JPH0355028A

JPH0355028A - 磁気共鳴イメージング装置

Info

Publication number: JPH0355028A
Application number: JP1191022A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Takahashi; 淳高橋
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-07-24
Filing date: 1989-07-24
Publication date: 1991-03-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、磁気共鳴（　Ｍ　Ｒ　：　Ｍａｇｎｅｔｉｃ
Ｒｅｓｏｎａｎｃｅ　）現象を利用して被検者のスライ
ス画像等の形態情報やスベクト口スコビー等の機能情報
を得る磁気共鳴イメージング装置に関する。

（従来の技術）磁気共鳴現象は、静磁場中に置かれた零でないスピン及
び磁気モーメントを持つ原子核が特定の周波数の電磁波
のみを共鳴的に吸収・放出する現象であり、この原子核
は下記式に示す角周波数ω０　（ω。−２πν。，　　
。；ラーモア周波数）ν で共鳴する。

ωｏ′ｍγＨｏここで、γは原子核の種類に固有の磁気同転比であり、
また、Ｈｏは静磁場強度である。

以上の原理を利用して生体診断を行う装置は、上述の共
鳴吸収の後に誘起される上記と同じ周波数の電磁波を信
号処理して、原子核密度，縦緩和時間ＴＩ，ｔＲ緩和時
間Ｔ２＋　流れ，化学シフト等の情報が反映された診断
情報例えば被検体のスライス像等を無侵襲で得るように
している。

そして、磁気共鳴による診断情報の収集は、静磁場中に
配置した被検体の全部位を励起し且つ信号収集すること
ができるものであるか、装置構戊上の制約やイメージン
グ像の臨床上の要請から、実際の装置としては特定の部
位に対する励起とその信号収集とを行うようにしている
。

この場合、イメージング対象とする特定部位は、一般に
ある厚さを持ったスライス部位であるのが通例であり、
このスライス部位からのエコー信号やＦＩＤ信号の磁気
共鳴信号（ＭＲ信号）を多数回のデータエンコード過程
を実行することにより収集し、これらデータ群を、例え
ば２次元フーリ工変換法により画像再構成処理すること
により前記特定スライス部位の画像を生成するようにし
ている。

このような磁気共鳴イメージング装置では、静磁場発生
手段としては超電導磁石，常電導磁石，永久磁石のいず
れか単体若しくはその組合せが用いられている。そして
、静磁場発生手段により発生される静磁場領域の一部分
が診断可能領域であって被検者が配置され且つイメージ
ング可能領域となりうる。これは、診断可能領域の静磁
場領域としては、磁気共鳴現象の原理から必然的に、数
千〜数万ガウスの高強度磁場であってその磁場均一性が
数ｐｐｍである必要があるためである。

従って、超電導磁石，常電導磁石，永久磁石のいずれか
単体若しくはその組合せからなる静磁場発生手段は、寸
法で言うと数メートルであり、重量で言うと数トン〜十
数トン以上に及ぶものとなっている。

例えば、第３図は、超電導磁石からなる静磁場発生手段
を持つ装置の斜視図であり、静磁場系，傾斜磁場系．送
受信系を有するガントリ１，寝台２．コンソール３，図
示しない電源系，コンピュータ系等よりなる。ガントリ
１の主要な構成要素は、二重円筒体の両開口が閉塞され
てなる容器内に超電導線及び冷媒を収容した超電導磁石
であり、その内筒空間の軸方向中間位置に、磁場均一性
が数ｐｐｍの高強度磁場を生成するようになっている。

そして、内筒空間の軸方向長さは、２メートル程度とな
っている。つまり、被検者は、この軸方向長さ２メート
ルの内筒空間に、その軸方向に沿って導入される。そし
て、該内筒空間における前記磁場均一性が数ｐｐｍの高
強度磁場が生成される軸方向中間位置に在る被検者の部
位が、イメージング可能領域となる。なお、内筒空間に
は、図示されないが傾斜磁場コイルユニット，送受信コ
イルユニットが配置されている。

