JPH0355106A - エンドミル用の面取りアタッチメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、フライス盤加工に於いて、エンドミルに取り
付けて、これによる溝加工等の際に同時に面取り加工を
してパリの発生を防止するエンドミル用の面取りアタッ
チメントに関するものである。

［従来の技術］ 従来のエンドミルには、これに取りイ１けて溝加工又は
側面加工等の際に、上面と溝内面又は側面との稜に生じ
るパリを同特に除去すべく面取りを行なうエンドミル用
のアタッチメント類は存在していない。

したがって上記溝加工等の後に、面取り装置により上記
稜の面取を行ない、この位置に生じているパリを除去し
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように、エンドミルによる溝加工等の後に、ワー
クの上面と溝内面等との稜に生じているパリ取りのため
に面取り装置による面取り工程が不可欠である。しかし
このような作業のために人手を要することとなるのは作
業効率から見て極めて不都合である。

本発明は、このような問題点を解決し、エンドミルによ
る溝加工等に際して、この工程中に、同時に上記所要位
置の面取りをも行ない、能率の向上を図ることを目的と
するものである。

［課題を解決するための千段］ 本発明の要旨とするところは、 エンドミルに外挿するカラーを構成し、上記カラーに、
これをエンドミルに着脱自在に固定する固定手段を設け
、 更に上記カラーに、これに外挿されるエンドミルの刃の
数と同数の面取り刃を取付けることとし、 上記面取り刃を、上記カラーから、これに外挿されるエ
ンドミルの刃間の溝に向かって面取り角度で突出しかつ
上記渦中に下端が挿入されるように構成したエンドミル
用の面取りアタッチメントである。

上記対象のエンドミルは、加工の種類が溝加工等である
から、主としてねじれ刃エンドミルである。勿論直刃の
エンドミルも除外するものではない。

上記カラーは、エンドミルの径の寸法に対応させて必要
な径のそれを複数種準備する。

上記固定手段は、カラーをエンドミルに外神した状態を
確実に保持できるものであれば、その構成を問わない。

もっとも回転時に作業者が接触して怪我をするようなこ
とがないように、カラーから突出しない構成とするのが
好ましい。例えば、カラーに、その軸方向と直交する方
向の貫通する雌ネジを形成し、これにカラーの外周から
突出しない長さの締付ネジを螺合する等である。

上記面取り刃は、上記のように、エンドミルの刃の数と
同数構成する。また上記面取り刃は、カラーの下面から
、これに外挿されるエンドミルの刃間の溝に向かって突
設するのが適当である。その取付け角度は、面取り角度
を考慮して定める。

概ね４５゜であるが、これはワークの要求に応じて定め
るべきものである。上記面取り刃のブレドは、当然回転
方向を考慮して、かつ外側に構成される。

上記面取り刃は、カラーに固設しても、着脱自在に取付
けるものとしても良い。着脱自在に取付けることとする
場合は、その上端側及び取付け手段がカラーから突出し
ない構成とするのが安全上好ましい。

［作用］ 本発明は、以上のように構成したので、次のように、フ
ライス盤を用いて、エンドミルにより溝加工又は側面加
工を行なう際に、同時に、ワークの上面と溝内面又は側
面との稜の面取りを行なうことができる。

先ず対象のエンドミルに本発明の面取りアタッチメント
を取付ける。

対象のエンドミルに対して、対応する寸法及び面取り刃
数の面取りアタッチメントを準備し、エンドミルの下方
から上記カラーを外挿する。このときカラーの下方の面
取り刃は、その下端をエンドミルの刃間の溝に挿入し、
エンドミルの刃のねじれに合わせて回転させながら、必
要な位置までカラーを上昇させ、そうした上で、固定手
段でエンドミルに固定する。

上記必要な位置は、面取り刃が前記稜を必要な面取り量
だけ面取りできる位置である。

この後、このように面取りアタッチメントを取付けだエ
ンドミルをフライス盤にセットして、上記溝加工等を行
なうと、上記面取りアタッチメントは上記溝加工等には
何ら妨げとならないのは当然として、カラーからエンド
ミルの刃間の溝に面取り角度で挿入状態となっている面
取り刃が、エンドミルによる上記溝加工等と同時に、加
工中の溝内面又は側面と上面との稜を面取りする。

したがってエンドミルによる溝加工等を行なうその工程
の外に、特別の工程が必要でなく、上記工程と同時に面
取り加工が行なわれるので、作業能率を向上させかつ人
手を減少させることができるものである。

