JPH0353558Y2 - - Google Patents

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JPH0353558Y2
JPH0353558Y2 JP6838787U JP6838787U JPH0353558Y2 JP H0353558 Y2 JPH0353558 Y2 JP H0353558Y2 JP 6838787 U JP6838787 U JP 6838787U JP 6838787 U JP6838787 U JP 6838787U JP H0353558 Y2 JPH0353558 Y2 JP H0353558Y2
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damper
electric wire
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cover
wire
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は送電線線路に取付けるねじれ防止用ダ
ンパの相間電線絡み防止装置に関するものであ
る。
<従来の技術> 一般に、多層となつた送電線線路における着氷
雪の発達止手段としては、その要因となる電線の
ねじれを防止するためにダンパを取付けている。
これによりギヤロツピング発生の防止効果も兼ね
ている。この場合、主として用いられるダンパ構
成としては、電線に係止するフツク部を上部に配
したダンパ本体の下部両端に重錘を突設し、全体
として逆T型を呈すタイプとなつている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、このような逆T型の重錘式ダンパで
は、例えば第14図、第15図のように、上線b
及び下線aに大なるギヤロツピングが発生した場
合、該下線aは大きく跳躍をするために上線bを
飛び越えることがあり、上、下線a,b同士が絡
み合う現象が起る。この絡み合つた電線(上、下
線)同士は反動で自然とほぐれるようになるが、
図示のようなねじれ防止用ダンパcが付いた状態
では、該ダンパcが逆にストツパー的作用を果し
ほぐれなくなり、事故を大きくする。即ち、両端
に重錘を突設のダンパでは上線に絡んだとき、T
型の重錘突設の鉤間隙(頸部)に上線が喰い込む
(絡む)結果となり、電線のほぐれを難しくして
いる。
本考案は上記実情に鑑み、電線とダンパの重錘
間の間隙を実質的に塞ぎ得る棒を配設し、上、下
電線のほぐれを良好とするロツド型のねじれ防止
用ダンパの相間電線絡み防止装置を提供すること
を目的としたものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、一定径間の電線の所定位置に取付け
る重錘式のねじれ防止用ダンパ位置にあつて、該
ダンパの取付位置より一定間隔を隔てた両端電線
部に、外方に一部脹らむダンパ側へ向けた左右一
対の絡み防止用カバー杆の一端を夫々固定すると
共に、該カバー杆の夫々の他端をダンパの重錘部
分に固定し張設したものである。
<作用> 上記のような構成のため、ダンパを配す下線と
なる電線が大なるギヤロツピングの発生にて大き
く跳ね上線を飛び越えて絡みついても、このダン
パの重錘端とする突出間隙の開口が、電線側より
延ばした一種の排除棒となる傾斜のカバー杆にて
実質的に塞がれた状態となつているため、被電線
がこの開口内へ絡み込むことがなく、このことは
加振による撚り戻し作用で下線のほぐれ(自復)
が確実となる。
<実施例> 以下、本考案を実施例の図面について詳述すれ
ば、次の通りである。
第1図、第2図、第3図はカバー杆がダンパ取
付位置を中心とし一端に一定間隔を隔てた位置ま
で達する長軸とした実施例で、1は電線2の所定
箇所に係止するフツク部3を配すダンパ本体で、
該ダンパ本体1の下部両端の線路方向に向く各支
持腕部4端に円柱状重錘5を夫々設け、全体とし
て逆T型を呈すねじれ防止用ダンパ6となり、該
ダンパ6の両重錘5の下部両側に絡み防止用カバ
ー杆7,7を、この重錘5,5にバンド締めとす
る取付バンド8,8の受部8a,8a位置固定す
ると共に、この一対となるカバー杆7,7の両先
端をダンパ取付位置aより両端に一定間隔を隔
てた位置の電線2,2部に、下面に受溝9a,9
aを並設した支持クランプ部9,9にて固定し、
傾斜カバー状となる相間電線絡み防止装置11と
する。この場合、カバー杆7,7の構造は各重錘
5から電線2までの間にあつて夫々外方へ脹らむ
湾曲部12,12を形成し、ダンパ部分への上線
の電線2′の強い絡み付きを防ぐ。13は電線2
の取付部分に一定幅に巻き付けたロツドで、電線
2の補強としてなる。
いまこの作用を説明すると、先ず、この相間電
線絡み防止装置11を備えたダンパ6を配す電線
2が、大なるギヤロツピングが発生し、該電線2
が緩み底部となるダンパ6位置を中心として跳躍
し上線となる電線2′を飛び越え、前記第15図
に示すように該電線2′に電線2が絡み合う状態
となる。この場合、絡む電線2のダンパ6部分に
は、重錘5より両端の電線2,2部まで達する外
方に脹らんだ傾斜張設のカバー杆7,7を有する
ため、重錘5の横突出(逆T型)としたことによ
り生ずる突出間隙14の開口部14aが実質的に
閉塞された状態を呈し、従つて被絡み側の電線
2′が突出間隙14内に絡み込まない。
即ち、第4図、第5図に示すようにダンパ6の
下方に突出の重錘5の上部位置となる突出間隙1
