JPH0353798Y2 - - Google Patents

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JPH0353798Y2
JPH0353798Y2 JP3054185U JP3054185U JPH0353798Y2 JP H0353798 Y2 JPH0353798 Y2 JP H0353798Y2 JP 3054185 U JP3054185 U JP 3054185U JP 3054185 U JP3054185 U JP 3054185U JP H0353798 Y2 JPH0353798 Y2 JP H0353798Y2
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JP
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welding
visual sensor
welding machine
recognition image
welded
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JP3054185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動TIG溶接装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の自動溶接法は、第3図に示すように被溶
接物1の開先溶接を行う際、三次元移動機構を有
する溶接機2を用いて左右倣い3、上下倣い4、
溶接送り5、溶接ワイヤ供給量、供給位置6等を
溶接士7が監視し、必要な条件を制御機構8から
操作入力して前述した左右倣い3、上下倣い4、
溶接送り5、溶接ワイヤ供給量、供給位置6等の
制御量を前記溶接機2にフイードバツクしてい
た。こうしたアイテムは、左右倣い、上下倣い、
溶接送り、溶接ワイヤ供給量、供給位置等がある
が、具体的には第4図に示すように被溶接物1の
開先幅11に対する電極12の位置とギヤツプ長
13等が関係し、初層溶接では開先中心14から
始まるものの、溶接が進むと、前溶接ビード幅と
電極12の位置(左右ウイービング)及びギヤツ
プ長13(アーク長)が適切に調節されていなけ
ればならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したアイテムは溶接士7の
経験的技術によつて判断され、適切な操作を行つ
ているのが現状であり、完全な自動化が困難であ
つた。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、完
全な自動TIG溶接を遂行し得る自動TIG溶接装置
を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、被溶接物の溶接を行う溶接機と、 前記溶接機の倣いを制御するための溶接機倣い
制御系と、 前記被溶接物にスポツト状に照射する照明ラン
プと、 前記被溶接物を中心にして前記照明ランプと反
対側に配置され、被溶接物の溶接状況を全体的に
観測する光学レンズ又は光学フィルタを有する
ITVカメラからなる第1の視覚センサと、 前記被溶接物を中心にして前記照明ランプと反
対側に配置され、被溶接物の溶接状況を局所的に
観測するフアイバスコープと該スコープの後段に
配置される光学レンズ又は光学フイルタを有する
ITVカメラとからなる第2の視覚センサと、 前記第1の視覚センサからの電極位置認識画
像、及びアーク長認識画像と前記第2の視覚セン
サからの溶融池認識画像、開先幅認識画像、前ビ
ート幅認識画像及びワイヤ位置認識画像を処理す
る画像処理機構と、 前記画像処理機構に接続され、該機構からの信
号により前記溶接機及び溶接機倣い制御系を制御
するための制御機構と を具備したことを特徴とする自動TIG溶接装置で
ある。
〔作用〕
上述した本考案の構成によれば、従来の溶接士
が観測している情報を視覚センサによつて観測
し、画像処理による必要情報の抽出と計測を行な
い、必要な制御情報として溶接機に自動的にコン
トロールできるため、完全な自動TIG溶接を遂行
できる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を参
照して説明する。
図中の21は、被溶接物1を溶接するための溶
接機、22は該溶接機21を倣い制御する溶接機
倣い制御系である。図中の23は、被溶接物にス
ポツト状のビームを照射するための照明ランプで
ある。この照明ランプ23の反対側には、被溶接
物の溶接状況を全体的に観測するための第1の視
覚センサ241と、被溶接物の溶接状況を局所的
に観測するための第2の視覚センサ242がそれ
ぞれ配置されている。第1の視覚センサ241は、
被溶接物1側から順に配置された光学フイルタ
(又は光学レンズ)25とITVカメラ26とから
構成されている。また、前記第2の視覚センサ2
2は被溶接物1側から順に配置されたフアイバ
ースコープ27、光学フイルタ(又は光学レン
ズ)25とITVカメラ26とから構成されてい
る。前記各視覚センサ241、242は、これら視
覚センサ241、242からの画像を処理する画像
処理機構28に接続されている。この画像処理機
構は、制御機構29に接続されている。この制御
機構29は、前記画像処理機構28からの信号
(情報)を抽出、計測して必要な制御情報を前記
溶接機21及び溶接機倣い制御系22に出力し
て、それらを制御するものである。
このような構成によれば、溶接機21で被溶接
物1を溶接する際、アーク放電によるアーク光が
極端に強い場合でも、各視覚センサ241、242
には光学フイルタ25を有するため、該フイルタ
25を通すことにより前記強いアーク光を適当な
光量にしてITVカメラ26に送ることができる。
一方、各視覚センサ241、242と反対型に配置
した照明ランプ23からスポツト状のビームを被
溶接物1に照射することによつて、背景強調がな
され、アーク光の明るさを抑えても、各視覚セン
サ241、242による該アーク光と周辺の溶接状
況との識別が可能となる。
上述した構成において、第1の視覚センサ24