［実施例］ 以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

これは二枚刃のエンドミル１に取付ける面取りアタッチ
メントの例である。

第１図〜第３図に示したように、エンドミル１に外挿す
るカラー２を構成する。

上記カラー２には、特に第２図に示したように、その外
周から内周に貫通する雌ネジ３を形成し、上記雌ネジ３
に締付ネジ４を螺合する。上記締付ネジ４の長さはカラ
ー２の厚みとほぼ同一とする。また」二記締付ネジ４は
、第１図及び第３図に示したように、外端部にプラス溝
５を構成し、これによりプラスドライバを用いて締付操
作又は締付解除操作を行い得るものとする。

また上記カラー２の下面には、第１図〜第３図に示した
ように、１８０゜の角度間隔で面取り刃６、６を固設す
る。上記各面取り刃６、６は、カラー２に、その軸心に
対して４５゜の角度で固設する。各面取り刃６、６のブ
レードは下面側でエンドミル１とともに回転する方向に
形成してある。また各面取り刃６、６の長さは、その下
端がカラー２に外挿されるエンドミル１の満１ｂ、１ｂ
の底部に接触する程度とする。

この実施例では、以上のように構成したので、次のよう
に、フライス盤を用いて、エンドミル１により溝加工を
行なう際に、同時に、ワーク７の上面７ａと溝内面７ｂ
との稜の面取りを行なうことができる。

先ず対象のエンドミルｌに、以下のようにして上記面取
りアタッチメントを取付ける。

上記エンドミル１に、その下方から上記カラー２を外挿
する。このときカラー２の下方の面取り刃６、６は、そ
れらの各下端をエンドミル１の刃１ａ、１ａの間の溝１
ｂ、１ｂに挿入し、エンドミル１の刃１ａ，ｌａのねじ
れに合わせて回転させながら、必要な位置まで上昇させ
、そうした上で、前記締付ネジ４を締付けて、第３図に
示したように、上記カラー２を上記エンドミル１に固定
する。

上記固定位置は、第３図に示したように、上記面取り刃
６、６が前記ワーク７の上面７ａと溝内面７ｂとの稜を
必要な面取り量だけ面取りできる位置に定める。言い換
えれば、面取り刃６、６が、ほぼエンドミル１の下端か
ら加工予定の溝７０の深さ分だけ上方であって、上記稜
を所望の面取り量だけ面取りできるようにする位置であ
る。

この後、このように面取りアタッチメントを取付けたエ
ンドミル１をフライス盤にセットして、−Ｉｉｌ９の技
法により上記溝加工を行なう。

そうしてフライス盤を駆動させると、エンドミル１によ
り溝加工が行なわれ、これと同時に、カラー２から上記
エンドミルｌの刃１ａ，ｌａ間の溝１ｂ、１ｂに４５゜
の角度で下端が挿入している面取り刃６、６が、上記溝
加工と同時に、前記ワーク７の上面７ａと溝内面７ｂと
の稜を面取りする。第３図中、７ｄは加工された面取り
部である。

したがって上記面取りアタッチメントを取付けたエンド
ミル１による溝加工を行なうと、これ以外に特別の操作
をすることなくして同晴に面取り加工が行なわれるので
、別に行なう面取り工程が省略でき、人手を減少させ、
能率の向上を図ることができる。

［発明の効果］ 本発明によれば、これをエンドミルに取付けることによ
り、フライス盤による溝加工又は側面加工の際に、同時
にワークの上面と加工中の溝内面又は側面との稜の面取
りを行なうことができる。

したがって後工程での面取り作業が全く不要となるので
作業能率が非常に向上ずる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図はその
概略正面図、第２図は一部切欠概略側面図、第３図はエ
ンドミルに取付けてワークの溝加工をする状態を示した
概略説明図である。 １・・・エンドミル、１ａ・・・刃、ｌｂ・・・溝、２
・・・カラー、３・・・雌ネジ、４・・・締付ネジ、５
・・・プラス溝、６・・・面取り刃、７・・・ワーク、
７ａ・・・上面、７ｂ・・・溝内面、７ｃ・・・溝、７
ｄ−・・面取り部。 特許１ｊ　ｌ頭人沢山東市

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンドミルに外挿するカラーを構成し、上記カラー
   に、これをエンドミルに着脱自在に固定する固定手段を
   設け、 更に上記カラーに、これに外挿されるエンドミルの刃の
   数と同数の面取り刃を取付けることとし、 上記面取り刃を、上記カラーから、これに外挿されるエ
   ンドミルの刃間の溝に向かって面取り角度で突出しかつ
   上記溝中に下端が挿入されるように構成したエンドミル
   用の面取りアタッチメント。 ２、上記面取り角度を４５度に定めた請求項１記載のエ
   ンドミル用の面取りアタッチメント。