JPH0354408B2 - - Google Patents

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JPH0354408B2
JPH0354408B2 JP57060085A JP6008582A JPH0354408B2 JP H0354408 B2 JPH0354408 B2 JP H0354408B2 JP 57060085 A JP57060085 A JP 57060085A JP 6008582 A JP6008582 A JP 6008582A JP H0354408 B2 JPH0354408 B2 JP H0354408B2
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resistor
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抵抗付しや断器に関するものである。
しや断器において、しや断時に主接点と並列に
抵抗を挿入することにより、主接点に生じるしや
断後の再起電圧の上昇率を下げ、しや断を容易に
する方法が採られることがある。又、多くの接点
を直列にした、多点しや断を行う場合の各しや断
点の電位分布を良好にするために、主接点と並列
に抵抗を入れる場合もある。さらに、地絡しや断
等の時、生じる過電圧を抑制するために、主接点
と並列に抵抗を挿入することもある。いずれにし
てもこれらの抵抗は、主接点のしや断が完了した
後は切離しを要するので、抵抗用の接点を設けな
くてはならない。
一方、無負荷の送電線を投入する時にも、大き
な過電圧を生じることがある。この再投入時の過
電圧を抑制するためにはやはり抵抗を用い主接点
の投入前に10ms程度、抵抗接点を閉じて抵抗を
介して通電した後、主接点を投入することが行な
われることがある。
最近、高電圧化が進み、100万ボルトのような
超々高圧も実現されるようになると、しや断や投
入時の過電圧を抑制することが、機器や送電線路
の経済設計のためにますます重要になつてきてい
る。このため、主接点と一定の時間差で動作する
抵抗接点も、いよいよ信頼性の高いものが要求さ
れるようになつてきている。
本発明は、かかる点に鑑み、適当な時間差動作
が得られる信頼性の高い抵抗付しや断器を提供す
るものである。
第1図に本発明の一実施例を示す。一般に、
超々高圧で用いられるしや断器は、多数の接点を
直列にした多点切構造とされている。この図は、
多数のしや断点のうちの一点のみを図示したもの
であり、この図の左にも全く同じ形のものが設け
られ、しかもそういうユニツトが2個、3個と接
続され4点、6点切となつている。第1図におい
て、1はフインガ状の主固定接触子、2は主可動
接触子で、支持金具3と協働して室4のガスを圧
縮する。なお、1,2と後述と9で主接点5を構
成している。6は主可動接触子2と摺動し、支持
金具3と固着されたフインガ状の補助接触子、7
は支持金具3に支承され図示左右方向に移動自在
なアーク可動接触子で、主可動接触子2と一体に
なつて移動し、主接点5より遅れてアーク固定接
触子8から開離する。10は支持金具3に枢着さ
れたレバーで、リンク11を介してアーク可動接
触子7と連結されている。12は操作機構(図示
せず)で図示上下方向に駆動される絶縁操作棒
で、リンク13を介してレバー10と枢着されて
いる。14は支持金具3を支持した絶縁支持台、
15は接続導体、16は主固定接触子1と電気的
に接続された抵抗器、17は抵抗固定接触子で、
支持金具18を介して抵抗器16と電気的に接続
されている。19は抵抗固定接触子16を図示左
方に押圧したばね、20は主可動接触子2と固着
された絶縁ノズル、21は支持金具3と固着され
たシリンダ、22はシリンダ21内を摺動可能な
ピストン、23はピストン22に固着され抵抗固
定接触子17と接離する抵抗可動接触子で、シリ
ンダ21内と連通した通路22aを有する。な
お、17,23で抵抗接点24を構成し、アーク
接点9より遅く開離する。25はシリンダ21に
枢着されたラツチで、抵抗接点24が閉成され位
置で一端がピストン22と係合されている。26
はラツチ25を押圧したばね、27はピストン2
2に設けられた逆止弁で、通路23aの図示左方
へのみ開路される。28は一端がピストン22に
固着されたストツパー、29は一端がピストン2
2に固着されたばね、30はばねの他端に固着さ
れたばね受で、ストツパー28の他端と当接して
いる。31は支持金具3に枢着されたレバー、3
2はレバー31の一端とばね受30とを連結した
リンク、33はラツチ25の他端とレバー31の
一端とを連結したリンクで、レバー31が図示の
反時計方向に所定の角度回動したときレバー31
に固着されたピン33aと係合して連動するよう
に構成されている。34はレバー31の他端とリ
ンク13とを連結したリンクで、35はフインガ
状の補助接触子である。
第1図は、しや断器が閉成された状態であり、
電流は接続導体15→主固定接触子1→主可動接
触子2→補助接触子6→支持金具3と流れて、左
のユニツトへと流れている。
第1図の状態でしや断指令が入ると操作機構が
働いて、これに連なる絶縁操作棒12が下方に引
張られる。そのため、レバー10,31が反時計
方向に回り、リンク11により主可動接触子2を
左に動かす。この時、まず、主可動接触子2は主
固定接触子1から離れ、次に主可動接触子2と一
体に動くアーク可動接触子7とアーク固定接触子
8が開く。その時、これらの間にアークが発生す
るが室4のガスが圧縮されて高圧となり、ノズル
20中を流れてアークを吹き消して電流をしや断
し主接点5でのしや断が完了する。一方抵抗接点
24の可動接触子23と一体のピストン22は、
ラツチ25が係合しているため、最初は動かな
い。従つて、レバー31が、リンク34の動きと
ともに反時計方向に回ると、リンク32を介して
ばね受け30が左に動くので、ばね29が引き伸
ばされて蓄勢する。そして、レバー31が所定の
角度回動してピン33aがリンク33と係止し
て、リンク33が左に動き出し、ラツチ25がま
さに外れようとする。これが、第2図である。こ
の時点は、抵抗接点24でのしや断か主接点5で
のしや断後、25ms程度の必要な抵抗挿入時間に
適合するように、ピン33aとリンク33との係
止を調整して、決めることができる。その後ラツ
チ25が外れ、可動接触子23が左へ動いて行く
と、初めは固定接触子17がばね19により可動
接触子23に追従して動き、支持金具19のスト
ツパ部に当つて止まる。この時、抵抗電流は接触
