JPH0355088Y2 - - Google Patents

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JPH0355088Y2
JPH0355088Y2 JP3068385U JP3068385U JPH0355088Y2 JP H0355088 Y2 JPH0355088 Y2 JP H0355088Y2 JP 3068385 U JP3068385 U JP 3068385U JP 3068385 U JP3068385 U JP 3068385U JP H0355088 Y2 JPH0355088 Y2 JP H0355088Y2
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tank
conduit
sample
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は液体試料の脱気装置、すなわち液体を
脱気して分析装置に供給する装置に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 液体試料を連続的にサンプリングして分析装置
に供給することは、工程分析において広く行なわ
れている。その具体的な態様の1例は、分析すべ
き液体を収容している容器と分析装置とを導管で
接続し、その途中に設置されているポンプで液体
試料を分析装置に供給する方法であり、流通式の
連続分析装置において常用されている。具体的な
態様の他の例は、液体を収容している容器と分析
装置とを接続する導管の途中に中間槽を設ける方
式である。この方式では液体は導管の途中に設け
たポンプにより中間槽に連続的に供給され、その
大部分は中間槽から容器に還流し、少部分だけが
中間槽と分析装置を結ぶ導管を経て間欠的に分析
装置に供給される。この方法は自動滴定装置のよ
うに、測定容器に一定量の試料を計量して投入
し、これを分析したのち測定容器を洗浄して次回
の測定用試料を投入する分析装置で常用されてい
る。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 これらの液体試料の自動測定において問題とな
ることの一つは、液体試料中に溶解しているガス
が気泡を形成することである。気泡を含む液体を
容量式の計量装置で計量すると計量誤差の原因と
なるし、また測定容器で気泡が発生するとこれに
挿入されている電極等に付着して測定誤差の原因
となる。特に光を用いる測定装置では、気泡の存
在は極力避けなけらばならない。従つて液体試料
の分析に際しては、溶解ガスを予じめ除去してお
くことがしばしば行なわれる。また、溶解ガスが
分析そのものを化学的に妨害することもあり、こ
のような場合にも予じめ溶解ガスを除去しておく
ことが必要である。
溶解ガスの除去は、通常、液体試料中に不活性
ガスを吹込んだり、減圧下に保持したりすること
により行なわれる。
これらの操作において、液体試料から放出され
たガスは、臭気やその他の点で、大気中に放散さ
せることができないことがある。このような場合
には放出ガスを再び吸収操作等により処理しなけ
ればならない。従つて本考案は放出ガスの処理を
必要としない脱気装置を提供することを目的とす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案によれば、中間槽を介して液体試料を分
析装置に供給する方式の脱気装置において、中間
槽と分析装置とを結ぶ導管の途中に脱気槽が設け
られていて中間槽から脱気槽を介して液体試料を
分析装置に供給するように構成されており、かつ
液体試料を収容する容器と中間槽とを結ぶ導管の
途中にこの管内を流れる液体試料を噴射流体とす
るゼツトポンプが設けられており、このゼツトポ
ンプの真空部と脱気槽の空間部とが導管で結ばれ
ていて脱気槽で放出された液体試料中の気体がゼ
ツトポンプにより吸引されるように構成されてい
る。
本考案について更に具体的に説明すれば、本考
案では液体試料から放出された気体を液体試料そ
のものに吸収させることにより、放出気体の後処
理を省略しうるようになつている。放出気体を吸
収した液体試料は、その極く一部が脱気槽に導入
されるに過ぎないので、脱気槽における脱気操作
は先行する吸収操作により何ら負担が増すもので
はない。また本考案では、脱気槽の排気手段とし
て、液体試料を噴射流体とするゼツトポンプが用
いられているので、機構的にも簡単で故障が少な
い。
本考案の実施態様の1例を図面に基づいて説明
すれば、液体試料を収容している容器(図示せ
ず)から導管7を経て液体試料が中間槽3に供給
される。導管7の途中にはゼツトポンプ2が設け
られている。中間槽3の液体試料の大部分は導管
11およびポンプ1を経て系外に排出され(通常
は液体試料を収容している容器に返戻される)、
極く一部だけがフイルター4およびこれに連なる
導管8を経て脱気槽5に流入する。中間槽は好ま
しくはオーバーフロー型とし、槽内の液体試料の
ヘツドを一定に保つようにする。脱気槽5の上部
空間12はゼツトポンプ2の真空部と導管10に
連絡されているので、脱気槽5で放出された気体
はゼツトポンプにより吸引され、脱気槽5は減圧
に保たれる。溶解ガスを放出した液体試料は導管
9およびポンプ6を経て分析装置に導入される。
滴定装置のように間欠的に一定量の試料をサンプ
リングして測定を行なう場合には、導管9を2分
して一方は計量装置に、他方は中間槽3または廃
液貯槽に接続するようにしておけばよい。計量装
置で計量された液体試料は分析装置で測定したの
ち廃液貯槽に排出される。
〈考案の効果〉 本考案に係る装置によれば、工場における液体
試料のオンライン自動分析の前段階としての液体
試料の脱気を極めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体試料の脱気装置の1
例である。 2……ゼツトポンプ、3……中間槽、4……フ
イルター、5……脱気槽。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中間槽および脱気槽並びに試料部に設けた抜
    出口から中間槽に液体試料を輸送する第1の試
    料導管、中間槽に導入された液体試料の一部を
    脱気槽に導入する第2の試料導管、および脱気
    槽に導入された液体試料を分析装置に導入する
    第3の試料導管を有しており、かつ第1の試料
    導管にはこの管内を流れる液体試料を噴射流体
    とするゼツトポンプを設けると共にゼツトポン
    プの真空部と脱気槽の空間部とを導管で連絡し
    て、脱気槽で放出された液体試料中の気体をゼ
    ツトポンプにより吸引するように構成したこと
    を特徴とする液体試料の脱気装置。 (2) 中間槽に導入された液体試料の残部を、ポン
    プを有する試料導管を介して液体試料部に返戻
    するように構成されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の脱気装置。 (3) 中間槽の液位が、その中に導入された液体試
    料のオーバーフローにより、一定に保たれるよ
    うに構成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載の脱気
    装置。
JP3068385U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH0355088Y2 (ja)

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JP3068385U JPH0355088Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JPS61146745U JPS61146745U (ja) 1986-09-10
JPH0355088Y2 true JPH0355088Y2 (ja) 1991-12-06

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