JPH0355629B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355629B2
JPH0355629B2 JP33244187A JP33244187A JPH0355629B2 JP H0355629 B2 JPH0355629 B2 JP H0355629B2 JP 33244187 A JP33244187 A JP 33244187A JP 33244187 A JP33244187 A JP 33244187A JP H0355629 B2 JPH0355629 B2 JP H0355629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking lot
roadway
floor
diagonal
parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP33244187A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01174777A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP33244187A priority Critical patent/JPH01174777A/ja
Publication of JPH01174777A publication Critical patent/JPH01174777A/ja
Publication of JPH0355629B2 publication Critical patent/JPH0355629B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、360゜の施回走行によつて1フロア
分の高さを昇降するように上下方向に対し螺旋状
に連続する車路に沿つて駐車スペースを設けてな
る連続傾床型自走式立体駐車場における床部の施
工方法に関するものである。
「従来の技術」 自動車が一般家庭にまで広く普及するにつれ
て、自動車を駐車するための駐車場の需要が増大
しており、特に市街地などでは、その土地不足か
ら、立体駐車場の採用が図られている。
この種の立体駐車場には、従来より、たとえば
水平な複数階の駐車フロアを持ち、これらフロア
をランプウエイによつて連絡した構造の立体駐車
場と、駐車区にも昇り勾配をつけた連続傾床型自
走式立体駐車場の2つがあり、特に、連続傾床型
自走式立体駐車場は、他の自走式立体駐車場に比
べ、狭い敷地においても駐車効率が良い等の理由
で近年広く採用されている。
第10図および第11図は、このような連続傾
床型自走式立体駐車場の一構造例を示すものであ
る。
この連続傾床型自走式立体駐車場(以下、“傾
床型駐車場”と略す)1は、360゜の旋回走行によ
つて1フロア分の高さを昇降するように上下方向
に対し螺旋状に連続する昇降用車路2に沿つてア
ウトサイドパーキングエリア(外側駐車区)P1
およびインサイドパーキングエリア(内側駐車
区)P2を設けてなるもので、前記昇降用車路2
はその1旋回分を、相対向してほぼ等勾配に形成
された一対の傾斜平面状の直進部4,4と、相対
向して不等勾配に形成された一対の傾斜曲面状の
直進部5,5と、これら両直進部4,5の勾配を
整合する傾斜曲面に形成された4つのコーナー部
6とにより矩形状に螺回するように形成されてい
る。
前記アウトサイドパーキングエリアP1および
インサイドパーキングエリアP2は、前記昇降用
車路2の延びる方向に沿つて複数の駐車スペース
3,3,…に区画されるが、両パーキングエリア
P1,P2は前記昇降用車路2に沿つた方向にのみ
傾斜を付与されたものとなつており、かつ、前記
駐車スペース3,3,…が前記昇降用車路2に対
し直交状態で区画されるため、全ての駐車スペー
ス3は車幅方向にのみ傾斜されたものとなつてい
る。ちなみに、前記アウトサイドパーキングエリ
アP1が隣接形成される昇降用車路2の外側路縁
(図中、線PQRSで示される)の傾斜は一定のも
のとされており、従つてアウトサイドパーキング
エリアP1の傾斜は全て同一で一定のものとなつ
ている。
またインサイドパーキングエリアP2は傾斜平
面状の直進部4に沿つて形成されるものであるか
ら、これもその傾斜が全て一定で、しかもアウト
サイドパーキングエリアP1の傾きと等しいもの
となる。
「発明が解決しようとする問題点」 前記従来の傾床型駐車場1においては、車路ば
