JPH0353492B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、運動を、可撓性導管によつて移動可
能に支持された可撓性運動伝達コア要素によつて
湾曲した通路内で伝達するような型式の運動伝達
遠隔操作組み立て体に関する。

このような遠隔操作組み立て体は、通常は、導
管の各端に隣接して、導管を支持構造体に取り付
けるための装置を有し、コア要素は導管の各端か
ら延びている。一度組み立て体を取り付けると、
導管から延びているコア要素の一端の位置を変え
るために導管の長さを調節することがしばしば望
ましい。このような状況の一例は、遠隔操作組み
立て体が自動車の加速ペダルとスロツトル・バル
ブとを相互に連結するのに用いられる場合であ
る。この場合、組み立て体は通常は、加速ペダル
に隣接して、自動車の車体に導管を取付け、一方
導管から延びているコア要素の端部を加速ペダル
に取付けることによつて設置される。導管の反対
側の端は、気化器に隣接して支持構造体に取り付
けられるので、コア要素の他端即ち反対側の端
は、スロツトル・バルブの操作レバーに取り付け
られる。しかしながら、しばしば気化器に隣接し
たコア要素の端部はスロツトル・バルブの操作レ
バーとの取り付けに必要な量導管から延びない。
このような取り付け中、加速ペダルはスロツト
ル・バルブの操作レバーと同様静止あるいはアイ
ドル状態にあり、もしスロツトル・バルブの操作
レバーに隣接するコア要素の端部が正確に位置決
めされないならば、スロツトル・バルブの操作レ
バーをコア要素の取り付けのために移動させなけ
ればならないので、その結果として加速ペダルは
アイドル状態にあるがスロツトル・バルブの操作
レバーはアイドル状態にはないということにな
る。導管から延びているコア要素の端部の位置、
即ちコア要素が導管から延びている距離は、導管
が延びている通路の長さを変えることによつて変
化しうる。

先行技術の説明 先行技術において知られている組み立て体で
は、取り付け作業の間、コア要素が導管の端部か
ら延びている距離を変えるために導管の長さの調
節が行なわれる。このような組み立て体のある型
式は支持構造体に取り付けうるようになつた支持
部材と、支持部材によつて長手方向に移動可能に
支持されかつ導管の端部に連結された滑動部材と
を有し、それによつて滑動部材が支持部材に対し
て移動すると、導管は長さが効果的に変化する。
支持部材は、係止部材あるいはラツチ部材を移動
可能に支持し、そして係止部材あるいはラツチ部
材は滑動部材に係合して、支持部材に対する滑動
部材の調節の長手方向の移動を制御する。導管の
長さを自動調節するために、滑動部材はラツチ部
材に対してラチエツトで動き、それによつて一度
組み立て体が取り付けられると、前述の状況のよ
うに、加速ペダルはコア要素を引張り状態にする
スロツトル全開位置まで押され、導管に長手方向
の力が発生し、それによつて滑動部材は適当な調
節位置まで支持部材に対してラチエツトで動く。
滑動部材の調節の増分はラチエツト装置の大きさ
の関数であり、即ち、ラチエツト装置の歯の大き
さや長手方向の長さで支配される。現在、滑動部
材の移動の増分が大きすぎるために問題が時々生
じている。しかしながらラチエツト装置や歯の大
きさを小さくするとそれに対応して係止歯の強度
が減少する。

本発明は係止歯の大きさや強度を減じないでこ
の問題を解決するものである。

発明の概要 本発明は、可撓性導管の内部で移動可能に支持
された運動伝達コア要素によつて湾曲した通路に
沿つて力を伝達し、コア要素の端部が導管の端部
から延びている型式の運動伝達遠隔操作組み立て
体に関する。この組み立て体は、導管を支持する
ための支持部材と、導管と係合し、支持部材に対
して導管の長手方向の移動を制御するための係止
装置とを有する。導管は、この導管に沿つて長手
方向に等距離間隔をへだてた複数個の係止歯を有
している。組み立て体は、係止装置が支持部材に
よつて支持され、歯と相互作用して隣り合う歯の
間の距離よりも小さい増分で長手方向に移動しな
いように導管を係止することを特徴とする。

先行技術の報告 コア要素の移動時に導管の長さの自動調節を達
成する総括的な概念を示したものとして、
William G.Bennett等の名で1972年５月16日に許
可された米国特許3662617号と、William G.
Bennettの名で1973年１月16日に許可された米国
特許3710645号があり、双方とも本発明の譲渡人
に譲渡されている。