子17,23間にアークを発生するが、シリンダ
ー21aガス圧力がピストン22の動きにより下
がつているので、通路23aを通してガスが流
れ、アークのしや断を容易にして抵抗電流をしや
断する。この時、逆止弁27のためにシリンダ2
1a内へはピストン22からのガスの流入は阻止
される。
こうして、各接点5,9,24が開離した状態
を第3図に示す。第3図の開離された状態から、
投入状態に至る過程を次に説明する。しや断器に
投入指令が入ると、操作棒12が上方に動いてレ
バー10,31が時計方向に回動する。このた
め、抵抗可動接触子23及び主可動接触子2が右
方に動いていく。抵抗可動接触子23はストツパ
28がピストン22から出ているので、初めから
リンク32の動きとともに右へ動く。抵抗固定接
触子17はばね19により押し出されているの
で、先ず、抵抗接点24が閉じて抵抗が挿入さ
れ、ついでアーク接点9が閉じて最後に主接点5
が閉じる。これまでの抵抗挿入時間は、例えば10
msなどに選ばれる。そして、最後に主可動接触
子2と主固定接触子1とが閉じ、通電電流が主に
この部分を流れるようになり、投入動作を完了
し、第1図の状態に戻る。この動作の間、逆止弁
27は開いてピストン22の前面のガス圧が投入
動作のさまたげにならないようにしている。
このように本発明によれば簡単な構造でしや断
時に抵抗接点の開く時点を主接点の開いた点から
必要なだけ正確に遅らせることができ、投入時に
も必要なだけ抵抗接点の投入時間を早くすること
ができる。例えば、しや断時に抵抗挿入時間を25
ms性にしようとすると、しや断性能を上げるた
め主接点の開極速度を大きくしたときなど、主接
点の動作工程の殆んど最終に近い点で抵抗接点を
開かなくてはならない。しかし、ばね29に力が
蓄えられているので、操作棒12の働きがほとん
どなくなつた後でも、抵抗接点をばね29の力に
より開くことができる。
ばね29は、第1図の投入状態では殆んど荷重
が加わらない状態としておき、主可動接触子2の
動作途中から大きな荷重が働く状態にセツトして
おくことが可能であり、抵抗可動接触子23を動
かすためのばね29の蓄勢力はしや断工程の途中
から大となり、しや断動作初期の主接点駆動用に
大きな力の必要な時点では小さくして、主接点の
動作への影響を小さくするのがよい。さらに、ば
ね29は投入状態では抵抗可動接触子23が閉じ
る方向に力を与えるように(第1図ではばね29
が圧縮された状態に)して、しや断器の動作初期
に主可動接触子2の動作力に助けるようにするこ
ともできる。そして、しや断動作が進み、主可動
接触子2の加速力が殆んど不要となつた点で、ば
ね29は抵抗可動接触子23を開く方向に力を蓄
勢するように(第1図ではばね29を引張り状態
に)することもできる。このようにすれば、しや
断動作時に必要な操作機構の駆動力のピークを小
さくすることができ、機構各部が小形軽量化され
るなどの利点が得られる。
上記実施例では、しや断時にばね29が蓄勢さ
れるとき、抵抗可動接触子23の動きをある時点
まで止めるラツチ25を用いているが、レバーお
よびリンク機構部の構造により、抵抗接点の動き
を初期は主接点に比べてできるだけ遅くなるよう
にし、抵抗可動接触子の重量を大きくして慣性を
大にすることにより25を無くしても、抵抗接点
の間離時間を主接点に対して十分に遅らせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、閉
成された状態を示す。第2図および第3図は第1
図のそれぞれしや断途中の状態およびしや断完了
の状態を示す説明図である。 図において、5……主接点、9……アーク接
点、10,31……レバー、11,32,33…
…リンク、12……操作棒、16……抵抗器、2
3……抵抗可動接触子、24……抵抗接点、25
……ラツチ、29……ばねである。なお各図中同
一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 抵抗器と抵抗接点との直列回路を主接点に並
    列接続して、絶縁操作棒に連結された第1のリン
    ク機構で上記主接点を開離し、上記絶縁操作棒に
    連結された第2のリンク機構で上記抵抗接点を開
    離するものにおいて、上記主接点が開離するとき
    蓄勢されるように上記抵抗接点の可動接点と上記
    第2のリンク機構との間をつる巻状のばねで連結
    して、上記主接点が所定の距離開離するまで蓄勢
    するように上記ばねの一端をラツチで係止し、上
    記主接点が所定の距離開離したとき上記絶縁操作
    棒に連結された第3のリンク機構で上記ばねと上
    記ラツチとの係止を解除して上記ばねを放勢し、
    上記ばねの放勢力で上記抵抗接点を開離するよう
    にしたことを特徴とする抵抗付しや断器。
JP6008582A 1982-04-08 1982-04-08 抵抗付しゃ断器 Granted JPS58176829A (ja)

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JP6008582A JPS58176829A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 抵抗付しゃ断器

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JP6008582A JPS58176829A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 抵抗付しゃ断器

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Publication Number Publication Date
JPS58176829A JPS58176829A (ja) 1983-10-17
JPH0354408B2 true JPH0354408B2 (ja) 1991-08-20

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ID=13131888

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JP6008582A Granted JPS58176829A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 抵抗付しゃ断器

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