JPH0354416Y2 - - Google Patents

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JPH0354416Y2
JPH0354416Y2 JP1985151073U JP15107385U JPH0354416Y2 JP H0354416 Y2 JPH0354416 Y2 JP H0354416Y2 JP 1985151073 U JP1985151073 U JP 1985151073U JP 15107385 U JP15107385 U JP 15107385U JP H0354416 Y2 JPH0354416 Y2 JP H0354416Y2
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JP
Japan
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helical
conductor
helical antenna
helix
axial ratio
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JP1985151073U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ヘリカルアンテナに関する。
(従来の技術) ヘリカルアンテナは、螺旋状の線状導体(ヘリ
ツクス導体)を備えた進行波アンテナに属する。
このヘリカルアンテナは、大別するとヘリツクス
導体の螺旋軸方向に電波を放射するエンドフアイ
ア型と、螺旋軸の直角方向に電波を放射するブロ
ードサイド型とがある。
第5図は従来例のエンドフアイア型のヘリカル
アンテナの模式図である。第5図において、1は
同軸線路、2は螺旋状に巻回されたヘリツクス導
体、3は反射板である。αはピツチ角、Pはヘリ
ツクス導体2の1巻分の間隔、Dはヘリツクスの
直径である。
ヘリカルアンテナは、ヘリツクス導体2のピツ
チ角αが13°前後で、ヘリツクス導体2の1螺旋
長L(=π×D/cosα)が1波長のとき、ヘリツ
クス導体2の螺旋軸方向に良好な円偏波が得られ
る。また、第6図のヘリツクス導体2の巻数によ
る利得と指向特性との図に示すようにヘリツクス
導体2の巻数が多い程、利得が増加し、指向特性
も良好になる。ここで、Eφ、Eθはヘリカルアン
テナを電波の到来方向に向けた状態でそのヘリカ
ルアンテナの、或る回転位置とその回転位置から
90°ずれた回転位置でのそれぞれのデータを示し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、第7図の軸比の特性図に示すように
従来例のヘリカルアンテナでは、ヘリツクス導体
2の巻数が奇数の場合に比較して偶数の場合の方
が、軸比が悪くなる。ここで、軸比とは偏波の最
大電界強度と最小電界強度との比である。このた
め、ヘリカルアンテナの設計に当たつては、最適
指向特性が得られるような場合でも偶数巻きのと
きは指向特性を犠牲にして、ヘリツクス導体2の
巻数を1巻分多い方かあるいは少ない方にしてい
た。
しかしながら、ヘリツクス導体2の巻数を考慮
しながらヘリカルアンテナを設計することは、軸
比を良好にすることができても設計の自由度が低
く設計コストや全体の製造コストの低減からは好
ましいものとはいえなかつた。
本考案は、軸比を良好にした上でかつ設計の自
由度が大きなヘリカルアンテナを提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案はヘリツクス導体の先端を、該ヘリツク
ス導体の螺旋軸方向に延ばして形成したことに特
徴を有する。
(作用) 前記構成によると、ヘリツクス導体の先端がそ
れの螺旋軸方向に延びているので、ヘリツクス導
体の巻数が偶数であると奇数であるとを問わず、
いずれの場合も良好な軸比の特性を得ることがで
きる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例に係るヘリカルアン
テナの模式図であり、第5図と対応する部分には
同一の符号を付している。この実施例でのヘリカ
ルアンテナは、エンドフアイア型であるが、ブロ
ードサイド型にも同様に適用できるものである。
第1図において、1は同軸線路、2は螺旋状に巻
回されたヘリツクス導体、3は反射板である。
本考案では次の構成に特徴を有する。
即ち、本考案のヘリカルアンテナでは、ヘリツ
クス導体2の先端を、該ヘリツクス導体2の螺旋
軸方向(図中、矢印方向)に延ばして形成してい
る。この延長部分4を有するヘリカルアンテナで
は、第2図の軸比特性図に示すようにヘリツクス
導体2の巻数が偶数であつても奇数であつても、
いずれの場合でも良好な軸比特性となる。
第3図は本考案の他の実施例に係るヘリカルア
ンテナの模式図であり、第1図と対応する部分に
は同一の符号を付している。この実施例で特徴と
なるのは、ヘリツクス導体2の直径Dを2段にし
同軸線路1側の1段目のヘリツクス導体2aの直
径D1と2段目のヘリツクス導体2bの直径D2と
をD1>D2の関係にしている点である。
そして、2段目のヘリツクス導体2bの先端
を、それの螺旋軸方向に延ばして延長部分5を形
成している。第3図のヘリカルアンテナの場合も
第4図の軸比特性図に示すようにヘリツクス導体
2a,2bの合計巻数が偶数であつても奇数であ
つても、いずれの場合もそれの軸比特性が良好で
ある。この場合、ヘリツクス導体の段数は実施例
では2段であつたが、3段以上であつてもよい。
なお、本考案ではヘリカルアンテナを屋外で使
用する場合にドーム等により防水構造にした場合
にも同様に適用できることは勿論である。
(考案の効果) 以上のように本考案では、ヘリツクス導体の先
端を該ヘリツクス導体の螺旋軸方向に延ばして形
成したから、ヘリツクス導体の巻数が偶数である
と奇数であるとを問わず、いずれの場合も良好な
軸比の特性を得ることができる。したがつて、本
考案では、ヘリツクス導体の巻数を考慮しなくて
もヘリカルアンテナを設計することができ、その
設計の自由度が向上し、その結果、設計コストや
製造コストの低減を図ることができるようになつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例に係り、
第1図は本考案の一実施例に係るヘリカルアンテ
ナの模式図、第2図は第1図のヘリカルアンテナ
の軸比の特性図、第3図は本考案の他の実施例に
係るヘリカルアンテナの模式図、第4図は第3図
のヘリカルアンテナの軸比の特性図である。第5
図ないし第7図は従来例のヘリカルアンテナに係
り、第5図はヘリカルアンテナの模式図、第6図
はヘリツクス導体の巻数による利得と指向特性と
の図、第7図は第5図のヘリカルアンテナの軸比
の特性図である。 1は同軸線路、2はヘリツクス導体、3は反射
板、4,5は延長部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘリツクス導体の先端を、該ヘリツクス導体の
    螺旋軸方向に延ばして形成したことを特徴とする
    ヘリカルアンテナ。
JP1985151073U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0354416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985151073U JPH0354416Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JP1985151073U JPH0354416Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6261516U JPS6261516U (ja) 1987-04-16
JPH0354416Y2 true JPH0354416Y2 (ja) 1991-12-02

Family

ID=31067804

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JP1985151073U Expired JPH0354416Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JP (1) JPH0354416Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3383695A (en) * 1965-12-22 1968-05-14 Navy Usa Helical antenna with end distortion to improve polarization purity
JPS58975U (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 杉江 代志煕 庖丁用包装箱

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3383695A (en) * 1965-12-22 1968-05-14 Navy Usa Helical antenna with end distortion to improve polarization purity
JPS58975U (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 杉江 代志煕 庖丁用包装箱

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JPS6261516U (ja) 1987-04-16

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