により観測される全体的な溶接状況の画像、つ
まり電極位置認識画像及びアーク長認識画像と、
第2の視覚センサ242により観測される局所的
な溶接状況の画像、つまり溶融池認識画像、開先
幅認識画像、前ビーム幅認識画像及びワイヤ位置
認識画像はそれぞれ画像処理機構28に入力され
る。この場合、1台の視覚センサのみでは被溶接
物の溶接状況を正確に把握できず、前記溶接状況
を全体的に観測する第1の視覚センサ241及び
同状況を局所的に観測する第2の視覚センサ24
の両方を用いることによつて、始めて被溶接物
の溶接状況を正確に把握できるものである。前記
各画像が前記画像処理機構28に入力されると、
ここでリアルタイムで処理されて電極位置、溶融
池幅、開先側壁情報、前ビート幅、ワイヤ位置、
アーク長を検出し、左右倣い、上下倣い、ワイヤ
供給位置の制御を行うための情報として制御機構
29に出力される。この制御機構29での制御情
報抽出は、TIG溶接法におけるパルスアーク溶接
法を用いること、及び前記照明ランプ23のスポ
ツト状のビーム照射と前述した溶接状況を全体的
に観測する第1の視覚センサ241及び同状況を
局所的に観測する第2の視覚センサ242の組合
わせにより実現できる。
次に、パルスアーク溶接について第2図を参照
して説明する。第2図のaはTIG溶接法のパルス
電流通電波形を示し、溶接電流の可変特性を示
す。図中の31は、同図bに示す状況のように低
電流モードであり、前述した各視覚センサ241
242による該アーク光と周辺の溶接状況との識
別が可能となる効果を一層助長する。即ち、アー
ク光が集束したかの如く小さくなり、種々の必要
情報の識別性が得られる条件となる。図中の32
は、同図cに示す状況のように高電流時であり、
アーク光の強度が最大となつて必要情報の識別性
が低電流時31に比べて低下する。
従つて、低電流時31では同図bの方向B1
電極位置[同図dの映像信号例を持つ]を第1の
視覚センサ241により検出する。また、方向B2
の溶融池幅[同図eの映像信号を持つ]及び方向
B3の開先側壁幅、前ビート幅、ワイヤ位置[同
図fの映像信号例を持つ]を第2の視覚センサ2
2によりそれぞれ検出する。一方、高電流時3
2では同図cの方向Cのアーク長[同図gの映像
信号例を持つ]を第1の視覚センサ241により
検出する。なお、同図b,c中の33はトーチ、
34は開先壁、35は電極、36はアーク光、3
7はワイヤ、38は前肉盛ビードである。
上述した各々の検出情報を画像処理機構28で
画像処理(2値化処理及び位置算定処理)するこ
とにより、制御情報して使用できることが分る。
これら検出情報の具体的な関係は、以下のように
なる。
上下倣い……アーク長(ギヤツプ長) 左右倣い……開先側壁幅、前肉盛ビートー幅、 電極位置、溶融池幅 ワイヤ供給位置……ワイヤ位置、電極位置 溶融池幅 こうした結果より制御機構29は、溶接機倣い
制御系22への制御コマンド送り最適制御を行う
ことができる。ここで、溶接機21からはパルス
モードの判別信号と溶接電流異常信号等が出力さ
れ、制御機構29からは溶接開始、停止コマンド
等が出力される。また、画像処理機構28からは
前記制御情報を出力し、パルスモードの判別信号
及び制御情報出力制御コマンドが入力される。更
に、溶接機倣い制御系22は上下倣い、左右倣い
の制御コマンドとワイヤ位置制御コマンドを入力
し、その制御量を制御機構29にフイードバツク
する形となる。このような装置の構成及び各機能
の作用により自動TIG溶接が可能となる。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本考案によれば完全な自動
TIG溶接を遂行し得る自動TIG溶接装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動TIG溶接
装置の概略図、第2図は本考案の自動TIG溶接装
置の作用を示す説明図、第3図は従来のTIG溶接
法を示す概略図、第4図は従来の溶接過程を示す
概略図である。 21……溶接機、22……溶接機倣い制御系、
23……照明ランプ、241,242……視覚セン
サ、25……光学フイルタ(光学レンズ)、26
……ITVカメラ、27……フアイバースコープ、
28……画像処理機構、29……制御機構、31
……低電流時、32……高電流時、33……トー
チ、36……アーク光、37……ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被溶接物の溶接を行う溶接機と、 前記溶接機の倣いを制御するための溶接機倣い
    制御系と、 前記被溶接物にスポツト状に照射する照明ラン
    プと、 前記被溶接物を中心にして前記照明ランプと反
    対側に配置され、被溶接物の溶接状況を全体的に
    観測する光学レンズ又は光学フィルタを有する
    ITVカメラからなる第1の視覚センサと、 前記被溶接物を中心にして前記照明ランプと反
    対側に配置され、被溶接物の溶接状況を局所的に
    観測するフアイバスコープと該スコープの後段に
    配置される光学レンズ又は光学フイルタを有する
    ITVカメラとからなる第2の視覚センサと、 前記第1の視覚センサからの電極位置認識画
    像、及びアーク長認識画像と前記第2の視覚セン
    サからの溶融池認識画像、開先幅認識画像、前ビ
    ート幅認識画像及びワイヤ位置認識画像を処理す
    る画像処理機構と、 前記画像処理機構に接続され、該機構からの信
    号により前記溶接機及び溶接機倣い制御系を制御
    するための制御機構と を具備したことを特徴とする自動TIG溶接装置。
JP3054185U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH0353798Y2 (ja)

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JPS61148471U JPS61148471U (ja) 1986-09-12
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