かりでなくパーキングエリア(駐車区)P1,P2
にも昇り勾配を付けているために、駐車区を平面
に形成し車路のみを傾斜路に形成した従来一般の
自走式立体駐車場に比べ駐車効率が良く、かつ運
転フイーリングも良好であることが一般に認めら
れている。しかしながら、前記傾床型駐車場1に
あつても次のような解決すべき問題点が残されて
いる。
すなわち、このような傾床型駐車場は、車路ば
かりでなく、駐車区にも昇り勾配をつけた構成で
あるため、鉄骨骨組みが複雑になり、また、その
直進部5,5および4つのコーナー部6におい
て、車路が傾斜曲面を形成するため、床部の成形
が難しくなる点である。
従来技術における鉄骨骨組みは、第12図に示
ように、駐車場の外面側および中心にそれぞれ建
てられた鉄骨柱7と、これら鉄骨柱7を連結する
大梁8と、これら大梁8間に架設された小梁9と
を主体として骨組みが構成されるが、直進部5,
5およびコーナー部6では、それぞれ傾斜曲面を
形成するために、これらの部分を構成する梁材
(大梁8、小梁9)の一部は屈曲形成されていて、
この上にデツキプレートがたわませられて敷き込
まれるようになつている。
このため、図示例の場合、コーナー部6を構成
する鉄骨骨組みでは、駐車場外面側の大梁8と車
路の幅方向に延びる大梁8との間には、一部が屈
曲されてなる小梁9が階段状に建て込まれてい
て、当該小梁9の長手方向にデツキプレートが敷
き込まれるようになつている。
しかしながら、このような方法では、コーナー
部6の床部を形成するデツキプレートが長尺にな
る上、支保工が必要であり、しかもままたねじれ
部の形成が難しいといつた問題点がある。また、
小梁9の長手方向に沿つて敷き込まれたデツキプ
レートどうしの長手方向の継目が、将来、さび、
まくれ等の原因になる等の問題点があり、さら
に、小梁9の長手方向に沿つて敷き込まれたデツ
キプレートそのものは、構造的に何の寄与もして
いない等の問題点もあつた。
この発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、コーナー部における傾斜曲面を容易に形成し
得てその作業性を向上でき、また、デツキプレー
トの長手方向の継目を無くすことのできる連続傾
床型自走式立体駐車場における床部の施行方法を
提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明は、車両の昇降用車路と、該車
路に沿つて設けられた駐車区とを持床部が、上下
方向に対してほぼ矩形状に螺回するように構成さ
れた連続傾床型自走式立体駐車場の構築方法にお
いて、以下の(イ),(ロ),(ハ)の各工程を具備してなる
ことを特徴としている。
(イ) 前記床部のコーナー部を構成する鉄骨骨組み
を構築する際に、コーナー部の四隅に建方した
鉄骨柱間に、隣合う鉄骨柱を連結する大梁と、
駐車場の対角線方向に延在する斜め梁とをそれ
ぞれ架設するとともに、前記斜め梁と、駐車場
外面側の大梁との間にそれぞれ車路の幅方向に
延在する小梁を車路の長手方向に沿つて複数間
隔を開けて並設しておく工程、 (ロ) 前記斜め梁を境にその左右に架設された小梁
上にそれぞれ駐車場外面側の大梁と平行に延在
するデツキプレートを複数敷き込み、デツキプ
レートの両端を小梁の上に固定する工程、 (ハ) 前記デツキプレートの上面に配筋を施した
後、コンクリートを打設する工程。
「作用」 この発明によれば、鉄骨柱間に架け渡された斜
め梁と駐車場外面側の大梁との間ににそれぞれ小
梁を架け渡しておき、前記斜め梁を境にその左右
において、別々にデツキプレートを敷き込む構成
をとるため、小梁の間に架け渡される小形のデツ
キプレートによつて、コンクリートを受ける傾斜
曲面を容易に作ることができる。
「実施例」 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
この発明による床部の施工方法は、傾床型駐車
場のコーナー部の施工に特徴がある。
まず第1図により、このコーナー部を構成する
鉄骨骨組みの構成について説明すると、この鉄骨
骨組みは、コーナー部の四隅に位置して建てられ
た6本のH型鋼よりなる鉄骨柱30と、相互に隣
合う鉄骨柱30を連結する大梁31と、床版の下
面を支持する小梁32および斜め梁33とを主体
として構成されており、図示のものでは、これら
鉄骨柱30および梁材(大梁31、小梁32、斜
め梁33)は何れもH型鋼よりなつている。