上述の例は、静磁場発生手段として超電導磁石からなる
ものであるが、他のものについても、被検者導入空間は
メートル単位の長さとなっている。

この長さは、断層像映像化装置として良く比較されるＸ
線ＣＴスキャナ装置と比べると、非常に長いものとなっ
ている。これは、前述したように、必要な磁場を得るた
め等の理由からである。

（発明が解決しようとする課題）このように磁気共鳴イメージング装置では、被検者導入
空間はメートル単位の長さとなっているので、その中は
薄暗くなっている。しかもその中に被検者が入ると、一
層暗くなってしまう。また、磁気共鳴イメージング装置
の撮影時間は数分〜数十分にも及ぶため、この長い撮影
時間の間にわたって暗い空間に置かれる被検者は、不安
感をもってしまう。このような不具合を解消するため、
照明手段をガントリの内又は外に設置する方法が考えら
れるが、いずれにあっても、ガントリの内又は外の空間
を狭めることになり、明るくする点においての不安感解
消はなされるものの、空間を狭める点では、むしろ、逆
の効果を招くことにもなった。

そこで本発明は、ガントリの内又は外の空間を極力狭め
ることなく、撮影中にあって被検者の不安感を和らげる
ことを可能とした磁気共町イメージング装置を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成〕（課題を解決するための手段）本発明は上記課題を解決し且つ目的を達成するために次
のような手段を講じた構成としている。

すなわち、本発明は、静磁場系，傾斜磁場系，送受信系
を有するガントリと、このガントリに近接して設置され
るものであって天板を有する寝台とを少なくとも含む磁
気共鳴メージング装置において、光源と、この光源に一
端が光学的に結合されると共にその他端が前記天仮にお
ける前記ガントリに臨む端部の縁側であり且つ上方に向
いて配置される光ファイバとを具備したことを特徴とす
る。

（作　用）このような構成によれば、発光部として機能する光ファ
イバの端部を、天仮におけるガントリに臨む端部の縁側
であり且つ上方に向いて配置したことにより、ガントリ
の内又は外の空間を極力狭めることなく、被検者の特に
頭部上方を明るくすることができる」二、発光部から発
光する光がガントリ内の内壁に反射することによって間
接先が得られ、この間接光により被検者に優しい照明が
得られる。

（実施例）以下本発明にかかる磁気共鳴イメージング装置の一実施
例を、第３図と同一部分には同一符号を付した第１図を
参照して説明する。

第１図は本実施例の磁気共鳴イメージング装置の寝台部
におけるガントリに臨む端部側を示す斜視図、第２図は
同寝台部の概略断面図である。

第１図に示すように、寝台２に形成された天阪スライド
溝には天板２１が置かれ、この天板２１は、図示しない
駆動機構により図示矢印方向にスライド可能になってい
る。この天板２１における図示しないガントリに臨む端
部には、図示しない被検者の頭部を置くためのヘッドレ
スト２２が設けられている。また、ヘッドレスト２２の
両縁側には、発光部としての光ファイバ止め４０が設け
られている。なお、図示２３は、天仮２１上に置かれる
マットである。

第２図に示すように、光ファイバ止め４０には、光ファ
イバ４１の一端部が光学的に結合され、この光ファイバ
４１の他端部は図示しない光源に光学的に結合されてい
る。光ファイバ４１の一端部側は天板２１に例えば埋め
込まれており、他端部側は寝台２に形成された天板スラ
イド溝に沿って置かれると共に寝台２に形成された穴２
Ａを通［７て寝台２の内部（上昇下降機構の内部）に導
入されている。そして、この光ファイバ４１の導入端部
は、例えば、寝”台２の内部に設置された光源に光学的
に結合されている。

なお、図示４２は、光ファイバ４１に下げられる重りで
あり、天板２１のスライド動作に伴って光ファイバ４１
が移送される際に、光ファイバ４１が絡み合う等の不具
合を防止するためのものである。また、図示４３は光フ
ァイバ４１を支えるための吊り具である。

