JPH0354403Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354403Y2 JPH0354403Y2 JP1985091636U JP9163685U JPH0354403Y2 JP H0354403 Y2 JPH0354403 Y2 JP H0354403Y2 JP 1985091636 U JP1985091636 U JP 1985091636U JP 9163685 U JP9163685 U JP 9163685U JP H0354403 Y2 JPH0354403 Y2 JP H0354403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- cooling medium
- plate
- partition plates
- partitioned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 20
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N fluoromethane Chemical compound FC NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
- Waveguides (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は導波管の改良に係り、特に、大伝送
電力でも使用可能な冷却式導波管に関するもので
ある。
電力でも使用可能な冷却式導波管に関するもので
ある。
マイクロ波を損失やひずみを少なく伝送するた
めに、同軸管や導波管を使用していることは周知
のとおりである。殊に、導波管は、同軸管のよう
な心線やこれを支える部材がないことから、この
種マイクロ波伝送には多用されている。ところ
で、かかる導波管は、一般には、金属管であつ
て、その断面形状が、円、だ円、方形などのもの
がある。
めに、同軸管や導波管を使用していることは周知
のとおりである。殊に、導波管は、同軸管のよう
な心線やこれを支える部材がないことから、この
種マイクロ波伝送には多用されている。ところ
で、かかる導波管は、一般には、金属管であつ
て、その断面形状が、円、だ円、方形などのもの
がある。
かかる導波管を用いる場合、従来は伝送電力が
低いので、抵抗損失による導波管の温度上昇を考
慮する必要がなかつた。しかしながら、伝送電力
を増加すると、当然のことながら、抵抗損失によ
るジユール熱が発生して導波管の温度が上昇す
る。例えば、形名がWR−975の導波管を用いて
平均電力300〔KW〕以上の電力を伝送させると、
その導波管は100℃を超えた温度となつてしまう。
このように温度上昇が著しくなると、導波管内に
放電が生じる現象があらわれる。この結果、当該
導波管は短絡状態となつて使用不能となるという
問題点があつた。
低いので、抵抗損失による導波管の温度上昇を考
慮する必要がなかつた。しかしながら、伝送電力
を増加すると、当然のことながら、抵抗損失によ
るジユール熱が発生して導波管の温度が上昇す
る。例えば、形名がWR−975の導波管を用いて
平均電力300〔KW〕以上の電力を伝送させると、
その導波管は100℃を超えた温度となつてしまう。
このように温度上昇が著しくなると、導波管内に
放電が生じる現象があらわれる。この結果、当該
導波管は短絡状態となつて使用不能となるという
問題点があつた。
この考案は、上述した問題点に鑑みてなされた
もので、温度上昇を抑制して放電の発生を防止し
た冷却式導波管を提供することを目的とする。
もので、温度上昇を抑制して放電の発生を防止し
た冷却式導波管を提供することを目的とする。
上記問題点を解決したこの考案による冷却式導
波管は、中空角状に形成された導波管外表面を板
体で包囲し、該板体と導波管外表面との間に形成
される閉空間を導波管の一側面の長手方向に長い
仕切板で上下方向に仕切り、かつ他の三側面を長
手方向に短い仕切板を所定間隔で配設すると共
に、前記長い仕切板で仕切られた上下方向の空間
にそれぞれ、連通する冷却媒体の出入口通路を前
記板体に設けたことを特徴とする。
波管は、中空角状に形成された導波管外表面を板
体で包囲し、該板体と導波管外表面との間に形成
される閉空間を導波管の一側面の長手方向に長い
仕切板で上下方向に仕切り、かつ他の三側面を長
手方向に短い仕切板を所定間隔で配設すると共
に、前記長い仕切板で仕切られた上下方向の空間
にそれぞれ、連通する冷却媒体の出入口通路を前
記板体に設けたことを特徴とする。
〔作用〕
導波管使用には前記通路に冷却媒体を流す。冷
却媒体は、入口通路から導波管の下面、長い仕切
板が配設されている側面と反対側の側面及び上面
のそれぞれの長手方向に隣接して配設された短い
仕切板により形成される各流路を介して長い仕切
板が設けられている側面側に流れ、出口通路より
排出される。この場合に冷却媒体の各流路は、ほ
ぼ流路抵抗が一定であるので冷却媒体は均一流と
なつて流れる。これにより導波管の外表面が均一
に冷却されるので、大電力伝送時でも導波管内に
放電の生じることがない。
却媒体は、入口通路から導波管の下面、長い仕切
板が配設されている側面と反対側の側面及び上面
のそれぞれの長手方向に隣接して配設された短い
仕切板により形成される各流路を介して長い仕切
板が設けられている側面側に流れ、出口通路より
排出される。この場合に冷却媒体の各流路は、ほ
ぼ流路抵抗が一定であるので冷却媒体は均一流と
なつて流れる。これにより導波管の外表面が均一
に冷却されるので、大電力伝送時でも導波管内に
放電の生じることがない。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
図はこの考案の一実施例を示す斜視図である。
この実施例は、中空角柱状の導波管1の表面外
周に冷却用冷却媒体通路2を設け、導波管1の使
用時には前記通路2に冷却媒体を流して導波管1
を冷却するように構成されている。さらに詳細に
述べれば、導波管1は中空角柱状をしており、そ
の両端にはフランジ3,3が設けられている。導
波管1の表面外周に設けられた冷却媒体通路2
は、導波管1の表面を板体4で囲み、前記表面と
板体4との間で閉じた空間を形成させており、そ
の空間を導波管1の一側面に長手方向に長い仕切
板5で図示上下を分割し、導波管1の他の三面で
は前記空間内に一定長の短い仕切板6を一定の間
