JPH0354119Y2 - - Google Patents

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JPH0354119Y2
JPH0354119Y2 JP12794287U JP12794287U JPH0354119Y2 JP H0354119 Y2 JPH0354119 Y2 JP H0354119Y2 JP 12794287 U JP12794287 U JP 12794287U JP 12794287 U JP12794287 U JP 12794287U JP H0354119 Y2 JPH0354119 Y2 JP H0354119Y2
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JP
Japan
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glass
lip
furnace
furnace body
outlet
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JP12794287U
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフリツト製造工場等において用いられ
るガラス溶解炉の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、フリツト等の溶解には流出量が数トン/
日程度の小型のガラス溶解炉が使用されており、
原料投入口から連続的に原料を投入しつつ炉体内
で温度、炉圧等を厳密に制御して溶解を行わせ、
溶解したガラスをガラス流出口から連続的に流出
させている。ところが特にほうろう用のフリツト
を溶解するガラス溶解炉においては、ガラス流出
口を形成しているれんがの侵食が激しいために炉
を短時間で修理しなければならず、また炉内をガ
ラス流出口に向つて連続的に流れるガラスに対し
て上面からバーナー等によつて輻射加熱を行うた
め、表面層の一部が局部加熱されて品質の不均一
性を生じ易い等の問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、
ほうろう用のフリツトを溶解する際にもガラス流
出口の侵食を減少させることができ、しかも品質
が均一で安定したフリツトを製造することができ
るガラス溶解炉を目的として完成されたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は炉体の側壁に透設されたガラス流出口
の外側に、水冷構造を備えた金属板に舌片付きの
透孔を形成したリツプを高さ調節自在に取付けた
ことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
すると、1は耐火れんが製の炉体、2はその側壁
の下方部に透設されたガラス流出口である。3は
このガラス流出口2の外側に高さ調節自在に取付
けられたリツプである。リツプ3は図示のように
金属板に舌片4付きの透孔5を形成したもので、
透孔5の大きさはガラス流出口2の大きさと同一
とするかやや小さ目としておくことが好ましい。
このリツプ3はその内部に冷却水流路を形成して
おき、冷却水供給管6及び冷却水排出管7を通じ
て冷却水を流すことにより内部を水冷することが
できる構造となつている。本実施例においては、
リツプ3は炉体1の両側に設けられたガイド8,
8内に昇降自在に嵌込まれており、その上端の昇
降ねじ9を回転させることによつて高さ調節がで
きる構造となつているが、高さ調節機構等につい
てはこれに限定されるものではなく、種々の変更
が可能である。
(作用) このように構成されたものは、炉体1の外側に
取付けられたリツプ3を上下動させることによつ
てガラス流出口2に対する透孔5の高さを変える
ことができるので、リツプ3を上昇させることに
よつて炉体1内のガラスレベルを上昇させて溜め
焚きを行い、バーナー等の輻射熱を十分に内部に
まで到達させて温度分布の均一化を図ることがで
き、品質の安定したフリツトを製造するに適した
ものである。またその後にリツプ3を下降させて
ガラスを流出させることができることは言うまで
もないが、溶解性をリツプ3の上下動によつて自
由に制御できるうえ、流出はリツプ3の舌片4付
きの透孔5を介して行われるので、ガラスの取出
しが行い易く、また炉体1のガラス流出口2の周
囲の耐火れんがの侵食も防止される。従つて、本
考案のガラス溶解炉は、従来のものに比較して長
時間にわたり連続使用することができる。更にま
た本考案におけるリツプ3は水冷構造を備えたも
のとされているので、高温の溶解されたガラスと
接触しても変形してガラス漏れを生じたり、ガラ
スの焼付きが生じたりすることがない。
(考案の効果) 本考案は以上の実施例による説明からも明らか
なように、リツプを上昇させることによつて炉体
内のガラスレベルを上げて溜め焚きを行ない、そ
の後にリツプを下げて徐々にガラスを流出させる
ことにより均一な温度分布となるようにガラスを
溶解することができるので、均一で安定した品質
のフリツトを製造するに好適なものである。また
本考案のガラス溶解炉においては、溶解したガラ
スはリツプの透孔から流出することとなるので、
従来のように炉体のガラス流出口から直接流出さ
せる場合に比較してガラス流出口の侵食を大幅に
減少させることができ、炉体の寿命延長を図るこ
とができる。よつて本考案は従来の問題点を一掃
したガラス溶解炉として、その実用的価値は極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
はその要部の断面図である。 1:炉体、2:ガラス流出口、3:リツプ、
4:舌片、5:透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉体1の側壁に透設されたガラス流出口2の外
    側に、水冷構造を備えた金属板に舌片4付きの透
    孔5を形成したリツプ3を高さ調節自在に取付け
    たことを特徴とするガラス溶解炉。
JP12794287U 1987-08-21 1987-08-21 Expired JPH0354119Y2 (ja)

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JP12794287U JPH0354119Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

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JPS6433534U JPS6433534U (ja) 1989-03-01
JPH0354119Y2 true JPH0354119Y2 (ja) 1991-11-28

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