前記鉄骨柱30には、それぞれ梁材を接続する
ための接続腕30aが突設されている。図示例に
おいて鉄骨柱30は3層階分の接続腕30aが取
り付けられていて、これらの接続腕30aのそれ
ぞれに2階、3階、4階の鉄骨梁が接合されるよ
うになつている。なお、これら接続腕30aは、
鉄骨梁を据え付ける位置に応じて鉄骨柱30毎に
その取付位置が違つている。
また、この鉄骨柱30を相互に連結する大梁3
1のうち駐車場の外面側に位置する大梁31は、
車路の傾斜に沿つて架設されており、また床版を
支持する大梁31は、車路と駐車部との境で屈曲
した構造となつている。
前記小梁32は、斜め梁33と駐車場の外面側
に位置する大梁31との間に架設されており、ま
た、この小梁を連結する斜め梁33は、駐車場の
対角線方向に延在するようにして、入隅の角に位
置する鉄骨柱30と車路の内側コーナーを形成す
る鉄骨柱30との間に架設されている。
この発明では、以上のような構成の鉄骨骨組み
をまず構築し、その構築後、デツキプレートを建
て込み、配筋を施工してコンクリートを打設する
ことを特徴とする。
次ぎにこの発明にかかる傾床型駐車場の床部の
施工方法の具体例について、傾床型駐車場を構築
する工程順にしたがつて説明する。
(i) 基礎施工 第2図イおよびロに示すように、傾床型駐車場
を構築しようとする地盤G上に傾床型駐車場の基
礎Aを施工する。この基礎Aは、柱を建てる位置
に対応して設けられた複数の基礎コンクリート2
0と、これら基礎コンクリート20相互の間で、
これら基礎コンクリート20の回転を拘束するた
めに基礎コンクリート20を連結している地中梁
(つなぎ梁)21とを主体として構成されている。
これらの施工は、まず、地盤Gにアースドリル工
法によつて基礎杭を施工した後、フーチング配筋
および基礎配筋の建て込み用の根切りを行い、捨
てコンクリートを打つた後、この根切り孔の中で
基礎コンクリート20および地中梁21の型枠を
組み立てるとともに配筋を設置し、コンクリート
を打つて鉄筋コンクリートの基礎20および地中
梁21を成す。その後、整地レベルまで土を埋め
戻すと、第2図(イ)および(ロ)に表すように基礎コン
クリート20と、鉄筋コンクリート製の地中梁2
1とが施工されたことになる。
(ii) 鉄骨骨組みの建方 第3図イおよびロに示すように、駐車場奥隅に
位置するコーナー部の鉄骨骨組みを建方する。こ
の鉄骨骨組みの建方は、梁材を接続する複数の接
続腕30aを有する鉄骨柱(H型鋼からなる柱)
30を立てた状態で吊り込んで基礎コンクリート
20の上方に位置させる。この吊り込みには、現
場内に入つて作業する通常規模のトラツククレー
ンTなどを用いることが可能である。これは、こ
の時点における現場が埋め戻し整地されていて、
その整地レベル上には、前記トラツククレーンT
などの移動の支障となるようなものがないからで
ある。
次いで、前記鉄骨柱30を吊り降ろして基礎コ
ンクリート20のアンカーに固定し、このような
手順によつてコーナー部の6本の鉄骨柱30を建
てる。鉄骨柱30を建てたならば、第5図イに示
すようにH型鋼よりなる大梁31を相互に隣合う
鉄骨柱30の間に架設する。鉄骨梁30と大梁3
1との接続は、鉄骨柱30に突設された前記接続
腕30aの端面と、大梁31の端面とをラツプさ
せてこれらをボルト止めすることにより行う。
なお、前記大梁31の架設とともに、駐車場の
対角線方向に延在する斜め梁33を、鉄骨柱30
の間に架設し、その後に、駐車場外面側の大梁3
1と斜め梁33との間にそれぞれ車路の幅方向に
延在する小梁32を車路の長手方向に沿つて複数
間隔を開けて架設し、1層目の梁材(大梁、斜め
梁、小梁)の架け渡しを完了する。前記斜め梁3
3および小梁32の架け渡しにおいても、大梁3
1を架設する場合と同様にボルト止めする手段が
適用される。すなわち、斜め梁33は、鉄骨柱3
0に予め設けられた接続腕30aを介してボルト
止めされ、小梁32は、大梁31および斜め梁3
3にそれぞれ溶接された接続腕を介してボルト止
めされるものである。
以上の手順によつて、2層の梁材(大梁31、
小梁32、斜め梁33)およびブレース34(第
7図参照)を取り付けたならば、第5図ロに示す
ように、建て入れ直し用のワイヤー35を張る。
本実施例の場合は、2階の接続腕30aの部分
と、隣に施工した他の柱30の基礎側との間に建
て入れ直し用のワイヤー35が張られて、それぞ
れのワイヤー35に備え付けのターンバツクル等
