JPH05344964A - Ｃｔ装置 - Google Patents
Ｃｔ装置Info
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- JPH05344964A JPH05344964A JP4154605A JP15460592A JPH05344964A JP H05344964 A JPH05344964 A JP H05344964A JP 4154605 A JP4154605 A JP 4154605A JP 15460592 A JP15460592 A JP 15460592A JP H05344964 A JPH05344964 A JP H05344964A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/4808—Multimodal MR, e.g. MR combined with positron emission tomography [PET], MR combined with ultrasound or MR combined with computed tomography [CT]
- G01R33/4812—MR combined with X-ray or computed tomography [CT]
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 １回の検査で被検体のＸ線断層像とＮＭＲ断
層像とを得ることができるＣＴ装置を提供する。 【構成】 寝台１の天板４は、その長手方向に沿って移
動して、その上に載置された被検体ＰをＸ線ＣＴ架台２
の内側の所望の位置に設定し、Ｘ線を曝射し、Ｘ線ＣＴ
断層撮影を行う。次に被検体ＰにＲＦコイルを設定し、
天板１をその長手方向に沿って移動させ、その上に載置
された被検体Ｐを磁石架台３の内側の所望の位置に設定
し、高周波パルスを印加してＮＭＲ断層撮影を行う。こ
のように断層撮影した画像はコンピュータシステムで合
成した後、コンソールのモニタに表示する。
層像とを得ることができるＣＴ装置を提供する。 【構成】 寝台１の天板４は、その長手方向に沿って移
動して、その上に載置された被検体ＰをＸ線ＣＴ架台２
の内側の所望の位置に設定し、Ｘ線を曝射し、Ｘ線ＣＴ
断層撮影を行う。次に被検体ＰにＲＦコイルを設定し、
天板１をその長手方向に沿って移動させ、その上に載置
された被検体Ｐを磁石架台３の内側の所望の位置に設定
し、高周波パルスを印加してＮＭＲ断層撮影を行う。こ
のように断層撮影した画像はコンピュータシステムで合
成した後、コンソールのモニタに表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、１回の検査で被検体
のＸ線断層像とＮＭＲ断層像とを得ることができるＣＴ
装置に関する。
のＸ線断層像とＮＭＲ断層像とを得ることができるＣＴ
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＣＴ(Computed Tomography) 装置として
は、主にＸ線ＣＴ装置、ＮＭＲ（Nuclear Magnetic Res
onance）ＣＴ装置が広く知られ、実用化されている。Ｘ
線ＣＴ装置は、被検体を横断する平面に対して種々の角
度からＸ線を曝射し、かかる被検体を透過したＸ線をＸ
線検出器で検出して投影データを得、この投影データに
よりコンピュータで再構成してモニタに断層像を表示す
るものである。これに対して、ＮＭＲＣＴ装置は、主磁
場及び傾斜磁場を生成する磁石架台内に被検体を設置
し、ＲＦ（高周波）コイルを介して被検体に向けて高周
波を印加するとともに、核磁気共鳴情報を受信し、この
核磁気共鳴信号を基にしてコンピュータで再構成し、モ
ニタに断層像を表示するものである。尚、これらＣＴ装
置は、別個の診断室に配置され、コンソールや寝台もそ
のＣＴ装置ごとに専用のものが設けられている。
は、主にＸ線ＣＴ装置、ＮＭＲ（Nuclear Magnetic Res
onance）ＣＴ装置が広く知られ、実用化されている。Ｘ
線ＣＴ装置は、被検体を横断する平面に対して種々の角
