JPS58975Y2 - 円偏波放射用ヘリカルアンテナ - Google Patents

円偏波放射用ヘリカルアンテナ

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Publication number
JPS58975Y2
JPS58975Y2 JP1976131130U JP13113076U JPS58975Y2 JP S58975 Y2 JPS58975 Y2 JP S58975Y2 JP 1976131130 U JP1976131130 U JP 1976131130U JP 13113076 U JP13113076 U JP 13113076U JP S58975 Y2 JPS58975 Y2 JP S58975Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helix coil
helical antenna
circularly polarized
helix
radiation
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976131130U
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English (en)
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JPS5348545U (ja
Inventor
吉村裕光
山田吉英
Original Assignee
安立電気株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5348545U publication Critical patent/JPS5348545U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、円偏波放射特性が良好で構造が簡単な円偏波
放射用ヘリカルアンテナに関するものである。
古くから円偏波に近い放射を簡便に得るアンテナとして
、ヘリカルアンテナが用いられている。
その一般的な形状は、第1図に示す如きもので、1は反
射板、2は全長にわたって均一な巻上げ直径、ピッチを
有するヘリックスコイル導体、3はヘリックスコイルの
終端を示し、4は給電部である。
このようなヘリカルアンテナは、例えば、文献「J 、
D、Kraus、He1ical Beam Ante
nnacommunications、 Septem
ber、 1949Jに詳述されているように進行波励
振による一種の軸方向の円偏波放射用アンテナとみなせ
るが、実際のヘリックスコイルに沿った電流分布は必ず
しも進行波だけによるものではなく、ヘリックスコイル
の終端部からの反射波も残存して、特に、終端部近傍で
は定在波が立つことが理論的または実験的にも知られて
おり、放射偏波面が完全な円偏波とならず、楕円偏波と
なる。
これの主たる原因は、上記反射に起因する逆旋不良偏波
によるものである。
つまり、一般に軸比(Axial Ratio)と呼ば
れている楕円偏波面の長軸と短軸の比が、円偏波放射用
アンテナの円偏波放射特性を示す尺度とされているが、
ヘリカルアンテナにおいては、この軸比とヘリックスコ
イルの巻数との関係を近似的に、 n:ヘリックスコイルの巻数 と表わすことができる。
ところで、通常、ヘリカルアンテナとしては、巻数nが
3〜8回程度のものを実用に供している場合が多い。
したがってこのようなアンテナによってヘリックス軸正
面前方放射の軸比が1.5程度となり、1.05以下の
ほとんど円偏波に近い放射を得ることは実際上困難であ
る。
特に、高利得の要求されないn=3〜5回程度のヘリカ
ルアンテナでは軸比が1.5〜3程度にもなる場合があ
り円偏波特性の劣化は著しい。
また、第1図に示すヘリカルアンテナをヘリックス軸線
上に設けた給電部から給電する場合、ヘリックスコイル
の給電部側端部を直接、給電部に接続することは構造上
不可能であり・はぼヘリックス軸方向を向いた短い直線
状の導体を介して給電されることになるが、この直線状
の導体からも、当然、直線偏波に近い放射があるので、
さらに軸比を劣下させる原因となっている。
以上のようなヘリカルアンテナの軸比を改善する方法と
しては、ヘリックスコイルの給電部と反対側に約1ター
ン程度にわたって前記反射波を吸収させるための抵抗損
失部を設ける方法、あるいは、第2図に示したように、
ヘリックスコイル2の両端3,3′に、 コイルの直径
が漸変的なコニカルへワックスコイル5.5”’¥付加
した構造のアンテナなどが試みられている。
しかしながら、このような構成ではへワックスコイル全
体の加工が複雑なものとなり、またアンテナの全長もヘ
リックスコイルの抵抗損失分等を補うだげ長尺となって
、例えば第2図のものは、第1図の形状のアンテナの2
〜3倍程度となって、寸法上の制約聖堂けることになる
本考案は、以上のような欠点を有する従来のヘリカルア
ンテナの軸比を改善した構造が簡単なヘリカルアンテナ
な提供することを目的とするものである。
以下、図面によって本考案の実施例について説明する。
第3図は、本考案の第1実施例を示すもので、aはヘリ
カルアンテナの斜視図、bはヘリックスコイル終端部の
