JPH0355779Y2 - - Google Patents

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JPH0355779Y2
JPH0355779Y2 JP15644787U JP15644787U JPH0355779Y2 JP H0355779 Y2 JPH0355779 Y2 JP H0355779Y2 JP 15644787 U JP15644787 U JP 15644787U JP 15644787 U JP15644787 U JP 15644787U JP H0355779 Y2 JPH0355779 Y2 JP H0355779Y2
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collecting pipe
branch pipe
pipe
branch
cylinder head
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は内燃機関におけるエキゾーストマニホ
ールドに関する。
イ−2 従来技術 従来、内燃機関、特に多気筒エンジンのエキゾ
ーストマニホールドは、第4図に示す如く、エン
ジンのシリンダーヘツド1に形成された複数の排
気口2に夫々分岐管3を、その基部のフランジ3
aを取付フランジ4を介してボルト5で固着して
連設すると共にこれら複数の分岐管3の先端3b
を1本の集合管6に一体的に接続連通して構成さ
れており、その分岐管3と集合管6とは、鋳造法
により一体化、又は金属管或いは鈑金部品といつ
た分割部品を溶接等の加工により一体化して形成
されている。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 ところで、エンジンのシリンダーヘツド1にお
ける多数の排気口2より排出された排気ガスは、
各分岐管3を通じて1本の集合管6に集合される
ことから、前記排出口2部の排気ガス熱量に比べ
て集合管6内の排気ガス熱量が非常に大きくな
る。しかも、シリンダーヘツド1は冷却水により
積極的に冷却されるのに対し、分岐管3及び集合
管6は自然冷却である。そのため、通常、シリン
ダーヘツドの温度は約150℃〜200℃となり、フラ
ンジ3a部の温度は約180℃〜220℃となり、分岐
管3の温度は約600℃〜700℃となり、集合管6の
温度は約700℃〜850℃となり、集合管6の温度は
シリンダーヘツド6の温度の約5倍となつてその
温度差が極めて大きくなる。このように、シリン
ダーヘツド1と集合管6とに約650℃の温度差が
あると、その集合管6に熱膨脹係数が11.7×10-6
の鉄を用いた場合には、その集合管6に650×
11.7×10-6の熱膨脹、収縮が生じて、分岐管3の
先端3bを集合管6の軸方向に対して大きく移動
させる。そのため、前記従来の如く、分岐管3の
フランジ3a部をシリンダーヘツド1に不動的に
固着したものにおいては、分岐管3と集合管6と
の連結部に大きな応力が作用し、集合管6の加
熱、冷却がくり返されるとその連結部が疲労破損
する場合がある。
そこで本考案は、前記分岐管3の基部を、集合
管6の熱膨脹、収縮に追従して摺動させ、その分
岐管3と集合管6との連結部に生ずる応力を緩和
して該連結部における疲労破損を防止し耐久性の
向上を図ることを目的とするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、シリ
ンダーヘツドに形成された複数の排気口に夫々分
岐管を連接し、これら複数の分岐管を集合管に連
結したものにおいて、前記分岐管とシリンダーヘ
ツドとの連接部を、分岐管が前記集合管の軸方向
に沿つて摺動できるように構成し、しかも前記分
岐管には、これらを相互に連接する応力緩和部材
を設け、該応力緩和部材を熱膨脹材で形成したこ
とを特徴とするものである。
ロ−2 作用 シリンダーヘツド1の排気口2排出された排気
ガスは、分岐管3及び集合管6を流通して排出さ
れ、各部材を加熱する。この加熱により集合管6
が熱膨脹し、分岐管3と集合管6との連結部を集
合管6の軸方向へ移動されると同時に、応力緩和
部材7の熱膨脹により、分岐管3を、そのシリン
ダーヘツドとの連結部と共に前記集合管6の移動
方向と同方向へ移動させる。したがつて、分岐管
3と集合管6との連結部に作用する応力は、集合
管の熱膨脹量と応力緩和部材7の熱膨脹量との差
に相当する量となり、分岐管3の基部がシリンダ
ーヘツドに不動的に固着されているものに比べ
て、その応力は極めて小さくなる。
ロ−3 実施例 次に第1図に示す本考案の第1実施例について
説明する。
1はエンジンのシリンダーヘツドで、これに複
数の排気口2が形成されている。3は前記各排気
口2に接続した分岐管で、その各分岐管3の基部
に一体形成したフランジ3aを取付フランジ4で
係止し、該取付けフランジ4をシリンダーヘツド
1へボルト5により取付けて支持されている。こ
の取付フランジ4によるフランジ3aの取付状態
は、これらの間にガスケツトを介在して、排気ガ
スが漏出することなく、かつ後記する集合管6の
軸方向に対して所定以上の荷重が作用した場合に
は、該フランジ3a部がその荷重方向に摺動でき
るようにしてある。6は排気ガスの集合管で、該
1本の集合管6に前記各分岐管3の先端3bが一
体的に連設されている。これら分岐管3と集合管
6は鋳造法により一体成形してもよく、また、金
属管或いは鈑金部品よりなる分割部品を溶接等の
加工により一体化してもよい。7は応力緩和部材
で、第2図に示す如く、1本の金属板に、前記分
岐管3の設置間隔に位置して分岐管3に嵌合する