この概念のより明確な例としては、William
G.Bennettの名で1982年５月25日に許可された米
国特許4334041号があり、本発明の譲渡人に譲渡
されている。

後者の特許は、湾曲した通路に沿つて運動伝達
コア要素によつて力を伝達するための運動伝達遠
隔操作組み立て体のシステムを開示しており、こ
れは支持部材を有し、支持部材は、導管と係合
し、この支持部材に対して導管の長手方向の移動
を制御するための単一の係止装置を有している。
係止装置は、単一のラツチ部材から成り、ラツチ
部材は、その開口部にある歯を介して滑動部材の
ラチエツト歯とかみ合う。ラツチ部材はスプリン
グによつて付勢されて滑動部材とかみ合い、スプ
リングはラツチ部材を滑動部材とかみ合い状態に
保持して、導管が適当な長さに調節されていると
きに、導管の長さの変化を防ぐ。

上記の先行組み立て体の全ては非常に満足すべ
きものであり、大抵の環境によく適合することが
立証されている。しかしながら、係止装置の強度
を犠牲にしないで滑動部材の最小増分の調節を可
能にする遠隔操作組み立て体が必要とされてい
る。

好ましい実施例の説明 本発明に従つて構成された運動伝達用遠隔操作
組み立て体を全体的に１０で示す。

組み立て体１０は、可撓性導管１２を含む。

導管１２は、有機重合体物質で作られた内側管
状部材のまわりに複数本の長いより線を螺旋状に
配置し、有機重合体物質のケーシングを長いより
線及び内側管状部材のまわりに配置した周知の型
式のものであるのが好ましい。

取付具１４が、導管１２の一端に取り付けら
れ、その取付具には、導管を自動車の車体のよう
な支持構造体に取り付けるために穴をもつフラン
ジがついている。可撓性運動伝達コア要素１６が
導管１２によつて移動可能に支持され、コア要素
の端部は導管の端部から延びている。

運動伝達コア要素１６は、図示のように、ワイ
ヤ部材であるが、ケーブル状に螺旋状にねじられ
た金属ストランドから成つていてもよい。連結部
材又は終端部材１８が、コア要素の端部に配置さ
れ、コア要素を操作部材に取り付けるのに用いら
れる。スラグ２０が、終端部材１８はコア要素上
に保持する。コア要素１６の反対側の端は、１８
で示すものと同様な終端部材を有するのがよい。
終端部材１８はコア要素１６に沿つて滑動でき、
操作部材から延びているピンの頭等を受け入れる
ためのポケツトを有する。

組み立て体はまた、第１図に仮想線で示した支
持ブラケツト２４のような支持構造体に取り付け
うるようになつた支持部材２２を包含する。支持
部材２２は、スナツプ嵌め装置２６によつて支持
構造体に取り付けうるようになつている。スナツ
プ嵌め装置２６は支持ブラケツト２４のような支
持部材の開口部を通して挿入され、支持ブラケツ
ト２４に取り付けられた支持部材２２を保持す
る。スナツプ嵌め装置２６に隣接して、支持部材
２２の一部を形成するフランジ２８がある。スナ
ツプ嵌め装置２６は1969年２月18日にAugust E.
Tschanzに対して付与され、本発明の譲渡人に譲
渡されている米国特許第3427894号の要旨を形成
する型式のものであるのが良い。支持部材２２
は、これを貫通する通路３０を有する。肩７２
が、支持部材２２から通路３０の中へ突出し、そ
して通路３０の長手方向軸線と平行に延びてい
る。導管１２は通路３０で移動可能に支持された
滑動部材３２を有する。滑動部材３２は、導管１
２のプラスチツク外部のまわりに成形された硬い
有機重合物質のものであるのが好ましい。滑動部
材３２は、その両側に滑動部材３２の長手方向軸
線と平行に延びている肩６６を有する。滑動部材
３２の頂部分の中央に配置されている溝６８が、
滑動部材３２の長手方向軸線と平行に延び、支持
部材２２から通路３０の中へ下方に延びている案
内装置７０がこの溝６８に係合する。肩６６及び
溝６８とタイプである案内装置７０は遠隔操作組
み立て体の安定性を増大させる。回るダスト・カ
バーおよび又はコア・ワイパー３４が滑動部材３
２の端部で回りソケツトを介して支持される。

支持部材２２はまた一対の案内路３６と３８を
有し、これらの案内路は通路３０に対して横方向
に支持部材２２を通して延びている。組み立て体
はまた、交互に相互作用する係止装置を有し、そ
してこの係止装置は導管の滑動部材３２と交互に
係合して支持部材２２に対する導管の長手方向の
移動を交互に制御する一対のラツチ部材４０と４
２を有する。より明確にいうと、一方のラツチ部
材を滑動部材３２と係合させるときは、他方のラ
ツチ部材ははずされる。これにより、ラツチ部材
４０，４２は、導管１２の隣接した係止歯５８間
の距離よりも小さい増分で移動させて、長手方向
に移動しないように導管を係止することができ
る。

更に、いずれかのラツチ部材４０又は４２を滑
動部材３２と係合させるときは、滑動部材３２の
肩６６は支持部材２２から通路３０の中へ延びて
いる肩７２に接触し、組み立て体に対して一層の
支持と安定性を与える。

ラツチ部材４０，４２は、案内路３６，３８で
夫々移動自在に支持され、そして夫々開口部４
４，４６を有し、滑動部材３２はラツチ部材４
０，４２の下部の開口部４４，４６を夫々通して
延びる。ラツチ部材４０，４２は、上端部に夫々
位置決めされた上部開口部４８，５０を有する。
矩形のキヤツプ部材５２が、リツプ７４と７６を
有し、リツプ７４と７６はキヤツプ部材５２の
各々の側からキヤツプ部材５２の長手方向軸線に
沿つて水平方向外方に延びている。キヤツプ部材
５２は、支持部材２２の保護壁５４の内部に配置
され、付勢装置５６によつて上方向に押されてい
る。リツプ７４，７６は、ラツチ部材４０，４２
の開口部４８，５０を通して夫々延び、ラツチ位
置決め装置８０を有し、このラツチ位置決め装置
は、各リツプ７４，７６の下面から下方に突出し
ているタブであり、ラツチ部材４０，４２のノツ
チ８４と夫々かみ合う。詳細には、キヤツプ部材
５２は上方に付勢されているので、リツプ７４，
７６を介してラツチ部材４０，４２も上方に付勢
される。こうして、ラツチ部材４０，４２の開口
部４４，４６の下縁に構成された歯６０，６２が
上方に付勢されて滑動部材３２の複数の係止歯５
８を係合する。リツプ７４，７６のラツチ位置決
め装置８０は、互いに非対称対向位置に配置さ
れ、ラツチ部材４０，４２は、このラツチ位置決
め装置８０を受けるように位置決めされたノツチ
８４を備えている。この仕方では、組立の際、正
しいラツチ部材をキヤツプ部材５２の正しいリツ
プと係合させることができる。

第５図に示し、ラツチ部材４２のノツチ８４と
かみ合つているリツプ７６のラツチ位置決め装置
８０はリツプ７４にもありラツチ部材４０のノツ
チ８４とかみ合うが、ラツチ位置決め装置８０と
ノツチ８４はともに、第５図の中心線の反対側に
位置する。即ち、リツプ７４のラツチ位置決め装
置とラツチ部材４０のノツチは第５図に示すよう
にリツプ７６とラツチ部材４２に関して非対称で
あり、逆である。要するに、ラツチ部材４０，４
２は、導管１２の滑動部材３２の係止歯５８と係
合するように作用し、ラツチ位置決め装置８０
は、本発明の装置の組立の際、正しいラツチ部材
が正しいリツプと確実に組み合わされるように作
用する。

キヤツプ部材５２はまた案内装置８６と８８を
有し、これらの案内装置は大きさが等しくない突
出部であり、矩形のキヤツプ部材５２の短い方の
側の両側から水平方向外方に延びている。案内装
置８６は、保護壁５４にあるスロツト９０とかみ
合い、案内装置８８は保護壁５４に、スロツト９
０と対向して配置されているノツチ９２とかみ合
う。前述の案内装置は、本発明の組み立てを助け
るのみでなく、使用に際しての安定性を与えるの
に役立つ。付勢装置はコイル・スプリング５６か
らなり、コイル・スプリング５６は支持部材２２
とキヤツプ部材５２との間で作用してキヤツプ部
材５２を押してラツチ部材４０，４２と係合さ
せ、ラツチ部材は、滑動部材３２の位置に応じて
導管の滑動部材３２に交互に係合する。キヤツプ
部材５２は、ラツチ部材４０と４２のいずれか一
方を独立にはずし、他方をかみ合つたままにする
ように付勢装置５６に関して回動させることがで
きる。又、付勢装置５６により、所定の力に応じ
て、ラツチ部材４０，４２を移動させて滑動部材
３２との係合をはずすことができる。スプリング
５６の下端は支持部材２２の空所の内部に配置さ
れ、一方上端はキヤツプ部材５２の下面に係合す
る。

相互作用するラチエツト装置は、滑動部材３２
の複数個の係止歯５８と、ラツチ部材４０と４２
の開口部４４，４６の下縁によつて夫々構成され
た単一の歯６０，６２とから成り、コア要素を通
して導管に加えられる所定の長手方向の力に応じ
て、このラチエツト装置により、導管２２を支持
部材２２に対して長手方向に自動的に移動させ、
それによつてコア要素が導管から延びている距離
を調節することができる。これは、一対のラツチ
部材４０，４２が、導管の係止歯５８と独立的に
係合し、且つ、導管１２の隣接した係止歯５８間
の距離、すなわち、係止歯５８のピツチよりも小
さな増分の調節を得ることができるように、隣接
した係止歯間の距離、すなわち、係止歯のピツチ
の複数倍でない距離離して支持されていることに
基づく。

前述のように、引張がコア要素１６に発生して
いる状態では、そのとき曲りくねつた通路の導管
には力が加えられて導管は支持点間の長さが短縮
し、そのような状態では、滑動部材３２は、調節
位置へ前方にラチエツトで動く。滑動部材３２に
交互に係合する複数のラツチ部材を利用すること
により、滑動部材３２の調節運動の増分がより小
さくもつと正確になるとともに相互作用するラチ
エツト装置の係止強度を維持する。更に、勿論、
ラツチ部材４０，４２を手動でスプリング５６に
抗して、導管１２の効果的な長さを手動調節して
もよい。特に、滑動部材の歯５８とラツチ部材４
０，４２の各々の単一の歯６０，６２はラチエツ
ト作用の形体を有しているから、ラツチ部材のい
ずれか一つ４０又は４２を係合させながら、滑動
部材３２を支持部材２２に対して第３図に示した
ように、左の一方向に移動させることができる
が、いずれかのラツチ部材を係合させながら、反
対方向へのこの運動を阻止し、それによつて導管
の効果的な長さの自動ラチエツト調節を行う。

組み立て体はまた、感温装置を有し、この感温
装置はスプリング５６と平行して支持部材２２と
キヤツプ部材５２の間で作用する細長いスラグ６
４から成り、この細長いスラグ６４は所定の温度
範囲内では所定の力に応答してラツチ部材４０，
４２を移動させ、所定の温度範囲外の温度ではラ
ツチ部材４０，４２を移動させるのには所定の力
以上の力を必要とする。キヤツプ部材５２は、キ
ヤツプ部材５２からスラグ６４の中へ延びている
ピン５３を介してスラグ６４と相互作用する。ス
プリング５６とスラグ６４は、支持部材２２のカ
ツプ６５の内部に配置されかつカツプ６５で支持
される。スラグ６４の作用は、1982年５月25日に
William G.Bennettに対して付与され、本発明の
譲渡人に譲渡された米国特許第4331041号の要旨
を形成する型式のものであるのが良い。特に、ス
ラグ６４は、通常の周囲温度範囲ではラツチ部材
４０，４２の通常の操作を許容するが、温度が通
常の周囲温度以下になつたときにはラツチ部材の
動きに対して大きな抵抗を与える。

一例として、スラグ６４は、自動車工場での組
み立ての間は、スプリング５６と相互作用してラ
ツチ部材４０と４２に影響を与えないで、導管の
望ましい調節長さを得る。

しかしながら、自動車が低温を受けてコア要素
１６によつて伝達されるのに必要な力が増大する
ならば、スラグはラツチ部材４０と４２を移動さ
せるのにより大きな力を必要とするようにもつと
抵抗し、それによつて導管の長さが自動的にある
いは不注意な調節によつて望ましくない位置に移
動するのを防止する。

スラグは温度低下につれて硬度が増す通常は弾
力性のある有機重合体物質で作られている。認識
されるように、スプリング５６とスラグ６４はラ
ツチ部材４０，４２のかみ合わせの解除運動の際
に圧縮状態におかれる。

或る好ましい実施例では、スラグ６４は６０と
９０の間にデユロメータを有するポリアクリルで
作られた。

コア要素１６とラツチ部材４０，４２とスプリ
ング５６を除いて、部品は全て有機重合体物質あ
るいはプラスチツク材料で作られるのが好まし
い。

本発明を例示の方法で説明したが、使用した用
語は限定的用語ではなく説明的用語のものである
ことを理解すべきである。

明らかに、本発明の多くの修正や変更が上記の
教示に照らして可能である。それ故、添付の特許
請求の範囲（参照数字は単に便宜的なものにすぎ
ず、何らの制限を課するものではない）の範囲内
で、本発明を特に説明した以外の仕方で実施する
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好ましい実施例の側面図、
第２図は第１図の線２―２における拡大平面図、
第３図は第２図の線３―３における断面図、第４
図は第３図の線４―４における断面図、第５図は
第３図の線５―５における断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 運動伝達コア要素によつて湾曲した通路に沿
   つて力を伝達する形式の運動伝達遠隔操作組立体
   であつて、 前記組立体は、両端部を有する可撓性導管と、
   該導管によつて移動可能に支持された可撓性運動
   伝達コア要素と、前記導管を支持するための支持
   部材と、前記導管に係合可能で前記支持部材に対
   する前記導管の長手方向移動を抑制するための係
   止装置を備え、 前記導管は、その長手方向に沿つて形成された
   複数の係止歯を有し、 前記係止装置は、前記係止歯に独立して係合す
   るための少なくとも２のラツチ部材を備え、前記
   ラツチ部材は、隣接した係止歯の間の距離の倍数
   でない距離間隔を隔てて前記支持部材によつて支
   持され、これによつて、隣接した係止歯の間の距
   離より小さな調整増分を可能にするために、前記
   複数のラツチ部材のうちの１つのラツチ部材だけ
   が任意の所定位置で前記係止歯と係合しており、 前記組立体は、更に、前記支持部材に対して相
   対移動することができ、且つ、前記ラツチ部材に
   作動的に連結されたキヤツプ部材と、 前記支持部材とキヤツプ部材との間で作用し、
   且つ、前記ラツチ部材を付勢して前記係止歯に係
   合させるための付勢装置とを備え、 前記キヤツプ部材は、前記ラツチ部材のうちの
   一方または他方を前記係止歯から解放して前記導
   管を長手方向に移動させるために、前記付勢装置
   に抗して前記支持部材に対して相対移動すること
   ができる、 ことを特徴とする運動伝達遠隔操作組立体。 ２ 上記ラツチ部材は、第１の端部及び第２の端
   部に開口部を有するプレートであり、上記導管は
   第１の端部の開口部通して延びている、ことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の組立体。 ３ 上記キヤツプ部材は、上記ラツチ部材のうち
   一方又は双方を上記係止歯から解放して上記導管
   を長手方向に移動させるために、ラツチ部材の第
   ２の端部の開口部を通して延びる周辺リツプを有
   する、ことを特徴とする特許請求の範囲第２項に
   記載の組立体。 ４ 上記リツプは、上記ラツチ部材に設けられた
   ノツチと係合するラツチ配向装置を備えているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の組
   立体。 ５ 上記キヤツプ部材は、上記ラツチ部材と係合
   するように上記付勢装置によつて付勢され、上記
   ラツチ部材の一方が独立して係合解除され他方が
   係合したままであるように、上記付勢装置に対し
   て回動することができることを特徴とする特許請
   求の範囲第４項に記載の組立体。 ６ 上記ラツチ配向装置は、各リツプの下面から
   下方に突出したタブであることを特徴とする特許
   請求の範囲第５項に記載の組立体。 ７ 上記支持装置は、貫通通路と、該通路を横断
   して延びた複数の案内路と、該案内路内で移動可
   能に支持された上記ラツチとを備えていることを
   特徴とする特許請求の範囲第６項に記載の組立
   体。 ８ 上記キヤツプ部材は矩形であり、安定性を備
   えるための案内装置を備えていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第７項に記載の組立体。 ９ 上記案内装置は、上記支持部材の一方の側に
   設けられたスロツトの中に延びた突出部と、上記
   支持部材の他方の側に設けられたノツチの中に延
   びた突出部とからなることを特徴とする特許請求
   の範囲第８項に記載の組立体。 １０ 上記突出部は異なつた大きさであり、上記
   矩形キヤツプ部材の短い方の側面から外方に水平
   に延びている、ことを特徴とする特許請求の範囲
   第９項に記載の組立体。