隔で配設し、冷却媒体の出入口となる接栓座7,
8を図示の如く設けて構成されている。なお、上
記仕切板5および6は導波管1の補強に共されて
いる。また、板体4は、冷却媒体の圧力・温度に
耐えられるものであれば、その材質等を問わな
い。
周に冷却用冷却媒体通路2を設け、導波管1の使
用時には前記通路2に冷却媒体を流して導波管1
を冷却するように構成されている。さらに詳細に
述べれば、導波管1は中空角柱状をしており、そ
の両端にはフランジ3,3が設けられている。導
波管1の表面外周に設けられた冷却媒体通路2
は、導波管1の表面を板体4で囲み、前記表面と
板体4との間で閉じた空間を形成させており、そ
の空間を導波管1の一側面に長手方向に長い仕切
板5で図示上下を分割し、導波管1の他の三面で
は前記空間内に一定長の短い仕切板6を一定の間
隔で配設し、冷却媒体の出入口となる接栓座7,
8を図示の如く設けて構成されている。なお、上
記仕切板5および6は導波管1の補強に共されて
いる。また、板体4は、冷却媒体の圧力・温度に
耐えられるものであれば、その材質等を問わな
い。
このような実施例の作用について説明する。
導波管1を所定の装置に接続し、導波管1を介
して負荷に電力を供給する。また、接続栓7また
は8から例えば水などの冷却媒体を供給し、接続
栓8または7から冷却媒体を排出し、導波管1を
常時冷却する。この例では接続栓7から冷却媒体
を供給する。冷却媒体は、接栓座7から導波管3
の下面、仕切板5が配設されている側面と反対側
の側面及び上面のそれぞれの長手方向に隣接して
配設された短い仕切板6により形成される各流路
6Aを介して長い仕切板5が設けられている側面
側に流れ、接栓座8より排出される。この場合に
冷却媒体の各流路6Aは、ほぼ流路抵抗が一定で
あるので冷却媒体は均一流となつて流れる。した
がつて、導波管1の外表面は常に均一に冷却され
るから、導波管1の内部に放電が生じることはな
い。
して負荷に電力を供給する。また、接続栓7また
は8から例えば水などの冷却媒体を供給し、接続
栓8または7から冷却媒体を排出し、導波管1を
常時冷却する。この例では接続栓7から冷却媒体
を供給する。冷却媒体は、接栓座7から導波管3
の下面、仕切板5が配設されている側面と反対側
の側面及び上面のそれぞれの長手方向に隣接して
配設された短い仕切板6により形成される各流路
6Aを介して長い仕切板5が設けられている側面
側に流れ、接栓座8より排出される。この場合に
冷却媒体の各流路6Aは、ほぼ流路抵抗が一定で
あるので冷却媒体は均一流となつて流れる。した
がつて、導波管1の外表面は常に均一に冷却され
るから、導波管1の内部に放電が生じることはな
い。
一例として上記実施例を形名WR−975の導波
管に適用して電力500〔KW〕のマイクロ波を伝送
する実験をしたが、導波管の温度は上昇すること
がなく、管内放電を抑制できることが確認でき
た。
管に適用して電力500〔KW〕のマイクロ波を伝送
する実験をしたが、導波管の温度は上昇すること
がなく、管内放電を抑制できることが確認でき
た。
以上の実施例では矩形導波管で説明したが、円
形導波管でよいことはいうまでもない。また、冷
却媒体は、油、フロン、その他の液体であつても
よい。
形導波管でよいことはいうまでもない。また、冷
却媒体は、油、フロン、その他の液体であつても
よい。
以上述べたように、この考案によれば、簡単な
構造で導波管外表面を均一に冷却することがで
き、導波管の内部放電を確実に抑制できる効果が
ある。
構造で導波管外表面を均一に冷却することがで
き、導波管の内部放電を確実に抑制できる効果が
ある。
図はこの考案の実施例を示す斜視図である。
1……導波管、2……冷却媒体通路、4……板
体。
体。
Claims (1)
- 中空角状に形成された導波管外表面を板体で包
囲し、該板体と導波管外表面との間に形成される
閉空間を導波管の一側面の長手方向に長い仕切板
で上下方向に仕切り、かつ他の三側面を長手方向
に短い仕切板を所定間隔で配設すると共に、前記
長い仕切板で仕切られた上下方向の空間にそれぞ
れ、連通する冷却媒体の出入口通路を前記板体に
設けたことを特徴とする冷却式導波管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985091636U JPH0354403Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985091636U JPH0354403Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621405U JPS621405U (ja) | 1987-01-07 |
JPH0354403Y2 true JPH0354403Y2 (ja) | 1991-12-02 |
Family
ID=30647702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985091636U Expired JPH0354403Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0354403Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943002A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | Toa Nenryo Kogyo Kk | エチレン重合体の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5488277U (ja) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP1985091636U patent/JPH0354403Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943002A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | Toa Nenryo Kogyo Kk | エチレン重合体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS621405U (ja) | 1987-01-07 |
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