矢視図を示すものである。
給電部4側から反対側の自由端に向って同一の円を形成
するごとく同一ピッチで所定巻数巻上げられてヘリック
スコイル導体2を形成している。
このヘリックスコイル導体2の端部3には・ヘリックス
コイル201周長以下の寸法の短い導体すなわちテイル
6が設けられ、コイルによって形成される円内の中心方
向に向って直線状に延びている。
つまり、ヘリックスコイルの終端部のヘリックスコイル
1周長以下の部分がテイルとしてコイル円内に臨むよう
に形成されている。
しかも、テイル6の寸法は、ヘリックス軸の前方方向放
射の軸比が最小となるように設定されている。
すなわち、テイル6は、主に、終端部近傍でのヘリック
スコイル上の定在波のへワックス軸に対する向きな変化
させて、直線偏波成分の偏波面を回転せしめている。
したがって、この直線偏波成分が、前記不要直線偏波成
分ならびに給電部からの不要直線偏波成分とからなる不
要偏波成分な相殺するように作用I−で、結果的に合成
放射の軸比力毀良点となるようにしている。
このようなテイル6を付加したときのテイルの長さくL
)と、ヘリックス軸上、i肪での軸比との関係を測定し
た結果を第4図に示す。
同図よりテイル6の長さを最適な値に設定した場合、テ
イルな有さない従来の場合(L=0)に比らべ、軸比が
1.47から1.05と格段に改善されることが明瞭に
分る。
つぎに、本考案の第2実施例を第5図に示す。
第5図aはこのヘリカルアンテナの斜視図、bは終端部
の矢視図である。
第2実施例においては、テイル6はヘリックスコイル2
を構成する導体とは別個の導体でもって、直線状とは異
なる形状に形成されており、ヘリックスコイル2の端部
3に接続されている。
このようなテイル6な前記同様にその形状、寸法を最適
な値に設定すれば、同じく軸比會i、o近くまで改善す
ることができる。
以上の説明で明らかなように本考案は、ヘリカルアンテ
ナを構成するヘリックスコイルの1周長以下の終端部な
−・ワックスコイルの円内にほぼ中心方向に向って臨む
ように設けて、その終端部の形状、寸法な最適な値に設
定したので、ヘリックスコイルの長さ會延長せずにヘリ
ックスコイル終端部から放射される直線偏波成分が、軸
比特性を阻害している不要偏波成分を相殺するように作
用して、結果的に合成放射の軸比な最良点とすることが
できる。
したがって、構造が簡単でありながら従来のヘリカルア
ンテナより格段に軸比が改善され、特に、良好な軸比が
要求される通信回線用ヘリカルアンテナとしてその利用
上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のヘリカルアンテナの斜視図。 第3図a1第5図aはそれぞれ本考案の実施例を示すヘ
リカルアンテナの斜視図であり、第3図b、第5図すは
それぞれヘリックスコイル終端部の正面図。 第4図は第3図の実施例におけるテイル6の作用を示す
特性図表。 1・・・・・・反射板、2・・・・・・ヘリックスコイ
ル、3゜3′・・・・・・ヘリックスコイルの両端、4
・・・・・給電部、5.5’・・・・・・コニカルヘリ
ックスコイル、6・・・・・・テイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反射板および給電部と、この給電部側から反対側の自由
    端に向って直径が同一の円を形成するごとく所定巻数巻
    上げられたヘリックスコイルとを備えた円偏波放射用ヘ
    リカルアンテナにおいて:前記ヘリックスコイルが、導
    体であるヘリックスコイル1周長以下の終端部を前記円
    内のほぼ中心方向に向って臨むように設け、かつ、ヘソ
    ックス軸の前方方向放射の軸比が最小となるように前記
    終端部の形状および寸法な設定したことに%徴とする円
    偏波放射用ヘリカルアンテナ。
JP1976131130U 1976-09-29 1976-09-29 円偏波放射用ヘリカルアンテナ Expired JPS58975Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5348545U JPS5348545U (ja) 1978-04-24
JPS58975Y2 true JPS58975Y2 (ja) 1983-01-08

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ID=28740239

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Citations (4)

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US3383695A (en) * 1965-12-22 1968-05-14 Navy Usa Helical antenna with end distortion to improve polarization purity
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JPS5348545U (ja) 1978-04-24

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