度からＸ線を曝射し、かかる被検体を透過したＸ線をＸ
線検出器で検出して投影データを得、この投影データに
よりコンピュータで再構成してモニタに断層像を表示す
るものである。これに対して、ＮＭＲＣＴ装置は、主磁
場及び傾斜磁場を生成する磁石架台内に被検体を設置
し、ＲＦ（高周波）コイルを介して被検体に向けて高周
波を印加するとともに、核磁気共鳴情報を受信し、この
核磁気共鳴信号を基にしてコンピュータで再構成し、モ
ニタに断層像を表示するものである。尚、これらＣＴ装
置は、別個の診断室に配置され、コンソールや寝台もそ
のＣＴ装置ごとに専用のものが設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ｘ線Ｃ
Ｔ装置は、Ｘ線を使用しているため、Ｘ線の透過度が違
う部分の境目、特に骨等を鮮明に描出することができる
が、血流等の細かい画像や脳のしわ、軟骨等を鮮明に描
出することができない。このため、解像度の向上を図る
には、Ｘ線曝射量を増加させなければならない等の問題
がある。これに対し、ＮＭＲＣＴ装置は、人体のほとん
どを構成する水の水素原子の磁気性を利用しているの
で、血流等の細かい画像や脳のしわを鮮明に描出できる
という利点があるが、骨の描出が困難であるという問題
がある。このため、Ｘ線断層像とＮＭＲ断層像とを比較
して診断したい場合、患者は別々の診断室に行き、Ｘ線
ＣＴ装置、ＮＭＲＣＴ装置、計２回の検査しなければな
らないという問題がある。
Ｔ装置は、Ｘ線を使用しているため、Ｘ線の透過度が違
う部分の境目、特に骨等を鮮明に描出することができる
が、血流等の細かい画像や脳のしわ、軟骨等を鮮明に描
出することができない。このため、解像度の向上を図る
には、Ｘ線曝射量を増加させなければならない等の問題
がある。これに対し、ＮＭＲＣＴ装置は、人体のほとん
どを構成する水の水素原子の磁気性を利用しているの
で、血流等の細かい画像や脳のしわを鮮明に描出できる
という利点があるが、骨の描出が困難であるという問題
がある。このため、Ｘ線断層像とＮＭＲ断層像とを比較
して診断したい場合、患者は別々の診断室に行き、Ｘ線
ＣＴ装置、ＮＭＲＣＴ装置、計２回の検査しなければな
らないという問題がある。
【０００４】この発明はこれらの問題を解決するために
なされたもので、１回の検査で被検体のＸ線断層像とＮ
ＭＲ断層像とを得ることができるＣＴ装置を提供するこ
とを目的とする。
なされたもので、１回の検査で被検体のＸ線断層像とＮ
ＭＲ断層像とを得ることができるＣＴ装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明によるＣＴ装置
は、被検体を横断する平面に対して種々の角度からＸ線
を曝射し、これら透過したＸ線量から投影データを得る
Ｘ線ＣＴ架台と、被検体からＲＦコイルを介して核磁気
共鳴情報を得るために主磁場及び傾斜磁場を生成するＭ
ＲＩの磁石架台と、天板を長手方向に沿って移動するこ
とにより、前記Ｘ線ＣＴ架台内とＭＲＩの磁石架台内の
適所へ天板上に載置した被検体を案内する寝台と、前記
投影データや核磁気共鳴情報に基づいて断層像を再構成
する手段と、再構成したＸ線断層像とＭＲＩ断層像とを
モニタに合成表示する手段とを備えたことを特徴とす
る。
は、被検体を横断する平面に対して種々の角度からＸ線
を曝射し、これら透過したＸ線量から投影データを得る
Ｘ線ＣＴ架台と、被検体からＲＦコイルを介して核磁気
共鳴情報を得るために主磁場及び傾斜磁場を生成するＭ
ＲＩの磁石架台と、天板を長手方向に沿って移動するこ
とにより、前記Ｘ線ＣＴ架台内とＭＲＩの磁石架台内の
適所へ天板上に載置した被検体を案内する寝台と、前記
投影データや核磁気共鳴情報に基づいて断層像を再構成
する手段と、再構成したＸ線断層像とＭＲＩ断層像とを
モニタに合成表示する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【０００６】かかるＣＴ装置は、再構成したＸ線断層像
とＭＲＩ断層像とをモニタに合成表示する際、Ｘ線ＣＴ
断層像及びＭＲＩ断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを
別個に調整できるようにすると良い。
とＭＲＩ断層像とをモニタに合成表示する際、Ｘ線ＣＴ
断層像及びＭＲＩ断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを
別個に調整できるようにすると良い。
【０００７】
【作用】上記手段のＣＴ装置では、寝台の天板上に被検
体を固定した状態で、天板移動により、Ｘ線ＣＴ架台内
と磁石架台内に被検体を案内し、１度の検査でＸ線断層
像とＭＲＩ断層像とが連続的に得られる。このため、検
査時間のずれがなく、Ｘ線ＣＴ断層像とＮＭＲ断層像と
を合成してもずれの少ない合成画像が得られ、別々に検
査した場合よりも有用な検査情報をモニタに表示でき
る。又、断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを別個に調
整可能にした場合では、Ｘ線ＣＴ断層像若しくはＮＭＲ
断層像というようにそれぞれの断層像だけをモニタに表
示したり、検査に応じた最適な画像をモニタに表示させ
ることができる。
体を固定した状態で、天板移動により、Ｘ線ＣＴ架台内
と磁石架台内に被検体を案内し、１度の検査でＸ線断層
像とＭＲＩ断層像とが連続的に得られる。このため、検
査時間のずれがなく、Ｘ線ＣＴ断層像とＮＭＲ断層像と
を合成してもずれの少ない合成画像が得られ、別々に検
査した場合よりも有用な検査情報をモニタに表示でき
る。又、断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを別個に調
整可能にした場合では、Ｘ線ＣＴ断層像若しくはＮＭＲ
断層像というようにそれぞれの断層像だけをモニタに表
示したり、検査に応じた最適な画像をモニタに表示させ
ることができる。
【０００８】更に、このＣＴ装置では、ＮＭＲＣＴによ
って撮影できない部分のみをＸ線ＣＴで撮影するため、
被検体に対するＸ線曝射量を減らすことができ、検査時
間の短縮化をも図ることができる。
って撮影できない部分のみをＸ線ＣＴで撮影するため、
被検体に対するＸ線曝射量を減らすことができ、検査時
間の短縮化をも図ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明を適用した実施
例を説明する。図１は、第１実施例のＣＴ装置の主要部
を示す図である。
例を説明する。図１は、第１実施例のＣＴ装置の主要部
を示す図である。
【００１０】このＣＴ装置は、被検体Ｐを載置させて上
下動する寝台１、Ｘ線断層撮影を行うＸ線ＣＴ架台２、
ＮＭＲ断層撮影を行う磁石架台３の他、各断層像の合成
表示等をするコンソール装置等を有する。
下動する寝台１、Ｘ線断層撮影を行うＸ線ＣＴ架台２、
ＮＭＲ断層撮影を行う磁石架台３の他、各断層像の合成
表示等をするコンソール装置等を有する。
【００１１】Ｘ線ＣＴ架台２には、図を省略したが、Ｘ
線を放射するＸ線管、Ｘ線を被検体Ｐの目的部位に案内
するコリメータ、被検体Ｐに対するＸ線の透過量を測定
するＸ線検出器等が備えられている。磁石架台３には、
静磁場を発生する超電導コイル、傾斜磁場を発生させる
傾斜磁場コイル等が備えられている。
線を放射するＸ線管、Ｘ線を被検体Ｐの目的部位に案内
するコリメータ、被検体Ｐに対するＸ線の透過量を測定
するＸ線検出器等が備えられている。磁石架台３には、
静磁場を発生する超電導コイル、傾斜磁場を発生させる
傾斜磁場コイル等が備えられている。
【００１２】又、Ｘ線ＣＴ架台２の外壁等は、その外部
にＸ線が漏れないように鉛等のシールド材によって形成
され、磁石架台３の外壁等は外部に磁場が漏洩しないよ
うに磁気シールド材によって形成されている。そして、
Ｘ線ＣＴ架台２と磁石架台３とは同口径の開口２ａ、３
ａを有し、これら開口２ａ、３ａに寝台１の天板４がス
ライドして挿入できるようになっている。
にＸ線が漏れないように鉛等のシールド材によって形成
され、磁石架台３の外壁等は外部に磁場が漏洩しないよ
うに磁気シールド材によって形成されている。そして、
Ｘ線ＣＴ架台２と磁石架台３とは同口径の開口２ａ、３
ａを有し、これら開口２ａ、３ａに寝台１の天板４がス
ライドして挿入できるようになっている。
