JPH0356007Y2 - - Google Patents

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JPH0356007Y2
JPH0356007Y2 JP1982049597U JP4959782U JPH0356007Y2 JP H0356007 Y2 JPH0356007 Y2 JP H0356007Y2 JP 1982049597 U JP1982049597 U JP 1982049597U JP 4959782 U JP4959782 U JP 4959782U JP H0356007 Y2 JPH0356007 Y2 JP H0356007Y2
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magnet
magnetic
shaft
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magnet roll
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子写真複写機やフアクシミリ等の画
像形成装置或いは記録装置における、現像装置や
クリーニング装置に用いられるマグネツトロール
に関するものである。
従来電子写真装置の現像装置で乾式現像剤を用
いるものは、通常現像剤の搬送及び現像作用その
ものを行うためにマグネツトの磁力を利用してい
る。第1図は現像装置の従来例を示すもので、感
光体1の表面に形成された静電潜像は、マグネツ
トロール2を内包したスリーブ3上の一成分磁性
トナー4によつて現像される。磁性トナー4はホ
ツパー5内に収納されており、磁極N1に対向配
置された磁性ブレード6によつてスリーブ3上に
塗布され、スリーブ3の矢印方向の回転によつて
現像位置に搬送される。7はスリーブ3と感光体
1背面の電極8との間に現像バイアスを印加する
電源である。
従来このような目的に用いられるマグネツトロ
ール2として、等方性又は異方性のフエライト系
焼結マグネツトが使用されていた。しかし、この
ような焼結マグネツトは製造上特殊な成型装置が
必要であり、また欠け易く、かつ焼結時に寸法が
大きく変化するため、その後非常に硬いマグネツ
ト表面を研削する必要があつた。また、焼結反応
が高温であるため、エネルギーを多量に消費する
等の欠点や、重量が大きい等の欠点もあつた。
これらの欠点を改良するため、ゴム又はプラス
チツクマグネツトを複数個を貼り合わせてマグネ
ツトロールとして使用することが提案されてはい
る。しかし、上記の貼り合わせタイプのマグネツ
トロールは貼り合わせ工程が繁雑であり、大量生
産しにくいという欠点を有している。
一方、磁性材料とゴム又はプラスチツク等の高
分子化合物とを含むマグネツトにおいても、複数
の着磁極を有する一体成形ロールを得られるよう
になり、従来の焼結マグネツトに代り使用するこ
とが検討されている。一体成形ロールとしては、
使用する磁性材料の磁化容易軸がほぼ着磁極に対
応してそろつた異方性磁石ロールと、そうでない
すなわち磁化容易軸がランダムな等方性磁石ロー
ルがあるが、等方性磁石ロールは従来の焼結マグ
ネツトに比べエネルギー積が小さく劣るため、エ
ネルギー積の大きい異方性マグネツトが望まし
い。
これらのマグネツトを支持軸上に固定したマグ
ネツトロールは、軸が従来は丸棒等の円形断面形
状であつたため、軸に十分な強度を有さしめるた
めには、必然的にある値以上の直径のものを用い
なければならなかつた。また、小径のマグネツト
ロールにおいては、マグネツト部分の肉厚を十分
にとれず、パーミアンスが低いため、磁力の弱い
ものしか得られない等の欠点があつた。これらの
欠点により従来マグネツトロールの小径化が妨げ
られていた。
特に異方性マグネツトは、フエライト等の磁性
材料と高分子化合物による混合物を混練し、この
混練物を加圧しながらロール状或いは中空のパイ
プ状に成形するに際し、磁性材料の磁化容易軸が
配向するように外部から磁界を印加することによ
り得られるものであるが、マグネツト軸に対応す
る中空部分においては磁気抵抗が著しく大きく、
外径に比し内径が大きい場合、十分強力な磁気特
性を有するマグネツトを得ることが極めて困難で
あつた。
また、電子写真の現像装置用マグネツトロール
として使用する場合、特にマグネツトロールを固
定してその外側に非磁性スリーブを設け、これを
回転することにより現像を行う方式の第1図の如
き現像装置では、マグネツトロールの極位置を現
像装置に対し正しく配置することが重要であり、
従来丸棒等のマグネツト軸の端面をフライス加工
等により一部カツトしたりしていた。しかし、こ
のような加工には多大な労力を必要とし、また、
カツト面に対して磁極位置を精度よく定めること
が難しい欠点があつた。
本考案は、上述の従来マグネツトロールの欠点
を除去し、一体成形マグネツトロールのマグネツ
ト軸を非円形にすることにより十分な軸強度を得
て、かつ十分な磁力を有するマグネツトロールを
提供することを目的としている。
本考案はまた、軸の断面形状を非対称形にする
ことにより断面形状と磁極位置を対応させて、余
分な後加工なくマグネツトロールの磁極位置を軸
支持により固定できるマグネツトロールの提供を
も目的としている。
以下図面を参照しつつ本考案の実施例を詳細に
説明する。
プラスチツクマグネツトとしてバリウムフエラ
イト及びストロンチウムフエライトを80〜95重量
部含み残部として、塩化ビニル及び塩素化ポリエ
チレン・エチレン酢酸ビニル共重合体を混合した
組成物をロールミルにより加熱混練した後、粉砕
機にて粉砕してペレツトを得、これを押出して長
尺物に加工する時に104Oe〜2×104Oeの磁界を
印加しながら第2図のような断面形状に押出して
中空のマグネツト9を形成し、それに鉄製の第3
図に10として示すような形状の最大外径8mmの
軸を嵌合せしめ、外径16mm、長さ30cmの4極異方
性マグネツトロール2を作製した。
第3図のマグネツトロールは第2図のN1
S1・N2・S2のような方向で着磁されていて、表
面磁束は各極約1100ガウスを得ることができた。
本実施例のマグネツトロールにおいては、各極
を通る磁力線が第2図に示したようになつてお
り、中空部分11はマグネツト内部を通過する磁
力線に殆んど影響を与えない形状になつている。
また、マグネツトの磁性体の磁化容易軸は、ほぼ
図示の磁力線と同方向の向きに配向せしめること