の調整によつて鉄骨柱30の建て直しを行い、そ
して所定の精度がでた後、第5図ハに示すように
1階はロータリングタワーRを使い、2階以上は
吊り足場Eを掛けて本締めを行う。
続いて、第5図ニに示すように、駐車場の外方
に位置する大梁31に、プレキヤスト成形した腰
壁40を取り付け、それに並行して、第5図ホに
示すように、2階、3階分のデツキプレートDを
揚げる。
その後、第5図ヘに示すように、1階から順次
上階へと、前述した同様の建方順序によつて建方
を行い、コーナー部の鉄骨骨部みの建方を終了す
る。
その後、前記建方順序にしたがつて、第3図お
よび第4図などに示すように、クレーン操作が可
能な場所で、前記コーナー部から順に、駐車場前
面隅部のコーナー部に向けて鉄骨骨組みを、ブロ
ツク毎に組み立てて行く。
なお、この際、鉄骨骨組みの建方の終わつたも
のから順に、以下の手順に従つてデツキプレート
Dの架設とスタツド45打ちを行なつていく(第
4図参照)。また、これら作業に並行して、柱配
筋50とスラブ配筋(主力筋51、配力筋52)
および各種配管作業等を行なえば、さらに、その
作業性を向上させて工期短縮に寄与できることは
言うまでもない。
(iii) デツキプレートDの敷き込み デツキプレートDの敷き込みは、斜め梁33を
境にその左右に架設された小梁32上でそれぞれ
行う。すなわち、梁上に揚げたデツキプレートD
を、第6図に示すように、小梁32間に架け渡
し、その両端をスポツト溶接して小梁32に固定
し、この繰り返しでデツキプレートDを小梁32
上に敷き込んで行く。なお、床部のねじれ部分
は、デツキプレートDの両端をたとえば足などに
より踏み付けてたわませておき、その状態でスポ
ツト溶接すれば良い。
このようにしてデツキプレートDが架設される
と、梁上には、コンクリートを受ける傾斜面が作
られる。
この実施例では、床部を支持する梁材として、
駐車場の対角線方向に延びる斜め梁33を予め架
設するとともにこの斜め梁33と駐車場外面側の
大梁31間に小梁32を架け渡しておき、昇降用
車路の傾斜に沿わせて小梁32間に架設される大
きさのデツキプレートDを敷き込むようにしてい
るので、コーナー部の複雑な傾斜曲面を容易に形
成することができ、その作業性を向上させること
ができる。また、床にデツキプレートDを採用し
ているから、合板により梁型枠、床型枠および型
枠支保工の組み立て、解体が不要であるといつた
利点がある。しかも、デツキプレートDによつて
形成された床を足場として利用することが可能で
ある上、鉄筋等の資材の載置も可能であるから、
市街地などの敷地に制約を受ける場所でも、敷地
の有効利用が図れるといつた長所もある。
なお、前記デツキプレートDの架設とともに、
梁上でスタツド打ちを行い、梁の長手方向に沿つ
て複数のスタツドボルト45を突設させる。
(vi) コンクリートの打設 以上のようにして、駐車場を構成する鉄骨骨組
みの構築が全て完了したならば、第8図に示すよ
うに、デツキプレートDの上面に主力筋51、配
力筋52を配筋し、コンクリートCを打設し、駐
車場の床版(スラブ)を形成する。
一方、鉄骨柱30の周囲およびブレース35の
周囲にコンクリートCを巻いて柱を鉄筋鉄骨造り
と成す。
第9図は以上のようにして構築された駐車場の
1階床構造の平面図を示すもので、床部の長手方
向に沿つてそれぞれ等勾配に形成された内外の路
縁をもつ一対の相対向する傾斜平面状の第1直進
部60が形成されるとともに、これら第1直進部
に直角に不等勾配に形成された内外の路縁をもつ
一対の相対向する傾斜曲面状の第2直進部61が
設けられ、かつ、床部の四隅には前記各直進部
60,61の勾配を整合する傾斜曲面をもつ4つのコ
ーナー部62が形成されている。そして、前記第
1直進部60の中央には車路が形成され、該車路
の内外に車路に対し直交状に並列する駐車スペー
ス群よりなる駐車区60a,60bが設けられて
いる。また、第2直進部61にも前記車路に連続
する車路が形成されるとともに、該車路の外側に
車路に対し直交状に並列する駐車スペース群より
なる駐車区61aが設けられている。
なお、図中符号63はゲート、64は階段を示
す。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明は、車両の昇降用
車路と、該車路に沿つて設けられた駐車区を持つ
床部が、上下方向に対してほぼ矩形状に螺回する
ように構成された連続傾床型自走式立体駐車状の