【００１３】尚、この実施例では、脊椎撮影やコロナル
撮影に十分対応できるようにＸ線ＣＴ架台２を前傾２５
度〜後傾２５度の範囲でチルトさせるため、Ｘ線ＣＴ架
台２と磁石架台３との間に隙間を十分に設けたが、この
隙間にシールド壁を設けるとともに、このシールド壁に
おいて磁石架台３の開口と対面する位置に開口を設け、
この開口を磁気シールドするカーテンで仕切って、磁石
架台３からの磁場漏洩を完全に阻止できるようにすると
良い。以下、かかるＣＴ装置を用いて、被検体Ｐに対す
る所望の合成画像を得る手順について説明する。
撮影に十分対応できるようにＸ線ＣＴ架台２を前傾２５
度〜後傾２５度の範囲でチルトさせるため、Ｘ線ＣＴ架
台２と磁石架台３との間に隙間を十分に設けたが、この
隙間にシールド壁を設けるとともに、このシールド壁に
おいて磁石架台３の開口と対面する位置に開口を設け、
この開口を磁気シールドするカーテンで仕切って、磁石
架台３からの磁場漏洩を完全に阻止できるようにすると
良い。以下、かかるＣＴ装置を用いて、被検体Ｐに対す
る所望の合成画像を得る手順について説明する。
【００１４】先ず、被検体Ｐを寝台１の天板上４に載置
して固定するとともに、コンソールにおいて被検体Ｐに
対する断層画像の撮影条件を設定する。撮影スキャンを
実行すると、寝台１の天板４は、その長手方向に沿って
移動し、その上に載置された被検体ＰをＸ線ＣＴ架台２
の内側の所望の位置に設定する。そして、被検体Ｐを横
断する所望の平面に対して種々の角度からＸ線を曝射
し、被検体Ｐを透過したＸ線量がＸ線検出器で測定さ
れ、後段の積分回路によって積分され、この積分値はＡ
／Ｄ変換器によってディジタル化された後、投影データ
としてコンピュータシステムに送出される。
して固定するとともに、コンソールにおいて被検体Ｐに
対する断層画像の撮影条件を設定する。撮影スキャンを
実行すると、寝台１の天板４は、その長手方向に沿って
移動し、その上に載置された被検体ＰをＸ線ＣＴ架台２
の内側の所望の位置に設定する。そして、被検体Ｐを横
断する所望の平面に対して種々の角度からＸ線を曝射
し、被検体Ｐを透過したＸ線量がＸ線検出器で測定さ
れ、後段の積分回路によって積分され、この積分値はＡ
／Ｄ変換器によってディジタル化された後、投影データ
としてコンピュータシステムに送出される。
【００１５】Ｘ線ＣＴ断層撮影が終了すると、被検体Ｐ
を載置した天板４は再び寝台１の上に戻される。そし
て、オペレータ等は被検体Ｐの所定部位に、図を省略し
たＲＦコイルを設定し、天板１をその長手方向に沿って
移動させ、その上に載置された被検体Ｐを磁石架台３の
内側の所望の位置に設定する。このように磁石及びＲＦ
コイル中に被検体Ｐを正確に設定した後、磁石架台３の
内側に設定された被検体Ｐに向けてＲＦコイルを介して
ＲＦパルスを印加し、被検体からＭＲ信号（核磁気共鳴
情報）を受信する。この受信されたＭＲ信号は、後段の
受信器に送出された後、そこで所望の信号成分に分けら
れ、Ａ／Ｄ変換器によってディジタル化され、ＭＲデー
タとしてコンピュータシステムに送出される。
を載置した天板４は再び寝台１の上に戻される。そし
て、オペレータ等は被検体Ｐの所定部位に、図を省略し
たＲＦコイルを設定し、天板１をその長手方向に沿って
移動させ、その上に載置された被検体Ｐを磁石架台３の
内側の所望の位置に設定する。このように磁石及びＲＦ
コイル中に被検体Ｐを正確に設定した後、磁石架台３の
内側に設定された被検体Ｐに向けてＲＦコイルを介して
ＲＦパルスを印加し、被検体からＭＲ信号（核磁気共鳴
情報）を受信する。この受信されたＭＲ信号は、後段の
受信器に送出された後、そこで所望の信号成分に分けら
れ、Ａ／Ｄ変換器によってディジタル化され、ＭＲデー
タとしてコンピュータシステムに送出される。
【００１６】コンピュータシステムでは、Ｘ線ＣＴ架台
側から得られた投影データを収集して再構成処理を行
い、図２（ａ）に示すようなＸ線ＣＴ断層像を得、磁石
架台側から得られたＭＲデータを収集して再構成処理を
行い、図２（ｃ）に示すようなＮＭＲ断層像を得る。そ
して、図２（ａ）のＸ線ＣＴ断層像について、しきい値
レベルの調整をして骨等を高コントラストで描出し、図