また、光ファイバ止め４０は、例えば、小形の直方体の
ものであって、その上面には、適宜の間隔を存して穴が
形成されたものとなっている。もちろん、光ファイバ止
め４０は、非磁性体材料、又は、非磁性体であり且つ低
導電体である材料等で作られることが、磁気共鳴イメー
ジングの原理の関係で好ましい。そして、光ファイバ止
め４０の上面穴には、光ファイバ４１の分岐ファイバの
端部それぞれが挿入されている。従って、光源の光は、
光ファイバ４１により、天板２１における図示しないガ
ントリに臨む端部に在るヘッドレスト２２の両縁側に配
置された光ファイバ止め４０まで導かれ、そして、該先
は、該光ファイバ止め４０により天板２１の上方、つま
り、被検者の特に頭部上方に照射されるようになる。

以上の如く構或された本実施例によれば次のような作用
を得ることができる。すなわち、光ファイバ４１の端部
に接続され発光部として機能する光ファイバ止め４０を
、天板２１における図示しないガントリに臨む端部に在
るヘッドレスト２２の両縁側に配置しているので、被検
者の特に頭部上方を明るくすることができる。

また、天板２１がガントリ内に挿入された場合、光ファ
イバ止め４０から発光する光が、ガントリ内の内壁に反
射することによって間接光が得られ、この間接光により
被検者に優しい照明が得られる。

上記において、発光部として機能する光ファイバ止め４
０の配置部位は、撮影時には用いられない部位及び空間
である天板２１における図示しないガントリに臨む端部
に在るヘッドレスト２２の両縁側であるため、しかも、
光ファイバ止め４０の大きさは、光ファイバ４１の分岐
端部を押入できる程度の小形の゜直方体として構成でき
るものであるため、たとえ、天板２１がガントリ内に神
大された場合であっても、ガントリの内又は外の空間を
極力狭めないものとすることかできる。

なお、光ファイバ止め４０の上面穴に凸レンズ等の光学
系を取付けることにより、光照躬の形態を多様なものに
することができる。

この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。

［発明の効果コ以上のように本発明では、光源と、この光源に一端が光
学的に結合されると共にその他端が前記天板における前
記ガントリに臨む端部の縁側であり且つ上方に向いて配
置される光ファイバとを具備したことにより、発光部と
して機能する光ファイバの端部を、天仮におけるガント
リに臨む端部の縁側であり且つ上方に向いて配置したこ
とにより、ガントリの内又は外の空間を極力狭めること
ｔよく、被検者の特に頭部上方を明るくすることかでき
る上、発光部から発光する光が，ガントリ内の内壁に反
射することによって間接光が得られ、この間接光により
被検者に優しい照明が得られる。

よって本発明によれば、ガントリの内又は外の空間を極
力狭めることなく、撮影中にあって被検者の不安感を和
らげることを可能とした磁気共！！１シイメージング装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる磁気共鳴イメージング装置の一
実施例の寝台部におけるガントリに臨む端部側を示す斜
視図、第２図は同寝台部の概略断面図、第３図は磁気共
鳴イメージング装置の構成を示す斜視図である。１・・・ガントリ、２・・・寝台、３・・・コンソール
、２１・・・天板、２２・・・ヘッドレスト、２３・・
・マット、４０・・・光ファイバ止め、４１・・・光フ
ァイバ。

Claims

【特許請求の範囲】

静磁場系、傾斜磁場系、送受信系を有するガントリと、
このガントリに近接して設置されるものであって天板を
有する寝台とを少なくとも含む磁気共鳴メージング装置
において、光源と、この光源に一端が光学的に結合され
ると共にその他端が前記天板における前記ガントリに臨
む端部の縁側であり且つ上方に向いて配置される光ファ
イバとを具備したことを特徴とする磁気共鳴メージング
装置。