構築方法において、 (イ) 前記床部のコーナー部を構成する骨組みを構
築する際に、コーナー部の四隅に建方した鉄骨
柱間に、隣合う鉄骨柱を連結する大梁と、駐車
場の対角線方向に延在する斜め梁とをそれぞれ
架設するとともに、前記斜め梁と、駐車場外面
側の大梁との間にそれぞれ車路の幅方向に延在
する小梁を車路の長手方向に沿つて複数間隔を
開けて並設しておく工程と、 (ロ) 前記斜め梁を境にその左右に架設された小梁
上にそれぞれ駐車場外面側の大梁と平行に延在
するデツキプレートを複数敷き込み、デツキプ
レートの両端を小梁の上に固定する工程と、 (ハ) 前記デツキプレートの上面に配筋を施した
後、コンクリートを打設する工程とを具備して
なることを特徴とするものであるから、次のよ
うな優れた効果を奏することができる。
コーナー部の床の傾斜面を小形のデツキプ
レートにより簡単に形成することができ、床
部の施工性を向上することができる。
また、デツキプレートの長手方向(スパン
方向)を小梁間に架け渡すことができるの
で、デツキプレートの強度を生かして支保工
をなくすことができる上、計算外の構造を負
担させることができ、床コンクリートのクラ
ツクを防止することができる。また、デツキ
プレートの長手方向の継目を無くすことがで
きるので、メンテナンスを良くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明による床部の施工方法を説明す
るために示したもので、第1図は連続傾床型自走
式立体駐車場のコーナー部の鉄骨骨組みの構造を
示す斜視図、第2図ないし第4図は連続傾床型自
走式立体駐車場の構築要領を示すもので、第2図
イおよびロはそれぞれ基礎コンクリート、地中梁
の施工が完了した状態を示す正面図および平面
図、第3図イおよびロはそれぞれコーナー部に鉄
骨を組み上げた状態を示す正面図および平面図、
第4図イおよびロはそれぞれ鉄骨が組み上がつた
部分にデツキプレートを取り付けた状態を示す正
面図および平面図、第5図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,
ヘはそれぞれ鉄骨骨組みの建方の工程を示す正面
図、第6図は小梁間にデツキプレートを架け渡し
た状態を示す斜視図、第7図は柱と梁の接合部を
示す正面図、第8図は梁と床版の接合部を示す断
面図、第9図は連続傾床型自走式立体駐車場のフ
ロア構造を示す平面図、第10図ないし第12図
は連続傾床型自走式立体駐車場の従来構造を説明
するために示したもので、第10図は一部を切欠
した斜視図、第11図はその平面図、第12図は
駐車場の従来の骨組み構造を示す平面図である。 G……地盤、A……基礎、D……デツキプレー
ト、45……スタツド、20……基礎コンクリー
ト、21……地中梁、30a……接続腕、30…
…鉄骨柱、31……大梁、32……小梁、33…
…斜め梁、34……ブレース、35……建て入れ
直し用ワイヤー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の昇降用車路と、該車路に沿つて設けら
    れた駐車区とを持つ床部が、上下方向に対してほ
    ぼ矩形状に螺回するように構成された連続傾床型
    自走式立体駐車場の構築方法において、 (イ) 前記床部のコーナー部を構成する鉄骨骨組み
    を構築する際に、コーナー部の四隅に建方した
    鉄骨柱間に、隣合う鉄骨柱を連結する大梁と、
    駐車場の対角線方向に延在する斜め梁とをそれ
    ぞれ架設するとともに、前記斜め梁と、駐車場
    外面側の大梁との間にそれぞれ車路の幅方向に
    延在する小梁を車路の長手方向に沿つて複数間
    隔を開けて並設しておく工程と、 (ロ) 前記斜め梁を境にその左右に架設された小梁
    上にそれぞれ駐車場外面側の大梁と平行に延在
    するデツキプレートを複数敷き込み、デツキプ
    レートの両端を小梁の上に固定する工程と、 (ハ) 前記デツキプレートの上面に配筋を施した
    後、コンクリートを打設する工程と、 を具備してなる連続傾床型自走式立体駐車場にお
    ける床部の施工方法。
