JPH0353144Y2 - - Google Patents

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JPH0353144Y2
JPH0353144Y2 JP17924583U JP17924583U JPH0353144Y2 JP H0353144 Y2 JPH0353144 Y2 JP H0353144Y2 JP 17924583 U JP17924583 U JP 17924583U JP 17924583 U JP17924583 U JP 17924583U JP H0353144 Y2 JPH0353144 Y2 JP H0353144Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、力測定装置に関し、特にこれに検
出器を取付けるための取付具に関する。
従来、上記の力測定装置には第1図及び第2図
に示すようなものがあつた。第1図において、2
は主弾性体で、水平梁部2a,2b、垂直梁部2
c,2dからなるロバーバル式に形成されてい
る。この主弾性体2は、水平梁部2aの一端部を
外方に突出させており、その突出部2eで固定部
4に固定されている。同様に、水平梁部2aの他
端部が外方に突出しており、これが作用部2fと
されている。また垂直梁部2dには、被計量物品
を載置するための皿6が設けられている。
水平梁部2bの上方には、これとは間隔を隔て
てかつ平行に載台6を貫通して副弾性体8が配置
されており、その一端部8aはライナー10を介
して突出部2eに固定されて片持ち梁とされ、そ
の他端部8bが作用部とされている。
主弾性体2と副弾性体8との作用部2f,8b
間には弦12がボルト14,16によつて直接に
取付けられ、その周囲には弦12に対して直角に
磁界を印加するよう磁石18が配置されている。
この弦12の両端には第2図に示すような発振器
20が接続されている。
この力測定装置では、載皿6に被計量物品を載
せて主弾性体2の垂直梁部2dに下向きの荷重W
を印加すると、垂直梁部2dには荷重Wに比例し
た撓み△1が生じ、弦12の下端を下方に引張
る。弦12に加わつた張力Pは、副弾性体8の作
用部8bに作用し、これを下方に△2撓ませ
る。ここで、主弾性体2のばね定数K1、副弾性
体8のばね定数をK2とし、弦12の伸びを無視
すると、 P=△2・K2 が成立し、かつ△2=△1=△であるの
で、 W=△(K1+K2) P=W・K2/(K1+K2) となり、張力Pが荷重Wに比例し、Pを測定する
ことにより荷重Wを測定できる。
張力Pは、弦12、永久磁石18、発振器20
によつて次のようにして測定できる。すなわち、
弦12にはその長さ方向に対して直角に磁界が印
加されており、張力Pによつて弦12がわずかに
磁界を切る方向に撓むと、フレミングの右手の法
則に従つて弦12に電流が流れ、この電流は第2
図に示すように発振器20を構成する増幅器22
にコンデンサ24を介して供給され、ここで増幅
された後に抵抗器26を介して弦12側へ帰還さ
れる。これによつて、弦12はさらに磁界を切る
方向に撓む。この弦12は増幅器22から与えら
れるエネルギと弦12の曲げ応力とが釣り合う位
置まで撓み、逆方向に戻る。これによつて、弦1
2には逆向きの電流が流れ、その逆向き電流は上
述したのと同様に増幅されて弦12に供給され、
反対向きに弦12を撓ませる。以後、これを繰返
し、周波数fの振動をする。この周波数fは、 で求められる。ただし、nは振動の高周波数、
は弦12の有効長、gは重力加速度、rは弦12
の単位長さ当りの質量である。従つて、増幅器2
2の出力の変化回数を測定して周波数fを測定
し、これによつて張力Pを測定でき、当然に荷重
Wを測定できる。
このような力測定装置では、ボルト14,16
を用いて直接に主弾性体2、副弾性体8の作用部
2f,8bに取付けているので、弦12を取付け
る際や磁石18を取付ける際に、主弾性体や副弾
性体に振動や衝撃のような外部応力が加わると、
弦12を傷つけたり、ねじれや曲げが弦12に生
じたりして、測定精度に悪影響を及ぼすことがあ
つた。
この考案は、弦のような力検出器を取付ける際
に外部応力が加わつても力検出器を損傷したり、
力検出器に曲げやねじれが生じないようにするた
めの力検出器の取付具を提供することを目的とす
る。
そのため、この考案は、主弾性体の作用部に取
付けられる第1の板状部と、副弾性体の作用部に
取付けられる第2の板状部と、第1及び第2の板
状部間に両者を結合する状態に設けた結合部とこ
の結合部を第1及び第2の板状部から取外し可能
とするために結合部及び両板状部間に設けた薄肉
部を有している。第1及び第2の板状部の作用部
間には、力検出器が設けられる。
このように構成すると、第1の板状部を主弾性
体に、第2の板状部を副弾性体にそれぞれ取付け
た際、第1及び第2の板状部は、結合部によつて
結合されているので、主弾性体や副弾性体に外部
応力が加わつても、両者の間隔は変化せず力検出
器を損傷したり、ねじれや曲げが力検出器に生じ
たりすることはない。そして、薄肉部を利用して
結合部を第1及び第2の板状部から除去し、主弾
性体と副弾性体との拘束を解くと力測定装置とし
て使用できる。
以下、この考案を第3図乃至第8図に示す1実
施例に基づいて詳細に説明する。各図において、
30は第1の板状部で、第6図に示す主弾性体3
2の幅寸法に等しい幅寸法を有し、主弾性体32
の高さ寸法よりも幾分短かい高さ寸法を有する矩
形に形成してある。そして、第1の板状部30
は、その下端部が主弾性体32の下端部に一致す
るように、即ち第1の板状部30の上端部が主弾
性体32の上端部よりも下方に位置するように取
り付けられる。
このように第1の板状部30の上端部が主弾性
体32の上端部よりも下方に位置しているので、
第2の板状部38を副弾性体36に取り付けられ
るようにするため、主弾性体32と副弾性体36
との間隔よりも長い間隔Lを隔てて第2の板状
部38が第1の板状部30の上方に配置されてい
る。なお、第1の板状部30の高さ寸法を主弾性
体32の高さ寸法に一致させた場合には、上記の
間隔Lをに等しくすればよい。第2の板状部3
8は副弾性体36と同一の幅寸法及び高さ寸法を
有する矩形に形成してある。
また、第1及び第2の板状部30,38の両外
側には、これらをつなぐようにコ字状の結合部4
0,40がそれぞれ設けられている。らにこれら
結合部40,40における第1及び第2の板状部
30,38との隣接部分には溝42,42が形成
されている。
これら第1及び第2の板状部30,38、結合
部40等は導電性金属によつて一体に成型されて
いる。
第1及び第2の板状部30,38間には、力検
出器として弦44が張設されている。張設のため
に第1の板状部30に押え金具46,46を、第
2の板状部38に押え金具48,48を設けてあ
る。50,52はこれら押え金具46,46,4
8,48を第1及び第2の板状部30,38に固
定するためのボルトである。54はねじ挿通孔
で、第1の板状部30を主弾性体32に取付ける
ためのねじ56,56を挿通するためのものであ
る。58もねじ挿通孔で、第2の板状部38を副
弾性体36に取付けるためのねじ60,60を挿
通するためのものである。62は、後述する発振
回路基板64を主弾性体32に取付けるための孔
である。
この取付具を利用して、弦44は次のようにし
て主弾性体32及び副弾性体36に取付けられ
る。なお、主弾性体32と副弾性体36とは第6
図に示すように一体に形成されている。まず絶縁
シート66を介して第1の板状部30を主弾性体
32にねじ挿通孔54,54に通したねじ56,
56によつて取付ける。同様に第2の板状部38
を副弾性体36に直接にねじ挿通孔58,58に
通したねじ60,60によつて取付ける。次に、
弦44の両側に磁石68,68・・・が位置する
ように磁石68,68・・・を取付けたヨーク材
70,70をそれぞれ第1の板状部30にねじ7
2,72によつて取付ける。ヨーク材70,70
は第8図に示すように横断面形状がu字状をなす
ものであつて、また第6図に示すように位置決め
用に第1の板状部30に接する面側が一部切欠れ
ている。例えば、このようにヨーク材70,70
を取付ける際に誤つて副弾性体36に振動を与え
ても、第1及び第2の板状部30,38は結合部
40によつて結合されているので、両者の間隔は
変化せず、弦44に外部応力は加わらない。
次に発振回路基板64をねじ74,76、導電
性デイスタンス78,80を介して主弾性体32
に取付ける。ただし、ねじ74はデイスタンス7
8に通されて孔62を介して主弾性体32に螺合
させるが、ねじ76はデイスタンス80を通して
第1の板状部30に螺合させている。これは、主
弾性体30と副弾性体38とを一体に形成してあ
るからである。
最後に、溝42,42,42,42に沿つて結
合部40,40を何回か折り曲げて、結合部4
0,40を第1及び第2の板状部30,38から
取り外す。これによつて取付は終了する。
上記の実施例では、力検出器として弦44を使
用したが、他に水晶振動子、音叉、半導体等を用
いた力検出器を用いることもできる。また主弾性
体32と副弾性体36とを一体に形成したものに
取付けたが、第1図に示した従来のものと同様に
主弾性体と副弾性体とがそれぞれ別個に形成した
ものにも取付けることもできる。また、副弾性体
を主弾性体の上方に設けて張力を検出するように
したものに取付けたが、副弾性体を主弾性体の下
方に設けて圧縮力を検出するようにしたものにも
取付けることもできる。さらに主弾性体はロバー
バル式のものを示したが、片持ち梁式のものを使
用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の力測定装置の正面図、第2図は
同装置の回路図、第3図はこの考案による力検出
器の取付具の1実施例の平面図、第4図は同実施
例の正面図、第5図は同実施例の左側面図、第6
図は同実施例の取付具を用いて力検出器を取付け
た力測定装置の縦断側面図、第7図は同装置の正
面図、第8図は第7図のA−A線に沿う断面図で
ある。 30……第1の板状部、32……主弾性体、3
6……副弾性体、38……第2の板状部、40…
…結合部、42……溝(薄肉部)、44……弦。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端部を固定され他端部を作用部とした主弾性
    体と、この主弾性体の上方または下方に所定の間
    隔を隔てて配置され一端部を固定され他端部を作
    用部とした副弾性体とを有する力測定装置の上記
    主弾性体及び副弾性体の作用部間に力検出器を取
    り付けるための取付具であつて、 上記主弾性体の作用部に取り付けられると共に
    上記力検出器の一端部が固定される第1の板状部
    と、上記副弾性体の作用部に取り付けられると共
    に上記力検出器の他端部が固定される第2の板状
    部と、第1及び第2の板状部間に両者を結合する
    状態に設けられた結合部と、この結合部を第1及
    び第2の板状部から離脱可能に上記結合部と上記
    各板状部との間に設けた薄肉部とを、具備する力
    測定装置への力検出器の取付具。
JP17924583U 1983-11-18 1983-11-18 力測定装置への力検出器の取付具 Granted JPS6086936U (ja)

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JP17924583U JPS6086936U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 力測定装置への力検出器の取付具

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JPS6086936U JPS6086936U (ja) 1985-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2506300Y2 (ja) * 1989-08-14 1996-08-07 大和製衡株式会社 弦振動式力測定装置における弦保護ストッパ

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JPS6086936U (ja) 1985-06-14

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