位置で待
機するので、次にコロ15が旋回アーム10を回
転させるときの待ち時間はない。すなわち、1面
の塗装が終つて2面の塗装に入るとき、旋回アー
ムの直前のコロが回転し、旋回アームを回転させ
る。この時、停止位置のわずかなずれがあつて
も、2つの旋回用コロ15によつて旋回アーム1
0を廻すようにしたため、確実に回転させること
ができ、かつ、回転に無理な力が生じない。ま
た、90°割出しも、割出しフランジ11のV溝1
7によつて確実に固定され、かつ、V溝17は2
段に形成されているため、回転時もスムーズに回
転を行うことができる。したがつて、回転駆動装
置12や、ホルダー9に無理な力がかからず、耐
久性能をあげることができる。
このように、回転テーブル14の回転を2つの
旋回用コロ15と旋回アーム10によつて回転さ
せるようにしたため、コンベアに固定されたホル
ダー台6に設けたホルダー9を、そのままの状態
で回転させることができるため、回転装置の接続
やホルダー9を持ち上げたりする時間が省け、従
来の待期時間が減少し、その分塗装時間として利
用できるので、生産性をより向上できる。また従
来の実開昭56−14665に示す如く、第4面を塗装
した後、その塗装の定位置にて再び第1面に戻し
てからコンベアの移動をする必要があつたが、本
考案では第4面のままコンベアを移動すると、旋
回アーム10がガイドレール16に当り90°回転
が自動的に行われ、ここでも最終回転に要する時
間が省略でき、上記と同様に効果をあげることが
できる。
1例として、全塗装時間30秒の被塗物を塗装す
る場合、従来はホルダー9の上昇・下降に5秒、
4回の90°回転に10秒、コンベア移動時間に10秒
の合計55秒を要していたものが、本実施例の場
合、上昇・下降の5秒と最終回転の2.5秒が節約
でき、47.5秒ですむことになる。これは、13.6%
の生産性向上となり、大きな効果をあげることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本考案の1実施例を示し
ており、第1図は塗装装置の全体図、第2図は回
転駆動部分をみた第1図の−断面図、第3図
は同じく回転するホルダー部分の拡大断面図、第
4図は第3図の平面図を示している。第5図は、
従来装置の1例である。 5……ローラーチエン、6……ホルダー台、8
……回転軸、9……ホルダー、10……該旋回ア
ーム、11……割出しフランジ、15……旋回用
コロ、16……ガイドレール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗物を搬送し、塗装位置で停止するコンベア
    上に、回転自在とした複数個の被塗物用ホルダー
    を載置し、該ホルダーが塗装位置に到達した時、
    自動塗装装置と関連し、モータ駆動される回転装
    置を前記塗装位置の下方に配置し、該回転装置に
    は回転軸を中心として回転テーブル上に対称に配
    した2個の回転用コロを設け、該コロによつてホ
    ルダーと一体に設けた旋回アームを回転させると
    共に、回転位置を固定させる割出し装置を設け、
    さらに、前記ホルダーが塗装の定位置からコンベ
    アに移動するときに、旋回アームがコンベアの進
    行方向と平行になるガイドレールを配したことを
    特徴とする自動塗装用被塗装物回転装置。
JP1986041568U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0356269Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986041568U JPH0356269Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986041568U JPH0356269Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62156372U JPS62156372U (ja) 1987-10-05
JPH0356269Y2 true JPH0356269Y2 (ja) 1991-12-17

Family

ID=30856689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986041568U Expired JPH0356269Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614665B2 (ja) * 1971-10-27 1981-04-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614665U (ja) * 1979-07-12 1981-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614665B2 (ja) * 1971-10-27 1981-04-06

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JPS62156372U (ja) 1987-10-05

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