4部に電線2′が横方向から絡み込もうとしても
(電線2を基準としてみたとき)、側部には外方へ
張出すカバー杆7が斜めに介在し排除作用となる
ため、該電線2′は突出間隙14に入り込まず、
ダンパ6のフツク部3の肩位置程度にとどまる。
このことは、更に加振があつたときの撚りもど
しとなる反作用のほぐれが円滑となる。
第6図、第7図は長軸のカバー杆の他の実施例
で、この場合は電線2の両端に前記同様な支持ク
ランプ部9,9をもつて固定した一対のカバー杆
7,7を、ダンパ6の中央真下位置で交叉させた
ものである。このとき、カバー杆7,7の交叉部
分には双方を止める固定金具15を設ける。勿
論、ここにあつてもカバー杆7,7の中間には外
方への膨らむ弯曲部12,12をもつてなる。
この状態で、該カバー杆7,7を備えたダンパ
6を配す電線2が上線となる電線2′に絡みつい
ても、カバー杆7にて重錘5の突出間隙14への
絡み込みをみない。
第8図、第9図、第10図はカバー杆の両端を
重錘位置で固定する弯曲型とした他の実施例であ
る。即ち、カバー杆7は両端を片方の重錘5に配
す取付バンド8に固定し、弯曲中点をダンパ取付
位置aより一定間隔を隔てた支持クランプ部9
に固定し、これを他端側にも施すものである。勿
論、この弯曲がたカバー杆7の傾斜張設の中間に
外方に向け膨らむ弯曲部12,12を形成してな
る。
ここにおいても、カバー杆7,7を備えたダン
パ6を配す電線2が上方の電線2′に絡みついて
も、カバー杆7にて重錘5の突出間隙14への絡
み込みをみない。
第11図、第12図、第13図は弯曲型カバー
杆の取付けを電線側を基端とした他の実施例を示
す。即ち、弯曲型カバー杆7の基端7a,7aを
電線2に取付ける支持クランプ部9の受溝9a,
9aに固定し、該カバー杆7の弯曲中点を重錘5
に掛けた取付けバンド8の受部8bに嵌めて止め
る。ここにあつてもカバー杆7の中間には外方へ
脹らむ弯曲部12,12をもつている。
従つて、この状態にて電線2が跳ね上線の電線
2′を飛び越えて絡んでも、ダンパ6の重錘5の
突出間隙14へは、カバー杆7のカバー配設で絡
み込まない。
<考案の効果> 上述のように本考案のねじれ防止用ダンパの相
間電線絡み防止装置は、ダンパの重錘にて形成さ
れる突出間隙位置を、該重錘部とダンパ取付位置
より一定間隔を隔てた電線部に亘るカバー杆を配
すことにより、絡む他の電線を該カバー杆にて受
け突出間隙まで絡み込ませないため、絡んだ後の
ほぐれに当つて、重錘突出頸部等に絡まりストツ
プされることなく円滑にほぐれる。しかも、この
カバー杆の中間は外方へ脹らんでいるため、絡み
付きを強くすることもない。更に、本考案は極め
て簡単な構造であり、丸棒等を適宜屈曲するだけ
でカバー杆ができ、制作容易で安価に提供し得
る。また、勿論このカバー杆の重量分だけダンパ
の重錘の重量も軽減し得、全体としてコンパクト
となり、且つロツド取付けも簡略構成で対処し得
る等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は平面図、第3図は側面図、第4図、第5図は
同異相の電線の絡んだ説明図、第6図は他の実施
例の正面図、第7図は同平面図、第8図は弯曲型
使用の他の実施例の要部を示す正面図、第9図は
同平面図、第10図は側面図、第11図は他の弯
曲型使用の実施例の要部を示す正面図、第12図
は同平面図、第13図は同側面図、第14図、第
15図は従来の単なるダンパを配す説明図及び電
線の絡んだ説明図である。 2……電線、3……フツク部、5……重錘、6
……ダンパ、7……絡み防止用カバー杆、8……
取付バンド、9……支持クランプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線の所定箇所に取付ける重錘式のねじれ防止
    用ダンパ位置にあつて、該ダンパの取付位置より
    一定間隔を隔てた両端電線部に、外方に一部脹ら
    むダンパ側へ向けた左右一対の絡み防止用カバー
    杆の一端を夫々固定すると共に、該カバー杆の他
    端をダンパの重錘部分に固定してなるねじれ防止
    用ダンパの相間電線絡み防止装置。
JP6838787U 1987-05-07 1987-05-07 Expired JPH0353558Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6838787U JPH0353558Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6838787U JPH0353558Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63179728U JPS63179728U (ja) 1988-11-21
JPH0353558Y2 true JPH0353558Y2 (ja) 1991-11-22

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JP6838787U Expired JPH0353558Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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JPS63179728U (ja) 1988-11-21

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