ができた。
本例で使用したマグネツトロール軸10と同等
の機械的強度を、円型の断面形状をした軸で得よ
うとすると、直径8mm程度のものが必要であり、
その場合マグネツトの円型の中空部分の磁気抵抗
が大きいため、押出し加工時に十分な着磁ができ
ず、本例のマグネツトロールと同等の表面磁束を
得るためには、外径20mm以上のマグネツトロール
とする必要のあることが確かめられた。
また、本実施例では軸形状に対応して極位置が
決定できるが、丸棒を軸に使用した場合は、極位
置を軸形状と対応させるためには軸の端を一部加
工する必要があつた。
第4図、第5図を用いて本考案の他の実施例を
示す。
第4図は12のような断面形状をした一体着磁
マグネツトを、正回角柱軸13に嵌合したマグネ
ツトロールである。このマグネツトロールは第4
図に示すように、4極平等に平均に着磁されてい
る。ところが、N2極をS1極側に近づける必要性
がある場合には、このとき第4図の軸形状のまま
でN2極をS1へ近づけるよりも、第5図のように、
正方形断面形状の一部をカツトした五角形断面形
状の軸14を用いることにより、正方形断面形状
の軸13を使用したものよりN2,S2極に高い磁
束密度を有し、かつ磁極を近づけたマグネツトロ
ールを得ることができた。なお、15は一体成形
マグネツトを示す。
また、第5図実施例の場合には、N1・N2
S1・S2極はそれぞれ判別可能とする必要のある時
でも、軸断面形状が当初より非対称であるので、
N1・N2・S1・S2極の位置を軸形状により容易に
知ることができ、従来の如く軸を後加工する必要
もない。
本例のマグネツトロールに使用するマグネツト
は、前述にように異方性マグネツトが望ましい
が、必要とする磁束密度によつては等方性マグネ
ツトにより第5図のように軸とマグネツトを嵌合
した後、着磁を施したものを使用しても良い。
以上説明したように、本考案によれば、一体成
型の小径のゴムマグネツト或いはプラスチツクマ
グネツトロールにおいても、十分な磁力を有する
ものが得られるようになつた。また、軸形状を着
磁パターンに応じて選ぶことにより、軸に対して
着磁パターンを精度良く規定することができるよ
うになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の現像装置の断面図、第2図は本
考案によるマグネツトロールの側面図、第3図は
その斜視図、第4図及び第5図は本考案の他の実
施例の側面図である。 図において、9,12,15……マグネツト、
10,13,14……マグネツト軸、を表わす。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁性材料と高分子化合物を含む押し出し加工
    一体成型品であつて、中心部に断面が非円形の
    中空部を有し、外形が円柱状の複数の磁極を有
    するロール状マグネツトと、上記中空部に挿入
    された、断面が上記非円形形状に対応する非円
    形形状である支持軸と、を有するマグネツトロ
    ール。 (2) 前記ロール状マグネツトは、磁化容易軸が特
    定方向に配向した異方性マグネツトである実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載のマグネツト
    ロール。
JP4959782U 1982-04-02 1982-04-06 マグネツトロ−ル Granted JPS58153408U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4959782U JPS58153408U (ja) 1982-04-06 1982-04-06 マグネツトロ−ル
US06/477,077 US4557582A (en) 1982-04-02 1983-03-21 Magnet roll

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4959782U JPS58153408U (ja) 1982-04-06 1982-04-06 マグネツトロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58153408U JPS58153408U (ja) 1983-10-14
JPH0356007Y2 true JPH0356007Y2 (ja) 1991-12-16

Family

ID=30060442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4959782U Granted JPS58153408U (ja) 1982-04-02 1982-04-06 マグネツトロ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59166979A (ja) * 1983-03-14 1984-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネットロールの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54150699A (en) * 1978-05-18 1979-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of roll-like magnet
JPS57121206A (en) * 1981-01-20 1982-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of roll type magnet

Patent Citations (2)

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JPS54150699A (en) * 1978-05-18 1979-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of roll-like magnet
JPS57121206A (en) * 1981-01-20 1982-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of roll type magnet

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