嵌合穴7aを形成し、該各嵌合穴7aを各分岐管
3に密着的に嵌合して、各分岐管3相互を連結す
るような状態で設置されている。該応力緩和部材
7の設置位置は、前記取付フランジ4の表面に当
接する位置或いは取付フランジ4の前面の近傍位
置とし、分岐管3のフランジ部3aを摺動させや
すいようにする。また、該応力緩和部材7の材質
は、前記集合管6の熱膨脹率よりも大きい金属例
えばステンレスを使用し、集合管6内の排気温度
よりも低い温度でこの応力緩和部材7が集合管6
と同等の熱膨脹量を生ずるようにする。
前記実施例において、各排気口2より排気ガス
が流出されると、その排気ガスは各分岐管3を流
通して1本の集合管6に集合されて排気される。
この流通する排気熱により集合管6が加熱される
と同時に応力緩和部材7も加熱される。このと
き、前記の如く、集合管6が850℃に加熱された
場合に応力緩和部材7が約500℃に加熱されると
すると、これと前記シリンダーヘツド1との温度
差は約300℃となり、応力緩和部材7に熱膨脹係
数が18.7×10-6のステンレスを使用した場合、シ
リンダーヘツド1に対する応力緩和部材7の熱膨
脹差は、300℃×18.7×10-6=5.61×10-6となる。
その結果、この熱膨脹差の量だけ分岐管3をシリ
ンダーヘツド1に対して積極的に集合管6の軸方
向へ摺動させる。従つて、分岐管3の先端が集合
管6の膨脹、収縮により前記の如く、7.6×10-3
移動した場合に分岐管3をその基部と共に5.61×
10-3分同方向に移動させ、分岐管3に対する集合
管6の熱膨脹量は7.6×10-3−5.61×10-3≒2×10
だけ大きくなり、分岐管に対して約26%移動する
ことになる。そのため、前記従来の如く、分岐管
3が、その基部と共に不動のものと比べると、分
岐管3と集合管6との連結部に作用する応力は約
74%減少することになる。
尚、前記分岐管3と集合管6との連結部に生ず
る応力を減少させるためには、前記応力緩和部材
7の熱膨脹量を集合管6の熱膨脹量に近づけるこ
とがよい。そのため、応力緩和部材7を熱膨脹係
数の高いものを使用したり、或いは第3図に示す
如く、該応力緩和部材7内に排気ガス室8を形成
し、該排気ガス室8内に分岐管3内を流通する排
気ガスを流入して、該部材7を高温に加熱するよ
うにしてもよい。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、分岐管と集合管
との連結部に発生する応力を従来のものに比べて
著しく緩和することができ、該連結部での疲労破
損を防止し、著しく耐久性を向上させることがで
きる特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す平断面図、
第2図は応力緩和部材の側面図、第3図は本考案
の第2実施例を示す要部の平断面図、第4図は従
来構造の平断面図である。 1……シリンダーヘツド、2……排気口、3…
…分岐管、3a……連接部であるフランジ、6…
…集合管、7……応力緩和部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダーヘツドに形成された複数の排気口に
    夫々分岐管を連接し、これら複数の分岐管を集合
    管に連結したものにおいて、前記分岐管とシリン
    ダーヘツドとの連接部を、分岐管が前記集合管の
    軸方向に沿つて摺動できるように構成し、しかも
    前記分岐管には、これらを相互に連接する応力緩
    和部材を設け、該応力緩和部材を熱膨脹材で形成
    したことを特徴とする内燃機関におけるエキゾー
    ストマニホールド。
JP15644787U 1987-10-13 1987-10-13 Expired JPH0355779Y2 (ja)

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JP15644787U JPH0355779Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

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JP15644787U JPH0355779Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

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Publication Number Publication Date
JPH0161422U JPH0161422U (ja) 1989-04-19
JPH0355779Y2 true JPH0355779Y2 (ja) 1991-12-12

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JP15644787U Expired JPH0355779Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

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JP2553379Y2 (ja) * 1990-11-21 1997-11-05 三恵工業株式会社 エキゾーストマニホルド

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JPH0161422U (ja) 1989-04-19

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