JPH0356251Y2 - - Google Patents

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JPH0356251Y2
JPH0356251Y2 JP1986011271U JP1127186U JPH0356251Y2 JP H0356251 Y2 JPH0356251 Y2 JP H0356251Y2 JP 1986011271 U JP1986011271 U JP 1986011271U JP 1127186 U JP1127186 U JP 1127186U JP H0356251 Y2 JPH0356251 Y2 JP H0356251Y2
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばMo系触媒を用いてNO2
NOに還元させたり、Pt系触媒を用いてCOをCO2
に或いはNOをNO2に酸化させたりするガス転換
用のコンバータに関する。
〔従来の技術〕
上記コンバータの一例として、第3図に示すよ
うに、管21の上流側内部に多数本の金属製細管
を束ねた状態で充填してガス予熱部22を構成す
ると共に、管21の下流側内部にはコンバータエ
レメント(例えばPt系触媒)23を充填し、更
に、前記管21の外部にヒータ24を設けて、例
えばCOをCO2に或いはNOをNO2に酸化させるタ
イプのコンバータ25が知られている(例えば実
公昭56−51954号公報)。
このコンバータ25は一般には第4図に示すよ
うに、前記コンバータエレメント23を保護する
ために、コンバータ25とは独立してガスライン
に設けられたフイルタ26の下流側に配置され
る。
上記構成のコンバータ25によれば、ガス予熱
部22に導入されたガスは、細管間の間隙と細管
の内部を通過する間に予熱され、所望の反応温度
に加熱されてコンバータエレメント23に導入さ
れるもので、ガス予熱部22を設けない構成のコ
ンバータに比べて、効率の良いガスの転換が達成
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記構成のコンバータにおいては、ガ
ス予熱部22を通過するガスの流れが層流状態で
あつて、管21内でのガスの混じり合いがなく、
従つて、コンバータエレメント23に導入される
ガス温度が不均一となり、高効率の反応を期し難
い欠点があつた。
また、ガス予熱部22の構成が複雑であつて大
幅なコストアツプを伴う上に、細管群のためにコ
ンバータ25が重くなつて取り扱いが困難になる
点で改善の余地があつた。
一方、上記のガスはガス予熱部22に導入され
る前にフイルタ26を通過するが、その通過時に
ガスがフイルタ26に接触して冷やされると、ガ
ス中のNOやCOといつた成分の一部が吸収され
てしまい、所定量の転換ガスを得られなくなる。
この問題については、前記フイルタ26を加熱
することで解消されるが、その分、構造が複雑に
なつてコストアツプになる繋がることになる。
本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたもので
あつて、極めて簡単かつ合理的な改良によつて、
ガス転換効率が優れ、しかも、軽量かつコンパク
トで安価なコンバータを提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するに至つた本考案によるコ
ンバータは、管内にコンバータエレメントを充填
し、該コンバータエレメントの上流側に空間を隔
てて金属フイルタを設けると共に、前記管の外側
に、前記金属フイルタと、当該金属フイルタを介
して前記空間に導入されるガスと、前記コンバー
タエレメントとを加熱するためのヒータを設けた
点に特徴がある。
〔作用〕
上記構成によれば、ガス清浄化のための金属フ
イルタを始めとして、前記空間に導入されるガス
とコンバータエレメントがヒータによつて加熱さ
れる。
而して、金属フイルタが加熱されることで、当
該金属フイルタに接して通過するガス中の例えば
COやNO,NO2といつた成分の金属フイルタに
よる吸収が効果的に抑止される。
一方、前記空間に導入されるガスは、金属フイ
ルタを通して清浄化されると同時に加熱され、か
つ、金属フイルタを通過する際に乱されて、ヒー
タによつて加熱されている空間内のガスと効率よ
く混じり合うことで、空間内のガスの温度が均一
化が達成される。
そして、前記金属フイルタが仕切り壁となつて
上流側へのガス温度の伝播が抑止される上に、空
間内のガスに対する加熱が継続されることで、当
該空間内のガス温度が高温になり、かつ、前記コ
ンバータエレメントも加熱されて交温下にあるこ
とから、高温のガスが高温のコンバータエレメン
トを通過することとなり、このガスの通過による
コンバータエレメントとの接触によつて、ガス中
のCOやNO,NO2といつた成分のガス転換が高
効率で達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本考案を適用したNO2−NOコン
バータを示し、1は例えばステンレス又は銅等の
金属よりなる管で、その内部には例えばMO系触
媒等のコンバータエレメント2が充填されてい
る。
3,4はコンバータエレメント2を保持するた
めの金属フイルタであり、5は前記コンバータエ
レメント2の上流側に所定の空間6を隔てて設け
られたガス清浄化用の金属フイルタである。
上記の各金属フイルタ3,4,5は、例えば発
泡メタル又は金属メツシユを多層に重ね合わせた
ものより成り、金属材料としてはニツケルや鉄等
が選択される。
7は加熱ブロツク8を介して管1の外側に設け
られたヒータで、少なくとも上流側の金属フイル
タ5から下流側のコンバータエレメント2にわた
る部分を加熱できる範囲に配設してある。尚、前
記加熱ブロツク8を省略して、前記ヒータ7を管
1の外側に直接設けてもよい。
9は前記ヒータ7を被覆するように設けられた
断熱層、10は外ケース、11はガス導入側、1
2はガス導出側である。
上記構成のコンバータにおいて、ヒータ7に所
定の電流を通電すると、当該ヒータ7の発熱によ
つて、ガス清浄化のための金属フイルタ5を始め
として、前記空間6に導入されるガスとコンバー
タエレメント2が加熱される。
この状態でガス導入側11からNO2を含むガ