２（ｂ）に示すようなＣＴ画像を得る。次に、かかるＣ
Ｔ画像と図２（ｃ）のＮＭＲ断層像とを合成し、図２
（ｄ）に示すような合成画像を得、コンソールのモニタ
に表示する。
側から得られた投影データを収集して再構成処理を行
い、図２（ａ）に示すようなＸ線ＣＴ断層像を得、磁石
架台側から得られたＭＲデータを収集して再構成処理を
行い、図２（ｃ）に示すようなＮＭＲ断層像を得る。そ
して、図２（ａ）のＸ線ＣＴ断層像について、しきい値
レベルの調整をして骨等を高コントラストで描出し、図
２（ｂ）に示すようなＣＴ画像を得る。次に、かかるＣ
Ｔ画像と図２（ｃ）のＮＭＲ断層像とを合成し、図２
（ｄ）に示すような合成画像を得、コンソールのモニタ
に表示する。
【００１７】コンソールには、Ｘ線ＣＴ断層像やＮＭＲ
断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを別個に調整する調
整スイッチが設けられており、この調整スイッチの操作
によりＸ線ＣＴ断層像若しくはＮＭＲ断層像というよう
にそれぞれの断層像だけをモニタに表示させたり、検査
に応じた最適な画像をモニタに表示できるようになって
いる。
断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを別個に調整する調
整スイッチが設けられており、この調整スイッチの操作
によりＸ線ＣＴ断層像若しくはＮＭＲ断層像というよう
にそれぞれの断層像だけをモニタに表示させたり、検査
に応じた最適な画像をモニタに表示できるようになって
いる。
【００１８】尚、合成画像を得る方法は、この実施例の
方法に限定するものではなく、例えば、３Ｄボクセルデ
ータ作成法と同じようにＸ線ＣＴ断層像について、ウイ
ンドウレベルやウインドウ幅を調整し、二値化データ画
像を描出した後、かかる二値化データ画像を用いてＮＭ
Ｒ断層像と合成するために要するＣＴ画像を得るように
しても良い。
方法に限定するものではなく、例えば、３Ｄボクセルデ
ータ作成法と同じようにＸ線ＣＴ断層像について、ウイ
ンドウレベルやウインドウ幅を調整し、二値化データ画
像を描出した後、かかる二値化データ画像を用いてＮＭ
Ｒ断層像と合成するために要するＣＴ画像を得るように
しても良い。
【００１９】又、この実施例では、チルト機能を設ける
ためにＸ線ＣＴ架台２と磁石架台３とを別個に設けた
が、チルト機能を不要とし、更に架台自体のコンパクト
化を図るために、前記実施例において、図３に示すよう
にＸ線ＣＴ架台部５ａと磁石架台部５ｂとを接合させた
ガントリ５を用いるようにしても良い。
ためにＸ線ＣＴ架台２と磁石架台３とを別個に設けた
が、チルト機能を不要とし、更に架台自体のコンパクト
化を図るために、前記実施例において、図３に示すよう
にＸ線ＣＴ架台部５ａと磁石架台部５ｂとを接合させた
ガントリ５を用いるようにしても良い。
【００２０】更に簡便な方法としては、図４に示すよう
に、被検体Ｐを載せた天板４を台車６を介してＸ線ＣＴ
装置７とＮＭＲＣＴ装置８とのそれぞれの寝台９、１０
の上に移し換え可能にし、一つのコンソールで撮影条件
等の設定を行い、そのモニタにＸ線ＣＴ断層像とＮＭＲ
断層像との合成画像を表示できるようにすると良い。
に、被検体Ｐを載せた天板４を台車６を介してＸ線ＣＴ
装置７とＮＭＲＣＴ装置８とのそれぞれの寝台９、１０
の上に移し換え可能にし、一つのコンソールで撮影条件
等の設定を行い、そのモニタにＸ線ＣＴ断層像とＮＭＲ
断層像との合成画像を表示できるようにすると良い。
【００２１】
【発明の効果】この発明によるＣＴ装置は、１回の検査
でＸ線ＣＴ断層像とＮＭＲ断層像とを得、これら断層像
をモニタに合成表示させることができる。従って、骨等
はＸ線ＣＴ断層像によって描出され、脳のしわ等はＮＭ
Ｒ断層像によって描出されるので、どちらか一方の断層
像だけでは描出できない、きめ細かな断層像を得ること
ができ、検査の精密性を高めることができる。そして、
これらＮＭＲ断層像とＸ線ＣＴ断層像とを得るのに１回
の検査で済むため、検査時間を短くすることができ、オ
ペレータの負担を軽減することができる。
でＸ線ＣＴ断層像とＮＭＲ断層像とを得、これら断層像
