JPH0355787Y2 - - Google Patents

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JPH0355787Y2
JPH0355787Y2 JP7141585U JP7141585U JPH0355787Y2 JP H0355787 Y2 JPH0355787 Y2 JP H0355787Y2 JP 7141585 U JP7141585 U JP 7141585U JP 7141585 U JP7141585 U JP 7141585U JP H0355787 Y2 JPH0355787 Y2 JP H0355787Y2
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intake
negative pressure
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intake control
valve
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は内燃機関の吸気装置に関し、特に吸気
弁と吸気絞り弁との間の吸気通路に介装され、機
関負荷によつて開閉制御されることにより吸気の
流れ方向及び流路面積を制御する吸気制御弁を備
えた吸気装置の改善技術に関する。
〈従来の技術〉 吸気弁と吸気絞り弁との間の吸気通路に機関負
荷によつて開閉制御される吸気制御弁が設けられ
る内燃機関の吸気装置としては、例えば第4図に
示すようなものがある(特開昭54−121321号公報
参照)。
すなわち、吸気弁5を介装した吸気通路3の上
流側には、気化器1が接続される。この気化器1
は、ベンチユリ部1aの下流側に吸気絞り弁2を
備えると共に、上流側にエアクリーナ10が接続
される。
前記吸気通路3の途中には、バタフライ式の吸
気制御弁4が介装される。吸気制御弁4は、回転
軸9を中心として回転し、この回転軸9と一体に
設けられるリンク7及びロツド13を介して、ダ
イアフラム8に連結される。すなわち、ダイアフ
ラム8の直線運動によつて吸気制御弁4が回転す
るようにしてある。また、このダイアフラム8の
負圧室12は、負圧通路12aによつて吸気絞り
弁2の下流側の吸気通路3に連通され、負圧通路
12aによつて導入される機関の吸入負圧とスプ
リング11の弾撥力との釣り合いによつて、前記
吸気制御弁4が開閉されるように構成される。
係る構成の吸気装置によると、吸入負圧の大き
い機関低負荷域には、スプリング11の弾撥力に
抗してダイアフラム8が図で右上方に動き、ロツ
ド13及びリンク7を介して回転軸9を図で反時
計回りに回転させるため、吸気制御弁4が閉じら
れる。
吸入負圧が大きく上記のように吸気制御弁4が
閉じられている場合には、混合気は吸気制御弁4
の外周下縁部で燃焼室6壁寄りにオフセツトして
設けられる切り欠き部14(第5図参照)を通過
し燃焼室6に導入される。このように、吸入空気
流量の少ない機関低負荷時に、切り欠き部14す
なわち吸気通路3内壁に沿つて設けられた開口面
積の小さい通路を混合気が通過することによつ
て、吸気流速を大とし更に吸気流の水平成分を大
きくすると共に、燃焼室6壁に沿つて吸気を導入
する。これによつて、燃焼室6内に強いスワール
を発生させ、燃焼の改善を図つているものであ
る。
一方、吸入負圧の小さい機関高負荷域には、ス
プリング11の弾撥力によつてダイアフラム8が
図で左下方に動き、ロツド13及びリンク9を介
して回転軸9を図で時計回りに回転させるため、
吸気制御弁4が開かれる。尚、機関の高負荷域に
おいては燃焼が良好なため、前記のようなスワー
ル等の強い吸気流動を必要としなくとも良く、む
しろ吸気充填効率が問題となるので、前記のよう
に吸気通路3を全開させることにより、吸気抵抗
を減少させ吸気充填効率を高めて、機関の出力向
上を図つている。
このように、吸気制御弁4は機関の負荷に対応
する吸入負圧を作動源として開閉され、機関高負
荷域においては開弁され、機関低負荷域において
は閉弁される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、例えば上記のような吸気装置を
備えた内燃機関を原動機とする自動車において、
手動変速機によつて変速操作を行つた場合には下
記のような問題が発生する。
すなわち、クラツチがつながれ然も機関の加速
状態(機関負荷が大きく吸気制御弁が開かれてい
る時)の時に、変速操作すなわち変速段の切り換
えのためにクラツチを切ると、機関負荷が急激に
減少するため、機関負荷によつて開閉制御される
吸気制御弁が急激に閉じられる。
このように、吸気制御弁が急激に閉じられる
と、混合気の流れが阻害され、燃焼室への燃料供
給遅れが生じて、機関の息付きやもたつきの原因
になる惧れがある。すなわち、吸気制御弁が閉じ
られると、混合気の流路は吸気制御弁の外周下縁
部に設けられる切り欠き部のみとなるため、吸気
流路の開口面積が急激に減少し、混合気の流れが
阻害されるものである。
一方、機関低負荷域すなわち吸気制御弁が閉じ
られている時に、変速操作によつてクラツチを切
つても、変速操作前と同様に吸気制御弁は閉じら
れたままであり、燃焼室への燃料供給遅れ等の問