スを導入させると、当該ガスは金属フイルタ5を
通過して清浄化されると同時に、効果的な熱交換
によつて適宜加熱される。
この場合、金属フイルタ5は適度に加熱されて
いるので、ガス中のNO2は金属フイルタ5によ
る吸着を殆ど受けることはない。
上記のNO2を含むガスは、金属フイルタ5を
通して空間6を導入される際に流れが乱されて乱
流状態になることから、ヒータ7によつて加熱さ
れている空間6内のガスと効率よく混じり合い、
空間6内のガス温度の均一化が達成される。
そして、前記金属フイルタ5が仕切り壁となつ
て上流側へのガス温度の伝播が抑止される上に、
前記空間6内のガスに対する加熱が継続されるこ
とで、当該空間6内のガス温度が高温となり、か
つ、前記コンバータエレメント2も加熱されて高
温下にあることから、この高温のガスが金属フイ
ルタ3を通して高温のコンバータエレメント2に
導入されることになる。
而して、このガスの導入によるコンバータエレ
メント2との接触によつてガス中のNO2は殆ど
NOに転換(この例では還元)され、このNOを
含むガスは金属フイルタ4を経てガス導出側12
に排出されることになる。
第2図は管1内のガス温度特性を示すグラフで
あつて、同図において、実線Aは金属フイルタ5
を設けた場合のガス温度特性を示し、仮想線Bは
これを設けない場合のガス温度特性を示す。
第2図から次のことが判る。即ち、管1内に金
属フイルタ5を設けてない場合は、導入されたガ
スは、その温度が反応に適した温度tに達しない
うちにコンバータエレメント2に接触する(図に
おいて、Pはガスがコンバータエレメント2と接
触し始める位置を示す)。従つて、ガスのコンバ
ート反応は完全には行われない。
これに対し、管1内に金属フイルタ5を設けた
場合は、上記したように、ガスが金属フイルタ5
を通過して空間6に導入される際に加熱され、か
つ、空間6に導入されたガスが、当該空間6内の
ガスと混じり合つてヒータ7による加熱を受ける
ので、当該ガスが前記位置Pに達したときには、
コンバート反応を行うのに十分敵した温度tに昇
温されており、従つて完全な反応が行われるので
ある。
尚、本考案は、上述した還元タイプのNO2
NOコンバータに限られるものではなく、CO−
CO2コンバータやNO−NO2コンバータなど酸化
タイプのコンバータを対象にして実施可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ガス清浄化用の
フイルタを金属製にして、当該金属フイルタをコ
ンバータエレメントの上流側に設け、この金属フ
イルタとコンバータエレメントとの間の空間をガ
ス予熱部として、当該空間と金属フイルタおよび
コンバータエレメントを一連のヒータで加熱させ
るようにしたことで、処理ガスの効果的な加熱と
コンバータエレメントに導入されるガス温度の均
一化が達成されるようになり、更には、ガス清浄
化のためのフイルタによる例えばCOやNO,
NO2といつた成分吸収も抑止されるに至り、全
体として、ガス清浄化のためのフイルタを旨く利
用した合理的な改良によつて、所定量のガス転換
を高効率で行わせられるコンバータを、軽量かつ
コンパクトにして提供できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンバータの一例を示す
断面図、第2図はガス温度特性図である。第3図
は従来例のコンバータの断面図であり、第4図は
その構成図である。 1……管、2……コンバータエレメント、5…
…金属フイルタ、6……空間、7……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管内にコンバータエレメントを充填し、該コン
    バータエレメントの上流側に空間を隔てて金属フ
    イルタを設けると共に、前記管の外側に、前記金
    属フイルタと、当該金属フイルタを介して前記空
    間に導入されるガスと、前記コンバータエレメン
    トとを加熱するためのヒータを設けてあることを
    特徴とするコンバータ。
JP1986011271U 1986-01-28 1986-01-28 Expired JPH0356251Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011271U JPH0356251Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011271U JPH0356251Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62123242U JPS62123242U (ja) 1987-08-05
JPH0356251Y2 true JPH0356251Y2 (ja) 1991-12-17

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ID=30798332

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JP1986011271U Expired JPH0356251Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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JPS5651954U (ja) * 1979-09-28 1981-05-08

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JPS6083028U (ja) * 1983-11-10 1985-06-08 シャープ株式会社 空気清浄機

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JPS5651954U (ja) * 1979-09-28 1981-05-08

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JPS62123242U (ja) 1987-08-05

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