をモニタに合成表示させることができる。従って、骨等
はＸ線ＣＴ断層像によって描出され、脳のしわ等はＮＭ
Ｒ断層像によって描出されるので、どちらか一方の断層
像だけでは描出できない、きめ細かな断層像を得ること
ができ、検査の精密性を高めることができる。そして、
これらＮＭＲ断層像とＸ線ＣＴ断層像とを得るのに１回
の検査で済むため、検査時間を短くすることができ、オ
ペレータの負担を軽減することができる。
【００２２】又、患者を同じ寝台の天板上に設定した状
態で、Ｘ線ＣＴ及びＮＭＲＣＴによる断層撮影が行わ
れ、かつコンソールが統合されているので、精度の良い
合成画像が得られるとともに、Ｘ線ＣＴ、ＮＭＲＣＴの
設置が一か所で済むため、病院内の床面積の有効利用が
図れる。更に、Ｘ線ＣＴでは、ＮＭＲＣＴによって撮影
できない骨の部分だけを撮影すれば十分となるので、鮮
明画像を得るためのＸ線曝射量を減らすことができる。
態で、Ｘ線ＣＴ及びＮＭＲＣＴによる断層撮影が行わ
れ、かつコンソールが統合されているので、精度の良い
合成画像が得られるとともに、Ｘ線ＣＴ、ＮＭＲＣＴの
設置が一か所で済むため、病院内の床面積の有効利用が
図れる。更に、Ｘ線ＣＴでは、ＮＭＲＣＴによって撮影
できない骨の部分だけを撮影すれば十分となるので、鮮
明画像を得るためのＸ線曝射量を減らすことができる。
【図１】この発明によるＣＴ装置の第１実施例の主要部
を示す図である。
を示す図である。
【図２】ＣＴ画像の合成方法の一例を示した説明図であ
る。
る。
【図３】この発明によるＣＴ装置の別例の主要部を示す
図である。
図である。
【図４】ＣＴ装置の簡便な例を示す説明図である。
１ 寝台 ２ Ｘ線ＣＴ架台 ３ 磁石架台 ４ 天板 ５ａ Ｘ線ＣＴ架台部 ５ｂ 磁石架台部 ５ ガントリ
Claims (2)
- 【請求項１】 被検体を横断する平面に対して種々の角
度からＸ線を曝射し、これら透過したＸ線量から投影デ
ータを得るＸ線ＣＴ架台と、被検体からＲＦコイルを介
して核磁気共鳴情報を得るために主磁場及び傾斜磁場を
生成するＭＲＩの磁石架台と、天板を長手方向に沿って
移動することにより、前記Ｘ線ＣＴ架台内とＭＲＩの磁
石架台内の適所へ天板上に載置した被検体を案内する寝
台と、前記投影データや核磁気共鳴情報に基づいて断層
像を再構成する手段と、再構成したＸ線断層像とＭＲＩ
断層像とをモニタに合成表示する手段とを備えたことを
特徴とするＣＴ装置。 - 【請求項２】 再構成したＸ線断層像とＭＲＩ断層像と
をモニタに合成表示する際、Ｘ線ＣＴ断層像及びＭＲＩ
断層像の各ＣＴ値のしきい値レベルを別個に調整する手
段を含んだことを特徴とするＣＴ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4154605A JPH05344964A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | Ｃｔ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4154605A JPH05344964A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | Ｃｔ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05344964A true JPH05344964A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15587838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4154605A Pending JPH05344964A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | Ｃｔ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05344964A (ja) |
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