題が発生することはない。従つて、変速操作時の
吸気制御弁の開閉動作は、高速走行域において特
に問題となるものである。
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、手動変速機による変速操作時に、吸気制御弁
が混合気の流れを阻害することを防止して燃焼性
を改善し、変速時の機関運転性を向上させること
を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案では、手動変速機による変速操作
を検出する変速操作検出手段と、前記変速操作検
出手段によつて検出された変速操作時に吸気制御
弁の制御手段に作用し前記吸気制御弁を機関の負
荷とは独立して開弁状態に保持する吸気制御弁開
弁手段と、を設ける。
〈作用〉 このように、変速操作時に吸気制御弁を開弁状
態に保持することにより、吸気制御弁が混合気の
流れを阻害することがなく燃料供給遅れが解消さ
れ、特に高速走行時の燃焼室への燃料供給遅れを
解消して、燃焼性を改善させることができる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。尚、従来例と同一要素には同一符号を付し
て説明を省略する。
第1図において、ダイアフラム8の負圧室12
と吸気絞り弁2下流側の吸気通路3とを連通する
負圧通路40には、その通路途中に変速操作検出
手段と吸気制御弁開弁手段とを兼ねる空気導入弁
20及び負圧導入弁21が介装される。
すなわち、前記空気導入弁20の第1負圧室2
2aには、負圧通路40から分岐して設けられる
負圧通路40aを介して、吸気通路3の吸入負圧
が導かれる。ダイアフラム28は、この吸入負圧
とスプリング25の弾撥力との釣り合いによつ
て、図で上下動し、ダイアフラム28と連動する
弁体24によつて空気通路26を開閉する。この
空気通路26は、上流側でエアクリーナ10のク
リーンサイドに連通すると共に、下流側で負圧通
路40cと合流し負圧通路40を介して吸気制御
弁4を開閉するダイアフラム8の負圧室12に連
通する。また、前記ダイアフラム28には、第1
負圧室22aと第2負圧室22bとを連通する小
孔29が設けられる。
一方、前記負圧導入弁21の第1負圧室30a
には、負圧通路40から分岐して設けられる負圧
通路40bを介して吸気通路3の吸入負圧が導入
される。この吸入負圧とスプリング32の弾撥力
との釣り合いによつて、ダイアフラム36が図で
上下動し、ダイアフラム36と連動する弁体34
によつて負圧通路40cを開閉する。負圧通路4
0cは、上流側で負圧通路40から分岐して設け
られ、下流側では空気通路26と合流し負圧通路
40を介して吸気制御弁4を開閉するダイアフラ
ム8の負圧室12に連通する。また、前記ダイア
フラム28と同様にダイアフラム36には、第1
負圧室30aと第2負圧室30bとを連通する小
孔35が設けられる。
かかる構成の吸気装置を備えた内燃機関を原動
機とする自動車において、車両の一定走行時や加
速時等の機関動力が伝達されている時(クラツチ
がつながれている時)には、第2図に示すように
空気導入弁20及び負圧導入弁21夫々の第1負
圧室22a,30aに吸入負圧が導入されても、
小孔29,35によつて連通する第2負圧室22
b,30bの負圧とすぐに平衡するため、ダイア
フラム28,36に吸入負圧による力が発生しな
い。
このため、弁体34がスプリング32によつて
図で下方に押し下げられ負圧通路40cは開通さ
れ、一方、弁体24はスプリング25によつて図
で上方に押し上げられ空気通路26は閉じられ
る。従つて、従来例と同様に負圧通路40c及び
負圧通路40(従来例における負圧通路12a)
によつて、吸気通路3内の吸入負圧がダイアフラ
ム8の負圧室12に導入され、吸入負圧(機関負
荷)による吸気制御弁4の開閉制御が行われる。
一方、機関高負荷運転時(吸入負圧の小さく吸
気制御弁4が開弁されている時)において、変速
操作すなわちクラツチが切られると、機関負荷が
急激に低下するため、これに伴つて吸気通路3内
の負圧が急激に発達し第1負圧室22a,30a
に高負圧P1が導入される。この時、夫々の第2
負圧室22b,30bにはそれ以前の負圧P2(P1
とP2との圧力差は充分に大きい)が存在してお
り、第1負圧室22a,30a及び第2負圧室2
2a,30aの圧力が、夫々小孔29,35によ
つて同一圧力になるまで所定時間を要する。
このため、一時的に第1負圧室22a,30a
の負圧が第2負圧室22b,30bの負圧を上回
り、第3図に示すようにスプリング25の弾撥力
に抗してダイアフラム28が図で下方に動き、弁
体24が空気通路26を開通させると共に、スプ
リング32の弾撥力に抗してダイアフラム36が
図で上方に動き、弁体34が負圧通路40cを閉
じる。従つて、空気通路26及び負圧通路40を
介してエアクリーナ10のクリーンサイドの空気
が負圧室21に導入される。
このようにして、機関高負荷域における変速操
作時には吸入負圧が負圧室12に導入されること
なく、第1負圧室22a,30aと第2負圧室2
2b,30bとの負圧が小孔29,35を介して
平衡するまでの所定時間負圧室12内が大気圧と
なるため、前記所定時間スプリング11の弾撥力
によつて吸気制御弁4が開かれる。
但し、機関の低負荷域(吸入負圧が大きく吸気
制御弁が閉じられている時)では、クラツチが切
られても吸入負圧の変化が急激でなく圧力差が小
さいことから、第1負圧室22a,30aと第2
負圧室22b,30bとの負圧が直ぐに平衡し
て、吸気制御弁4の開弁は行われない。
すなわち、本実施例においては、変速操作すな
わちクラツチが切られると吸入負圧が急激に発達
することを利用して、機関の高負荷時における変
速操作で吸気制御弁4を開弁状態に保持するよう
にしたものである。
尚、機関低負荷域における変速操作時には、吸
気制御弁4の開閉による燃焼性の悪化等の問題が
発生しないことから、本実施例においては特に開
弁状態に保持させるような構成にしなかつた。ま
た、急減速時においても負圧が減少するが、変速
時の方が急激な変化を示し、燃焼性を悪化させる
惧れが多いことから、本実施例においては変速時
のみ吸気制御弁を開弁状態に保持するようにした
が、急減速時に吸気制御弁を開弁状態に保持する
ようにしても良い。
このようにして、機関高負荷域における変速操
作時に吸気制御弁4を開弁状態に保持することに
より、吸気制御弁4が急激に開弁されることがな
く、混合気の流れを阻害することが防止される。
従つて、燃焼室への燃料供給遅れが解消され、機
関の運転性を向上させることができる。また、吸
気制御弁4の急激な開閉が防止されることから、
ダイアフラム8等のアクチユエータの耐久性を向
上させることができると共に、吸気制御弁4の開
閉騒音を低減できるという効果もある。
一方、前記小孔29,35の大きさを適当に設
定することによつて、例えば通常の変速操作時間
(約1秒)吸気制御弁4を開弁状態に保持するよ
うにすれば、機関加速時の変速操作において変速
操作の終了まで吸気制御弁4を開弁状態に保つこ
とが可能となり、変速操作終了初期における吸気
充填効率を高め機関の加速性能を向上させること
ができる。
尚、本実施例においては、吸入負圧の変化を利
用して、吸気制御弁4の変速時の開閉をコントロ
ールするようにしたが、クラツチスイツチを設け
て変速操作を検出し、このクラツチスイツチによ
つて変速操作が検出された時に電磁弁等によつて
従来例に示した負圧通路12aを大気に開放する
ようにしても良い。また、このようにクラツチス
イツチによつて変速操作を検出した場合には、機
関低負荷時における吸気制御弁の開弁保持を避け
るために、車速センサ等を設けて機関高負荷域に
限つて、吸気制御弁を開弁状態に保持するように
しても良いことは明らかである。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によると、手動変速
機による変速操作を検出する変速操作検出手段
と、前記変速操作検出手段によつて検出された変
速操作時に吸気制御弁の制御手段に作用し前記吸
気制御弁を機関の負荷とは独立して開弁状態に保
持する吸気制御弁開弁手段と、を設けたことによ
り、変速操作時に吸気制御弁が混合気の流れを阻
害すことが防止でき、燃焼室への燃料供給遅れを
解消して機関運転性を向上させることができる。
また、吸気制御弁の急激な開閉が防止されるこ
とから、吸気制御弁の開閉アクチユエータ(ダイ
アフラム)の耐久性を向上させることができると
共に、吸気制御弁の開閉に伴う騒音を低減できる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
及び第3図は同上実施例おける作用を示す要部構
成図、第4図は従来例を示す構成図、第5図は同
上従来例における吸気制御弁を示す平面図であ
る。 2……吸気絞り弁、3……吸気通路、4……吸
気制御弁、5……吸気弁、8,28,36……ダ
イアフラム、12……負圧室、20……空気導入
弁、21……負圧導入弁、40,40a,40
b,40c……負圧通路、22a,30a……第
1負圧室、22b,30b……第2負圧室、2
4,34……弁体、26……空気通路、29,3
5……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気弁と吸気絞り弁との間の吸気通路に介装さ
    れかつ機関の低負荷域で閉じ高負荷域で開くよう
    に制御されて吸気の流れ方向及び流路面積を制御
    する吸気制御弁と、該吸気制御弁の制御手段と、
    を備えた内燃機関の吸気装置において、手動変速
    機による変速操作を検出する変速操作検出手段
    と、前記変速操作検出手段によつて検出された変
    速操作時に前記制御手段に作用し前記吸気制御弁
    を機関の負荷とは独立して開弁状態に保持する吸
    気制御弁開弁手段と、を設けたことを特徴とする
    内燃機関の吸気装置。
JP7141585U 1985-05-16 1985-05-16 Expired JPH0355787Y2 (ja)

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JP7141585U JPH0355787Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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