JP33244187A 1987-12-28 1987-12-28 連続傾床型自走式立体駐車場における床部の施工方法 Granted JPH01174777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33244187A JPH01174777A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 連続傾床型自走式立体駐車場における床部の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33244187A JPH01174777A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 連続傾床型自走式立体駐車場における床部の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01174777A JPH01174777A (ja) 1989-07-11
JPH0355629B2 true JPH0355629B2 (ja) 1991-08-23

Family

ID=18255012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33244187A Granted JPH01174777A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 連続傾床型自走式立体駐車場における床部の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01174777A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0376972A (ja) * 1989-08-16 1991-04-02 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd 立体駐車場の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01174777A (ja) 1989-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003284022A1 (en) Method and apparatus for precast and framed block element construction
AU2023202575A1 (en) Beam support cable and building structure
KR20070013680A (ko) 브라켓 지지되는 가설구조체를 작업대로 활용할 수 있는역타설 공법
KR0184558B1 (ko) 조립식 고가도로와 그 시공방법
US5924264A (en) Concrete footing and foundation wall system for accurate on-site fittings to manufactured buildings
CN112281654A (zh) 一种半装配式型钢骨架桥梁防撞护栏及其施工方法
JP4550534B2 (ja) 建築物の基礎構造
JP3752999B2 (ja) 上下部一体構造の橋梁及びその施工方法
US3932970A (en) Building
CN214613578U (zh) 一种半装配式型钢骨架桥梁防撞护栏
JPH0339565Y2 (ja)
JPH0355629B2 (ja)
JP2897663B2 (ja) 地下構造物の構築方法
JP2510636B2 (ja) 連続傾床型自走式立体駐車場の構築方法
JPH0376972A (ja) 立体駐車場の構築方法
JPH0430285Y2 (ja)
JPS627339B2 (ja)
JP2817591B2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート造建物の構築方法
JP7368987B2 (ja) 自走式立体駐車場
JPH0657769A (ja) 地下躯体構造およびその施工方法
JPH0681342A (ja) 杭を柱に利用した建築構造物
JP2788027B2 (ja) 壁構造
JP3216077B2 (ja) 組立及び載置式立体構築物
JP2784449B2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート基礎
SU1048085A1 (ru) Скольз ща опалубка

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees