JPH0354341Y2 - - Google Patents
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- JPH0354341Y2 JPH0354341Y2 JP8569088U JP8569088U JPH0354341Y2 JP H0354341 Y2 JPH0354341 Y2 JP H0354341Y2 JP 8569088 U JP8569088 U JP 8569088U JP 8569088 U JP8569088 U JP 8569088U JP H0354341 Y2 JPH0354341 Y2 JP H0354341Y2
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- Japan
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- air
- shower room
- layer wall
- air layer
- wall
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、例えば、石綿除去作業等に従事した
作業員が、二次汚染を防止するために、作業後、
衣服等に付着した石綿を除去するようにエアシヤ
ワーを浴びるエアシヤワールーム装置に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、エアシヤワールームと言えば、一般に建
物内に据付られ、主としてクリーンルーム、バイ
オクリーンルーム等に入る作業者の衣服に付着し
た塵挨や細菌等の微細な汚染粒子を効率よく除去
する装置を指していた。 最近、石綿による障害が社会的に大きな問題と
なるに及び、既設の建造物に使用されていた石綿
を撤去あるいは封じ込めする作業が盛んに行なわ
れている。この作業では、除去する石綿により周
囲の環境が汚染されないように厳重な対策がとら
れて、従事する作業者自体も防護衣や呼吸用保護
具を着用して石綿粉じんから防護されるようにし
ている。 そこで、作業を中断し、若しくは休憩時など、
作業場から外に出る必要があるときは、二次汚染
を防止するために作業衣に付着した石綿をその都
度除去しなければならず、そのための専用のエア
シヤワールームとして、前述の建物据付用エアシ
ヤワールームの一部が改造され、移動据付、使用
されているのが現状である。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述のエアシヤワールームは、
重量が大きく、持ち運びに不便であるとともに、
設置にかなりのスペースを要し、かつ費用がかか
るという問題があつた。 本考案は、上記従来の欠点を解決するもので、
持ち運びに便利であり、使用する現場での組立が
極めて容易な折り畳み式エアシヤワールーム装置
を提供するものである。 (課題を解決するための手段) 本考案のエアシヤワールーム装置は、内部に作
業員が入つてエアシヤワーを浴びるエアシヤワー
ルームと、このエアシヤワールームに給気ダクト
及び排気ダクトを介して連結されるフイルタ及び
ブロワーユニツトとから構成されており、 前記エアシヤワールームは、伸縮可能な支柱に
支持された天蓋と、天蓋の周囲から下方へ延び、
非通気性シートにより形成されて所定の厚さ以上
に膨らむのを規制された空気室に空気が送り込ま
れて空気層が形成される空気層壁と、この空気層
壁の内壁に配設され、シヤワールームにエアシヤ
ワーを噴出する複数のノズルと、空気層壁の下端
に接続された排気ステージとからなつている。 (作用) 支柱を伸ばし、ブロワーにより給気ダクトを通
して空気層壁に空気を送り込むとエアシヤワール
ームを組み立てられ、その空気層壁の空気の一部
がノズルを通つてルーム内に噴出され、エアシヤ
ワーとなる。このエアシヤワーを浴びて作業員の
衣服等から除去された汚染物質を含む汚染空気
は、排気ステージから排気ダクトを経てフイルタ
でろ過される。また、空気層壁から空気を抜くと
折り畳み可能となり、折り畳むとコンパクトな容
積となつて運搬が容易となる。さらに、排気ステ
ージ及びフイルタ・ブロワーユニツトに設けたキ
ヤスターの利用で、容易に移動させることができ
る。 (実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の全体構成を示
したもので、1はエアシヤワールーム、2は、こ
のエアシヤワールーム1に給気ダクト3及び排気
ダクト4を介して連結されたフイルタ及びブロワ
ーユニツトである。 エアシヤワールーム1は、伸縮可能な支柱5に
支持された天蓋6と、この天蓋の周囲から下方へ
延びた空気層壁7と、この空気層壁7の下端に接
続された排気ステージ8とからなつている。支柱
5は、例えば金属パイプ製であり、天蓋6は薄い
金属板からなつている。空気層壁7は、非通気性
のシート、例えば薄手の塩化ビニル引き布で、所
定の厚さ以上に膨らむのを規制された空気室が形
成され、これに、ブロワーにより給気ダクト3を
通して空気を送り込むことにより空気室が膨らん
で壁が形成される。内部に形成されるシヤワール
ームには、マジツクテープ方式により開閉自在の
出入り口9が設けられている。 第2図は、天蓋6、空気層壁7及び排気ステー
ジ8により囲まれたシヤワールームを示してい
る。空気層壁7の内壁には、空気層壁7に送り込
まれた空気の一部をシヤワールームに噴出する複
数のノズル10が配設されている。ノズル10か
らは空気がジエツト状に噴出され、そのエアシヤ
ワーは、シヤワールーム内の作業者に付着した塵
挨等を吹き飛ばし、排気ステージ8から、排気ダ
クト4を経てフイルタへ流れるようになつてい
る。塵挨等はフイルタで捕集される。 空気層壁7の空気を抜くと、シヤワールームは
第3図のように畳むことができる。 第4図aは、エアシヤワールーム1を畳み、空
気層壁7の部分を天蓋6と排気ステージ8の中に
収納し、さらにダクト3,4も分解して、排気ス
テージに設けたキヤスタ11を利用して容易に移
動できるようにまとめた状態を示したものであ
る。また、第4図bに示したように、フイルタ及
びブロワーユニツト2もキヤスタ12を利用して
容易に移動させることができる。 以上のように構成された本実施例と従来例との
諸元を比較すると、次表のような結果が得られ
る。
作業員が、二次汚染を防止するために、作業後、
衣服等に付着した石綿を除去するようにエアシヤ
ワーを浴びるエアシヤワールーム装置に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、エアシヤワールームと言えば、一般に建
物内に据付られ、主としてクリーンルーム、バイ
オクリーンルーム等に入る作業者の衣服に付着し
た塵挨や細菌等の微細な汚染粒子を効率よく除去
する装置を指していた。 最近、石綿による障害が社会的に大きな問題と
なるに及び、既設の建造物に使用されていた石綿
を撤去あるいは封じ込めする作業が盛んに行なわ
れている。この作業では、除去する石綿により周
囲の環境が汚染されないように厳重な対策がとら
れて、従事する作業者自体も防護衣や呼吸用保護
具を着用して石綿粉じんから防護されるようにし
ている。 そこで、作業を中断し、若しくは休憩時など、
作業場から外に出る必要があるときは、二次汚染
を防止するために作業衣に付着した石綿をその都
度除去しなければならず、そのための専用のエア
シヤワールームとして、前述の建物据付用エアシ
ヤワールームの一部が改造され、移動据付、使用
されているのが現状である。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述のエアシヤワールームは、
重量が大きく、持ち運びに不便であるとともに、
設置にかなりのスペースを要し、かつ費用がかか
るという問題があつた。 本考案は、上記従来の欠点を解決するもので、
持ち運びに便利であり、使用する現場での組立が
極めて容易な折り畳み式エアシヤワールーム装置
を提供するものである。 (課題を解決するための手段) 本考案のエアシヤワールーム装置は、内部に作
業員が入つてエアシヤワーを浴びるエアシヤワー
ルームと、このエアシヤワールームに給気ダクト
及び排気ダクトを介して連結されるフイルタ及び
ブロワーユニツトとから構成されており、 前記エアシヤワールームは、伸縮可能な支柱に
支持された天蓋と、天蓋の周囲から下方へ延び、
非通気性シートにより形成されて所定の厚さ以上
に膨らむのを規制された空気室に空気が送り込ま
れて空気層が形成される空気層壁と、この空気層
壁の内壁に配設され、シヤワールームにエアシヤ
ワーを噴出する複数のノズルと、空気層壁の下端
に接続された排気ステージとからなつている。 (作用) 支柱を伸ばし、ブロワーにより給気ダクトを通
して空気層壁に空気を送り込むとエアシヤワール
ームを組み立てられ、その空気層壁の空気の一部
がノズルを通つてルーム内に噴出され、エアシヤ
ワーとなる。このエアシヤワーを浴びて作業員の
衣服等から除去された汚染物質を含む汚染空気
は、排気ステージから排気ダクトを経てフイルタ
でろ過される。また、空気層壁から空気を抜くと
折り畳み可能となり、折り畳むとコンパクトな容
積となつて運搬が容易となる。さらに、排気ステ
ージ及びフイルタ・ブロワーユニツトに設けたキ
ヤスターの利用で、容易に移動させることができ
る。 (実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の全体構成を示
したもので、1はエアシヤワールーム、2は、こ
のエアシヤワールーム1に給気ダクト3及び排気
ダクト4を介して連結されたフイルタ及びブロワ
ーユニツトである。 エアシヤワールーム1は、伸縮可能な支柱5に
支持された天蓋6と、この天蓋の周囲から下方へ
延びた空気層壁7と、この空気層壁7の下端に接
続された排気ステージ8とからなつている。支柱
5は、例えば金属パイプ製であり、天蓋6は薄い
金属板からなつている。空気層壁7は、非通気性
のシート、例えば薄手の塩化ビニル引き布で、所
定の厚さ以上に膨らむのを規制された空気室が形
成され、これに、ブロワーにより給気ダクト3を
通して空気を送り込むことにより空気室が膨らん
で壁が形成される。内部に形成されるシヤワール
ームには、マジツクテープ方式により開閉自在の
出入り口9が設けられている。 第2図は、天蓋6、空気層壁7及び排気ステー
ジ8により囲まれたシヤワールームを示してい
る。空気層壁7の内壁には、空気層壁7に送り込
まれた空気の一部をシヤワールームに噴出する複
数のノズル10が配設されている。ノズル10か
らは空気がジエツト状に噴出され、そのエアシヤ
ワーは、シヤワールーム内の作業者に付着した塵
挨等を吹き飛ばし、排気ステージ8から、排気ダ
クト4を経てフイルタへ流れるようになつてい
る。塵挨等はフイルタで捕集される。 空気層壁7の空気を抜くと、シヤワールームは
第3図のように畳むことができる。 第4図aは、エアシヤワールーム1を畳み、空
気層壁7の部分を天蓋6と排気ステージ8の中に
収納し、さらにダクト3,4も分解して、排気ス
テージに設けたキヤスタ11を利用して容易に移
動できるようにまとめた状態を示したものであ
る。また、第4図bに示したように、フイルタ及
びブロワーユニツト2もキヤスタ12を利用して
容易に移動させることができる。 以上のように構成された本実施例と従来例との
諸元を比較すると、次表のような結果が得られ
る。
【表】
【表】
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、軽量
で、かつコンパクトであるから、使用する現場に
簡易に運搬することができ、しかも空気圧展張方
式のため組立工事を必要とせず、最小限の人員で
かつ低コストで設置、撤収が可能であり、また収
納、保管も地積を要しないなど著しい効果を奏す
るものである。
で、かつコンパクトであるから、使用する現場に
簡易に運搬することができ、しかも空気圧展張方
式のため組立工事を必要とせず、最小限の人員で
かつ低コストで設置、撤収が可能であり、また収
納、保管も地積を要しないなど著しい効果を奏す
るものである。
第1図は、本考案の一実施例の外観斜視図、第
2図は、同実施例のエアシヤワールームの内部を
示す図、第3図は、シヤワールームの折り畳み状
態を示す図、第4図は、折り畳みかつ分解した装
置を運搬、移動する状況を示す図である。 1……エアシヤワールーム、2……フイルタ及
びブロワーユニツト、3……給気ダクト、4……
排気ダクト、5……支柱、6……天蓋、7……空
気層壁、8……排気ステージ、9……出入り口、
10……ノズル。
2図は、同実施例のエアシヤワールームの内部を
示す図、第3図は、シヤワールームの折り畳み状
態を示す図、第4図は、折り畳みかつ分解した装
置を運搬、移動する状況を示す図である。 1……エアシヤワールーム、2……フイルタ及
びブロワーユニツト、3……給気ダクト、4……
排気ダクト、5……支柱、6……天蓋、7……空
気層壁、8……排気ステージ、9……出入り口、
10……ノズル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エアシヤワールームと、該エアシヤワールーム
に給気ダクト及び排気ダクトを介して連結された
フイルタ及びブロワーユニツトとから構成され、 前記エアシヤワールームは、伸縮可能な支柱に
支持された天蓋と、該天蓋の周囲から下方へ延
び、非通気性シートにより形成されて所定の厚さ
以上に膨らむのを規制された空気室に空気が送り
込まれて空気層が形成される空気層壁と、該空気
層壁の内壁に配設され、シヤワールームにエアシ
ヤワーを噴出する複数のノズルと、前記空気層壁
の下端に接続された排気ステージとからなり、 前記ブロワーにより前記給気ダクトを通して前
記空気層壁及びシヤワールームに空気を送り込ん
でエアシヤワールームを組み立て、前記空気層壁
から空気を抜いて折り畳むようにしたことを特徴
とする折り畳み式エアシヤワールーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8569088U JPH0354341Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8569088U JPH0354341Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029740U JPH029740U (ja) | 1990-01-22 |
JPH0354341Y2 true JPH0354341Y2 (ja) | 1991-11-29 |
Family
ID=31310344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8569088U Expired JPH0354341Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0354341Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693971B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2011-06-01 | 日本無機株式会社 | 搬送用クリーンユニット |
JP4531246B2 (ja) * | 2000-12-04 | 2010-08-25 | 高砂熱学工業株式会社 | エアシャワー装置 |
JP4808484B2 (ja) * | 2005-12-06 | 2011-11-02 | 高砂熱学工業株式会社 | サプライチャンバの連結構造及びクリーンブース |
JP4982129B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2012-07-25 | 日本無機株式会社 | エアシャワー装置 |
JP7442396B2 (ja) * | 2020-06-30 | 2024-03-04 | 三菱重工業株式会社 | エアーテントシステム |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP8569088U patent/JPH0354341Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029740U (ja) | 1990-01-22 |
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